Mathews No-CAM HTR

マシューズの2015年Newモデル、No-Camシリーズ。
その先陣を切って「HTR」が届きました。
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なんといってもノーカムの「引き味」が一番の興味でした。
それはいったいどんなものなのか。

まず弓の様子を見て見ましょう。
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上のリムポケット近くには「ハーモニックスタビライザー“ライト”」が装着されています。
そして下のリムポケット近くには「ハーモニックスタビライザー」が装着されています。(ライトに比べ約55グラム重いです)
さらに付属品として「ハーモニックダンパー」も2個付いてきますのでお好みの組み合わせで取り付けてください。
*ただし、「TRG」には「ハーモニックスタビライザー“ライト”」だけとなっていて「ハーモニックダンパー」は付属しません。「HTR」だけの付属ですのであしからず。

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ケーブルガイドはローラータイプが装着されます。

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グリップはマシューズのハンティングモデルでは一般的なウッドグリップではなく「フォーカスグリップ」が標準装着されています。*素材はハードラバーです。
グリップの中央縦に入るラインの部分がとがっていて、弓を押す手のひらの箇所が明確になっている設計のグリップです。

カラーは「ブラック/アンセム」
マシューズのコーポレートカラーである黒と黄色を用いたカラーリングです。
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他にはクロスカーボン模様の「タクティカル」、ガンメタルシルバーの新色「ストーンタクティカル」
そしてカモフラージュ柄となっています。

さて、ノーカムシリーズ共通の特徴である“カム”部分(厳密にはホイールとよぶべきでしょうか)
ベースはカム軸が中心を通る設計。
そのベースホイールの片面に偏心プーリー、もう一方に引き尺モジュールが付きます。
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偏心プーリーはリムを“しならせる”役目を持ちます。つまりエネルギーを蓄えるわけです。(上の写真奥側です)
そしてモジュールは引き尺とレットオフを制御します。
このシリーズ(HTR、TRG)はベースホイールの交換なしでモジュール交換のみで引き尺を変更できます。

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写真はHTR用のモジュールです。「HTR.G.85.A(B)」と刻まれています。HTR用で「G」と言う引き尺で*、レットオフ85%を意味します。(AとBは上用下用を指します。)

*「G」とは27インチを意味します。「A」なら30インチ、「E」は28インチ、「L」なら24.5インチとなります。

HTRは24インチから30インチまで。レットオフは65%、75%、85%が用意されています。購入時にはレットオフを指定してください。
もちろん購入後は別売りのモジュールでレットオフや引き尺を変更できます。
モジュールは0.5インチ刻みで用意されます。
用意されるポンドは50lb、60lb、70lb、です。

TRGも同じ理屈で構成されています。(TRG7、8、9により引き尺範囲が異なります)
コチラのレットオフは65%と75%の2択です。初回お求め時にご指定下さい。
用意されるポンドは40lb、50lb、60lb、70lb、80lbです。

 

HTR
このノーカムシステムはフルドローからのノックトラベルの延長上にバーガーホールが通ります。
引き出されたストリング(ノッキングポイント)から真っ直ぐに矢が押し出される設計になっています。正確性と精密さを追求した設計となっています。

HTR、TRG共通して言えるのが、ハンドル(ライザー)レングスがとても長い配分となっています。そのためリムは「パスト・パラレル」と言う配置になり、このHTRは32インチと言うアクセル間の割に大柄な印象を受けます。
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HTRのライザーレングスは約29インチもあります。  

さて、試引きをしてみます。

「はぁ!?」

引き始め(ストロークの約1/3過ぎまで)がとても優しいのです。
ピーク50ポンドの弓で40ポンド程度で推移します。
最近の一般的なCPのカムは引き始め0センチからいきなり最高潮の負荷を感じるかと思いますが、そのつもりで引くと、ノーカムシステムの引き始めがとても柔らかく感じるので「はぁ?」となったのです。

で!

