【本編】フィールドとしてのプレオープン

さすが昨年は竹林だっただけあって、大量にたけのこが生えてきています。これまでに4本収穫しました(一部に除草剤を投入しているので食用は要注意)。

さて、前回の記事では3月末のプレオープンを予定していましたが、途中で伐採したゴミを処理するためのウッドチッパーの刃がめくれて使用不能になるトラブル(本体交換)と、刃がかけるトラブル(刃を交換)が重なり、2週間ほどスケジュールに遅れが生じ、今週末に作業が完了する予定となってます。

現状ここまで来ているのであと1回の作業で完全に伐採ゴミを撤去できると思います。粉砕機を購入する前は熱海のルールに従って、枝を50センチに切って、袋に入れて運搬していましたが、その場合は、7人で作業しても、1日に410キロ(58キロ/人)しか撤去ができませんでしたが、枝を粉砕してぎっしりとガラ袋に詰めることで、3人で660キロ(220キロ/人)と4倍のスピードで作業ができるようになりました。10万円の導入価値はあったのではないかと思います。

機械の故障によって伐採ゴミの片付けは終わりませんでしたが、友人たちの再スケジュールは春休みのために、困難なので、ばっさいごみをよせて、予定通りに3月末にプレオープンとして招待しました。(プレオープンというかフィールドとしての安全対策の最終確認??)友人が大人9名・子供3名・犬3で来てくれました。ありがとうございます。

地面に残っている竹にリードを指して犬をコントロールするという見たことない技。ペットを買ったことがないので、こんな使い方があるんですね。勉強になります。

https://filmaga.filmarks.com/articles/64034/

前の記事で電動工具などの貴重品を入れておくカギの掛かる倉庫を作りましたが、資材(トンカチ・釘・ネジなど)はそこら辺においていたのですが、保育園児の子供が防草シート用の固定ピンを引っ張り出して、両手に持ってウルヴァリンごっこをはじめてしまったので、資材もカギはないものの、ペットや子供が触れないような資材保管倉庫を別途1つ建てました。

大人の安全に関してはもう自己責任だと思いますので、子供のいたずら・怪我対策と、犬の脱走対策については、プレオープンで概ね確認できたのではないかと思います。基本、貸し切りという形になるので、家族の方にも楽しんでいただけるのではないかと思います。アーチェリーの予約が優先ですが、予約がなければ、レンタルスペースとして自由に使っていただこうと思います。

男性陣はツリーハウスよりも上まで木登りしてました、いくつになっても男は(*)高いところが好きなんですかね(笑) 怪我のない範囲で楽しんでください~

*もちろん女性のみなさんもですよね(゜゜)

絶妙なリートの長さ設定! ここまで

ということで、約30日かけてアーチェリー場のフィールド部分がほぼ完成しました。今週中にアーチェリーの設備を入れて、近く経験者(道具を持っている方)を受け入れ、4月末までには興味がある方のアーチェリー体験ができる体制を整えていきたいと思います。近く予約サイトを完成させて公開します。

伐採ゴミは市の処分施設に自己搬入したとしても結構な値段がかかってしまい、ゴミで処分費(ガソリン代やガラ袋代込)だけで3万円近くになりそうです。ただこの部分は節約しようがない絶対かかる経費なので、工夫のしようもないっすね。この現場からは片道20分で処分場ですが、遠いとけっこう大変な思いをすることになる部分かもしれません。新しい資材小屋が5万円ほど。あとは、もう30日以上作業しているので、ノコギリ・チェンソーのチェーンなども消耗品が少しずつヘタってきたので交換代などで5万円。

今回までの費用は約200万円&35日間・76人日です。施設づくりの終りが見えてきました。ツリーハウス作ってなければもう終わってたかも…。

お風呂場で鳥飼いはじめました。ジュウシマツ。


【本編】もっともっとツリーアーチェリー場

アーチェリー場について、多くのお客様より意見をいただきありがとうございました。応援のコメントありがとうございます。頑張ります!! それはさておき、厳しいご指摘としては、「この地域のアーチェリー人口」「特徴がない・魅力があるのか?」の2点になるかなと思います。

