
2024年に下記の記事を書きました。アフリカでは7万年前の矢じり、ヨーロッパでは5万年前の矢じりがこれまでに見つかっていますが、2025年8月に発表された最新の研究で、ウズベキスタンのオビ=ラフマット(Obi-Rakhmat)遺跡から、約8万年前の矢じりが発見されたと報告されました1。
上の写真は新しく発見された8万年前のオビ=ラフマット遺跡の石器と、前の記事の5万4000年前のマンドリン洞窟の石器を並べて比較したもので、「交換可能なほど似ている」とされています。
次の疑問は当然、6,000km&2万5,000年も離れているのに同じ設計思想で作られている理由になりますが、新しい論文では、アジアからヨーロッパへと伝播していった可能性を示唆しています。

2021年、5年前の研究にもとづいた書かれた図に新しく発見された遺跡を追加するとこんな感じです。アフリカ→中央アジアやペルシャ高原→ヨーロッパという流れで弓矢の技術で伝わっていったことになります。ただし、論文の著者はこれを作業仮説として採用しているにすぎ、引き続き研究が続くことになります。続く。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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