真ん中過ぎたあたりから急激に負荷が増します。
これはなかなかの“峠”です。
乗り越えるのに一泡吹くかもしれません。(←感じ方には個人差があります)

そしてバレーに落ちます。
保持はレットオフ85%ですから当然ラクですね。でもバレーの幅が狭いのであまり85%らしさは感じられない印象です。
(ただ実測しますと、ピーク51ポンドに対しホールドは9ポンドだったので実際のレットオフは約83%でした)

では引き戻します。

「おおぉ!ラクだ!」

当然バレー位置から引き戻すわけですが、一般的なCPの引き戻しは突然「グイッ!!」と持って行かれる感じで、恐る恐る引き戻したりするかと思いますが、
ノーカムの場合は戻し始めのピーク以降はなだらかに落ちて(戻されて)いくので、体感的にラクに感じるのです。

ハッキリ言ってこのカムに矢を押し出すパワーを感じたかどうかと言えば、あまりありません。
ありません、と言えば残念な意味で捉えられるかもしれませんが、逆に言えばそこまで必要が無いのかもしれません。
反面、求められるべき精密性、精確性、再現性というターゲット競技における必要不可欠な要素は十二分に備えていると思います。

HTRはハンティングモデルとして銘打たれていますが、それはこのハンドルのデザインが汎用的なハンティングモデル定番のプラットフォームにしか過ぎず、フォーカスグリップを採用したりノーカムカムシステムを搭載することで精密射撃に対応し、また言い換えると販売価格が“高価になってしまった”TRGの廉価版として気軽にその精確性を感じて欲しいという狙いがあるのかもしれませんね。
そんな印象を受けました。

もう一つのノーカムシステム搭載、ターゲット競技に特化したハンドルデザイン「TRG」の入荷が楽しみになってきました。


HOYT 2015 PODIUM X ELITE 37

先日入荷したHOYT2015年Newモデル ポディウムXエリート37。
2013年2014年の2年間販売されたプロコンプエリートの後継機としてアクセル間37インチと40インチのモデルが発表になりました。
その37インチモデル、さらに新色のブラウンです。
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一言、シブい!!カッコいい!!!
*個人的主観に基づく*

ひとつ残念なのは、カムやリムポケットもマットブラックなのにリムはターゲットカラー(グロッシー)なのです。ここもマットだろうが!と思うのは私だけではないはずです。

さて、プロコンプの後継機として新しく登場したこの弓ですが、新機構として目玉が2つ。
ひとつがグリップ「モジュラーグリップシステム」
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0度、2度、4度、6度の4つのグリップパーツが付属します。
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参考までにグリップパーツが無い状態。

もう一つが、フルドロー時のケーブルテンションを軽減してくれる「アジャスタブル・ケーブルガードバー」
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さらにモジュール交換引き尺変更が出来る新カム「スパイラル-プロ カム&ハーフ」が投入されました。(購入時はスパイラルプロカムかGTXカムの選択)

他にはロウリアブッシング(5/16in)、エアショックダンパー、そして昨年登場したショックロッドダンパー等が搭載されています。

では、2014年モデル プロコンプエリート(37)と比較してみましょう。
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プロコンプの発売からから2年の間に、必要不必要の箇所があぶり出されたのでしょう。100グラムほどの軽量化に成功しています。
出来る限りの肉抜きや溝掘りで実現しています。また、上下のリムポケットも必要な強度を残してこじんまりとまとまりました。

 

で、ハンドルを眺めていて気付いた事が。

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あれ?ハンドルのピボット上下位置が違う?!
上の写真はピボット位置を揃えて撮影しました。すると上下のカムシャフトがポディウムの方が下に位置します。
では、このカムシャフトを両方そろえるとどうでしょうか。
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あらま、ピボットが約0.5インチ強(約14ミリ)上になりました。
いや、なりましたではなく、2012年以前のハンドルデザインのピボット位置に少しだけ戻りました。

なぜでしょう。正式なアナウンスは少なくとも私は聞いていません。
2013年プロコンプが登場した時はまぁまぁ大きめの声で「ピボット位置を下げたYo!」って謳っていたと記憶していましたが。。。。
実はそんなに不要と判断し、少しだけ戻した?のかもしれませんね。キチンとした裏付けがあっての設計でしょう。

