SFアーチェリーのフォージド+の23インチハンドルが入荷しました。

BANNER NEW75いろいろとアルミハンドルのリリースが遅れているウィン&ウィンだったので、2013年に発表されたフォージド+の23インチも気長に待っていましたが、何とか夏休み前に入荷してきました。ひとまず安心しました。去年の12月に発表された商品はすべて生産されたと思います。

DSC_0297写真の通り、25インチハンドルをスケールダウンして、設計を若干修正して、重さが100g軽くなり、1020gの軽量鍛造アルミハンドルとして製造されました。25インチモデルと大きな違いはないです。25インチハンドルと比べて、特にレビューすべき点はないです。

本日より販売開始です。


CXのマキシマ(Maxima) Blue Streak Select

Blue_Streak_arrowもう八月半ばになったので、カーボンエキスプレスの担当者とインドアシャフトの話をしているのですが、ちょっと最近ゴールドチップのシャフトが話題なので、他社の話ですが、話を振ってみたところ、CXでもいろいろと考えているようです。

dave_Maxima Blue Streak_2013

前回の世界フィールド大会(2012)はゴールドチップが制し、次回は今年の8月後半ですが、昨年行われた世界3Dターゲット選手権では、現在フィールド用として販売されているCXのマキシマ・ブルー・ストリーク・セレクト(Maxima Blue Streak Select)シャフトを使用したデイブ・カズンズ選手が優勝(個人コンパウンド)し、3Dフィールド用としてかなり売れているそうです。

シャフトの設計はウルトラライトに非常に近く、かつ、CX独自の複合スパイン技術で、短距離でも良いグルーピングが得られるのが特徴だそうです。詳しく聞いてみると、精度は十分ですが、ポイントの重さを細かく調整することが困難で、ゴールドチップのように200grまで10grずつ、微調整することが難しいです。100-60grの軽いブレークオフポイントか、19/64のRPSであうものを見つけるしかないようです。価格の方もウルトラライトとあまり変わらないくらいで…。今後、細かく重さを調整できるシステムが搭載されれば、このシャフトでセッティングを考えてみるのも面白いかもしれません。

扱う予定はないですが、一応話に上ったので紹介してみました。


CXのナノ・エクストリーム、初の世界大会決勝戦に。

wro_da1_4454(WAのホームページより)
今年発売され、世界戦で実績を積み上げている途中のCXのナノ・エクストリームシャフトですが、現在、行われているワールドカップのステージ4ではじめて使用選手のNESPOLI Mauro選手が、予選一位のエリソン選手を破り、リカーブ男子の決勝に進みました。

コンパウンドでは、未入荷の新ベインICEを使用しているDELOCHE Pierre Julien選手が決勝でHBCのレオ・ワイルド選手と対戦です。

2008年に発表され実績を積み上げてきたコンパウンド用のナノプロの方は今回もベスト4のうち2選手が使用。ゴールドチップを使っていて、自分がセッティングのモデルにしているディートン選手は1/4で敗退し、5位に…。

…そして、明日参加予定の試合は中止になるという連絡が来ました。。。ドラえもんにでも行こうか…ポケモンのスタンプラリーになるかな。


【紹介だけ】スカイアートのエクストリームが世界戦に

skyart_x2014(WAのホームページより)

いよいよ、ワールドカップのステージ4が始まりました。写真集はこちらでご覧いただけます。

最新の世界戦で新商品を探すのが個人的な楽しみなのですが、今回見つけたのはこの写真のシャフト。わかる人はいますか??このラベルだけでわかれば相当なアーチェリーマニアっす。

スカイアート
これはスカイアートの新しいシャフトです。スカイアート(Sky Art)はスイスのシャフトメーカーで、カーボンシャフト、アルミ/カーボンシャフトの両方を製作しており、2009年のNimesで初めてメーカーの社長(写真右)とミーティングしたメーカーです。

10247291_447151655388331_3106457345550545621_nこのシャフトは、2013年からPatrizio Hofer選手がテストしていたもので、記憶が正しければこれまでは黒塗り、この黄色のXラベルが付けられたのは今回が初めかと。メーカーのホームページを見たところ6月から生産を始めたようです。

skyart2014target同時にエモーションと言うシャフトも発表されており、設計としてはナノプロ・X10ブロツアー(細く重い)とウルトラライト(太く軽い)の中間、細く、かつ、軽量なシャフトです。100%のカーボンシャフトで面白そうなので、取り扱いを考えてみましたが、価格が非常に高く、X10プロツアーよりも高くなりそうで、かつ、細く軽量で成功したシャフトがまだマーケットにはないので、当分は見守ることにしました。紹介のみです。

購入はこちらでできます(ご利用は自己責任でお願いします)。

X-Stream – only shaft –
http://skyart-deutschland.de/index.php?a=394&lang=eng

Emotion – Schaft + Pin –
http://skyart-deutschland.de/index.php?a=395&lang=eng


FFP225が入荷!!

