Bear Archery Empire(エンパイア)

アクセル間32インチ、ワンカム、そして24インチから31.5インチと言う幅広いドローレングス調整幅を持つ、ベアー社の2013年Newフラッグシップモデル。
メーカー紹介動画はコチラ(英語です)

「EMPIRE(エンパイア)」

新たにこれから取り扱い始めるかどうか試験的に手配を行った、このBaer 2013年のフラッグシップモデル「エンパイア」ですが、「意外と」と言えばチョッとアレですが、多くの皆さまからお問合わせやご質問を沢山頂きまして、再び仕入れを行いました。

今回入荷した色はシャドウ(ブラック)。

50ポンドモデルです。
ただ、ホイットみたいに50ポンド表記の場合はは40ポンドから50ポンドで調整可能・・・、と言うものとは違い、このベアの場合は、約43~52ポンド、と言う風に強さが出ます。
*リムボルトの回転範囲は4回転までです。

特長はなんといっても、引き尺調整が可能なシングルカム(ワンカム)と言う事。
さらにその幅が、24.0インチから31インチ。
メーカーのうたい文句は、「市場に出回る弓(カム)の中で最も速く、最も滑らかな引き心地の新設計のS13カムはあなたに満足いく結果をもたらせてくれるでしょう」とのこと。

ワンカムらしくない、わりとしっかりとしたウォールでリリーサーコントロールの感覚がつかみやすい印象を受けました。
引き尺調整は、モジュールの位置移動&ドローストップピン位置変更方式。

モジュール(グレーのパーツ)をベースカムの刻みマークに数字を合わせます。
写真では引き尺設定「29インチ」を指しています。


ドローストップピンも同じ数字に合わせます。写真は29インチの位置。
30インチから先は“上の段”に行きます。

引き尺変更はボウプレス不要。
7/64インチの六角レンチ1本で簡単に引き尺変更が出来ます。

このカム、直径が大きいんです。

約16センチもあります。
HoytのRKTカム(2番カム)で約10センチですからかなり大きな印象を受けます。

ちなみに、上側に付く、アイドラ―ホイールですが、こちらも大きいです。

約12センチあります。
HoytのRKTカム(2番カム)より…(略

ケーブルガイドは、「4x4ローラーガード」。

4個のローラーにそれぞれ2個づつ、合計8個のボールベアリングが搭載されて、ケーブルをストレスなく滑らかに運んでくれます。

バックストップにはベアアーチェリー独特のデザイン「オフセットストリングサプレッサー」が搭載されます。

けっこう先端はぐにょぐにょしていて柔らかいです。
もちろんブレースハイトに合わせて長さも調整可能です。

シェル周りですが、こちらは必要最低限の強度、と言った印象。

グリップは、モールド素材のカバーが付いていて、付けたままでも、外してもどちらでも使えるデザインになっています。

*写真はメーカーHPより。

カムタイミングの調整など、神経質にならなくても良い、シングル(ワン)カムならではの手軽さ。
軸間32インチと言う、身軽さ。
引き尺調整が、0.5インチ刻みで24インチから31インチと言う幅広い対応性。
ピープの回転やクリープを防ぐプレストレッチを既に施してあるHP弦を用いたストリング類。
リムポケットとリムブーツには“アソビ”の無い精密なハンドルとリムのジョイント。*このジョイントは余計な振動を極力抑えてくれます。
7インチのブレースハイトは他のハンティングモデルに比べ、安定感で上回ります。

ハンティングボウとして世界的には超有名なメーカーですが、日本国内に置いてはイマイチの認知度は正直否めません。
純粋なターゲットモデルが存在しないのが原因かもしれませんが、それでもいい弓は沢山作っています。
この機会にぜひ注目してみてください。


SCOTT  新製品 その2

1980年代前半、ビル・スコットが自ら開発したリリーサーを発表してから、その革新性とパフォーマンスは多くのトーナメントアーチャーやエキスパートハンターたちから絶大な信頼と人気を博しています。
そのスコットから、初のサムトリガーリリーサーが登場しました。