前者に関しては「鶏が先か、卵が先か」と同じ話でアーチェリーができる場所がなければ、アーチェリー人口が少ないのは当然の話しなので、今後の課題にさせていただきたいと思います。地道に魅力を感じていただける方を増やすしかないという話でしょう。

後者の特徴・魅力に関しては、私自身が満足していても、他社から魅力がないと言われてしまえば、反論できないことなのですが、始めてしまったもの、今更、白紙撤回もできないというか、買った土地のサイズと地形は変更できないので、「傾斜地」「木」という当初のテーマを深堀りしていくことで、他者に認知していただける特徴と魅力を持つことができればと思っています。

もともと、アーチェリー場を作ろうと思った理由は最初の記事で書いたように、電子機器によるトレーニングのサポートが各国で進化していている現状で、日本では、アーチェリー場でのコンセントの使用禁止や、カメラの使用禁止等、逆の方向に進んでいるのではないかと実感し、お客様に電子機器使用し放題、カメラの固定場所など、最初からある程度の設備が整っている、低価格で籠もってアーチェリーのトレーニングに専念できる貸し切りのアーチェリー場を提供することでした。

それこそ特徴・魅力になると思っていたのですが、これを大都市アクセスが良いところで実現できなければ、アーチェリー人口が少ない熱海・伊東エリアが実現したところで、難しいということも最もなので、もう少しアーチェリーをやってみたい初心者・観光の利用者も想定にいれて計画を変更しました。変更点として、

・特徴の深化 より高いツリーアーチェリー体験ポイント作り

・SNSとの親和性 既存技術と景色を活用したクラブハウス作り

の2点、今回の記事はその後者の取組についてです。

元・クラブハウス予定地

前回の記事の時点でここまでは完成していて(1月末)、クラブハウスは導線を考えて、的の横に、柱まで完成していたのですが、この計画を白紙にして、この記事の最初の絵は家族から提案された設計図なのですが、この提案をベースとして、シューティングライン横の木を使って、ツリーハウスを作ってクラブハウスにすることとしました。ツリーハウスはみんな好きですよね?!(子どもたちからそのように聞いています)

ツリーハウスの作り方はツリースタンド(基礎)+小屋づくりのあわせ技です。

ここに作ります

あ、ここで携帯買い替えたのが如実にわかりますね、写真記録のために、8800円の携帯から21800円の携帯に買い換えました。ここからは高画質でお届けします(笑)

ということで、技術的にツリーハウスは作れるとは言っても、実際に設計図を書いてみると疑問点だらけなので、実際に稼働しているツリーハウスを見学して、細部の確認をしてきました。周りの人たちが景色を楽しむ中、ひたすらに細部の確認です…こんなやついないだろうから、変な客と思われたかも、申し訳ない。

ありがとうございました、勉強になりました。非常に勉強になるので、もし、この記事を読んで自分もツリーハウスを作りたいと思った人がいましたら、一度訪問することをおすすめします。

ツリーハウスの設計図

まずは資材を運搬するための踊り場(?)から作っていきます。前回使ったハシゴを解体して再利用しました。

今回の作業では最大で地上9メートル程度のなり、7メートルでも落ちたら死ぬので、安全対策は万全にしたいところです。地上1メートルでロープの練習をしっかりとしてテストしてから作業です。

この本が勉強になりました。

安全が確保したところで、実際にツリーハウスを作っていきます。

基礎が完成しました。

一応、小屋の設計図なのですが、最終的には木の形状に合わせての加工になってしまいます。屋根の採寸などは壁が立ってからではないと、測量もできないので、このあたりがツリーハウスの難しいところですかね。作業スペースが基礎の上では限られるので、下で壁を作っていって、それを上に上げていくのですが重かったです。。

