UUKHA(ウーカ)の2015年ラインナップ発表

VX1000_2015_curveまだ7月末なのに早い!!!

UUKHAの2015年ラインナップが発表されました。生産開始は9月の予定です。

特に目立った新商品はありません。

2014年ラインとの違いでは、ピュアカーボンリムのVX1000リムでノーマルカーブバージョン受注生産を開始するとのお知らせがありました。

より速い矢速とスムーズなドローイングを目指して、現在のVX1000リムは開発されましたが、設計担当によれば、クリッカーゾーンにおいては多少の抵抗がある設計の方が好きだという人もおり、そのニーズに答えるために、ノーマルカーブのVX1000の生産もすることにしたとのことです。

UUKHA_2015_Xcurve右のXカーブと言うのが今のVX1000リムの設計で、新しく出るのはそれを緩やかにしたノーマルカーブモデルです。

他のメーカーで言えば、引き心地はフォームコアモデルがXカーブで、ウッドコアモデルがノーマルカーブモデルに相当します。

受注生産となり、価格は通常のVX1000リムと同じです。


イーストンのライトスピード3DとGTのウルトラライトシャフトの比較

easton_lightspeed_vs_Goldtip_Ultralight3連休、昨日は休みをとり、東京都の試合に出場してきました(結果は50mwで342-340=682)。

試合や練習場でウルトラライトを使っていて一番聞かれたのは…イーストンのライトスピードとの違い。しかし、ライトスピードの方は使ったことがないので、一度もきちんと回答できず…すみません。

ということで調べてみました。

イーストンのライトスピード(Lightspeed)には、精度の低い(0.03)ノーマルバージョンと、競技用の精度の高い(0.01)ライトスピード3Dというモデルがあります。今回は競技用モデルのライトスピード3Dで比較します。

 

【価格】
イーストン ライトスピード 3D 小売価格 11,800円
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 小売価格 15,800円

→ ライトスピード3Dの方が4,000円安いです。

【重さ】
イーストン ライトスピード 3D 500 6.5gr
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 500 6.3gr

→ ゴールドチップの方が3%軽いです。

【精度】
イーストン ライトスピード 3D 真直度 +- .0010 - 重さのバラつき +- 2.0gr
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 真直度 +- .0010 - 重さのバラつき +- 0.5gr

→ 真直度は同じ、重さのバラつきはゴールドチップの方が4倍良いです。

【外径】
イーストン ライトスピード 3D 400 0.291インチ(実測値)
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 400 0.291インチ(カタログ値)

【ノックシステム】
イーストン ライトスピード 3D インサートノックのみ
ゴールドチップ ウルトラライト プロ インサートノック、または、ピンノック(バイターやイーストンも対応)

【ポイントシステム】
イーストン ライトスピード 3D RPSシステム
ゴールドチップ ウルトラライト プロ FACTシステム

FACTシステムは装着されたポイントに対して10gr単位で重さの調整可能。イーストンのRPSシステムは非常に選択肢が少ないもので微調整は不可能。ただし、RPS規格自体はメジャーなもので他社でも対応ポイントを製造しているので、適切なものを見つけることができれば微調整できる可能性はあります。

【まとめ】
5項目で比較してみましたが、正直、競技で使用するのであれば、重さのバラつき精度が2.0grという時点で、使い物にならないと思います。

ターゲット競技用として、ある程度の点数を望むのであれば、少なくとも1.0gr程度の精度がないと厳しいです。ちなみに、実績のあるターゲットシャフトの精度ではACCまでが0.5grで、2.0grレベルと言うのはイーストンのターゲット用シャフトとしては最も安い価格帯のアポロと同じです。

X10 / ACE / ACG / ACC / ウルトラライト = 0.5gr
カーボンワン = 1.0gr
アポロ / ライトスピード3D = 2.0gr

ということで、価格であればラストスピード3Dの方が安いのは確かですが、競技用としてはあまりに精度が低いので、50mwでの使用には適さないもので、ウルトラライトと太さでは近似していますが、同じレベルのシャフトではないです。

個人的なデータです(*)が、矢が20gr軽いと、50m先では10cmほど違いを生むので、4gr(+-2.0gr)の違いでは50m先で2cmほどの違いが生じます。

*Apex7 58ポンド 27.5インチドロー 矢の重さ337gr Foc 15%


【大宮店】大宮店閉店とセールのお知らせ

大宮店閉店お知らせ

急な告知ですが、7月21日(祝・月)は最終日として営業いたします。

日頃は JPアーチェリー大宮店 当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

誠に残念ではございますが、当店は 7月21日(祝・月)をもちまして閉店させていただくことになりました。

お客様には永きに渡り格別のご愛願を頂き、心より感謝申し上げます。

また、当店の閉店にともない閉店セールを以下のとおり開催いたします。

【期間】7月21日(月)20:00まで
【詳細】対象は店頭に在庫があるもの。店頭引き渡し品のみ。
    1万円未満の商品は20%引き、1万円以上は10%引き。
   ※EASTON社、矢の部品、取寄せ依頼品は対象外とさせていただきます。

