2014年の最優秀アスリートを選ぶ「World Archery 2014Awards」の投票が始まりました。
ノミネートされた選手の写真をクリックして、右下のネクストを押して行くだけです。リカーブ男子、リカーブ女子、コンパウンド男子、コンパウンド女子の4部門。また、最後にメールアドレスの入力が必要です。
ぜひ、投票してみてください。
アーチェリーTVにインドアワールドカップ2014-2015の動画がアップされていますが…ニュース動画ではなく、完全な試合動画なのに、今までの「男子コンパウンド決勝」といったものから、試合結果が書かれてしまっているタイトルに変更されています。
…違う意見もあるかもしれないけど…これから試合見るのにその結果がもう書かれてしまっているってどうよと。。一応、意見をWAの担当者に送ります。
動画を見て初めて気が付きましたが、Braden選手の矢はベインではなく、フェザーを使用していますね。
調べてみた結果、どうやらTrueflightの4インチ・パラボリックフェザーを使用しているようです。現在、お店では取扱していませんが、ちょっとテストしてみようかなと思っています。フェザーの欠点としては変形しやすい(逆に変形しやすいからどこかにヒットしてもクリアランスに影響を与えない)というものがありますが、インドアであれば、1的1本なので、問題はないですね。あとは、プラスチックベインに比べて軽いのがもう一つの特徴になるのですが、この点でもトップヘビー設定が一般的なコンパウンド用インドシャフトには最適かもしれないですね。
モロッコのマラケシュで行われたワールドカップ・インドア・ステージ1が終了しました。前回の記事の続きから、この試合でのトップ選手のセッティングを見て、どうするか考えようと思っていましたが、結局、相対する2つのセッティングでの対決になりました。上の写真は個人コンパウンド決勝。
リカーブではトップ選手のセッティングはもうほぼ同じようなものになっていて、飛び出しという点において大きな対立軸がないような状態ですが、コンパウンドでは大きな対立軸があり、トップ選手の間でも、バランスセッティングと飛び出しセッティングでスタビライザーを設定する選手にはっきりと分かれています。数でいえば、バランス型のほうが少し多いですが、飛び出し型の方でも大きな実績があります。
ざっくり説明するとバランス型は重さと重心のバランスを重視します。先端のウェイトの数を1とすると、サイドに3-4程度のウェイトをつけて重心がグリップに来るようにします(もしくは若干キックパック)。また、バーの引き角度を狭まめにして、弓の重心グリップにおいてニュートラルになるようにします。弓が素直に動くようにするセッティングです。重心に偏りがないので、ホールドすることが簡単で、エイミングもしやすいです。上の写真では、Brade GELLENTHIEN選手がこのセッティングです。 他には、前回ポディウムのセッティングを紹介したジェシーもこのセッティングです。このセッティングでうつと、よほどハイグリップでない限り、リリース後も弓は水平のまま前を保ちます。
もう一つの飛び出しセッティングでは、全く逆に発想で、あえて、弓をアンバランスにします。先端のウェイトの数が1なら、サイドのウェイトの数も1にします。これによって弓の重心はかなり的側によります。サイドロッドの開き角度も大きくつけて、左右の重心もグリップの中心から若干ずらします。
これにセッティングで射つと、リリース直後から弓は前方に飛び出し、回転を始めます。エイミング/ホールディングはバランス型よりも難しいですが、重心がニュートラルではなく、常に弓に一定の力がかかっているので、この力が毎射ごとのわずかなグリップの違いを中和して、発射後の弓の飛び出しはこのほうが安定(一定)します。写真のMike SCHLOESSERのほかに、レオ・ワイルド選手などが採用しています。
シューティングでは、エイミングと射形の2つの部分から成り立っていますが、エイミングという点では、バランス型の方が有利です。逆に、毎回全く同じように射つことができれば、バランス型が絶対的に良いのですが、そもそもアーチャーのグリップがニュートラルでなければ、重心をニューラルにおいても意味がないように、「自分は毎回全く同じようには射てない」という前提に立ってセッティングした場合には、ニュートラルなスタビライザーセッティングではわずかな違いで、弓があらゆる方向に飛んでしまいますが、弓には毎回同じ方向のテンションがかかっていれば、そのテンションがわずかなグリップの間違いを吸収してくれます。