1枚の壁が重すぎて自信喪失…これ以降、壁は1枚ではなく、1/2枚ずつ上げていくことにしました。

助っ人を投入、これは携帯見て、サボっているところではなく、中で作業していると、外から見てどうなっているのかわからないので、離れたところから写真を撮ってもらって、ラインで送信して、位置合わせ・微調整をするところです。

基礎は概ね問題なく働いてくれていますが、赤で囲んだポイントだけミスが有り、20mmの沈下が発生。視察で学んだワイヤーで吊って修正する方向で釣り上げて再固定。

ツリーハウス完成しました。大きな窓を入れたかったので1畳サイズ(サブロク)で5mm厚のアクリルが2万円近くして材料費がオーバーしましたが、私の計画に対してご指摘頂いた特徴がないに対する精一杯の回答です。あとはやりながら改善していくしかないですね。

一方で、この土地が激安で売り出されていた一番の理由は、竹に侵食されていたことでしたので、まずは伐採しました(前回記事参照)。

伐採だけしても、地面に倒れるだけなので、最終的にはこれを細かく粉砕して、袋に詰めて、熱海市の場合は、車で20分くらいゴミセンターに伐採ゴミとして、搬入して処分します。もうこの作業はひたすらやって行くだけです。スタッフにヘルプに入ってもらって、15人日程度かけてこんな感じです。

15人日作業した結果、一回の搬入(軽自動車)で200キロ弱、最終的には2トンくらいの伐採ごみになる見込みです。地面づくりの方はあと10人日程度で終わります。2月にオープンしたかったのですが、天気が悪いと作業できないので、2月は雨が続く日が多く、半月は作業ができませんでした。そのために現状、3月末のオープンを見込みます。

ツリーハウスで20万円、粉砕機で10万円弱でした。2トンの伐採ゴミの処理費で5000円くらいです。今回までの費用は約187万円&31日間・62人日です。


【本編】日本初?? ツリーアーチェリー

Bear Archery より

アーチェリー場としてなにか特徴は必要ですが、この土地(傾斜地)の特徴としてはたくさんの立派な木が生えているので、ツリーアーチェリー経験ができるようにしたいと思っています。私の知る限りでは、日本初だと思いますが、もしすでにやっている場所があれば連絡いただければ、撤回させていただきます。

まずは前回の作業小屋の仕上げ作業、一応、高価な電気工具があるので、鍵がかかる収納を1箇所だけ。

こんな感じで作業小屋は完成です。

ツリーアーチェリーは一般的にはツリースタンドを使用しますが、初心者には難しい&指導することも困難なので、ツリーデッキを使用することとします。今回はこの木にツリーデッキを作ります。

初めて作るものなのですが、色々と脳内でシミュレーションしたところ、プロセスとしては、設計+組建て+高所作業の3つがポイントになると考えられます。設計はネットでいろいろと資料をみてみると、木に板を固定して、それを挟むことを木の成長などに合わせて調整できるようにするという方式が簡単なようです。その方式に合わせて設計し、まずは、高さ1mで組建てしていきます。構造としては写真のような感じです。

動画から切り出した&高さ1mなのに何故か緊張していますが…70mmのネジx9本による固定で、およそ100kgの体重の私が乗っても安定しています。この時点で思ったより簡単にできる事がわかり一安心!!

体感では150kgくらいまでは耐えそうでした。安全率は5と安全対策のハーネスの組み合わせにし、100kgまでの体重制限をするとしたら、500kgに耐えればよいわけです。そのためには強さが3倍程度のものを実際に作る必要があります。今回使用した4mm・長さ70mmのネジとM6の全ねじボルト、本番では、これらをスケールアップすればいいだけです。

材の厚みも増すので長さも長くしていく必要があります。今回の本番環境では、70mmのネジのかわりに、M12x210mmのボルト、M6のかわりにM12の全ねじボルトを選択しました。結論から言いますとこの選択で正解でした。

