ジェシー選手のポディウムXエリート初期セッティング その2

2ジェシーチューニングジェシー選手による、ポディウムXエリートのチューニングビデオの新しいものがアップされました。新しくアップされたものでは、ケーブルガードとノッキングポイントとレストの角度についてです。
2712の場合、アジャスタブルケーブルロッドを少しだけ内側に入れることで、矢を少しオフセットし、ケーブルからのクリアランスを確保できる。弓のトルクを減らす=ドローサイクル・ショットサイクルを通して真直性を持つことができ、ハンドルの回転トルクを減らすことができる。

そして、ペーパーチューニングをする。ドローレングスとカムタイミングの確認のため。それぐらいでよい。ノッキングポイントを直角か最大でも1/16″高くセットする(初期チューニング)。ブレードはバーガーホールの中央。以前は少しだけ上の位置にセットしていたが、弓のジオメトリーが新しくなってからは、まずは中央からのセッティングでテストをおこない、チューニングをしていく。

細かい点は基本的には個人の好みに合わせてファインチューニングしていく。初期チューニングで必要なことは明らかである。

・センターショットがまっすぐ
・ノッキングポイントの高さが合っている
・ピープが正しい高さにある
・使い慣れているスタビのセッティングにする
・ドローレングスとポンドを以前のものとほぼ同等にする

上記がセッティングできたら、レンジに出てしばらく射つ。このときの記録を取ること。感覚はすぐに忘れてしまうので、思い出すために。感覚のパターンが見えてくるので、次のチューニング方法を見出すヒントになる。

Spiral Proカムもモジュール式になって、ドローレングス調整もカムの回転位置の調整もでき、非常に便利になった。過去のSpiralカムと感覚もそれほど変わらないので、とても良い。
ブレードの設定は使用する矢によって違う。ここでは X27(2712)、250グレインポイント、アローレングス32″の矢がノッキングされた状況で説明する。まずは矢を指で浮かして、フルドローのときと同じような状況を再現する。フルドローのときは矢の支点がレストの他にノッキングポイントもあるので、完全にレストだけで矢の自重を支えているわけではない。この手法をとって擬似的にフルドローの状態を作り出す。矢の重さが完全に乗ってしまうとチューニングにならない。角度をフラットにしすぎていると、ベインがブレードやレスト本体に当たってしまう。 逆に立ち上げすぎてしまうと、ブレードを曲げたり壊してしまう。
適切な角度
動画のような、この間の角度が最適である。
適切な角度_測定その角度が何度なのかは動画では語られていませんが、こちらで測定したところ、24度前後でした。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

Apptituneもよろしくです。

その1はこちらです。


No Cam TRG シリーズのすごさはハンドルとリムにあった

10553786_10154799394935529_1589106929082329709_o5日に発表されたマシューズの新しいターゲットボウ。非常に期待していたのですが、ノーカムシステムが提供する”カム”としての性能には、その性能はおそらく宣伝通りの素晴らしさだろうが、それが最上位のターゲットモデルに搭載され、かつ、44%も値上がり(ドルベース、円安とは無関係)したのは理解できませんでした。

が、この2日間でいろいろな議論をして、やっと、この弓の素晴らしさを理解できました。前回のApex7は今でも十分な性能を持っていますが、登場から8年たっています。これから8年も戦える技術を全部搭載すると、このような見たこともない、そして、高い値段のターゲットボウになってしまうのであれば理解できます。

1404544_10154799395900529_4729729202300006180_o実は、同じノーカムシリーズでも、ハンティングモデルは1,099ドルと他社ともほぼ同じ程度に設定されています。ターゲットモデルだけずば抜けて高いのです。なので、TRG7が高い理由はカムではありません。それはハンドルとリムにあるのです。ノーカムだけを経験したいのであれば、HTRを購入することをお勧めします。

ノーカム比較リスト
この弓の名前。ノーカム(No Cam)からはカムが最大の売りのように思ってしまいますが、この弓の設計で最先端だと言えるのはむしろ、カムを搭載しないことをよって可能になったハンドルとリムのデザインです。

