アウトドアシーズンが終わり、インドアシーズンの準備を

IMG_20140906_175331世界戦のアウトドアが終わり、日本でももう少しで全日本ターゲットの申請が締め切られます。

Marrakesh_2014_vector

次の世界戦はインドア・ワールドカップ2014/15のステージ1で、モロッコで行われます。11月の8日~9日と2か月後です。その頃にはウィン&ウィンなど韓国勢以外の主だったメーカーの2015年商品の発表はすべて終わっているので、さっそく2015年モデルで出場する選手がいるかもしれないですね。

現在、CXのCXLプロの自分用の矢を作りながら、商品説明を書いているところです。もうしばらくお待ちください。

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また、スグル(Sugru)で作る22度グリップの記事ももうすぐ完成するとのことです。かたまるを待っているそうです。週末の試合でさっそく試している選手がおり、先を越されました…。


ワールドカップ2014リカーブ、マーカス選手が決勝進出でシュートオフへ

ブラジル_マーカス選手2014先日紹介したユニークなキッサーの使い方をするマーカス選手が、ジェーク・カミンスキー選手などを破って決勝に進出。

決勝2014_エリソン決勝の対戦相手は、オ・ジンヘク選手リック選手を破って決勝に進出したエリソン選手。

決勝2014_エリソンセット33セット目を終わって3ポイントで同点。

決勝2014_エリソンセット54セット目はどちらも27点で同点。5セット目はエリソンが2本10点で最終射9点で優勝を決められる場面…

決勝2014_エリソンセット6で、8点を射って、決勝戦はシュートオフへ。

決勝2014_エリソンセット7決勝2014_エリソンセット8シュートオフでは両選手ともに9点ですが、エリソン選手の方がより10点に近いところにヒットし、エリソン選手がワールドカップファイナル2014・リカーブ優勝、16歳のマーカス選手が準優勝となりました。見ごたえのある試合です。

残りの試合では、一回戦のエリソンXジンヘク戦もシュートオフへと続く熱戦となりました。ぜひ、ご覧下さい。

前記事の続きで、決勝に進出した4選手の使用リムは下記の通りです。

女子決勝
WIN ROMAN A クアトロリム
CHENG M MK マッハ3

男子決勝
WIN ELLISON B クアトロリム
DALMEIDA M クアトロリム

2014年のアウトドアはホイットの今季発売の新商品クアトロリムの圧勝だったという結果でした。

これからインドアシーズンですかね。


ディートン選手がワールドカップファイナル・コンパウンド優勝!!

wcf_da1_7426(World Archeryより)

年初から注目してきたディートン選手彼のセッティングを自分でテストし、687-684という全日本選手権の申請点をゲットし、全米選手権でもベスト8の8名の選手中3名がゴールドチップを使用し、コンパウンドのシャフトではこの話ばかりしていた気もするこの何か月間でしたが、締めくくりでディートン選手が大本命と目されていたレオ・ワイルド選手を破り、決勝ではICEベインを開発したピエール選手を大差で破り、ワールドカップファイナルで優勝しました!!

ライブで見ていましたが、感動しました!! 最高の気分で…した…今日試合で6Mしたので…はい。


マーカス選手のキッサー(??)の使い方

Marcus_Vinicius_DAlmeida新しくアップされたインタビュー動画で、ワールドカップファイナルに(記憶が正しければ)最年少の16歳で出場するブラジルのマーカス選手(Marcus Dalmeida)が取り上げられています。

この選手のシューティングスタイルの中でも、特に特徴的なのが、キッサーの使い方です。いや…キッサーではないのかな??

kieer_new探しては見たのですが、はっきり写っている写真がなかったので、わかり辛いですが…これで。ストリングのノッキングポイントの上に、サービングを何重にも巻いて作るタイプのキッサーらしきものが写っているかと思います。

kieer_new2マーカス選手の場合、これを唇に当てるのではなく、鼻に当てることでアンカーの位置の安定をはかっています。なかなか、興味深い使い方かと思います。

動画を見ればわかると思いますが、彼はアンカーをまっすぐ引いてくるのではなく、少し下からつけてくるタイプの選手です。ただ単純にまっすぐ引いてアンカーにつける場合、このチェック方法では違和感を感じるかもしれません。まぁ、でも、サービングとサーバーがあれば、原価50円くらいで手軽に試せると思いますので、時間がある時に試してみてはいかがでしょうか。