昔やっていたボルダリングが役に立つ日がくるとは

さて、これらのより強くした素材を使用して本番の作業をしていきます。地上でやった組建て作業を木の上でやるだけですが、まぁ、そんなに簡単ではないっす&殆どの作業を自分でやったので、写真などの記録を残す余裕もほぼありませんでした。

臨時の木のはしご、作業後はデッキ材になりました。
ロープを掛けてハーネスがつけられるように
立てました

最終的にはこんな感じで完成しました。あとは床や安全対策のためのロープを張って終了です。

遠距離の自撮りってやり方あるのかな? とりあえず、動画を回して、切り取りして使っています。ツリーデッキの材料費は意外に安く、2万円程度でした。今回までの費用は約157万円&17日間・22人日です。


【終了】アーチェリー場のご案内について

年末年始はアーチェリー場関係の作業をずっとしていたので、成人式の3連休にやっと初詣に。今年もよろしくお願いします。

作業小屋の足りない屋根、付きました! 資材置き場・加工場も完成し、整備は順調に進んでいて、アーチェリー関係の部材(防矢ネットなど)に遅れがなければ、2月の終わりに予定通りオープンできそうですが、天気・気温見て3月に伸ばすかもしれません。

アーチェリー場に関してですが、今後利用予定がある方、興味がある方には事前に見学&ご意見をいただく時間を設けたいと思っています。特に的の配置等に関しては全く専門ではないので、ご指導ください。

私の方で案内できる日程は2月15-18日、それ以外は2月の土曜日となりますが、できるかぎり対応したいと思っています。詳細は下記のメールまで連絡ください(*)。まだ、電話番号がありませんが、1月末に契約予定です。よろしくお願いします。

終了しました。

*過去10年間にご利用いただいたお客様。現地集合となります。前面道路行き止まりなので、道路に駐車可能です(掃除しておきます)。


【本編】アーチェリー場のベースづくり

アーチェリー場の設計図(仮)

2024年もよろしくお願いします。今年の春の開業を目指して、いよいよ本格的な作業に入っていきます。ここからを本編したいと思います。最初の記事に書いたとおり、日本国内にアーチェリー場を作るノウハウがなくなっていく中で、いったいいくらでできるのか、そして、儲かるのかに挑戦しています。若者の人口減を原因とする競技人口が減少し、今後の税金によるアーチェリー場開発、特にフィールド系のアーチェリー場開発に期待できない中、アーチェリー場は収益をあげられることを示せれば、国内にアーチェリー場を増やせことにつながるのではないかと期待しています。

私は普段は金儲けには興味がありませんが、この企画は収益ありきで進めます。

CATEGORY ARCHIVES: アーチェリー場をつくる

この記事を読むための前提知識、土地に関する法律などに関しての知識はこれまでの記事をご確認ください。

さて、アーチェリー場を作るには、まずは土地を買わないといけません。期待できる顧客が大量にいるのなら別ですが、新規顧客にも来てもらいたい場合には、アクセスが良くないといけないのは当然だと思いますが、土地が収益をもたらすわけでもないので、できるだけ安い土地が必要です。

ということで、ネット(at HomeとHomesと楽待を使いました)で、アクセスの良い訳あり物件を探していきます。幸い、建物ができない市街化調整区域にもアーチェリー場は作ることができるので、候補はそんな少なくありません。

しかし、やはり訳アリの土地だけあり、曲者のばかりです。実際に決めた土地の前に最後まで迷った物件は、竹林で侵入できず&その中に大量の不法投棄があり、それら込みで売るという物件でした。産廃の友人に相談したところ、見積もりは重さか体積だから、それがわからないとできないと言われ、ドローンで空から攻めようにも、竹の枝が遮りできず、諦めました。

そして後に購入した土地はこちらです。土地全部が放置竹林の傾斜地です。書かれていない訳アリの部分は2面を廃墟に囲まれています。これだけで素人(?)は手を出さないとおもいますが、建物(廃墟)が立つほどのアクセスが良く、しかし、今は廃墟で発射音は決して大きくないと思いますが、音を気にする必要がないのは、アーチェリー場にはぴったりです。価格は約800平米で100万円。取得全体では、140万円程かかりました。