FFP(Flex-Fletch Products)から225サイズのべインが新たに入荷しました。

CM140805-165004010

形はシールド(盾の意)カット。色は全部で14色。
CP競技が50mになり、アローもそれ用に特化したセッティングが多くなってきました。

アメリカのプロアーチャー、レオ・ワイルドも今シーズン採用しています。
reo写真2 reo 写真
*写真はレオ・ワイルド選手のツイッターより(2点とも)

耐久性、コシの強さには定評のあるFFPべインはこれまで多くのアーチャーに使用されています。
「225」と言うサイズは。2.25インチ(57ミリ)を意味しています。

大きさはご覧のとおり。
CM140805-165412013
色は14色。

写真で色味を再現するのにだいぶ色々と頑張ってみたのですが、残念ながら下の写真が精いっぱいです・・・スミマセン。
CM140805-165004010色名付き

 

この中で色味の補足をさせて頂きますと、まずは新登場:パール系色。

グリーン、ブルー、ピンクと3つあるパール系のこの色は、遠目だと分かりにくいですが、よ~く見るとなんとなくキラキラした小さな小さなツブツブが特長です。

全体的にマイルドな色身になっています。

上の写真ではパールグリーンと黄緑の区別がほとんどつきませんが、言葉で説明すると、黄緑は黄緑。パールグリーンは「エメラルドグリーン」のような感じです。

あと紫ですが、写真では赤味が強いですが、実際はもう少しちゃんとした紫になっています。

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このあたりのサイズのべインでは他にイーストン/ダイアモンドべイン235、AAE/EP23などが有り、さらに来月にはボーニングより3インチサイズの新製品「ICE」が入荷予定です。

各トップ選手の採用~結果を見てどのべインを採用するかとても迷う部分ではありますが、どんなに弓本体にお金をかけていたとしても、最終的に飛んで行って的に刺さるのはアローですから、ここは慎重に選びたいところです。

FFP225は本日から販売ですヽ(^o^)丿

 


ボーニングのICEベインの詳細と開発協力したフランスのアーチャーたちのコメント

先日お伝えしたボーニングのICEベインの詳細と開発協力したフランスのアーチャーたちのコメントが届きました。以前に責任者が日本に来た時に食事したことがありますが、印象としては非常に実直なメーカーです。

ICE_Vanes02
ICEの設計は長さ76.2mm、高さ7.62mm、重さ(1枚)6.5グレインで、色は白、黒、ホットピンク、ネオングリーン、ネオンオレンジ、ネオンレッド、ネオンイエロー、青、紫、赤の10色。フランスのPIERRE-JULIEN DELOCHE選手とDOMINIQUE GENET選手との協力の元に開発され、そり後、SÉBASTIEN PEINEAU選手も使用しています。

ボーニングはFrançois Hybry氏(仏Arc Systeme社)のアドバイスで、2013年にDOMINIQUE選手とPIERRE-JULIEN選手に連絡を取り、両選手ともこれまでのベインの問題を解決する新しいベインを開発するための協力快く受け入れてくれました。ボーニングからは素材や仕様の異なる9種類のベインを送り、テストをした結果、どちらの選手も同じプロトタイプを、コンパウンドターゲットアーチェリーにふさわしいベインとして選びました。それがICEベインの原型です。

DOMINIQUE選手、PIERRE-JULIEN選手、そしてSÉBASTIEN PEINEAU選手は、自分のフィットするよう様々な環境でこのベインをファインチューニングしました。ICEベインのテスト環境は気温5℃から40℃、風の影響や乾燥、湿気、雨など無数のシチュエーションでおこなわれました。

ICE_Vanes03
・PIERRE-JULIEN選手のコメント

まず、私は他のベインとの比較のためにオフセットなしでICEベインを使用しました。そのときのグルーピングは従来のベインから改善されたことは分かりました。次に1°くらいのオフセットをした結果、グルーピングがさらにまとまりました。ここで3°か4°の大きなオフセットを試してみたのですが、矢飛びの最中にシャフトの軸を中心に回転するのではなく、抗力が大きすぎて、後方がふらついてしまうのが見られました。別のダースの矢では2°のオフセットでフレッチングしてみた結果、精度が劇的に上がったので、この角度で射っていくことにしました。距離も30〜90mでテストしましたが、コンパウンドボウでICEベインを使う場合は、70mまでの距離が最も効果的です。

