プライム(PRIME)アーチェリーが2018年モデルとして、2017年に打ち出したセンタジーデザインをターゲットボウに導入したCentergy-X1(センタジー X1)を発表しました。
発表されたのは昨日ですが、なかなか評価の難しいモデルだと感じています。コンセプトはよくわかります。もともとパラレルカムの特徴であるトルクの少なさを生かして、さらにグリップの位置を中央に、上下のハンドルのフレックス(発射時のねじれ)を同じだけの量にすることによって、理論上はおそらく、市場でも最もノックトラベルが安定している弓になっているものと推測されます。
上記の動画ではカズンズ選手が18mで、セッティングを変えないで、3つの外径もスパインも異なるシャフト(タンク27 250/X-buster 350 / Nano Pro RZ 400)を射ち、同様な結果が得られることを示しています。確かにこれだけ安定している弓はなかなかないです。
ただ、矢速が315fpsしかありません。他社比であれば、マシューズのTRX8(ブレースハイト8インチ)でも328fpsが出ていますし、同社比なら、昨年のSTX ONE 39でも323fpsありますので…ここまで矢速が遅いと、使い道が限定されないか心配になります。
矢速は出ないが安定性が高くチューニングも簡単といえば、自分が以前使っていたTRG7を思い出します。321fpsで、自分もですが、世界のトップ選手たちでも、インドアでは一定の世界を残したものの、アウトドアでもあまり実績を起こせなかったと記憶しています。
ということで、センタジーX1はコンセプトと、またそのコンセプトの達成度は非常に高いと思いますが、315fps(IBO)という数値でどれだけ戦えるのかがポイントになってくるのではないかと思います。まぁ、当分はインドアシーズンなので期待できますね。
山口 諒
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Conquest4もそこまで速い弓ではなく結果を出していますね。
未だに公認試合で半日参加を認めず、無理やりダブルラウンドを射させる県大会についてコメントお願いします。
310fpsのワンカムターゲットボウですが、10年間生産されているので、それだけ高評価を得ている表れかと思います。
後は、チューニングが10年間の間にいろいろな試行錯誤が終わって、完成していますので、出たばかりのモデルと比べるとチューニングに悩まなくてもよいのも特徴でしょうか。
県大会ということは県ア協の話でしょうか?
私は東京都アーチェリー協会に属していますが、以前試合参加の方法で意見が分かれたことがあります(抽選にするか、三立ちにするか)。問題があれば、食属している自分たちで話し合って決めるものだと思いますので、その所属している協会の方と話し合ってみるのが筋かと思います。外部の人間として特に意見はないです。