その名は「EXXUS(エクサス)」

~以下は説明文~
サムトリガーながら、スコットの代表的なトリガーレスリリーサー「ロングホーン」と同じプラットフォームを持ち、人間工学に基づいたその細身なテーパー状ハンドルは高い再現性を生み出してくれます。
トリガーテンションは、付属の3種類(弱中強)のスプリングから選び*、お好みの強さに調節が可能です。また、最大限まで引き上げられた内部パーツは、ステンレスの中で最も高硬度・強度を有する「440鋼ステンレス」で構成されており、これらのパーツには耐摩耗性の高いチタニウムコーティングが施されています。~
*プリセットは「中」です。


赤と黒のツートン。
STANのエレメント見たいな配色です。

確かに、カーターやTurBallなどのリリーサーに比にべると随分細身で、ロングホーンとほぼ同じシルエットで一見サムトリガーには見えないぐらいの細さです。
STANのエレメントも細身ですが、それ以上に細身です。

   
STAN エレメント   SCOTT ロングホーン(ProADV)

その細さに対する受け止め方には個人差があると思いますが、実際手にすると快適な感触が伝わってきます。
快適な感触とは、指先の均等なウエイト配分がスムーズに行え、矢筋を真っ直ぐに保つ感触を得られやすい、と言う事です。
表面仕上げは「つや消し」で、ホットショットのテンペストみたいな独特なさわり心地、“サラサラ”した感触。
色は赤/黒のコンビカラーのみ。
トリガーは、STANなどで良く見る?形状のアジャスタブルデザインが採用されています。
 

SCOTT初のサムトリガーリリーサー「EXXUS(エクサス)」
また一つ、注目のリリーサーが誕生しました。

店舗および通販店で発売中です。


SCOTT 新製品 その1

スコットから、2013年の新製品が届きました、第一弾。

 エントリー向けの価格帯で提供されますその名は「SAMURAI(侍)」


なぜ侍なのか?
いささか謎ですが、製品のセールスポイントや特長は以下の通り。

・デュアルキャリパーヘッド。
・トリガー感度調整が可能。
・無段階で調節できるナイロンバンドコネクターはトルクフリーなショットを実現。
・指のアールにピッタリ沿う形にデザインされた、絶妙なカーブを描くトリガーレバー。
・ローラーシアーテクノロジーによってクリーンなトリガリングで、トラベルを感じさせないスムーズかつ軽いショット。

主にハンティングの場面で好んで使われるリスト式トリガーリリーサー。
一定性や再現性の安定感には一抹の不安が残りますが、ダイレクトなシューティング感覚が得られやすいし、撃っていて楽しいのは実はこのリストトリガー式だったりします。
まして、価格が比較的お安い。

初~中級者の方で、また、入門編としても取っ付きやすい価格とパフォーマンスのリリーサーですね。

SAMURAI・・・・・・
だったら、「NINJA」の方が個人的にはしっくりくるんですがね~(笑)

SAMURAIはあちぇ屋CP、店舗にて発売中です~。


Carter Honey-Do!

昨年秋の発売以降、当店でも多くの皆さんに大好評を博し、お求め頂きました安全装置付トリガーレスリリーサー、カーターの「Honey(ハニー)」。
そのハニーに、新たなモデルが投入されました。

その名は、「Honey Do(ハニー・ドゥー)」

安全装置の操作手順が従来品とは違うメカニズムを搭載しました。

 従来品の安全装置は、レバーの「オン」⇔「オフ」をパチッっと切り替える感覚でしたが、「Do」の方は、レバーを「押し込む」⇔「緩める」の操作になります。

 従来品と「Do」の違いを1分18秒の動画にしてみました。
 *若干、光源のちらつきがありますがご容赦ください。

注意すべき点は、ドローイング中はこの押し込んだレバーを緩めてはいけません。
 アンカーに入ってから緩めてください。
万が一 ドローイング中に押し込みがゆるむと暴発の危険性がありますので。

 コメントにも入れましたが、従来品よりも手順が少なくなるので、より再現性が高まる期待が持てます。

 「もはや別モノ!」とはチョッと言い過ぎですが、あながち間違ってはいないと思うほどの仕上がりになっています。

 「Honey Do」は従来品より若干価格が上がりますが、試す価値は大いにあると思います!