ノーカム比較リスト_実数比較のために4つのモデルを選択しました。前モデルのApex7、ホイットの最新モデルのボディウムXでApex7にスペックの近い37バージョン、2015年モデルのパラレルリムのカーボンスパイダーZT30、そして、TRG7です。

100%正確ではありませんが、アクセル間の距離をヒントにして、ハンドルとリムの長さを推定しました。リムは概算値ですが、各モデルの比率が大事なので、問題はないと思います。
リム_ハンドル_レシオ数値を見ていただければ一目瞭然ですが、ハンドルの長さは圧倒的で、アクセル間とハンドルの長さはほぼ同じです。そして、リムの長さは圧倒的で8.3インチしかありません。簡単に言えば、ものすごくリムが短く、ハンドルがすごく長いのです。

ハンドルは矢を発射するだけではなく握るスタビライザーとしてもとらえられます。長いほうが弓は安定します。38インチハンドルは現在の市場の中では最も長いハンドルではないでしょうか。そして、リムが短くわずかしかたわまないのですが、それで必要ポンドが出るということは、他社と比べて非常に剛性のある硬いリムを使用していることになります。また、剛性が同じだとしてもリムが短いということは相対的に安定性を向上させることになります。

そして、発射時の振動は主に(ハンドルと比べて柔らかい)リムから発生するので、そのリムが短いことは振動の発生を抑えます。
HTR_TRGの違いライザーそして、もう一つの違いはハンドルの構造で、TRGでは近年エリートをはじめ、今年はホイットも採用したゲージデザインを採用しました。
TRG前面
ハンティングモデルとターゲットモデルとの7万円の違いはゲージデザインのロングハンドルと高剛性のショートリムの2つにあるのです。カムではありません。自分は初見では勘違いしました。2015年には、どのメーカーも新しい機能を追加してきましたが、世界初のロングハンドル、ショートパラレルリムで、前作のApex7と同じ321fpsを達成。前作と同じ矢速、または、新しいカムになったのは同じ矢速という部分にとらわれると、この進化を理解することが難しくなってしまいます。

Apex7は自分も使っていますが、言われてみると、確かに矢速に不満を持ったことはありません。進化するのであれば、それは安定性、弓全体での剛性・振動の少なさ、カムの引きのスムーズさという方向には、既存のマシューズユーザーの望む部分であると思います。引きのスムーズさという点ではある程度自明だと思いますが、カムは偏芯しているのに対して、ノーカムシステムでは丸いホイールを引くわけですから、どっちがスムーズかは感覚でも理解していただけると思います。

あとは入荷(12月中旬)してから評価したいと思いますが、この弓の最大の売りは今までにないハンドル/リムレシオにあるということをこの記事で理解していただけたら幸いです。楽しみです。


ジェシー・ブロードウォーター選手がポディウムXエリートの初期セッティングをする

ジェシー選手とポディウムX先日、記事にしましたが、Apptituneを作ったジェシーがそのポディウムをチューニングするビデオをアップしてくれました。

2015 Hoyt Podium X Elite part 1はこちらで見ることができます。「37インチ買ったよ」「よさそうだよ」「ソニーのカメラで撮るよ」と言った感じで、たいして大事なことは言っていません。
パート2では、初期セッティングについて説明しています。まず、インドアをするにあたって、倍率を下げています。アウトドアでは5倍を使いますが、インドアでそれを4倍に下げています。シャフトは2712を用意していて(ベガスルールサイズ)、それにはフリークショウの0.01″ブレードが合うそうです。届いた弓は必ずポンドなどの初期値が正しいかを確認し、ペーパーチューニングをして、カムの傾きを調整します。