ポディウム-Xエリート37 新色ブラウン

ぜひ新弓を見に来てください!というよりも、このブラウンを見に来てください!の方が若干強めです。

大久保店にお越しくださいヽ(^o^)丿


CBE スコープハウジングとレンズが入荷しました

CBE(Custom Bow Equipment)から、コンパウンド用スコープハウジングとレンズが入荷しました。

削り出し加工・アルミニウム製アルマイト仕上げのスコープで1-3/8インチ(35mm)径のスコープです。
*メーカー表記ではスモールサイズです
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重さは26グラム。
最も軽いと言われるシブヤマグネシウムスコープが21グラムですので、軒並み40グラム前後あるアルミニウム製ハウジングの中ではとても軽い設計になっています。

 

このスコープハウジングには、光ファイバーキットが付属します。取り扱う太さは0.29インチ(約0.7ミリ)
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個装形態は「光ファイバー2本入り」となっていますが、必要長から見ると実は1本から2本分が取れるので実際は4本分となります。

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ファイバーあり、なし、を選べるのでお好みでどうぞ。
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ただ、取り付の際はブリッジは細く、またネジ&ワッシャがとても小さいので折損や紛失にはご注意を。(全長約2センチ)

また、このスコープハウジングには各社のサイトにキッチリ装着できるようにネジやナットが付属します。
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当然CBEのコンパウンドサイトは相性100%
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他社のサイトもロッド(長)やロッド(短)を用いてサイト側の取り付口の仕様にあわせて装着して下さい。
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下の写真はハウジング側接続部分の様子です。
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サイト側の設計によってはネジ穴周りの四角い切欠きが合わない時もあるので、プレートを“噛ませて”段差をなくして装着してください。
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レンズは付属していないので別売りになります。

その別売りの純正のレンズも同時に入荷しました。
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このレンズはツァイス製、両非球面のガラスレンズです。
光透過率は99.98%のため、明るい画像を提供してくれます。
またレンズには、ARコーティングと言う、ハードで滑らかな表面処理が施され、キズが付きにくく、チリやホコリ・水をはじく効果が有るので簡単に汚れをふき取る事が出来ます。

 

CBE スコープ&レンズは好評発売中ですヽ(^o^)丿

CBE スコープ・ハウジング  CBE スコープ・レンズ


Scott EXXUS-Core が入荷しました。

スコットのサムトリガーリリーサー第2弾「エクサス-コア」が入荷しました。

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ギラギラした感のない上品な赤でまとまった仕上がりです。

エクサスからやや進化したのが、エクサス-コアの印象。

人差し指の穴が設けられたのは好みの分かれるところですが、エクサスから引き継がれている細身のプラットフォームはコンパクトな印象を受けます。

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サムトリガーはエクサスと同じく自由度の高いポジション調整が可能です。

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ハンドル下部の銀色の部分は交換が可能です。写真は3本掛けモデルです。このパーツを交換すれば2⇒3⇒4本掛と変更できます(パーツは別売り)
下の写真は4本掛け。
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上の写真はエクサスとの比較。人差し指と中指からフックまでの距離は同じです。

 

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コチラの写真はバックスピン(トリガーレス)との比較です。コチラはフックまでの距離がバックスピンの方が約5ミリほど長い設計になっています。

 

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3つのリリーサーを並べてみました。いずれもスリムなボディーであることがお分かり頂けるかと思います。
左からバックスピン、エクサス-コア、エクサスです。

独特の形状、スリムなボディー、人とはちょっと違うリリーサーをお考えの方はぜひ☆

エクサス-コアはあちぇ屋CPおよび店舗で販売中です。


TruBall HBCリリーサー、3-Lサイズが入荷

レオ・ワイルド選手が開発に携わった、「TruBall HBCリリーサー」

これに新たなサイズとして「3-Lサイズ」が入荷しました。

これまで「3-M」のみの販売で、数多くの方にお求め頂いたこのリリーサーですが、

大きめサイズのLで、まずは3本掛けタイプの入荷です。

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右がLサイズです。

3-Mサイズとどのあたりが違うか、比較してみました。
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ポイントは「約2ミリ」です。