AXCEL ACHIEVE(アチーブ)サイト CX&CXL

 先日入荷しました、AXCELのNewサイト、ACHIEVE(アチーブ)。
これのコンパウンド用となる、「CX」と「CXL」が入荷しました。
 
CXL with Damper

  
CX no Damper    


これまでのAXサイトと大きく違う点が2つ。
・新設計のサイトブロック
・大幅な軽量化

その前にまず「CX」と「CXL」の違いなんですが、簡単に言うとサイトボックスのつくりが若干違うんです。
他社のサイトにも共通して言えるのがエレベーションバーにガッチリはまっているサイトボックス。
そしてエレベーションバーの中心を縦に通るロッドに、しっかりとサイトボックス側の“メスネジパーツ”が適度な圧でかみ合っていますよね。
この“かみあい”が悪いと使用中のガタツキや動作不良を起こし、サイトの高さ調節が不安定になります。

この「かみ合わせ圧の調整」が簡単に行えるように設計されたのがアチーブサイトなのです。
そしてサイドに有ったジャンプボタンの位置が上側に変わりました。

では「CX」と「CXL」の違いの本題に入ります。

まずこちらはCXL。ロックレバーが存在します。

次にこちらがCX。ロックレバーがありません。

「CXL」のおしりの「L」は「Lock」の「L」なんですね。

手順としてはサイト合わせの際、ジャンプボタンで大きく移動したあと微調整はつまみで調節します。「CX」の操作はここまで。
一方「CXL」は調節が決まると、ロックレバーを回してサイトブロックをエレベーションバー上でガッチリとその場所に固定してくれるのです。
別段、ロックレバーを回さなくともちゃんと固定してくれますが、レバーをオンにしておく方が安心ですね。
ただし注意があります。
このロックレバーをオンにしたまま、決して調整つまみを回してはいけません。
サイトボックス側の“メスネジパーツ”がなめてしまい故障してしまいます。
必ずレバーをオフにしてから操作してくださいね。

このロックレバーの有り無しが、「CX」と「CXL」の違いです。

次に軽量化について。

これまでのAXサイト(AX-3000)のエレベーション(サイトボックス込)との比較です。
AX-3000の重さ167グラムに比べ、アチーブ-CXの重さは121グラムと、約30%近くの軽量化に成功しています。

下の写真はAX-3000サイトのエレベーション部分(サイトボックス込)

そして、アチーブCXのエレベーション部分(サイトボックス込)

*エクステンションバーを含めないのは、「ハーモニックダンパー付タイプ」と「ダンパーなしタイプ」がある為一概に比べられ無い為です。

そしてシブヤアルティマCPXサイトとの重さの比較です。
シブヤアルティマCPX(365-6インチ)が204グラム、CX(ダンパーなし6インチ)は216グラム。

シブヤアルティマCPXサイト(365-6in)

アチーブ CX-6in

僅かにアチーブサイトの方が重いですが、これまでの製品(AX-3000(ダンパーなし):262グラム)に比べると、大幅な軽量化により、その差がグーンと縮まりました。

参考:AX-3000サイト(no Damper 6in)

本来、CXとCXLはそれぞれのモデルに「ハーモニックダンパー付エクステンションバー」「ダンパーなしエクステンションバー」の2種類(さらに6インチか9インチ)になっていますが、あちぇ屋CPおよび、店舗では「CX」には「ダンパーなし」モデルを、「CXL」には「ダンパーあり」モデルを用意して販売いたします。

*「CX:ダンパーあり」「CXL:ダンパーなし」のモデルについてはお問合せ下さいね。

どちらも絶賛発売中ですヽ(^o^)丿


B-stinger製品が充実!

 先日の本店ブログ記事で既報の通り、正規代理店契約を結んだ「B-stinger」。

多くの海外トップ選手や国内の選手に人気の高いB-stingerのロッドを展開。
ターゲット用スタビライザーとして最高峰の「プレミアプラスシリーズ」他、アクセサリーの種類や在庫を大幅に増やしました。

ぜひご注目ください!