そして、通常はDループを付けてノックの下にノッキングポイントを1つつけるというセッティングをしますが、まずはDループだけを付けてノッキングポイントはつけません。それによってDループは弦の上を上下に動きますので、その状態で射場に行き、適切なノッキングポイントの高さを確定させます。ノッキングポイントの位置を変えることは、上下の弦の長さを変える(上げれば下の弦が長くなり上の弦が短くなる)ことなので、それによってハンドルの角度が変わり、グリップの感覚も変わります。なので、シューティングしながら確定させます。
ジェシー選手とポディウムXのセンターショットポディウムハンドルは上下のハンドルの真ん中に溝が入っています。センターショットはその溝の位置に合わせます。パート3ではスタビライザーのセッティングを説明しています。ジェシーはインドアでは、センター30インチに4オンスで10度ダウン、サイドは12インチに20オンスであまり開き角度がつかないように設定します。
ジェシースタビライザーセッティング_キックバックスタビライザーはあまりアグレッシブなものではなく、バランスを重視し、手に持った状態では、少しキックバックする状態、握った状態から手を離すとセンターが上に上がっていく状態に合わせることを彼は好むようです。

ただ、最終的には静的な状態ではなく、フルドローの状態での弓の動的なバランスが大事なので、これはあくまでもスタートポイントです。

ここまで調整すれば、あとは射場に行き、射ってファインチューニングです。

無料動画はここまで…この後のファインチューニングはApptituneを参考にしてね:) とのことでした。

その2が追加されました。


インドアのためのセッティングを考えてみた

Berengere_SCHUH _592そろそろ全国的にアウトドアシーズンが終わりを迎えているのではないでしょうか。自分は2週間後に初試合を控えています。リカーブではアウトドアからインドアに変える時、チューニングをする必要はあまりないと思います。男子、女子ともに世界記録はX10によって記録されているので、アウトドアのシャフトのまま、エイミングが変わるところだけ考えて、サイトピンの変更くらいでよいと思います。対して、コンパウンドではリカーブの10点は9点として記録されるので(Xだけが10点)、太いシャフトでないと戦えません。世界戦でアウトドアと同じシャフトを使う人はまずいません。インドア向けのシャフトはもう作ってあったので、まずは、勉強のため今期のアウトドアセッティングのまま、インドアシャフトを射つとどうするかを確認してみました。
GT_CXL
左はゴールドチップのウルトラライトで339gr、右はCarbonExpressのCXLで441grで、100grの差です。まぁ、結果は予想通りでシャフトの重さと太さが変わった分、レストをクリアできていません。レストの再チューニングをする必要があります。

ラリーのチューニングマニュアル(改訂版)では、インドアでペーパーチューニングを行う場合、完璧な穴をあけることよりも、シャフトがブレードに接触せずにきれいにクリアし、一番大事なのは、ベインのあとがしっかり残ることとしています。ベインのあとがきれいでない場合は、シャフトが安定していないので、カムの傾きやノックトラベルに問題がある可能性があります。カムの傾き・ハイト・アクセル間がずれていないか確認してみてください。

シャフトは重くなっているので(この場合100gr)、ブレードのセッティングを重いシャフト向けのものに変更する必要があります。SS2の場合、.010″が325grから425grまで、.012″が425gr以上、というのが基準なので、今回は.012″を選択します。

これまでが最低限必要なことです。1000円くらいの出費でインドアのための準備は完了です。18mでぐるピングするセッティングは30mでもグルーピングしますし、その逆の関係も成り立ちます。18mの3つ目的はグルーピングの確認が難しいので、チューニングでは30mで射ちながらグルーピングを確認するのも一つのやり方です。そっちの方が矢飛びもきれいに見えます。

まだ、時間と予算の余裕がある場合は、サイトピンの見直しをしてみるといいかもしれません。ラリーのチューニングガイドでは、

インドアにおいて重要なもう一点はターゲットの鮮明に視覚的に捉えられるかだ。クリアにターゲットを捉え、十分にエイミングできるくらいに拡大されているか。これらの内、一つでも欠けていれば、ターゲットが十分に見えずに、落ち着いて一定性を保つことができないだろう。サイトの見え方によってリラックスの具合に個人差はある。様々な違った倍率のスコープレンズを試すようにすべきだ。