たった2ミリ、されど2ミリ。

全然手に持った感が違います。

私(山田)の右手指3本(ひとさし指~くすり指)をピタッとくっつけて測った幅が約6.3センチなのですが、Mサイズでピッタリ手に納まる感触ですが、

Lを持つとそれぞれの指の感覚に余裕ができ、特にくすり指後ろ部分から大きく回り込む“かぎづめ状”部分にゆとりが生まれます。

このゆとりと指の間隔が必要か不要かでこのサイズを選択する際のポイントになってくると思います。

下の写真は3-Mを持った様子。
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そして次の写真は3-Lを持った様子。
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それぞれの指の間隔が微妙に広がっているのがお分かり頂けると思います。

サイズ選びの参考にしてください。

TruBall HBCリリーサーは、あちぇ屋CP、および店舗で好評販売中ですヽ(^o^)丿


B-Stingerから新色ウエイトと超ヘビーウエイトが入荷

B-Stingerから新色ウエイトと、超ヘビーウエイトが入荷しました。

まず新色ウエイトですが、これまでの黒と銀にさらに6色が追加となり全8色になりました。

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緑、赤、黄色、青、紫、オレンジの6色が追加になりました。

種類は「1オンスウエイト3枚入りパック」と、「4オンス(ひとかたまり)パック」の2種類です。

 

そしてもうひとつ。

ひとかたまりで8オンス(約227グラム)もある、その名も

「8オンス クレイジーエイト・ウエイト」です。

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これは「ひとかたまり」と書いた通り、バラバラにはなりません、ご注意を。

 

B-Stingerウエイトは、あちぇ屋CP、および店舗にて販売中です!ヽ(^o^)丿

 


Sugru セルフセッティングラバー

もとはアウトドア用品やスポーツグッズ用に用いられ、それを転じてハンドルグリップに盛り付けるパテとしてジョージ・ライアルズ氏が提唱する22度のセルフメイキンググリップ。

Sugru
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*使用したのは2個です。(1個5グラム)
グリップ作成の説明の前にこの製品についてお話します。

この製品はアウトドア用品として、また、マリンスポーツ、ウインタースポーツ、サイクリング用品、スケボー用品などなどあらゆるスポーツ・レジャーシーンで使える万能なラバーパテです。

つかえる素材は、

ファイバーグラス、カーボンファイバー、木材、アルミ、スチール、ガラス、セラミック、プラスチック全般、布、レザー、コットン、ネオプレン・・・・・

ほとんどの素材に使えるそうです。

加工・作成後、貼り付けた所から除去するときはガラスやプラスチックなどのつるつるした面は、ナイフなどで簡単にそぎ落とすことが出来ます。

使用期限は製造日から13か月。使用期限が小袋の裏面下に記載があります。

保管は冷暗所へお願いします。

作成時、色が指先に付きますが、ティッシュペーパーで割と簡単にふき取れます。

 

ではでは、作成に入りましょう。

まずこのグリップを作る目的は、押し手の前腕の疲労を低減することで安定したシュート持続させようという狙い。

グリップ部分が15~17度と言った立った状態での押しは、手首から前腕にかけての筋肉や筋(スジ)の負担や張りが大きく(個人差がありますが)、場合によっては疲労が早まる事もあるとのこと。ジョージ・ライアルズ氏が提唱する22度~23度は、RCで言う所のハイグリップ状態にすることで、この前腕の筋肉や筋の負担を軽くすることで安定が継続する効果に期待が出来る、と言う事だそうです。

今回はその22~3度のグリップを作るべく取り掛かります。

使った弓は、HOYT・コンテンダー。計測するとグリップ角度は17度でした。

では作成の様子を写真で。

と、その前にこの作業は30分以内で終えましょう。でないと、硬化が始まるそうです。

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袋はハサミでコの字にチョキチョキ

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指先でコネコネ。
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コネコネした際のつなぎ目が無いように棒状に丸めて・・・・
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ザックリと三角錐形状に作ります。
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それをグリップの上に乗せます。コンテンダーのグリップ幅は17ミリ。その幅にきっちり合わせましょう。
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指先で示したピボット部分にはぜったに盛り付けないでくださいね。
ピボットポイントのカーブが終って直線になるところからパテを乗せてください。
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後はコネコネと形を整えます。
特にパテとハンドルのつなぎ目は丁寧に、かつしっかり密着するようにナデナデします。
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完成後に手直しの為に削ったり、ナイフでそいだりすることを前提に整えるのではなく、そのまま完成形にするように丁寧に造形しましょう。