今後、大宮店のお客様のサポート対応は大久保店が引き継ぎます。
ご理解ください。

JPアーチェリー 大宮店 仲本

大宮店の事情に関して、前JPアーチェリー大宮店店長、現渋谷アーチェリー勤務の村田を知っているお客様は、何が起こったのか表面的にでもご存知だと思いますが、諸事情により、大宮店を閉店することになりました。

想像だにしなかった理由で店舗を閉じることになり、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。応援してくださった皆様、本当に申し訳ございませんでした。

JPアーチェリー 代表 山口 諒


これも何かの縁

IMG_20140719_155817昨日。

葉巻が吸える飲み屋でまったーーーーりしていたら、入ってきた若い男の子に「山口社長いますか?!」と言われて、とっさに反応。

近所のお店のツケを払い忘れたのかと焦ったが、よくよく話を聞くと、近所の昨日オープンした和食屋さんの子で、同性の社長さんを探していたらしい。

これも何かの縁で名刺頂きましたが、よくよく考えたら和食苦手だった…ので、ブログで紹介させていただきました。行かれた方は山口社長のよろしくお伝えくださいw

神楽坂の裏通りに和食店「來経」-新料理長を迎え再オープン
http://ichigaya.keizai.biz/headline/1947/


エントリー向け商品を一部入れ替えます。

acc-ace-staby_0510月から新商品の発表が始まりますが、その前にエントリー向けで扱っている商品をいくつ入れ替えます。上位モデルではできるだけたくさんの選択肢を提供できるよういろいろなメーカーを扱っていますが、エントリー向けモデルでは、あたりはずれの差が大きいので、特定のものだけ扱うようにしています。

10年前まではエントリー向けの商品と言えば、カーテル(Cartel)の一択だったのですが、最近では、他のメーカーも同じ価格帯で品質の要商品の提供を始めています。

506_1_06今回はまずクイーバー。これまではカーテルのジュニアクイーバー(写真の左)を取り扱ってきました。これまで5年間販売してきましたが、特に問題はなかったのですが、より縫製のレベルが高く価格はほぼ同じFIVICS(SOMA)のS300クイーバー(写真右)に変更します。

ACE_KAYA_Archery次にスタビライザーですが、これまで扱っていたカーテルのDCRスタビライザーに変わり、KAYAから新しく発売されたACEスタビライザーを扱うことにしました。低価格でありながら、3層カーボン構造の超軽量スタビライザーです。

DCRは28インチで約170g、軽量のHMC Plusで120gのところ、このロッドは100gしかありません。26インチでは96gと100gを切っています。自分で知っている限りでは、市場で2番目に軽い、超軽量ロッドです。ちなみに、一番軽いのはアメリカ製のFalcon Featherliteスタビライザーです。25インチで54gです。

1212190007_L1
カーテルのスタビライザーに関しては現在話し合い中ですが、取り扱っていたDCRスタビライザーよりも1グレード下で、価格も少し安い、カーテル カーボンセンタースタビライザーの販売を予定しています。


SVLが単色のブロードバンドリムセーバーを発表

ANT_DA1_2281-X2WAのホームページより。

んんん…これは??

ということでSVLに問合せしたら、単色のブロードバンドリムセーバーの製造を始め、一部の代理店には既に出荷を始めているとのことでした。

029191be9f74c279f4df9ce50b233160ちなみに、既存のブロードバンドリムセーバーはゴムの部分はすべて黒で、リングの部分にのみカラーがついている構造です。

Recurve BroadBands- All with bow - Web
こちらが新しいブロードバンドリムセーバーでリカーブ用と名前がついています。これまでのタイプがリカーブ向けではなかったということではなく、SVLでの「リカーブ用」というのは細いリム用という意味です。リカーブ用は接着面が狭くなっており、細いリムに張り付けても接着面がはみ出ることがありません。

color_damper実物をまだ見ていませんが、メーカーからはリカーブ用のリムセーバーとノーマルタイプで同等の振動吸収性能を持たせるため、構造を少し変更しており、ノーマルタイプと違って、リングの付け替えはできなくなっているとのことでした。

まとめると「リカーブ用は」

-単色
-ノーマルタイプより小さい
-ノーマルタイプより軽い
-ノーマルタイプと構造が違う、リングの付け替えができない

メーカーからはすでに発送されており、来週の入荷予定です。


H.B.C.リリーサー入荷しました。

DSC_02686月後半に発表されたTRU BallのHBCリリーサーが本日入荷しました。

DSC_0270レオ・ワイルド(Reo Wilde)がビデオで紹介したいたように、人差し指は滑りやすいように、中指と薬指に滑りにくい加工がされています。

DSC_0273リリーサー全体のラインも小指側に向かうにしたがって細くなるようになっています。この形がクロー(Claw)という名前の由来でしょうか。

本日販売開始で、土曜日より大久保店でも展示します。

4本掛けとLサイズはまだ製造が始まっていないです。8月以降の入荷となります。


ニコニコターゲットピン 必要な方いませんか?

