ホイットの新モデルプロディジーRXが入荷しました。

DSC_1105(↑写真左がプロディジー、右がプロディジーRX)
ホイットが世界選手権前に急きょ追加した新モデルのプロディジーRXが入荷しました。プロディジーとほぼ同じで、ハンドルのカーブ(Geometry)だけが変更されています。具体的にはグリップ(プランジャーホール)の位置とサイトの位置です。センターブッシングの高さは変更されていません。

DSC_1113手前がプロディジーRX(以降RX)で奥がプロディジー。RXのグリップ(プランジャーホール)の位置はプロディジーの的側のホールよりもさらに前に出ています。これが創業者ホイット氏の設計したハンドルカーブでGMXと同等のものです。

DSC_1109wセンターブッシングの位置、リムポケット等には変更ありませんでしたが、もう一点変更されたのはサイトマウントの位置です。グリップの位置以上の大きく変更され、奥のプロディジーではホールの延長線上よりもフェイス側に設けられているのに対して、RXではその延長線上よりも的側に設けられており、約3cmほどの違いになります。ですので、プロディジーからRXに変更した時にはサイトピンが目から離れます。移行した時にサイトが変わったとしても、それは矢速が変わったからとは限らないことにご注意ください。

グリップが前に出る(リムポケットの位置が体側に近づく)ことによってハンドルの重心は体側に近づくものと思いますが、サイトマウントが的側に移動しているので、使用しているサイトと重さ・エクステンションバーを出している長さによっては、重心がほぼ変わらない可能性もあるかもしれません。

本日より販売開始します。エリソン選手はすでにプロディジーからRXに移行し、一般アーチャー向けの出荷も先週の水曜日に始まっています。まだ、実績がないので明確におすすめとは言えませんが、クラシックな実績あるデザインを採用した今後期待のモデルハンドルの一つだと思います。


2015年プロディジーRX追加モデル、やっぱりGMXに戻るホイット

10394600_552946414848049_7508490033501763138_nアーチェリーには愛が…道具に愛がないと目が曇りまいね…反省です。リムをねじる機能を搭載したプロディジーハンドルをいまいち愛せずにいたので、先月、3月27日のブレディ選手の記事もそのまま思い込みで書きましたが、使用しているハンドルはプロディジーではありませんでした。これは4月に緊急にホイットが発売したプロディジーRXというハンドルでした。

327bradyxswingsホイットが4月に新商品を緊急に発表するのは、F2リム以来ですね。前回のF2のリムの4月の緊急発表は完全にホイットの事情(売れ行きなど)と記憶していますが、今回はどうやら使用している選手からの要望からのようです。

 

 

 

で、どう新しくなったかというと…

 

 

 

prodigy_Rx_hoyt_archery
The Prodigy RX is built on the original Earl Hoyt geometry platform for a more deflex riser design delivering classic, smooth performance while the Prodigy and Prodigy XT feature high-performance Hoyt geometry for increased speed.

以前に「GMXからハンドルは進化しているのか?」という記事を書きましたが、そうです!! 新しいプロディジーRXハンドルの最大の売りは、創業者のホイット氏が設計したクラシックなデザインに則っていること…まぁ、簡単に言うと結局GMXの再登場です。

何一つ新しさはないですが、昔からGMX(系統のクラシックな設計)は大好きですので、自分にとっては非常に良いニュースです。納期は5月頃かと思います。