HAMSKEA Versa RESTが新しくなりました。

あると便利なちょっと変わったアーチェリー用品(と言ったら叱られますが)でおなじみのHAMSKEA(ハムスキー)から絶賛発売中の“神レスト”「Versa REST」(ヴァーサレスト)が、マイクロ調整機構を搭載して新登場となりました。

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*従来のマイクロ調整機構のないモデルも引き続き販売中です。

上下(縦方向)の調整、左右(横方向)の調整は、ロックネジを緩めて本体を適宜動かし、再度ロックネジを締める手順となりますが、これだとロックネジを締める最中にもしかするとズレたりする可能性もありました。

このロックネジ~調整の部分で、もう一か所、本体を移動させる際にネジを使うことでさらに微調節ができ、しかもロックネジを締めこむ際のズレも起きないという目的で設計が見直されました。

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*赤矢印・・・ロックネジ

*黄矢印・・・マイクロ調整ネジ

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そもそもこのレスト、なにが“神”なのか。

それは、この1台で、、、、、

・リムドライブ(上リムor下リム)/フォールアウェイ

・ケーブルドライブ/フォールアウェイ

・スプリングテンションレスト

・ブレードテンションレスト

と、実に1台4役の対応が可能な優れたマルチレストなのです。

このレストにマイクロ調整機構が追加された、と言う事なんです。

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さらにこのハムスキーから、もう一つこんなパーツが発売されました。

「Versa Overdraw」(ヴァーサオーバードロー)

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レストブレードの先端と矢が接触するポイントを従来の位置よりも後ろ(射手の顔に近づく方向)へずらし、発射の際の矢に伝わるトルクを低減させようという目的で「AAEフリークショウ・ロングマウント」等をはじめとするオーバードローレストが 販売されていますが、ハムスキーから今回発売されたこの商品は、現在お手持ちのレストを使ってお手軽にオバードローレストに変貌させようというエクステンションパーツとなっています。

延長できる幅は、約1インチ~約2インチ。

まず最短位置で取り付けただけで約1インチ下がります。それが最大2インチまでとなります。

と言う事は、最近のHOYT弓はテックハンドルになっているので、デザイン上その時点で無理です。残念ながら使用出来ません。

HOYT以外のモデルで使用が可能となっています。

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イラストは、ハムスキー/Versaレストをあてがったイメージです。実際は下の写真です。

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同一メーカーなので当然バッチリピッタリです。

では、他のメーカーのレストはどうか?

今回試したのは、トロフィーテイカー、スポットホッグ、AAEフリークショウです。

ポイントはレスト取り付け部の幅です。

この部分の内幅が約23ミリなので、おのずと23ミリ以下の幅を持つレストに限られてきます。

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結論から言うと、今回のレストの中では約19ミリのトロフィーテイカーだけが取り付可でした。

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その他のメーカーのレストは幅が合わないため不可となりました。

見た目からしてかなり大がかりな部品になるので、好みが分かれる部分かも知れませんね。


クアトロリムは実戦でも良いリムだった

wcf_da1_6424間もなく、ワールドカップファイナルが始まります。

今年のワールドカップファイナルにたどり着いた8名のトップ選手。上記の写真は男子の練習風景を写した一枚。全員がクアトロリムを使用しています。

クアトロリムが発売されて1か月でこのリムの評価を行い、昨年末に現在の市場で最も優れているリムとして1年間販売してきましたが、アウトドアシーズンの1年間の締めくくりの試合で、実戦でも同じ結果になり、ちょっと安心しました。まだ、リムの評価方法で改善すべき点はありますが、基本的な理論はこれでよいのだろうと思っています。

・ホイットのクアトロリム 評価テスト その1 - 設計と矢速
・ホイットのクアトロリム 評価テスト その1.5 - 全テスト終了
・ホイットのクアトロリム 評価テスト その2 - 良いリムです。

ちなみに、男子では8選手中6名がクアトロリム、1名がウィン&ウィンのリム、1名がMKのリムです。ウィン&ウィンのリムを使用しているのは世界ランキング172位の地元スイス出場枠の選手なので、実質的にはMKが踏ん張っている頑張っているという状況になっています。今年のアウトドアうシーズンは予想通り、クアトロリムの圧勝で終わりそうです。