ポイントはオリジナルのグリップの形をそのままの延長上に持ってくる感じで作る事です。角をキチッと作る。これ大事です。
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最後の仕上げには、リリーサーの親指ポストのギザギザを使って、滑り止めを作ります。
(別に無くても良いですが、あった方がそれっぽく仕上がります)
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測ってみました。22度ですね。ストリングを水平0度として測ります。

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形が整ったら、24時間以上放置させて硬化を待ちます。
(上下の)全長は約6センチ。最下部の厚みで約8ミリです。

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今回は約24時間でちゃんと固まりました。感触は思ってた以上に固いです。当然フルドローの圧力に負け潰れるようなことはありません。
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手首の角度は、人によって可動範囲が違い、また筋肉量によって負担の感じ方が異なります。
押し手の安定感に不安がある方は、疲労軽減の目的で一度試してみてはいかがでしょうか。
また、取り外すときは、グリっと力をいれてこねれば取れます。残りかすを爪でコリコリすればOKです。
ひとつの方法として、高めに盛り付けて作成し、試しながら徐々に削っていく、てのもアリかもしれません。ただ1点だけ!それは元のグリップの形状を再現して再形成する事です。

丸みを付けるのはどうか?と言ったご意見もあるかと思いますが、個人的にはグリップに丸みを付けると、手のひらの当たりは柔らかくなりますが、実際はグリップトルクが発生しやすくなり、疲労による安定感の欠落よりも、グリップトルクによる安定感の欠如になりかねないと考えます。

 

・・・・と言う事で、よかったらぜひお試しくださいね!

Sugru セルフセッティング・ラバーは店舗およびあちぇ屋CP店で発売中ですヽ(^o^)丿


HAMSKEA Versa RESTが新しくなりました。

あると便利なちょっと変わったアーチェリー用品(と言ったら叱られますが)でおなじみのHAMSKEA(ハムスキー)から絶賛発売中の“神レスト”「Versa REST」(ヴァーサレスト)が、マイクロ調整機構を搭載して新登場となりました。

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*従来のマイクロ調整機構のないモデルも引き続き販売中です。

上下(縦方向)の調整、左右(横方向)の調整は、ロックネジを緩めて本体を適宜動かし、再度ロックネジを締める手順となりますが、これだとロックネジを締める最中にもしかするとズレたりする可能性もありました。

このロックネジ~調整の部分で、もう一か所、本体を移動させる際にネジを使うことでさらに微調節ができ、しかもロックネジを締めこむ際のズレも起きないという目的で設計が見直されました。

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*赤矢印・・・ロックネジ

*黄矢印・・・マイクロ調整ネジ

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そもそもこのレスト、なにが“神”なのか。

それは、この1台で、、、、、

・リムドライブ(上リムor下リム)/フォールアウェイ

・ケーブルドライブ/フォールアウェイ

・スプリングテンションレスト

・ブレードテンションレスト

と、実に1台4役の対応が可能な優れたマルチレストなのです。

このレストにマイクロ調整機構が追加された、と言う事なんです。

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さらにこのハムスキーから、もう一つこんなパーツが発売されました。

「Versa Overdraw」(ヴァーサオーバードロー)

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レストブレードの先端と矢が接触するポイントを従来の位置よりも後ろ(射手の顔に近づく方向)へずらし、発射の際の矢に伝わるトルクを低減させようという目的で「AAEフリークショウ・ロングマウント」等をはじめとするオーバードローレストが 販売されていますが、ハムスキーから今回発売されたこの商品は、現在お手持ちのレストを使ってお手軽にオバードローレストに変貌させようというエクステンションパーツとなっています。

延長できる幅は、約1インチ~約2インチ。

まず最短位置で取り付けただけで約1インチ下がります。それが最大2インチまでとなります。

と言う事は、最近のHOYT弓はテックハンドルになっているので、デザイン上その時点で無理です。残念ながら使用出来ません。

HOYT以外のモデルで使用が可能となっています。

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イラストは、ハムスキー/Versaレストをあてがったイメージです。実際は下の写真です。

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同一メーカーなので当然バッチリピッタリです。

では、他のメーカーのレストはどうか?

