最強の原糸届きました(テスト用です)。

IMG_20130415_184510.jpg

最強の原糸が届きました。RHINO(↑写真の通り、サイという意味)という原糸で、ブローネルの2013年発売の新商品です。
アーチェリーの古いガイドブックには、弦は高強度・高弾性率のものがよいと書かれていますが、2000年後半からでしょうか、原糸が進化しすぎて、強度があまりにも強くなり、ストリングメーカー(完成弦)ではリカーブ向けには若干柔軟性があるのがいいのではないかという認識が広まってきました。
現在では、マテリアルメーカー(原糸)でも、とにかく強い原糸(クロスボウ向け)、耐久性が高い原糸(コンパウンド向け)、柔軟性がある原糸(リカーブ向け)…後はダクロンの様な初心者向けの4つを用意するのが一般的です
この原糸は最新のクロスボウ向けの原糸で最強の伸びない原糸です。100%UHMWPE(超高分子量ポリエチレン)。メーカーいわく、20本弦でクロスボウに対応できるとのこと…クロスボウはだいたい150~160ポンドです(パワーストロークが短いので全体のパワーは60ポンドのコンパウンドの2倍程度です)。
今回はショップとしてのテストのための入荷です。今週時間ができた時にテストしてみる予定です。
販売予定はありませんが、1/4ポンドすべて使うこともないので、興味がある方には、大久保店で若干おつくりできるかと思います。
*現在手作りの完成弦をストレッチ中です。


SVL 2013 AWSモジュラー・スタビライザーが入荷しました。

DSC01194.jpg

リムセーバー(SVL)社の2013年の新商品、ブロードバンド・リムセーバーに続き、AWSモジュラー・スタビライザーが入荷しました。
ニューモジュラー・スタビライザーの後続モデルではなく、姉妹モデルという位置づけですので、ニューモジュラー・スタビライザーも販売は継続です。
130405_142852.jpg

まずは、商品の説明の前に「AWS」について説明します。AWS(Adjustable Weight System )という意味ですが、日本語にするとウェイト調整可能システムという感じですが、これ単体では説明になりません。
このモジュラースタビライザーですが、実は、この一つ一つはノードと呼ばれています。もともとはハンティング用として開発された商品で、通常は、このノードをいくつか連結させることによって、写真の上の様なスタビライザー(写真は3ノード)を自分で作っていくものです。
ハンティング用で人気になった後、HOYTのフォーミュラシステムのリムスタビライザーやアッパーとしても、ターゲットの世界で人気になり、ターゲットでも使われるようになりました。ただ、リカーブで連結させて使う人はあまりおらず、そのため1ノードのスタビライザーがリカーブでは一般的ですが、元々はノードを連結させて、チューニングしながら、適切な長さを決めるのがこのシステムの最大の売りです。
元祖モジュラー・スタビライザーから、マイナーチェンジし、現在二代目(ニューモジュラースタビライザー)が販売されていますが、このノードの種類を豊富にすることで、さらなるチューニングの可能性を広げようというのが、AWSのコンセプトです。剛性があり重いノードがニューモジュラースタビライザー(64g)、軽く比較的柔らかい構成のノードがAWSモジュラースタビライザー(40g)です。
DSC01197.jpg

2つ以上のノードを組み合わせることで、従来は連接させて長さが調整可能だったのが、重さが異なるノードが加わったことで、重心の調整も可能になります。
A. ハンドル + ロッド + NMS(ニューモジュラースタビライザー) + AWS +AWS = 重心がフェイス側にあり、先端が細かく振動して振動吸収
B. ハンドル + ロッド + AWS +AWS + NMS = 重心がバック側にあり、先端が大きく振動して振動吸収
といった、いろいろとチューニングを可能にします。
説明が長くなりましたが、それがAWSの中のアジャスタブルの意味です。ノード単体で何かアジャスタブル(調整可能)なわけではないのでご注意ください。ノード1つだけをスタビライザーとして使用するターゲット競技において…AWSシステムは関係ないかなと思います。ただのカッコいい名前だと思っていただければよいかと思います。


DSC01195.jpg
DSC01196.jpg

商品の説明に戻ります。もう書きましたが、既存のモデルに比べて、38%軽くなっており重さは40g、直径は3.8cmでブロードバンド・リムセーバー同様の柔らかいゴムのボディを、コンプレッション・リングが締め付けているという構成です。ネジ穴は5/16、先端には次のノードをくっつけるための5/16のネジ穴があります。
DSC01191.jpg
DSC01193.jpg

とここまで書けば、ブロードバンド・リングを装着できるかが気になるところですが…物理的には可能です。ただし、コンプレッション・リングよりも、ブロードバンド・リングの方が細いために、少し隙間ができてしまいます。性能に大きな影響を与えるほどのものではないですが、気になる人は気になるかもしれません。
色はカーボンブラック1色のみ。本日入荷です。