9210011コメントで指摘がありましたが…確かに最近自分に関わることで商品を仕入れることが多いです。するとコンパウンドの商品ばかりの紹介になると…どうするか考えます。

さて、いつも東京の中央区のアーチェリー場で練習するのですが、練習している人が多くなると、的を止めるピン(ターゲットピン)が不足する事態が起こることがあり、自分用のピンを用意しなきゃなと考えていたところ、面白い商品を見つけました。

DSC_0267ターゲットピンの選択においては、究極的にはただのステンレスの釘でもよいのですが、商品としては大きいと矢が接触する可能性が高まり、小さいと扱いづらいという中での選択が必要なのですが、こちらのニコニコピンは適度な大きさがあり、取り外しが簡単で、かつ、顔の部分に柔軟性があり、誤って矢がヒットしても、ピンポイントでど真ん中真名に当たらない限りは、矢は破損しません(…たぶんビニール膜の様なものは付きますが)。

DSC_0266尖っている先端部のカバーが付属します。

2パック売り出しますので、必要な方はどうぞ。人気があったらまた仕入れますので。


VICTORY VAPシャフトの2014年モデル(第三世代)が入荷しました。

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ビクトリー(VICTORY)のVAPシャフトの2014年モデル(第三世代)が入荷しました。比較レビューは第一世代のものです。第一世代はレビューしましたが、素材の問題で取扱いはしませんでした。第二世代はCXやゴールドチップと交渉していたので、テストする時間をとることができず、ただ、相変わらずポイントの評判が悪かったのでテストしていませんでした。

第三世代の新しいのウリの一つは以前にもお伝えした高精度ポイントです。VAPもCXのように全部のスパインでシャフトの外径が変わるのですが、新しく発売されたドイツ製の高精度ポイントでは外径に合わせて2つの太さが用意されており、タイプ2(350-450)の場合は140-120grと110-90grの2サイズ、タイプ1(500-700)の場合は110-90grと80-60grの2サイズが用意されています。

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もう一つのウリは、新しいICEコーティングです。シャフト(カーボン)を保護し、かつ、矢を抜けやすくするコーティングです。

DSC_0264写真の上が最新モデルのICEコーティングVAPシャフトです。下は2011年のVAPシャフトで、コーティングはされておらず、ロゴがラッピングされているだけということが確認できるかと思います。

DSC_0263この写真ではわかりやすいようにコントラストをかなり上げましたが、2014年モデルのコーティングは先端から、シャフト後方、ノック溝から14cmのところまでされております。矢印のところがコーティングの切れ目になっています。

この2点以外にVAPシリーズには変更はないので、これま使用していた部品も引き続き使用できます。


ゴールドチップのウルトラライト使ってみた

IMG_20140713_125256水曜日の練習の調子が良く、使っているナノプロを残り7本にしてしまい…週末に試合があるので、7本で出るのもどうかと思い…アメリカで話題のゴールドチップのウルトラライトを作ってみることにしました(…作ったのは店舗の坂本ですが…)。

ウルトラライトは高精度・軽量・大口径が売りのシャフトですが、ターゲットではジェシー・ブロードウォーター選手はそこに170grのポイント(400番シャフト)を装着し、現アメリカ代表のディートン選手は150grのポイント(340番シャフト)で使用しているということだったので、ちょっとビビりながら、初めて140grのポイントを入れて作ってみました。

シャフトが軽い分140grのポイントを入れても、110grのポイントが入ったナノプロと同じ重さでした。FOCは15%になりました。

ちなみに、このポイントはエポキシ接着がお勧めですが、接着面が広いので、実験にホットメルトで接着しましたが、今のところ問題なしです。

2日しか調整する日がありませんでしたが、本日の試合で(50mダブル)339点/348点=687点の試合新が出ました。X10やナノプロのような細く重みのあるシャフトに比べて、リリーサー側のミスに対して寛容な気がします。悪い点はまだ見つけていないです。

矢の太さで4点くらいは得した感じです…4時方向の9点ラインとか。。

もう、少し使ってみたいと思います。夏の間に690点台を出したいです。