アーチェリー場について、多くのお客様より意見をいただきありがとうございました。応援のコメントありがとうございます。頑張ります!! それはさておき、厳しいご指摘としては、「この地域のアーチェリー人口」「特徴がない・魅力があるのか?」の2点になるかなと思います。
前者に関しては「鶏が先か、卵が先か」と同じ話でアーチェリーができる場所がなければ、アーチェリー人口が少ないのは当然の話しなので、今後の課題にさせていただきたいと思います。地道に魅力を感じていただける方を増やすしかないという話でしょう。
後者の特徴・魅力に関しては、私自身が満足していても、他社から魅力がないと言われてしまえば、反論できないことなのですが、始めてしまったもの、今更、白紙撤回もできないというか、買った土地のサイズと地形は変更できないので、「傾斜地」「木」という当初のテーマを深堀りしていくことで、他者に認知していただける特徴と魅力を持つことができればと思っています。
もともと、アーチェリー場を作ろうと思った理由は最初の記事で書いたように、電子機器によるトレーニングのサポートが各国で進化していている現状で、日本では、アーチェリー場でのコンセントの使用禁止や、カメラの使用禁止等、逆の方向に進んでいるのではないかと実感し、お客様に電子機器使用し放題、カメラの固定場所など、最初からある程度の設備が整っている、低価格で籠もってアーチェリーのトレーニングに専念できる貸し切りのアーチェリー場を提供することでした。
それこそ特徴・魅力になると思っていたのですが、これを大都市アクセスが良いところで実現できなければ、アーチェリー人口が少ない熱海・伊東エリアが実現したところで、難しいということも最もなので、もう少しアーチェリーをやってみたい初心者・観光の利用者も想定にいれて計画を変更しました。変更点として、
・特徴の深化 より高いツリーアーチェリー体験ポイント作り
・SNSとの親和性 既存技術と景色を活用したクラブハウス作り
の2点、今回の記事はその後者の取組についてです。
前回の記事の時点でここまでは完成していて(1月末)、クラブハウスは導線を考えて、的の横に、柱まで完成していたのですが、この計画を白紙にして、この記事の最初の絵は家族から提案された設計図なのですが、この提案をベースとして、シューティングライン横の木を使って、ツリーハウスを作ってクラブハウスにすることとしました。ツリーハウスはみんな好きですよね?!(子どもたちからそのように聞いています)
ツリーハウスの作り方はツリースタンド(基礎)+小屋づくりのあわせ技です。
あ、ここで携帯買い替えたのが如実にわかりますね、写真記録のために、8800円の携帯から21800円の携帯に買い換えました。ここからは高画質でお届けします(笑)
ということで、技術的にツリーハウスは作れるとは言っても、実際に設計図を書いてみると疑問点だらけなので、実際に稼働しているツリーハウスを見学して、細部の確認をしてきました。周りの人たちが景色を楽しむ中、ひたすらに細部の確認です…こんなやついないだろうから、変な客と思われたかも、申し訳ない。
ありがとうございました、勉強になりました。非常に勉強になるので、もし、この記事を読んで自分もツリーハウスを作りたいと思った人がいましたら、一度訪問することをおすすめします。
まずは資材を運搬するための踊り場(?)から作っていきます。前回使ったハシゴを解体して再利用しました。
今回の作業では最大で地上9メートル程度のなり、7メートルでも落ちたら死ぬので、安全対策は万全にしたいところです。地上1メートルでロープの練習をしっかりとしてテストしてから作業です。
安全が確保したところで、実際にツリーハウスを作っていきます。
一応、小屋の設計図なのですが、最終的には木の形状に合わせての加工になってしまいます。屋根の採寸などは壁が立ってからではないと、測量もできないので、このあたりがツリーハウスの難しいところですかね。作業スペースが基礎の上では限られるので、下で壁を作っていって、それを上に上げていくのですが重かったです。。
1枚の壁が重すぎて自信喪失…これ以降、壁は1枚ではなく、1/2枚ずつ上げていくことにしました。
助っ人を投入、これは携帯見て、サボっているところではなく、中で作業していると、外から見てどうなっているのかわからないので、離れたところから写真を撮ってもらって、ラインで送信して、位置合わせ・微調整をするところです。
基礎は概ね問題なく働いてくれていますが、赤で囲んだポイントだけミスが有り、20mmの沈下が発生。視察で学んだワイヤーで吊って修正する方向で釣り上げて再固定。
ツリーハウス完成しました。大きな窓を入れたかったので1畳サイズ(サブロク)で5mm厚のアクリルが2万円近くして材料費がオーバーしましたが、私の計画に対してご指摘頂いた特徴がないに対する精一杯の回答です。あとはやりながら改善していくしかないですね。
一方で、この土地が激安で売り出されていた一番の理由は、竹に侵食されていたことでしたので、まずは伐採しました(前回記事参照)。
伐採だけしても、地面に倒れるだけなので、最終的にはこれを細かく粉砕して、袋に詰めて、熱海市の場合は、車で20分くらいゴミセンターに伐採ゴミとして、搬入して処分します。もうこの作業はひたすらやって行くだけです。スタッフにヘルプに入ってもらって、15人日程度かけてこんな感じです。
15人日作業した結果、一回の搬入(軽自動車)で200キロ弱、最終的には2トンくらいの伐採ごみになる見込みです。地面づくりの方はあと10人日程度で終わります。2月にオープンしたかったのですが、天気が悪いと作業できないので、2月は雨が続く日が多く、半月は作業ができませんでした。そのために現状、3月末のオープンを見込みます。
ツリーハウスで20万円、粉砕機で10万円弱でした。2トンの伐採ゴミの処理費で5000円くらいです。今回までの費用は約187万円&31日間・62人日です。
山口 諒
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