*ちなみに、それまで使用していたのはFFP187

耐久性の面では、フォームやストラミット合板を貫通した時にどうなるのかを観察しました。目的はベインを引きちぎり、他のブランド製品と比べてICEベインの素材そのものの耐久性がどれくらいなのか確かめることでした。手で引っ張ってちぎろうとしましたが、ベインではなくラップが壊れてしまいました。さらに24本の矢をかなり小さいグルーピングに射ち込みましたがICEは無傷でした。

自宅や練習場、国際大会など様々なところでテストをおこないました。国際大会で実際に使うことができれば、それは商品にとって良い商品の証明となります。家や自宅とは異なる環境で射っているのはもちろんですが、道具も完璧に合わせておく必要があります。私は2013年の過去4ヶ月の試合で、新しいICEベインの矢のセットと、念のため以前のベインを貼った矢のセットとを持っていき、実際異なる環境でICEベインをテストすることができました。

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そして2014年のアウトドアシーズンは、ICEベインで始めることを決めました。結果、上海のワールドカップでは709点を射ち、銀メダルを獲得しましたが、金メダルを取ったSÉBASTIEN PEINEAU選手もICEベインを使ったアーチャーでした。この時期の試合の平均点数は711.5で、ヨーロッパの試合新となる150点(9X)を記録することもできました。続くメデリンでは712点(40X)を記録しました。このICEベインは実に美しく、正確で耐久性があり、信頼がおけるので、私はこの商品にとても満足しています。

・ICEベインの推奨セッティング(DOMINIQUE選手、PIERRE-JULIEN選手、SÉBASTIEN選手より)

1.ICEベインのオフセットは1~2°の小さいものに抑えることで最高のグルーピングを得ることができ、リリースの瞬間の接触やターゲット上のコンタクトによるダメージを避けることができます。

2.PIERRE-JULIEN選手はノックから10~15mm、DOMINIQUE選手とSÉBASTIEN選手はそれぞれ1″(25mm)、1.5″(38mm)の位置にセットしています。

3.EASTON X10 Protour、Carbon Express Nano-Proなどの重く、細いシャフト、あるいは最低110グレインのポイントを使用するのが最適です。

4.ICEベインのフレッチングは簡単です。DOMINIQUE選手とPIERRE-JULIEN選手はBlazer Bondを使用し、PIERRE-JULIEN選手によると、ラップがあってもなくても、ターゲットを貫通したときでもベインがはがれ落ちることがないと証言しています。DOMINIQUE選手もBlazer Bondが最適だと言っています。

ICEベインの入荷は8月の末かなと思っています。リカーブでスピンの場合にはノックよりに貼るのがベストというほぼ一致した意見がありますが、このベインではノックから10mm(つまり可能な限りノック側に寄せる)で使っている人もいれば、38mmも話している選手もいるのは驚きです。入荷したら、自分でもノックから離したフレッチングを試してみたいと思います。ただ、フィンガーリリースのリカーブでは、やはり38mmも離したフレッチングは効果ではないのかなと…。


ガスプロのリカーブエフィシェントサイトピンが入荷しました。

DSC_02941月にイギリスのテルフォードで見た試作品のガスプロ(Gas Pro)の新型サイトピンが、本日入荷しました。

DSC_0295設計はタイタンのような無倍のレンズを使用したドットタイプのサイトピンですが、特徴はリングをはめ込むことで、内径を調整できることです。

DSC_0291がっちりと押し込んで固定し、外すときは、今回たまたま近くにポイントがありましたが、レンチやボールペンみたいなもので掻き出す感じで取り外しできます。

DSC_0293何も入れないときの内径が15mm、調整リングの内径はそれぞれ、12mmと8mmです。

DSC_0292装着した時のイメージはこんな感じです。レンズに張り付けられているドットは2mm。ハウジングは3色で本日より販売開始です。


2014年の全日本ターゲット選手権 挑戦してみませんか?

2014_national_target_001昨日、今年度の全日選手権の要綱が発表されましたが、コンパウンドは同じ人数でしたが、リカーブの出場枠が大幅が増えています。

男子リカーブ 2013年 定員 75名 → 2013年選考の申請をした人数 92名 → 2014年 定員 96名
女子リカーブ 2013年 定員 48名 → 2013年選考の申請をした人数 61名 → 2014年 定員 78名

と大幅に定員が増えています。大幅に増えているところか、2013年に申請した人は全員そのまま通るほど定員が増えているます。

2014_national_target_002ただし、申請するためには上記の点数を少なくとも満たしている必要がありますが、70mwの方の最低基準点は2013年度よりも男女ともに10点も下がっているので、点数がある人は申請してみると、参加できる可能性がかなり大きいと思います。これだけ枠が広くなり、点数も下がってくると、何点くらいで通過できるか予想もつかないです。

締切まであと2か月、皆さん頑張りましょう!!

要綱はこちらです。