東側の廃墟

もう一つの廃墟については…埋もれています。写真の左側が購入した土地です。

めっちや刺された

7月に購入したのですが、虫が多すぎて、かつ、暑すぎて侵入できませんでした。そのため夏いっぱいは除草剤をたまに道路側から散布する程度です。除草費は1万円程度です。本格的に作業ができるようになったのは10月半ばです。と言っても、まずやることは、ひたすら竹を切ることです。全然アーチェリー関係ありません。私は2022年に東京から田舎に移住したので、生活必需品としてチェーンソーはすでに持っていましたが、充電式のチェーンソーは1万円ほどで買えます。チェーンソーはアマゾンで売っているような安いものでも全然問題はありませんが、バッテリーは消耗していくので、交換バッテリーが容易に入手できるマキタ18V(21V)対応のものがおすすめです。では、竹を切っていく様子です。

1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
このあたりで竹の駆除に入ります
6日目 廃墟登場

最初の写真にある朽ちた鉄パイプは市のものなので、相談した結果、撤去してくれることになりました。職人さんたちで撤去に来てくれました。無料です。

8日目

おおよそこれで完了です。切ったばかりの竹がまだふっくらしていますが、水分が抜けて乾燥していきます。2月までに竹の粉砕機で粉にします。水分がいっぱい含まれていると、なかなか粉々になってくれないので、水を抜きます。次にここはほぼ傾斜地なので、アーチェリー場を作るための作業小屋が必要です。

奥にちょっとした半傾斜地を発見したのでここに作業小屋を作っていくのですが、この選択が大きな失敗でした。ここだけ本当に時間を巻き戻したい!!

写真を撮影しているところが接道(車を停める場所)しているところなのですが、小屋の場所は赤丸で囲んでいる場所なので、すべての資材をここまで運搬することになります。この足元の悪い傾斜地を…私は愚かです。特に束石が10キロ(x6個)近くあり、腰が死にました。

話はそれますが、私は36歳で地方移住しましたが、それは大先輩たちから、歳とってから移住とか考えているといつまでもできないし、田舎のほうが全部自分たちでやることになるから、体力的に考えても若いうちに田舎に行って、持病持ちになったら、医療設備が充実している東京に戻ってきな、というアドバイスは本当にそのとおりだと思います。

まぁ、文句言っていても仕方ないので、というか、これに気がついたのは、軽トラから荷下ろししているときだったので、時すでに遅しもいいところで。運びます。手伝いに来てくれた友人は、無料貸し出しの軽トラを店舗に返却に戻るので、私一人で…(T_T)

材料費は7万円程度です。

*近くですと、カインズが2時間無料、ハンディが1時間無料でした。

この日は力尽きたので、6F材(1820mm)で小屋の規模感を確認して終わりです。ブロックの上に小屋を置くタイプで10平米以下の作業小屋は建築確認は必要ありません。9日目は体がぼろぼろになり終了。

回復のためにシャトーブリアンを頂きました。ソースを作る余力なく、塩コショウとチューブわさびで。

基礎を作って、床を貼っていきます。新しく購入した工具はインパクトと丸のこ。丸のこは今後の作業でも最重要の工具となるので、3万円の日本のマキタ製のものを。インパクトは友人に聞いたところ消耗品なので、安いものでも良いということで1万円の中国製のどこかのメーカーのもの。

私は酔っ払っていたのでしょう。消耗品の理解を間違えたようで、中国製のビット(ねじ回しの部分)が5本のネジで消耗…はぁ?? ということで、近所でそれなりのものを購入(200円)。サイズが6.35mm という半端な数字なのは、1/4インチの外国製にも対応するためです。1/4インチはアーチャーにもお馴染みっすね。こちらのダイハード鋼のものは、これまで作業して200本くらいビスを打ってきましたが、もう100本くらいには使えそうな感じです。どちらにしろ、消耗品ではありますね。

