(↑写真左がプロディジー、右がプロディジーRX)
ホイットが世界選手権前に急きょ追加した新モデルのプロディジーRXが入荷しました。プロディジーとほぼ同じで、ハンドルのカーブ(Geometry)だけが変更されています。具体的にはグリップ(プランジャーホール)の位置とサイトの位置です。センターブッシングの高さは変更されていません。
手前がプロディジーRX(以降RX)で奥がプロディジー。RXのグリップ(プランジャーホール)の位置はプロディジーの的側のホールよりもさらに前に出ています。これが創業者ホイット氏の設計したハンドルカーブでGMXと同等のものです。
センターブッシングの位置、リムポケット等には変更ありませんでしたが、もう一点変更されたのはサイトマウントの位置です。グリップの位置以上の大きく変更され、奥のプロディジーではホールの延長線上よりもフェイス側に設けられているのに対して、RXではその延長線上よりも的側に設けられており、約3cmほどの違いになります。ですので、プロディジーからRXに変更した時にはサイトピンが目から離れます。移行した時にサイトが変わったとしても、それは矢速が変わったからとは限らないことにご注意ください。
グリップが前に出る(リムポケットの位置が体側に近づく)ことによってハンドルの重心は体側に近づくものと思いますが、サイトマウントが的側に移動しているので、使用しているサイトと重さ・エクステンションバーを出している長さによっては、重心がほぼ変わらない可能性もあるかもしれません。
本日より販売開始します。エリソン選手はすでにプロディジーからRXに移行し、一般アーチャー向けの出荷も先週の水曜日に始まっています。まだ、実績がないので明確におすすめとは言えませんが、クラシックな実績あるデザインを採用した今後期待のモデルハンドルの一つだと思います。
山口 諒
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最近のHOYTのリムボルトは全てこれになりましたね。プロディジーの購入を検討しているのですが、昔のHOYTのリムボルトに変更しても性能的に問題ありませんか?
どうもカシャカシャしてて最近のが好きになれません
>昔のHOYTのリムボルトに変更しても性能的に問題ありませんか?
問題はありませんが、リムから音がする可能性があります。その場合は昔のホイットの対策のようにリムボルトかリムにテフロンシートを貼れば問題は解決できます。
質問です。
コンパウンドのレオ・ワイルド選手がプロフィールドでもプロツアーでも無くX10を使ってるのを最近の動画で見ました。
それも一般的にタブー?なノック側からのカットの様に見えます。どの様な意図が有ればそんな発想にいたるのでしょうか。
>コンパウンドのレオ・ワイルド選手がプロフィールドでもプロツアーでも無くX10を使ってるのを最近の動画で見ました。
個人の考えは何とも言えませんが、このような話を試合で会って本人に聞いても、「このほうがフィーリングがよい、グルーピングがよい」と言った答えしか返ってきません。
去年、エルジンガー選手とリリーサーの話をしてもそうな感じでした(スイートスポットからの移行)。
トップ選手はそれが本業なのでいくつものシャフトや道具を実際に購入して(またはスポンサーされ)理屈ではなくグルーピングで選択します。
以上のことを踏まえて、理屈で無理やり説明すると、
x10よりもプロツアーがよりとされる理由は、リリーサーリリースの場合、パラドックスが発生しないからです。
コンパウンドを始めるときに何度も注意されましたが、リリースでパラドックスが発生しないためには、
弦を軽く顔につける、または写真のジェシーのように顔にすらつけない必要があります。
弦を顔に強く当てれば、パラドックスが発生します。さらに、ホールディングウェイトは10-15ポンドであるケースが多いので、
思ったよりも大きなパラドックスが発生します。顔に強く弦を当てる人の場合にはX10のほうがよいケースもあるかもしれないですね。
そのほかにはGPIはX10のほうが高いなどの理由もあるかもしれません。
>それも一般的にタブー?なノック側からのカットの様に見えます。どの様な意図が有ればそんな発想にいたるのでしょうか。
X10の場合タブーではありませんが、プロショップでは頼まれない限りは前から切るというだけです(タブーなシャフトは存在します)。
彼の場合は理由は簡単でX10の450番はフロントからのカットリミットが5.5インチで、33.5-5.5=28インチです。彼のアローレングスは27インチなので、イーストンの指示に従えばリアからのカットが必要です。