Bowtech エクスペリエンス

以前の記事で紹介しました、Bowtechの2013年モデル「エクスぺリエンス」
今日、即納モデルとして右ハンドル・60ポンド、色はブラックオプスが入荷しました。

まずは基本的なデータのおさらいです
≪データ≫
-アクセル間        32インチ
-重量             4.2lb(1,900g)
-レットオフ         80%
-ドローレングス   26.5~31インチ
-ブレースハイト   7インチ
-IBOスピード      335fps
-ドローウエイト   50/60/70
-色     ブラックオプス、モッシーオーク・インフィニティ

構成は、センターピボットハンドルデザインに、オーバードライブバイナリーカム&FLXガード搭載、そして新しくデザインされた新型のダンパーが装着されます。
グリップの形状は昨年発売された「インサニティーCPX」と同じく丸みを帯びた接地面のハンドルとなっています。

・ハンドルのフェイス面に搭載されている「リボルバーダンパー」。
 
周りのウエイトがグニュグニュ動きます。

クラッチストリングストップ(バックストップ)の付け根にも付いています。

・新形状のバックストップ「クラッチストリングストップ」。
 
戻ってくるストリングを“クラッチ”するんですね。ゴムがヘタって来た時の為に取り替えが出来るようになっています。

・色が赤くなった「Dura-FLXストリングダンパー」

昨年発表のインサニティーCPXと同じ「オーバードライブバイナリーカム」を搭載していますが、ブレースハイトが7インチと高くなったためにカタログ数値から見ればIBOスピードが落ちた形にはなっていますが(335fps)、実用スピードとしては全く問題の無いレベルです。
挙動がおとなしく、静かになった仕上がりになっています。
データ上、アクセル間が32インチとなっていますが「オーバードライブバイナリーカム」の直径がとても大きい為に、他の32インチアクセル間のモデルと比べると、持った感じ、とても大きな印象を受けます。

より攻撃的でじゃじゃ馬的な要素を持つインサニティーCPXに対し、静粛性に長け、許容性の広さが持ち味の弓になった「エクスペリエンス」。
とはいえ、デザイン設計はゴリゴリのハンティングですから、どちらかと言うと短距離ターゲットやフィールドでの用途に適してると言えるでしょうね。
反対にロングでの安定性には一抹の不安が残ります。

使用目的を明確に持ってお使いいただく、2台目・3台目の弓として最適ではないでしょうか。

Bowtechエクスペリエンスは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中です。
*即納モデルはコチラ


TRUBALLからINCREDIBLE(インクレディブル)が入荷!

2013年、 TruBallの新しいフラッグシップモデルとなるリリーサーの登場です。
その名は「INCREDIBLE」。

大ヒットリリーサー「アブソリュート360」から採用された機能「360度ヘッドスイベル」、「ヘッドセントリックテクノロジー」を継承しつつ、大幅に機能改善がなされたデザインで登場です。

・とても楽チンになった新しいコッキングシステム
・インターチェンジブルハンドルデザイン
・スプリング交換式トリガー圧調整

【コッキングシステム】
これまでのTruBallリリーサーのコッキング位置は『ボディーの背面』と言う、使い勝手を無視した全くもって優しくないデザインでした。(非力な方はいちいち持ち直してコッキングしているそうです)
インクレディブルはボディーの上面トップに設置され、非常に楽にコッキングできるデザインに変貌しました。
ただしトリガーレバーに触れながらコッキング操作するとシアーが掛かりませんのでご注意を。

【インターチェンジブルハンドル】
ボディー中央部分のネジを抜き、別売りハンドルを入れ替える事で2~4本掛けにデザイン変更が可能になりました。

これは、インサイドアウトリリーサーと同じ形式になった、と言う事ですね。
本体ボディーさえあれば、他の指掛けを試したい時は交換パーツだけで済むという、お財布にやさしいデザインとなっています。

【スプリング交換式トリガー圧調整】
工場出荷の状態ではトリガーの硬さが最も柔らかい「ライテストセッティング」になっています。(バネが本体に入っていません
変更するには付属のバネを用います。パッケージ・説明書の裏にセロハンテープで張り付けられています。くれぐれも見落とさない様にしてくださいね。

黄色いバネが柔らかい方、赤いバネが硬い方です。
バネなし、黄色バネ、赤いバネ、、、お好みでセッティングしてください。

バネを仕込む場所など含め、簡単な説明を動画にまとめましたのでそちらもご覧ください。

TruBallの新しいフラッグシップモデル「INCREDIBLE」は店舗およびあちぇ屋CPで発売中です!


TruBallから、インサイドアウト-X リリーサーが入荷!