床一面完成して作業終了です。限定のブルーベリー味、美味しい! 10日目。

平面の床が存在するありがたさ
インパクトで指を…

作業小屋の作り方はネットに大量にあるので、いろいろと見ましたが、下記のものが一番参考になりました。ありがとうございます。作業小屋なので断熱材などは使わず、二人いれば1日で完成できます…資材運搬が大変でなければ。。。

11日目は完成させる予定が、日が暮れてきたので、終了です。

【小屋の作り方】DIY雑誌の素人集団が12日間で作った小屋。倍速で一気に見せます!https://www.youtube.com/watch?v=ovR0NNLzuzk

12日目。まだ、ドアと窓がついていませんが(&屋根がちょっと足りてない)、もう工具や資材を、雨に濡れないようにおいておく作業小屋としては十分に機能するので、第一章の全くアーチェリーの技術とは関係のない、竹を切って、作業のするための場所を確保はここまでのして記事にまとめました。

ここまでかかった費用は約155万円&12日間・16人日(*)です。

*実際には2ヶ月ほどかかっています。

ここまではどんな土地利用をするにも、傾斜地では必要な工程です。来週からアーチェリー関連施設の整備に入っていきます。もっとも費用のかかる土地の取得が終わっているので、250万円程度でアーチェリー場を作ることができるのではないかという相場感はもう見えているのかと思います。また、こちらの平地で取れるは18m~20m程度です。

最初から50-70m程度のアーチェリー場を作ると、土地の値段も当然、3-4倍になり、そのレベルで失敗したら、まぁまぁ、私の人生狂ってしまうので、このスケールでご勘弁ください。

不動産広告で海も富士山も見えないとされていますが…城が見えます!! キャッスルビュー♪

これでインバウンド・アーチャーも来ていただけるかな(笑)


アーチェリー場は法人には無理でした。

アーチェリー場を作る計画、前回から半年経過し、進捗を報告させていただきます。ポイントとしては

・用地を購入しました

・JPアーチェリーで開発を断念しました

の二点となります。

前回の記事ではアーチェリー場を作るための法律や規制について書きました。この半年間、それらを頭に入れた上で、土地を探し、約800平米ほどの土地を購入しました。

さて、ここまでは順調でした。土地を購入したら、次はアーチェリー場にしていくのですが、ここで躓きます。

何が問題なのか、ロジカル的には説明できないのですが、通常、ビジネスにおいては法人のほうが信用があります。それによって、いろいろな話がスムーズに済むので、2009年に自営から株式会社にした経緯があります。アーチェリー事業においては、銀行(海外送金時のマネロン規制)や税関(輸入貨物検査と課税)とも、普通にやってきました。銀行と税関に関しては、明らかに個人輸入より、法人として向き合ったほうが有利と言いますか、話がスムーズです。

しかし、アーチェリー場を作る(開発行為)という事業においては、法人だと全く話が進まないのです。なぜかは全くわかりません。途方に暮れて、いろいろと調べていくうちに、「資産価値ZERO -限界ニュータウン探訪記-」というユーチューブのチャンネルを知り、一通り動画を見てみました。

うん…

別にここは戦うところではないので、もう納得して次のステップに進みますが、同じ規制であっても、

・よそ(他都道府県)に登記がある営利目的の法人による土地開発行為

・当自治体に住民票があり居住する市民による土地開発行為

とでは、当局の対応が全く違い、800平米のアーチェリー場にという話においては、ほぼすべてのステップにおいて、法人名義では話がスムーズに行きません。

そのため、アーチェリー場開発はJPアーチェリーでの事業化は断念し、私個人のプロジェクトとして進めていくこととしました。

とりあえず、竹切ってます。1月には次の報告ができるかなと思います。

続く。

*不動産開発を本業とされているような法人さんは違うと思います。異業種の話です。


法律の壁に感謝 – アーチェリー場を作る

at Home

予算が決まったので、まずは物件がどれだけあるかを検索してみます。条件を最寄り駅から60分、500万円以下、500平米以上で検索してみます。本日時点で、58件、これは一つのサイトだけなので、大体、私の価格・距離・面積に合う物件は100件程度かなという感じです。ここから、アーチェリー場にできそうな土地を探していきます。