飛び出し重視セッティングのMike SCHLOESSER選手は予選1位の595点(296-299)、バランス重視セッティングのBraden GELLENTHIEN選手は予選2の594点(297-297)。そして、決勝戦では逆にGELLENTHIEN選手が148-145点で優勝です。
リカーブと比べて、こうした対立軸があるほうがセッティングするのは楽しんですけどね。
リカーブですが、Veracityリム届きました。現在、価格設定で悩み中です。
先日、新しいターゲットモデル・ビクトリーを発表したエリートアーチェリーからお知らせです。
めったにWAの試合には登場しませんが、一度だけ登場して、世界選手権で優勝(個人・団体とも)という珍しいというか、すごい戦績を持つCHANCE BEAUBOUEF選手がエリートアーチェリーのプロシューターになりました。
先日、行われた全日本選手権でもエリートの弓で出場された選手が準優勝し、日本でも実績を作りつつあります。エリートにスイッチしたことで、もう一回くらいWAの試合に出てきてくれないかなと期待です。
出場予定のインドアワールドカップ・ステージ2の事務局から、登録されたトップアーチャーのリストが来ました。まだ締めきっていないので増える可能性はまだまだあります。現時点で登録しているトップアーチャーには、エリカ・ジョーズ選手(コンパウンド女子世界記録595点)、レオ・ワイルド選手(世界ランキング3位)、リック・ヴァンデルヴェン選手(先日の2014ワールドカップリカーブ個人3位)がおりました。対戦するのが楽しみです!
今週末は熊本県で行われた第8回花園カップに出場してきました。
予選は余裕で680点アップかと思ったら、最終エンドで53点をうち、近年コンパウンド会を騒がせている「妖怪寸止め」につかまり、679点に終わりましたが、決勝ラウンドでは50mで147点(29-28-30-30-30)で日本記録タイの点数をうてて満足です。
準決勝では同点からの、シュートオフでど真ん中をうたれて、3位に終わりましたが、今季アウトドア最終戦としては満足できる内容でした。
たまった仕事は今からやります!!すみません。
ずっと行きたかった、博多の屋台バー「エビちゃん」行ってきました。伝統の「ホットサイドカー」もいただき、屋台ならではの、レンジを使うと一瞬電圧が下がって、照明が暗くなるというイベントも楽しんできました。インドアの準備をして、また、九州行きたいです。今年の全日室内も熊本です。
(↑Korea Archery Associationのページより)
昨日、70mの世界記録更新に続き、本日も350点(50m)と360点(30m)で、トータルでは1391点をたたき出し1440ラウンドの世界記録を更新しました。
(http://www.jbnews.comより)
90mの点数は329点で全体の4位だったので、まだまだ更新の余地はありそうですね。トップ選手たちが2015年の新装備に更新した来年度のワールドカップが早くも楽しみになってきました。でも、やっぱGMXハンドル(2008年~)いいよなー。
追記: 女子でもJung dasomi選手が60m353点で世界記録を更新!!! そして、やっぱりGMXハンドルw
2015年もGMXハンドル押しで行くっきゃないですね。
http://www.ihalla.comより
本日、MKのアルファのレビューを書いたばかりで、まだ、納品される日が確定していない(そんな遠い未来ではない)ベラ3(Veracity)リムですが、本日、韓国で行われた試合で、Kim Woojin選手が使用して、世界新記録、70m 352点が出たという連絡がありました!! 従来の記録を2点更新です。おめでとうございます。
日本は先週末で全日本ターゲットが終わり、完全にインドアシーズンに突入です。インドアシーズン最初のニュースは、ステファン・ハンセン選手のCXLシャフトでの”パーフェクトスコア”です。
コンパウンドのインドアではXを10点としてカウントするので、リカーブのように150点で10Xと言ったようにX数で記録を更新することができません。150点が競技スコアの上限です。素晴らしいスコアですね。
あと、自分がも参加する予定のバンコクのワールドカップには、エリカ・ジョーンズ選手(女子コンパウンド世界ランキング2位)が参加登録したそうです。