今回試したのは、トロフィーテイカー、スポットホッグ、AAEフリークショウです。

ポイントはレスト取り付け部の幅です。

この部分の内幅が約23ミリなので、おのずと23ミリ以下の幅を持つレストに限られてきます。

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結論から言うと、今回のレストの中では約19ミリのトロフィーテイカーだけが取り付可でした。

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その他のメーカーのレストは幅が合わないため不可となりました。

見た目からしてかなり大がかりな部品になるので、好みが分かれる部分かも知れませんね。


ボーニング ICE(アイス)べインが入荷しました。

今週入荷した新商品、BOHNING(ボーニング) ICE(アイス)べイン。

入荷するや直ちに多くのお客様のお問合せとお求めが相次ぎ、好調な滑り出しを見せています。

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フランスのトップ選手が開発に携わり、また実戦投入をし好成績を残している結果もこの好調さを後押しさせています。

その秘密は、羽根に長さを持たせることで修正力を生み出し、しかしその一方で極力背を低くすることで風から受ける影響力を最低限に抑えるデザインです。

貼付け前の触った感触は柔らかいですが、貼付け後は背が低いため全体が硬い感触になります。

全10色、どれも鮮やかな発色で注目を集めるスタイルです。個人的に気になったのは「青」です。「青」と言うよりも、紺色もしくは藍色と言った印象です。

全長:76.2ミリ

高さ:7.62ミリ

重さ:6.5グレイン(0.42グラム)

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貼付け位置はシャフトエンドから1インチと言うのが一般的*ですが、個人的にはピッチを付けるか付けないかで議論が分かれそうですね。

*ノック溝から1インチと言うケースもあります。

メーカーは若干のピッチ付け(1~2度)をお薦めしていますが、もし付けるとしても、まず最初に自身のベアシャフトがどちらに回転するかを確認してから貼付けを行うのが良いでしょう。

ボーニング・アイスべインは、大好評発売中です!

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FFP225が入荷!!

FFP(Flex-Fletch Products)から225サイズのべインが新たに入荷しました。

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形はシールド(盾の意)カット。色は全部で14色。
CP競技が50mになり、アローもそれ用に特化したセッティングが多くなってきました。

アメリカのプロアーチャー、レオ・ワイルドも今シーズン採用しています。
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*写真はレオ・ワイルド選手のツイッターより(2点とも)

耐久性、コシの強さには定評のあるFFPべインはこれまで多くのアーチャーに使用されています。
「225」と言うサイズは。2.25インチ(57ミリ)を意味しています。

大きさはご覧のとおり。
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色は14色。

写真で色味を再現するのにだいぶ色々と頑張ってみたのですが、残念ながら下の写真が精いっぱいです・・・スミマセン。
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この中で色味の補足をさせて頂きますと、まずは新登場:パール系色。

グリーン、ブルー、ピンクと3つあるパール系のこの色は、遠目だと分かりにくいですが、よ~く見るとなんとなくキラキラした小さな小さなツブツブが特長です。

全体的にマイルドな色身になっています。

上の写真ではパールグリーンと黄緑の区別がほとんどつきませんが、言葉で説明すると、黄緑は黄緑。パールグリーンは「エメラルドグリーン」のような感じです。

あと紫ですが、写真では赤味が強いですが、実際はもう少しちゃんとした紫になっています。

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このあたりのサイズのべインでは他にイーストン/ダイアモンドべイン235、AAE/EP23などが有り、さらに来月にはボーニングより3インチサイズの新製品「ICE」が入荷予定です。

各トップ選手の採用~結果を見てどのべインを採用するかとても迷う部分ではありますが、どんなに弓本体にお金をかけていたとしても、最終的に飛んで行って的に刺さるのはアローですから、ここは慎重に選びたいところです。

FFP225は本日から販売ですヽ(^o^)丿