アーチェリー場の開発について、法律の規制はあるのか。全くわからないので、ネットで検索すると国で管理しているわけではなく、それぞれの自治体が決めているとのことで、最初の候補地があった自治体の開発課に話を聞いてきました。ちなみにアーチェリー場開発は運動場の開発と同じ扱いです。以下、運動場開発のルールです。

1.接道義務

2.高さ規制

3.4%ルールと必要性

4.広さ規制

の4つが法律上の規制になります。1はあらゆる建築物に当てはまるのですが、道路に接している必要性があります。これは有名な法律なので、詳しく知りたい方はネットでも詳しい説明があるので省きます。

2から運動場にかかわるルールになるのですが、防矢ネットの高さに規制があります。平塚市では8mまでなので十分ですが、自治体によっては5mというところもあります。5mでも十分ですが、自治体によってかなり違うので、確認することをおすすめします。

3は市街化調整区域に関する規制です。調整区域に指定された土地は住宅が建てられないので、比較的に安く販売されていて、お手頃です。住宅は建築できませんが、運動場は建築できます(*)。しかし、規制があり、以下は平塚市のルールですが、

*スプロール現象(無秩序な市街化)を発生させるおそれがないと考えられることから、市街化調整区域内における開発許可の基準を定めた都市計画法第34条の適用を受けない。

(立地基準)当該建築物の敷地面積(開発区域)は、当該施設面積の4パ-セント以内であること。

(適用対象)当該建築物の用途は、当該施設と密接な関連を有するものであって、当該施設の管理上又は利用上直接的に付随し、かつ、必要最小限で不可欠と認められるものであること。

とのことでした。1000平米の土地なら、80平米まで建築物は可能で、しかし、アーチェリー場にとって必要性があるものしかだめですよとのことでした。この写真はネットで見つけて、自分が役所で見せたものですが、この写真に写っている設備はすべて大丈夫とのことでした。宿泊できたり、食事を提供すると言った設備がグレーのようです。OKな建築物は教えてくれましたが、アウトな建築物に関しては明確に答えてはくれませんでした。ちゃんとした設計図で再相談だそうです。

4の広さ規制に関しては、200万円の土地なら全く関係ないのですが、10000平米以上のアーチェリー場(フィールドアーチェリー場であれば適応される可能性あり)は第二種特定工作物と呼ばれ、また違うルールがあるようです。そんな広い土地買う予定がないので詳しくは調べていません。気になる方は自治体に相談をしてください。

以上がアーチェリー場にかかわる規制です。法律の壁という日本語をよく見ますが、運動場の場合、逆に調整区域という規制によって、土地が安く買えるメリットがありました。法律の壁ではなく、法律に感謝としておきましょう。


アーチェリーの経営

この写真の本、昔アーチェリープロショップについての本かと思って図書館まで見に行ったのですが、アーチェリー場の経営についての本でした。事業としてアーチェリー場が成り立っていた時代が昔にはありました。ただ、以前、江戸川アーチェリーさんにも話を聞きに行ったのですが、土地の価格の高騰で、23区内ではもう利益が出るような営業は難しいようです。

ただ、これは都市部の話で、地方では土地の価格は逆に下落しているので、そういった地域では再度事業としての可能性が出てきているのではないかと思います。

私が通っていた、足立区の私営のアーチェリー場についてざっくり調べてみると、土地の路線価は平米260,000円で、1600平米だとすると、土地の価値は約4億円、この土地で6%の売上を出すためには一日あたり7万円もの売上が必要で、1000円で毎日70人の利用者…難しすぎます。このあたりが事業としてのアーチェリー場が都市からなくなっていった原因だと思っています。

