アーチェリー場としてなにか特徴は必要ですが、この土地(傾斜地)の特徴としてはたくさんの立派な木が生えているので、ツリーアーチェリー経験ができるようにしたいと思っています。私の知る限りでは、日本初だと思いますが、もしすでにやっている場所があれば連絡いただければ、撤回させていただきます。
まずは前回の作業小屋の仕上げ作業、一応、高価な電気工具があるので、鍵がかかる収納を1箇所だけ。
こんな感じで作業小屋は完成です。
ツリーアーチェリーは一般的にはツリースタンドを使用しますが、初心者には難しい&指導することも困難なので、ツリーデッキを使用することとします。今回はこの木にツリーデッキを作ります。
初めて作るものなのですが、色々と脳内でシミュレーションしたところ、プロセスとしては、設計+組建て+高所作業の3つがポイントになると考えられます。設計はネットでいろいろと資料をみてみると、木に板を固定して、それを挟むことを木の成長などに合わせて調整できるようにするという方式が簡単なようです。その方式に合わせて設計し、まずは、高さ1mで組建てしていきます。構造としては写真のような感じです。
動画から切り出した&高さ1mなのに何故か緊張していますが…70mmのネジx9本による固定で、およそ100kgの体重の私が乗っても安定しています。この時点で思ったより簡単にできる事がわかり一安心!!
体感では150kgくらいまでは耐えそうでした。安全率は5と安全対策のハーネスの組み合わせにし、100kgまでの体重制限をするとしたら、500kgに耐えればよいわけです。そのためには強さが3倍程度のものを実際に作る必要があります。今回使用した4mm・長さ70mmのネジとM6の全ねじボルト、本番では、これらをスケールアップすればいいだけです。
材の厚みも増すので長さも長くしていく必要があります。今回の本番環境では、70mmのネジのかわりに、M12x210mmのボルト、M6のかわりにM12の全ねじボルトを選択しました。結論から言いますとこの選択で正解でした。
さて、これらのより強くした素材を使用して本番の作業をしていきます。地上でやった組建て作業を木の上でやるだけですが、まぁ、そんなに簡単ではないっす&殆どの作業を自分でやったので、写真などの記録を残す余裕もほぼありませんでした。
最終的にはこんな感じで完成しました。あとは床や安全対策のためのロープを張って終了です。
遠距離の自撮りってやり方あるのかな? とりあえず、動画を回して、切り取りして使っています。ツリーデッキの材料費は意外に安く、2万円程度でした。今回までの費用は約157万円&17日間・22人日です。
山口 諒
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