PSEアーチェリーが2018年のラインナップを発表しました。一番大きな違いはこれまで「プロシリーズ(競技用)」「メインライン(エントリー)」と分かれていたラインナップを「VAPOR(ハンティング)」「EVOLVE(3D/フィールド)」「TARGET(ターゲット)」「ADAPT(エントリー)」「FISHING(取り扱いなし)」の5つに分けたことです。
まず、「VAPOR」シリーズですが、ハンティング用の370fpsのフルスロットルなど従来のハイスピードモデルがそろっています。このシリーズで取り扱ってきたものはないので、特に細かくは確認していません。
次に3D/フィールド向けの「Evolve」シリーズですが、2016-2017年のカーボンエアHDのハンドルデザインを変更し、Evolve(エボルブ)カムが搭載されたカーボンエア・ステルスSEが発表されました。ターゲットモデルに搭載されているLAS Wedge Lock Pocketsもつき、ターゲット向けを意識した弓になりました。
今年はPSEのプロシューターであるステファン・ハンセン選手がフィールドのヨーロッパ大会にEVOLVE35で出場したりと、EVOLVEカムのターゲットでの実用性は実践済みです。EVOLVE35もラインナップに残りました。
次にメインのターゲットラインですが、「SUPRA EXT」と「PHENOM」は残りました。「PHENOM SD」は「PHENOM XT-MD」と「PHENOM XT」は「PHENOM XT-DC」と名前が変更されましたが、スペックに変更はないです。
次に2017年のフラッグシップモデルのエクスプレッション(Xpression)はEvolveカムを搭載して、「Perform-X」として生まれ変わります。100g程度重くなりますが、矢速はスタンダードモデルで316fpsから332fpsに、3Dモデルで、320fpsから338fpsに大幅に向上されました。
また、カムが変わったことで、モジュールを交換することで引き心地を変更することができます。ターゲットモデルではLLモジュール、カーボンエア・ステルスSEではHLモジュールが標準搭載されます。
また、2017年はビーストEXTを取扱いしてきましたが、これを新しく発表されたPSE初のターゲット向けゲージハンドルを採用したシュートダウン(Shootdown)に変更しました。エリートを使ってきた自分からすると、スペック的にもエリートの弓っぽいなと思いますが、ライン的にはフラッグシップモデルからシュートスルーを配したデザインという感じになるかと思います。
最後にエントリーラインのフィーバー(Fever)はそのままで変更なしですが、白とライムグリーンの新色が加わりました。
今回のカタログにはリカーブ商品は含まれていないので、リカーブに関しては変更があるか確認中です。
山口 諒
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