ここで6%という数字を使ったのは、ずっとこの数字を使っているのですが、不動産の収益は基本的に土地の価格の何%の利回りがあるかで見ます。プロが運用する不動産(J-REIT)の平均利回りは約4%ですので、売上で表面利回り6%、経費率30%で実質利回りが4%で事業として成立すると言って良いと考えています。1000万円で作ったアーチェリー場を経営して、年の売上が60万円以上あれば成り立つということです。

これを使って逆算すると、自分の試算では営業日あたり1000円ほどの売上は期待できるのではないかと思っているので、営業日を200日とすると、年20万円の売上、つまり、アーチェリー場を約330万円で作れば良いことになります。

アーチェリー場の造成・設備はそれほど高いものではないので、100万円とざっくり試算し、230万円を上限に土地を探していくことになります。

*他の方もアーチェリー場を作って、アーチェリーを体験できる場所を日本中に増やしていきたいので、具体的な数字で書いていきます。金勘定の多い下品な記事になっています。ご理解ください。


挑戦 アーチェリー場は作れるのか?

最初に趣旨をまとめておくと、自分で私営アーチェリー場は作れるのかという一連の記事になる予定です。興味がある方はぜひ。

下記の記事を書いたあたりから、プライバシーが保護され、いろいろな電子機器が自由に使用できるアーチェリー場が必要とされているのではないかと思うようになりました。自分の思いはもっとあるのですが、最終的に企画が失敗したら恥ずかしいので、今語るのはこのくらいにしておきます。

私が今まで利用させていただいてきたアーチェリー場はほとんどが公営のものですが、高校の春にアーチェリーを初めて、学校が利用できない夏休みの間には、当時近所にあった私営のロビンフットアーチェリーレンジでアーチェリーの練習をさせていただきました。

グーグルマップで確認すると、2003年末までは健在であったようですが、現在は住宅地になっていました。あとは江戸川アーチェリーさんにも以前お邪魔させていただきました。フィールドアーチェリー場はみなさん私営なのでいつもお世話になっています。

話を聞くとアーチェリー場の運営はそれほど利益が出るものではないようですが、土地も下落した今、工夫すればなんとかなる私営でも運営できるのではないかと思っています。それを実証するため、自分たちでアーチェリー場を作って運営してみようという企画です。

また、近年アーチェリーショップに関しては、ある程度のノウハウが知られた結果、全国で増えていますが、私営アーチェリー場のノウハウを整理して公開することで、アーチェリー場が全国に増える結果になければ大成功ですが、そんな事ができるのか挑戦していきたいと思っています。

ちなみに最初に「自分で」と書いたのは、いろいろ調べた結果、東京から1時間位のアクセスの場合、目安として3000万円以上あれば、金が十分にあれば、別に挑戦するようなことでもありません。ほぼすべての障害はお金で解決できます。当たり前ですがアーチェリー場がすでに存在する限り、ノウハウは存在しています。お金になるので公開されていないだけです。今回は少ない予算で、できるところは自分たちでやりますので、全部調べてそのノウハウを共有できたらと思っています。

写真は3つの不動産売買の契約書です。何千万の物件なら仲介手数料は100万円以上になるので、不動産仲介屋は豪華なバインダーに契約書を入れてくれます(写真中・右)が、安い不動産だと仲介の手間はほぼ変わらないのに仲介手数料は10万円にもならないので、売買契約書(写真左)は100均のクリアファイル入り…まぁ豪華だからっていいこともないんですけど。ありがとうございます。

これまでのシリーズ通り、ほぼ決まっておらず、経過を報告していきます。挑戦は「私営」の部分です。作ることは決まっているので、最終的に失敗して、自分だけが利用するプライベート射場に終わる可能性はあります。また今後協力していただける方(運営)を募集する予定です。

続く