MKアーチェリー X-CORE、MKの新境地。

MKアーチェリーの新しいリム、X-COREウッドカーボンリムが発表されました。すでに一部では出荷が始まっていて、5月くらいに弊社に入荷予定です。近年…というか、自分の印象では創立時から、強めのカーブの設計で、リムを細くしたり、チップの改良などによって矢速を重視したリムを作ってきたメーカーです。

こちらはメーカー側の資料、WIN&WINもですが、最近レビュー・入荷後にリムを評価しなくても、メーカーが発表時にどういう設計をしたのか資料で出してくれるのはありがたいです。

まぁ、写真で見てもわかるようにX-CoreとZestリムではカーブが全然違い、X-Coreでは緩めのカーブを採用し、矢速ではなく、安定性・引きやすさを重視したリムです。メーカー側では9項目の比較を載せていますが…弾力性だけちょっとなにかわかりません、弾力性が低いリムとは??

左がX-Core 右がZEST

さて、メーカー側で2つのリムの違いとしているのは、5項目で、Zestは矢速に優れていて、その他すべての項目でX-Coreのほうが優れています。ただ、アーチャーにとっては柔らかさ以外はあまり重要ではない気もします。ベアボウでもダンパーが解禁された今、振動吸収や安定性は別にリムに求める必要はなく、スタビライザーやリムセーバーなどのダンパー類で十分に対処できると考えます。逆に矢速はリムからしか得ることができないので、1項目しかZestのほうが優れていなくても、重要なポイントです。

これでMKもWIN同様に引きやすいX-Core(WINのMXT-10)と矢速重視のZest(WINのNS-G)と違いが明白で選択しやすいラインナップになります。ホイットは現状Velosの一本で勝負

Fivicsのリムは販売していませんが、2022年のカタログに採用されたオリンピック選手たちも全員、確か2017年発売、もう5年前のTiten EXリムを採用していて、INNO EXシリーズのようにロングセラーモデルとして輝かしい実績と考えることもできますが、その後のTitan-NxとつづくArgon-Xリムに乗り換えるトップ選手がほぼいないことからも新規リムの開発が停滞していると考えることもできます。

ワールドカップ2018、この時からずっとTitan EXリム

ハンドルのほうは多くの選手がTitan-EXからArgon-Xと新しく開発されたハンドルに移行しています。通常はリムのほうが消耗品なので、ホイットのように使用選手はほぼ最新モデルというパターンが多いのですが、FIVICSは珍しい逆パターン。2023年、FIvicsにはリムでも何か新しいイノベーションがあると期待しています。

MK X-CORE カーボンリム


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

5 thoughts on “MKアーチェリー X-CORE、MKの新境地。

  1. 記事では、X-CoreとZESTについての比較が書かれていますが、X-CoreとMXではどのような差異があるのでしょうか?

  2. MKアーチェリーXコアMXはスリム化・軽量化により、矢速を追求したモデルとなっています。逆にX-coreリムはカーボン層を1層多く追加することで、リム自体重くはなりますが、ねじれ耐久性・安定性を追加しています。

  3. 月間アーチェリーの3月号に2022ナショナルチーム弓具一覧が掲載されていましたが、男子ではMKユーザー、女子ではFIVICSユーザーが増えて来てるのに対して、HOYTユーザーは男子に1人だけでした。
    これは何が要因だと思いますか?

    あと、多くの選手が一般的に言われている矢尺と弓の長さの適切値よりも長い弓、例えば27.5インチの矢尺に対して70の弓といった大きな弓を使っているのですが、何かメリットがあるのでしょうか?

  4. X-coreが出てから半年くらい経ちますが、日本国内では使用している人を全然見ませんし、あちぇ屋さん以外のお店では商品ラインナップに含まれていません。日本総代理店の某オンラインショップにも載っていません。日本で展開されない理由が何かあるのでしょうか?

    別件ですが、MXとX-coreの場合どちらの方が引きは柔らかいのでしょうか?

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