2015年のホイットはクアトロを引き続き販売すると思われます。道具屋として、今後予定されているものでクアトロを超える可能性のあるものはMKが発表したベラ3(ベラシティ-12月ごろ入荷?)と、ウィン&ウィンの2015年の新しいリム(2015年春入荷?)課と思うので、それらがどれほどのものかに期待して、2015年を迎えることになりそうです。

live_worldcupfinal2014中継開始まで残り3時間半です。

Rick VAN DER VEN クアトロ
Brady ELLISON クアトロ
OH Jin Hyek クアトロ
Pierre PLIHON クアトロ
Jake KAMINSKI クアトロ
Marcus DALMEIDA クアトロ
Florian KAHLLUND F1440 MK
Adrian FABER W&W ex power


Strother Archeryも2015年シュートスルーモデル Moxie XIVを発表

Strother_Archery明日からワールドカップファイナルです。これがアウトドアの世界戦の見納めです。

さて、ダートンオブセッションボウに続き、アメリカの新興メーカーのStrother Archeryからも2015年モデルのシュートスルー”Moxie XIV”が発表されました。
10614410_811455785573252_3890423446484974271_nプロショップThe Bow Shopさんのページにさっそく写真が掲載されていますが、写真を見る限りでは、OKアーチェリーなどが採用しているデュアルシュートスルー設計を採用しています。これはライザーシュートスルー(左右対称的なハンドル)とケーブルシュートスルー(対称的なケーブル配置)によって、トルクやカムの傾きをなくそうとする設計です。

2013年モデルまではほぼハンティング設計のハンドルしかなく、最近になって、カーターの社長がターゲットでこのメーカーの弓を使いだしていますが(マシューズから移行)、2015年にはターゲットモデルを本格的に作ってくるかもしれないですね。

現在、カーターさんにいろいろと聞いているところです。


ダニエル・ブラウンさんがセッティングについて教えてくれました。

女子コンパウンド_イギリス_ダニエルブラウン最近、チームCXに加わってくれたダニエルブラウンさんとメールして、セッティングについていろいろと教えてもらいました。

イーストンのX10プロツアーからカーボンエキスプレスに変えた理由については、私信に近いものがあるので、ここには書けませんが、現在のダニエルブラウンさんの弓具セッティングは下記の通りです。みなさんの参考になれば幸いです。

Danielle_Brown_archery_nano_pro_2
弓: ホイット プロコンプエリート 50ポンド & Faktor ターボ 50ポンド
シャフト: CX ナノ・プロ 550
ノック : バイター ハンターピンノック
羽根 : ボーニング X Vanes 1.75″
ポイント : CX 工具鋼ポイント 120gr
ドローレングス : 27″

イギリス選手権では3位でしたので、次の世界戦に期待です。

ボーニング X Vanes 1.75″は現在取扱いしていませんが…どーしようかなと。。


ホイット F7リム新規取扱い終了

ホイットF7リム終了ホイット(HOYT)の2015年ラインナップの発表は10月16日あたりを予定していますが、それに伴い、本日よりF7リムの取り扱いを終了します。

現在では多くの選手がホイット(HOYT)のクアトロリムを使用していますが、F7リムが登場するまで、一時期、トップ選手が使用するリムがほぼウィン&ウィンだった時期がありました。リムでウィン&ウィンに引き離されたホイットの反撃になった記念すべき、自分にとっても思い出深いリムです。

現在カートで表示されているサイズのみのと取り扱いとなります。在庫がないサイズに関しては、新規の取り寄せ注文の取り扱いを終了とさせていただきます。ご理解ください。


【続報】MKコリアの新しいハンドル(シャーク)

Shark_mk_archery_riserMKの人に連絡を取ったら、従業員のフェイスブック見たほうが早いよ~という回答。このハンドルは(仮)シャークという名前で、正式なハンドルの名前を募集しているそうです。応募はフェイスブックにて。SNSの時代ですね。

ということで、しばらく、価格や納期情報以外は友人のフェイスブックのページの情報を使わせていただきます。

これはシャークハンドルのリムボルト付近の写真。ILF(GP)タイプで使用するときにはフォーミュラ用のリムボルト位置にアッパーを取り付けできる仕様にするようです。あとは…ステルスショットも装着できれば完ぺきですねw