FIVICS セーカータブのブラス(真ちゅう)タイプが正式発表されました。

brass_saker.jpg

FIVICSのフェイスブックのページなどでは、昨年から披露されていましたが、セーカータブのブラス(真ちゅう)タイプが正式発表されました。入荷はゴールデンウィーク明けくらいになるのではないかと思います。価格等はまだ未定だそうで、カンタピンチも既存のモデルと違うものになるそうです。詳細が分かり次第お知らせします。
それに伴い、FIVICSの2013年のカタログが更新されました。タブ以外での変更はほぼないです。
FIVICS 2013 カタログ
https://archery.co.jp/catalog/2013_FIVICS.pdf


Carter 2013年モデル Honey -Do 入荷です。

DSC01172.jpg

本日、コンパウンドの大久保店が休みのため、こちらで簡単に紹介記事を。
カーターのホームページがまだ更新されていませんが、2013年の新モデルとして、Honey – Doというモデルが先週発表され、本日入荷しました。
2012年に発表されて大好評(大久保店で20数個は販売しています)だった、Honey(ハニー)の兄弟モデルです。
Lサイズのみの発表でしたが、Honeyとの違いは安全装置の解除方法だけ、解除方法が逆です。
Honeyがレバーを”押して”安全装置を解除するのに対して、このモデルでは”離して”安全装置を解除します。
DSC01173.jpg

この銀色のレバーを押し込んでいる状態で安全装置が働き、離すと安全装置が解除され、リリースできます。
解除方法以外はすべて同じです。あちぇ屋本店ではなく、CP店の方で取り扱っています。
また、今日・明日は休みですので、問い合わせいただいても、返信は土曜日になります。ご理解ください。


FIVICSのDP Vバーが少量入荷しました。

DP_V.jpg

本日、FIVICSのDP Vバーが少量入荷しました。通常の開き角度のVバー機能に加え、センターから見て、90度方向・270度方向にも5/16のメスねじがついていて、5/16サイズのダンパー、270度の位置にある穴がちょうどサイトの反対側に相当するので、サイトの重さのカウンターウェイトを装着することができます。
IMG_20130329_151608.jpg
通常のVバーとして使用するとこんな感じです。
DSC01169.jpg
ただ、横にあるネジ穴がデザインの制約で深くはありません。取り付けできるネジの長さは12mm程度です。弊社の在庫品だと、モジュラースタビライザーなどがぎりぎり取り付けできません(1mm程度のワッシャーを入れれば取り付けできます)。購入時は事前に使用する予定のダンパー・ウェイトのネジの長さを確認してからご購入ください。


MK KOREA(MK コリア)のVERA(ベラ)2 リムが入荷しました。

DSC01161.jpg
MKコリアの最新作 VERA(ベラ)2 リムが入荷しました。発売後すぐに世界記録を更新し、一気に有名になったVERAリムの良さを生かすために、基本設計を大きくいじらず、カーブの見直しと素材構成を新しくしただけのリムです。既存のVERAリムも好評のため、引き続き販売は継続します。
今回は高ポンドだけ入荷しています。在庫するラインナップは基本的に38ポンド以上にしようと思っています。それ以下であれば、コストパフォーマンスのよいVERAの方がいいのではないかと思います。また、現在韓国でVERAを使用している選手でも、VERA2に移行する選手は未知数です。VERA2の方がコストがかかっているので高いというだけで、VERA2の方が上位モデルということではないです。
性能と関係がない点では、ロゴの印刷が逆になりました。これは…1月にフランスのブースで見た時には普通に気が付きませんでしたが…よく考えるとVEAR2の印刷の方が一般的かと思います。

DSC01159.jpg

性能に関係するところでは、1点目はカーブの変更。990TXとF7でもそうですが、最近はチップあたりのカーブをきつくするのが流行りのようで、VERA2でもこの部分をより強調するものになっています。写真は手前がVERAで、奥がVERA2リムです。
DSC01160.jpg

写真で分かりづらいかもしれませんが、チップの部分(頭ではなく肩に相当する場所)が少し小さくなっています。また、素材の変更などもあり(後述)、リムの重さはVERAリムに比べて、1%程度、わずかですが軽くなっています。
DSC01165.jpg

素材の変更については、詳細のパーセンテージまではわかりませんが、見て確認できるほどにカーボンなどのファイバー素材の量が増え、コアに使われているウッドの使用量が減少しています。一番わかりやすいチップ部分の写真を撮ってみました。写真の左が新しいVERA2です。2枚のウッドコアが入っているのは同じですが、厚みが明らかに違うことが確認できるかと思います。リムは両方ともにM44の下リムで、リムの厚みからくる違いではありません。
まとめると、
・ロゴの反転
・カーブをより強いものに変更
・チップの軽量化
・リムの軽量化
・素材構成の見直し
と書き出してみるとたくさんありますが、実際どの変更は大きなものではなく、マイナーチェンジ程度の違いです。VERAリムを大きく進化させたというよりも、手堅く開発したような印象を受けるリムです。
…MKコリアはだいぶ成長しましたが、まだ、生産はゆっくりとしたペースです。今回納品されたVERA2リムは1月の発注分。。。。お待たせしているお客様、申し訳ございません。MKコリアではありませんが、以前、急がされて、ウッドの乾燥が不十分なままリムを出荷して、大変なことになったメーカーがあったので、リムメーカーの場合、急がせるというのもなかなかのリスクがあって怖いです。今、2月の発注分を作ってくれているはずです。


FLEX カウンター・アッパー用ダンパー入荷しました。

DSC01128.jpg

1年前から販売しているFLEXのボールダンパーですが、今年になり、INNO MAXハンドルが発売になり、INNO AL1やGMX向けにもともと需要があった、5/16オス・1/4オスのボールダンパーを4色仕入れてみました。
DSC01122.jpg
DSC01121.jpg
DSC01126.jpg

ウェイトは別売りですが(写真はWINのフラットウェイト)、5/16のネジ穴(カウンター・アッパー・フォーミュラーのリム)で使用でき、両方ともにオスネジですので、反対側にはたいていのメーカーのトップウェイトは取り付けることができます。
上はカウンターとアッパーとしての使用例です。黒いキャップは力を入れて締めつけ過ぎた時にダンパーが破損するのを防ぐためのものです。このダンパーは二重構造になっており、中心に硬いゴム・外側が柔らかいゴムという構造のため、ウェイトなどを強く締めすぎると外側のゴムが破損する場合があります。加減をもって取り外ししていただければ、特にこのキャップは必要なものではないので、外してもらっても大丈夫です。
需要があれば、色はバリエーションは増やしていく予定です。


スペイン・フレックス モンテラ(闘牛士帽)ダンパー入荷しました。

DSC01116.jpg

本日入荷しました。1月に会社訪問したスペインのFLEX社のモンテラ・ダンパーです。モンテラとはスペインの闘牛士が被る帽子の名前で、その形に似ていることから名づけられました。
DSC01118.jpg

大きな特徴はチューニングをしながら取り付けができることで、チューニング用(シリコンカップタイプ)と取り付け用(両面テープタイプ)の2種類があります。取り付け用は8色全部入荷していますが、チューニング用は在庫の関係上、黒と赤の2種類しか発注はしていません。ご理解ください。
左がシリコンカップタイプで、右が両面テープタイプです。ダンパー本体に違いはありませんが、足の部分の違いにより、取り付けすると、シリコンカップはつぶれるので、3mm程度高さが違くなります。両面テープの方が高さがあります。ご注意ください。
DSC01109.jpg

両面テープタイプは取り付けるだけなので、チューニング用のシリコンカップタイプを使って説明していきます。入荷しているのは黒と赤の2種類のみ。このタイプのものは、基本的にはチューニングだけに使用してください。ダンパー中央のロゴの部分を強く押し込んで、シリコンカップを真空にすることでハンドルやリムに取り付けするのですが、取り付け強度のテストはしていますが、長時間の使用に耐える取付方法ではないので、シリコンカップタイプを常時使用するのはお勧めしません。
ダンパーの使い方としては、まず、チューニング用のシリコンカップタイプをいろいろな取り付けできそうな場所に取り付けて、この効果を確認し、最も効果がある場所を見つけ、そして、その場所に両面テープタイプのダンパーを張り付けて使用します。
一般論として、効果がある場所というのはいくつかありますが、実際にはそれぞれの弓で異なりますので、自分の実際の弓でチューニングをしながら、最も効果的な場所にピンポイントで使用できるダンパーというのは、かなり画期的だと思います。

ただ、一点残念というか、仕方ないことは、このダンパーはいろいろな場所で機能するように、適度なサイズになっています。広い方が31mm、狭い方が21mmで、重さは5gです。リムセーバーと同じ場所で使用するのであれば、より大きさがあり、重さも持っているSVL社のリムセーバーの方が効果を発揮します。同じ程度の効果をこうダンパーから得るには、少なくとも同じ程度の重さにする必要があるので、3個取り付けることが必要です。
小さな5gのダンパーですので、1個だけ購入されて弓に取り付けても、実感できるだけの違いを得ることは難しいかもしれません。実感したい場合には、少なくとも2つは取り付けることをお勧めします。
では、シリコンカップでどこまで取り付けできるのか。早速、取り付け強度についてテストしてみました。テスト環境ですが、W&WのINNO MAXハンドルに、INNO EX ROWERリムのM44ポンド、リムセーバーなどはなしで、矢は矢や重さのあるX10です。
まず、結論から書くと、バック側のリムチップ以外は問題ありませんでした(フェイス側のその位置は弦に触れるのでそもそも取り付けできません)。バック側リムチップ付近以外は、シリコンカップで十分にダンパーを固定できます。より厳しい環境(より高いポンド、長いリム、軽い矢)では、外れてしまう場合もあるかもしれませんが、ほぼ下記の写真の場所、それに準ずるような場所は大丈夫だと思います。
DSC01108.jpg

ちょうどうまく写真が撮れましたが、チップ側にダンパーを装着すると、ダンパーはシューティング時にこれだけ移動します(残像で確認できるかと思います)。確認した限りでは、この場所が限界でした。これ以上、ダンパーをリムチップ側に移動させると、発射時の衝撃でダンパーが飛んでしまい、チューニングになりません。
次に、問題なく取り付けられ効果を確認できた場所です。
DSC01100.jpg
1.リムのハンドル寄り部分 – リムのしならない部分であれば完璧に取り付けできます
DSC01102.jpg
2.ハンドルのリムポケット裏側 – 取り付け面が確保できれば問題なく取り付けできます。
DSC01101.jpg
3.リムのチップよりフェイス側 – バック側と違いフェイス側は弦溝近くでも取り付けできます。
DSC01103.jpg
4.サイトバー – 取り付け面が確保できれば取り付けできます。
DSC01105.jpg
5.ハンドルの中 – INNO MAXだけかもしれませんが取り付きました。

直線的なデザインのINNO MAXでは取り付けできそうな場所はたくさん発見できます。より曲線的なデザインのハンドルでは、取り付け場所が減るかもしれませんが、それでも、いろいろと試せる場所はあるかと思います。この新しいダンパーを思いつく場所に取り付けて試していただけたらと思います。


無料キャンペーンの若干延期とSVLのリング入荷しました。

現在実施中のアローケース無料キャンペーンですが、本日15日までの予定だったのに対して、X10とACEで欠品が在庫切れ発生し(土曜日に解消予定)、注文いただけない事態になっているので、若干延長し、20日(水)まで実施します。また、在庫切れが発生していないコンパウンド店では、本日で終了とさせていただきます。

DSC01097.jpg

本日の新入荷商品は…SVLからブロードバンド・リングが入荷しました。販売中のブロードバンド・リムセーバーは1ペアでの販売で、上下同じ色になります。上下で違う色にしたい場合の、カラーコーディネート用の商品です。同じ色で満足していただける場合は別途購入する必要はありません。

DSC01096.jpg
DSC01095.jpg


ちなみにこんな使い方もできるかもしれません。リングの間が18mmですので、太さが18mm以下のロッドにははまりませんが、20.5mmのHMC+にはぴったりでした。いろいろな位置に取り付けてみると面白いかもしれません。この素材自体は硬いので、千切れたりする事はまずないと思います。
IMG_20130315_152057.jpg

なお、本来の使用法ではないので、単独で使用した時の性能に関してはなんとも言えませんが、1個単独ではなく、3個重ねて使えば効果ありそうな気もします…興味がある方はお試しください。その場合3枚のリングが別々に動いてしまっては効果が減ってしまうので、3枚をしっかりと接着して使うことをお勧めします。


FIVICSの新型ダンパーが少量入荷しました。


DSC01093.jpg

昨日FIVICSから荷物があり、今回の荷物でDP・TRI Vバーが入荷するはずでしたが、生産の遅れで3月末になってしまうようです。
今回の荷物で唯一入荷した新商品は、LVTダンパーです。この商品自体はFIVICSブランドではなく、SOMAという現在はFIVICSのセカンドに相当するラインの商品ですが、卸価格自体はセカンドラインの価格ではなく、V-ZEROとほぼ同じ価格だったので気になっていた商品です。
DSC01092.jpg

大きさはV-ZEROよりも少し短く。よりたる型になっています。重さはV-ZEROよりもわずかに重い程度(6g)。ゴムの硬さはほぼ同じです。
IMG_20130313_160605.jpg

FIVICSのラインナップにあるVZ-1500よりは小さく、WIN&WINのHMC+スタビライザーに装着するとこんな感じです。10個だけ入荷しています。よい感じの商品だったので、次回の入荷である程度まとまった数をとる予定です。
性能はV-ZEROダンパーなどと同様ですが、ダンパーのロゴはセカンドラインの「SOMA」となっていますので、ご注意ください。