爆発的ヒットとなった前作、「インサイドアウト」(トリガーレスリリーサー)。
このインサイドアウトがアップグレードを果たして登場です。

変更点が数か所あります。
・リリーサーヘッドの位置
・リリーサーヘッドの位置調整(2段階)
・サムバー取り付け穴レイアウトの変更
・ラバーパーツ入りハンドル

まずはリリーサーヘッド

左が通常のインサイドアウト、右が「インサイドアウト-X」             

並べるとその違いが分かりますね。
「ゼロトルクヘッド」デザインはそのままで、約2ミリほど「X」の方が上方に移動しました。
そしてこのヘッド部分ですが、クリッカープレートを留めているネジ(2か所)を抜けば、ヘッド部分が“まるっと”上方へさらに約5ミリ動かすことが出来ます。(上側のネジ穴1個だけ見えていますね)
*2か所のネジを抜き取り、この部分をスライドさせます。(この部分は外れませんので)
その目的は、フックにかかるストリングテンションの“力の軸”が、より人差し指に近くなる、と言うことです。
どちらかの位置を試してみて、“抜け”の良い方を選んでください。

次に、サムバーの穴レイアウトの変更

左が通常、右が「X」
ビミョーに変更されています。
気にするか気にしないかは、あなた次第・・・・、ですね(苦笑)
こんな感じで若干違います。

最後にハンドル

指の谷を縫う様にラバーの棒が入っている感じになっています。
指の滑りを抑える目的で搭載されました。

注目の「インサイドアウト-X」は店舗、あちぇ屋CPにて販売中です♪

【追記】
このインサイドアウト-Xに搭載された「ラバー入りハンドル」ですが、同時に交換パーツも入荷しました。
この交換用パーツは、通常のインサイドアウトにもお使いいただけます。試してみたい方は是非ヽ(^o^)丿


特別寄稿~全日本室内アーチェリー選手権~

今回行われました、「第21回全日本室内アーチェリー選手権大会」 男子コンパウンドの部に参加されました、ハンドルネーム「左衛門尉」さんからお寄せいただいた全日インドアのリポートを掲載いたします。

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気温が0度、または1度という北陸の銀世界・・・その中に立地する、富山県黒部市総合体育センターにて、第21回全日本室内アーチェリー選手権大会が、開催されました。
開場直後は、やや寒くて暗いという、いかにも“体育館”というコンディションでしたが、やがて照明が全点灯されて、エアコンが全開となると、非常に快適な試合会場へと変貌いたしました。
 

久しぶりにお会いする方々、初めてお会いする方々とご挨拶しました。ジョークを交わすなど、和気あいあいとした雰囲気が漂う中で、周囲を観察すると・・・
黙々とセッティングをする方、メンタルを整える方、ストレッチを入念に実施する方・・・
弓具検査が始まるまで、各自がそれぞれの時を過ごしていました。 

雰囲気が昨年に比較すると、殺伐とした雰囲気があまり感じないのは気のせいなのか?CPだからか(RCの方は若干ピリピリしていたような気が・・・)?
それとも私自身が、全日インドアの経験者となったためなのか?
真相は分かりませんが、柔らかい状況下であったことは事実です。 

開会式の後、公開練習を経て、試合が開催されました。
CP側は特別問題なく、行射時間を目一杯使うシーンも僅少にて、淡々と試合が進行していきました。
自分の点数をコールし、相手の方に記録していただき、電子端末へ入力して送信。
そしてそのスコアが、後方に設置されたスクリーンに速報として現れて、自分の“位置”を確認・・・。
各自、心中では一喜一憂されていたのではないかと思われますが、外見的には淡々と射ち、静かに後方へ下がる選手が大半。 

内に秘めたる闘志を表に出さず、現実を受け止めて次射へ臨む光景は、まさに全国から参集した集団での試合であると、感じました。
と同時に、こうした中に自分が選手として参加できることは、何度経験しても良いことであり、場数を踏めば踏むほど、己を高める機会である試合なのだと再認識しました。
 
予選結果については、男子は昨年よりも、大きく変動する回数が多かったように感じました。一射一射の重みが年々増している・・・レベルが相対的に向上しているのではないでしょうか。
私自身は予選を通過できませんでしたが、今回選手として参加できたことに、喜びを感じました。
また同時にベストコンディションに自分自身を調整出来ていなかった自分の未熟さを痛感し、来年こそは予選を通過することで、トーナメントへ臨みたいという気持ちを強く持ちました。
 
皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。 

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左衛門尉さん、貴重なリポート、ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした!