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31日のCompound Women Openでパラリンピック史上初(*)、イギリスののジョディ・グリナム選手が、妊娠7ヶ月の状態の妊婦さんとして銅メダルを獲得しました。おめでとうございます。
*妊娠初期など、妊娠の自覚がなくメダルを獲得した選手はいた可能性があります。
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WAのホームページを見ていたら、ジャッキー・チェンさんがアーチェリー会場に来て観戦したようです。スタッツマン選手は一回戦を勝利して、二回戦で予選3位の選手との対戦です。頑張ってください。
31日のCompound Women Openでパラリンピック史上初(*)、イギリスののジョディ・グリナム選手が、妊娠7ヶ月の状態の妊婦さんとして銅メダルを獲得しました。おめでとうございます。
*妊娠初期など、妊娠の自覚がなくメダルを獲得した選手はいた可能性があります。
WAのホームページを見ていたら、ジャッキー・チェンさんがアーチェリー会場に来て観戦したようです。スタッツマン選手は一回戦を勝利して、二回戦で予選3位の選手との対戦です。頑張ってください。
パリ・パラリンピック、アーチェリー競技が明日から始まります。WAのホームページにいったら、まだ、最新のパラリンピックの写真が掲載されていなかったので、写真は前回の東京パラリンピックのものです。
最近、前回の東京パラリンピックの時に書いた記事が、なぜか、一番人気でダントツのアクセスが有り、まぁ、パラリンピック近いですからね…と思っていたら、そうではなく、今回のパラリンピックでも不祥事があったとのことでした。残念です。
「まさか」パラアスリートを襲った誹謗中傷、投稿者は「圧倒的格上」の日本代表だった…パラ五輪開幕直前の衝撃判決
パリパラ辞退の重定知佳 健常者と鍛錬重ねてきたのに…中傷書き込みに「まさか」
断片的な情報や一部事実と異なる情報も拡散されているようですが、今回の事象には双方に様々な背景と事情があります。
昨今の報道案件について(連盟コンプライアンス委員会) 一般社団法人日本身体障害者アーチェリー連盟
ただ、報道を見ても、何が起きたのか私としては理解できなかった上に、連盟も事実と異なる情報への注意喚起をしているので、当事者の裁判所に電話したところ、令和4年の「ワxxxxx(事件番号も個人情報の可能性あり)」という事件であることを教えていただき、東京地裁の地下で150円の収入印紙を買ってから、14階でこの事件の詳細を閲覧できるとのことなので、自分の目で事実を確かめてきます。
アーチェリーはこの50年で競技のフォーマットがまるっと変更されています。「最高のアーチャー」をいかにして競い合わせて、選び出すか。現在のルールに対して、個人的には不安なところもありましたが、男子個人決勝が終わり、個人的には納得の結果です。良い方向に向かっていると思います。
弓の飛び出しの違い
対照的な射形・弓のバランス(スタビライザーのセッティング)による、最終セット満点からのシュートオフ。瞬時の採点。ユーチューブを始まりとした、写真メディアから動画メディアへの移行に対するWAの対応。すべてがいい方向に向かっていると思います。2028ロスが楽しみです。
銀メダルNAM Suhyeon選手、写真右下は23日の公式練習の写真ですが、チェストガードの弦ワックスの跡が大きく広がっているので、オリンピック期間中も弦が結構な圧であたっていたことがわかるわけですが、指導としては、弦が強く当たる・弦がチェストガードをこすることは良くないと教わり、自分は男性なので、その知識を個人の経験則によってアップデートする機会もなく、20年以上経ちますが、間違っていたのかもしれないと考えさせられたのが一番の今回のオリンピックの思い出です。弓との接触点が1つ増えることのメリットが、弦の返りへの悪影響(ばらつき)よりも大きいケースが存在するのかもしれないですね。
地面とサングラス。一瞬なんの写真かわからなかったのですが…
雨の中の試合だってので、レンズが濡れたんですかね。最終エンドの最終射の前にサングラスをとって、勝利してベスト16入りです。おめでとうございます!
アーチェリー 2回戦 1:19 あたりです。
ベスト8の試合は本日16:43頃の予定です。
現在、パリオリンピックでは個人トーナメントが進行中ですが、昨日は雷の予報が出たために途中で試合が中止されました。今日調べたら、パリは本日雨予報でした。順調に進むことを期待します。
男子個人のベスト16にトム・ホール(Tom Hall)選手が進出しました。今回の私の注目選手の一人で、FIVICSのシャフトを使用しています。イーストンは何年かオリンピックのメダルはすべてイーストンのシャフトによって獲得されたという広告キャンペーンを行っていますが、FIVICSのシャフトがその独占状態を変えることができるか、道具屋として注目しています。
パリは最高気温26度予報、いいなぁ(^_^;)
女子に続き、男子団体も韓国が金メダルです。おめでとうございます!
中継を見ていたらこんなものが表示されましたが…リリースポイント…これなんでしょうか?? シューティングラインの的側なので、位置的にはリリース時のグリップか矢のポイント先の位置を測定しているものかと思いますが、これを見てどんな分析ができるのかちょっとわからないです。
あと、この仕事は何でしょうか? 放送では杖のようなものを一回ついて退場です。なんだろう…。
【追記】この儀式はブリガディアと呼ばれるようです。オリンピック公式ページに記事がアップされていました。
ということで、男子団体は韓国が圧倒過ぎて、4-4からのシュートオフ、シュートオフも同点、からのX差で勝利したトルコvsフランス戦をおすすめします。NHKの中継では2:02のあたりです。
【追記】最初に記事を書いたときには動画を見つけることが出来ませんでしたが、読者から連絡があり、NHKに動画がありました。
日曜日の午後に行われた女子団体、チケット完売とは聞いていましたが、満席です! 決勝戦は大接戦で、大いに盛り上がったようです。
韓国チームが2セット先取し、そこから中国が2セット取り返して、最終的にシュートオフに持ち込んでの決着で、この2本のどちらかがラインにタッチしていないと韓国の負けという試合でした。あの韓国チームが途中、全員外して51点(8-9-8-9-8-9)なんて射っているなど、ものすごいプレシャーでの試合だったと思います。
柔道では誤審があったようですが、技量の低い審判を叩いても仕方ないわけで、国際審判という高い技量が求められる仕事に対して十分な給与が支払われていない以上、優秀な人材は集まらないのです。4年に一回、誤審があったら叩くのではなく、いかにして、技量の高い審判を育成していくのか、グローバル化がますます進む世界で、同様の仕事を民間ですれば、2-3倍も給料がもらえる状況で、いかに人材流出を防ぐかの議論をしていただくのが建設的ではないかと思った次第です。
このオリンピックから新しい表示システム…と言ってもめちゃ原始的ですが(笑)
確認した限りでは、「競技中のトップ」「世界記録保持者」「世界チャンピオン」「現世界ランキング1位」の4つの表示がされているようです。理論上、4つの表示すべてを背後に背負って競技することも可能ですので、今後の完璧なトップの象徴になるかもしれませんね。
コストもほぼ掛からないし、シンプルでわかりやすいので、今後日本で導入しても面白いのではないでしょうか?
WAが配信しているオリンピックのニュースでは韓国オリンピックチームの男子全員と女子代表の一部で3Dプリンタ製の個人に最適化されたカスタムグリップを使用しているという記事が道具屋としては興味深かったです。
Olympics: Getting the edge with 3D printed grips
競技場の評判もよいですし、そのとおり、ランキングラウンドでも世界記録も更新されたので、いい試合が期待できそうです。今日は開会式、明日は会場が他競技によって使用されるので、28日からトーナメント開始です。
WAのホームページを見ると、7月19日から選手たちは現地入りしているようですが、昨日から競技が始まりました。今回は、アーチェリー競技に関する中継放送は基本的にTVerという、動画放送サイトが担当するようです。
テレビ放送は28日の団体男子1回戦がNHKで放送されるだけのようです。
決勝ラウンドはすべて中継され、時間帯も夜なので、観戦しやすいではないかと思います。
オープンスタンスがもう主流ではない??
7月25日からパリオリンピック2024(アーチェリー競技)が始まりますね。最近はお硬い記事ばかりでしたが、パリオリンピックは追っていこうと思います。パリとは時差があまりないので、リアルタイムで試合を、夕方、仕事が終わったら、試合始まるくらいのスケジュール感かなと思います。
と、気がついたら、WA世界ランキングがサンリダ世界ランキングになっていてびっくりです。最近のサンリダ製品のレビューしてないっすね。にしても、大躍進してますね。
オリンピック関連で最近読んだ”「わざ」を忘れた日本柔道”という本が非常に興味深かったし、一方で著者はどんな立場で書いているんだろうなと思いました。武道とはなにかを問いかけると同時に、もう聞き飽きた海外のせいという立場ではなく、
柔道のスポーツ化と呼ばれる現象は、ルールや制度の改正という脱伝統にあるのではなく、武道の理想的な動きの喪失にあるのではないか。それは、海外柔道からの文化的侵食ではなく、日本柔道の内なる変容ではないか。日本柔道は、武術・武芸から受け継いてきた理想的な動きをオリンピックスポーツの中に昇華しているのか、摩耗させてしまったのか。
有山篤利,「わざ」を忘れた日本柔道 P.270(要約)
として、日本選手の変化を海外柔道の侵食や多数決によるルール改正に求めるのではなく、日本柔道自身の変化にあるのではないかと問いかけます。その仮説のもとに調査をして、
柔の理軽視群は競技として柔道を実践しているものが多く、勝つための稽古している。柔の重視群は愛好家として柔道を実践しているものが多く、極めるために稽古している。
有山篤利,「わざ」を忘れた日本柔道 P.271(要約)
と結論付けています。より詳細はこの本を買っていただくか、著者の「柔道の動きのスポーツ化と柔道実践者の実態」という公開されている論文にも同様の主張があるので、そちらをご確認ください。
柔道の「動き」のスポーツ化と柔道実践者の実態: 「柔の理」への認識に焦点をあてて
主張はよく分かるし、愛好家は皆自腹でスポーツをしているわけですから、勝つための稽古などせずとも、スポーツを、道を極めていただきたいのです。私も東京代表だった時がありましたが、多少の自己負担はあったとても、トップアスリートの多くは国民(都民)の税金を頂いて、競技をさせていただくわけですので、愛好家のような勝ちを目指さない姿勢がどこまで許容されるのかは非常に難しい問題だと思います。
政府に遠征費の国庫補助を申請しましたが、スポーツが国民全般の支持を受けるに至っていないことを理由に認められなかったため、役員たちが維持金(年会費)や寄付金集めに奔走し、ようやく2万円を調達し、残りは出発後に調達して送金することとなりました。
大日本体育協会編『大日本体育協会史 上巻』大日本体育協会,昭11-12【722-53】
著者は本の中で嘉納治五郎(初期1909年の国際オリンピック委員)の言葉を引用していますが、当時は税金負担はなく、全額自己負担、負担できない選手は募金を募って参加する時代でした。その時代の国際オリンピック委員の言葉には大いに時代性があると私は思います。
では、当然のように(全額ではないにしても)税金負担によって派遣される今、日本代表選手には何が求められているのでしょうか。この本の中で、そこまで踏み込んだ議論があればよかったと思う次第です。ちなみに、スポーツ海外派遣の税金負担は日本選手が初めてメダルを獲得した翌年から始まったようで、国が選手に何を求めているのかは明らかかなと。
日本代表の皆様がんばってくださいね!