鮮明さは質の良い、倍率が6-7倍のレンズを使えばほぼ問題ない。オススメするのは、インドア的の赤から金が見えるくらいの倍率のレンズにすることだ。金しか見えない場合は倍率が高すぎるので、微かな動きも大きく見えてサイトが落ち着かず、エイミングにストレスを感じるだろう。逆に倍率が小さすぎるものはエイミングが十分ではない。

アーチャーの中には倍率があるピープを使って鮮明度を上げようとする人が、ピープに余計なレンズがあると光量が下がり、光の少ない会場では不利になる。大きな大会に出てきて、ターゲットが見えないと言う人は何人もいた。スコープとピープを組み合わせる場合は、光が少ない場合のことも考えるべきだ。光の少ない場合も考えてセッティングをしておけば、どんな試合会場でも安心だ。

…中略…

照準は、私はいつも円形のものを使っている。ドットや他のタイプも試してみたが、このタイプが一番自然にサイトを合わせることができるので、みんなにも勧めている。私が一番好きなのは、9点のリングほどの大きさに見え、中にゴールドや中心のスポットが見えるサイズのものだ。円形のレティクルは左右の動きをすぐに感知できる。また、私の場合は歳をとるごとに大きいリングに移行していった。自分に合う照準は人によって異なるが一つ言えることは、絶対に10点は狙わない。リングを通して10点が見えれば、自然とそこに狙いが合うのであって、狙っていくのではない。当てたいところに集中すべきで、エイミングするサイトに集中するのではない。

とっている内容は、コンパウンドをやっていてる人であれば、一度は聞いているかもしれませんが、インドアでは無風で毎回同じ環境ですので、その中でもう一度自分のスコープドットが自分に合っているのか確認してみてはいかがでしょうか。

自分の場合、今までドットでしたが、リングを試す予定です。

まだ余裕があれば、ストリングの素材です。主だったところでは、BCY-X、8190X、8125Gの順に柔らかいです。伸縮性がない方が矢速が出ますが、しかし、インドアでは矢速は必要ないので、BCY-Xが最もいいとは限りません。柔らかいものも試してみるといいと思います。また、ケーブルとストリングでは役割が違うので、同じ原糸を使用するのが良いとは限りません。

自分の場合は、少し柔らかい原糸の方が長く練習していても疲労感が少ないので、トロフィーからBCY-Xに変え、最終的には少し柔らかい8190Xを使っています。

とりあえず、ここまで考えて、これでチューニングを終えて、明日射場で実射してきます。

コンパウンドのインドアチューニング・セッティングに関してはラリーの本により詳細に書かれています。


ホイット2015の新しいゼロトルクケーブルガード

ホイットの新しいケーブルガイド_ゼロトルクケーブルガイド2015年のターゲットボウに搭載されたケーブルガードはドイツのアークテック社のまねをしただけですが、ハンティングボウに搭載されたゼロトルクケーブルガードは新しい設計のケーブルガードです。

ホイットゼロトルクケーブルガイドホイットケーブルガードブレース
ホイットケーブルガードフルドロー何が新しいかと言うと、通常のフレックスタイプのケーブルガードとは逆に曲がるのです。写真上がブレースの状態。下のフルドローの状態。フレックスバーが通常のものとは逆向きで曲がっているのが確認できるかと思います。

一般的なフレックスケーブルガード(Bowtech2014)
ホイットケーブルガード振動吸収この構造にすることでよりアライメント(矢・羽根との接触を防ぐ)を得ることができます。さらに、写真(下)のようにフレックスバーの最もまがった部分にダンパーを当てることができ、振動吸収性能は飛躍的に向上していると思われます。写真上は現在の一般的なフレックスゲーブルガードバーですが、物理的にバーの途中にしかダンパーを装着できません。

かなり画期的な進歩だと思います…その分、ターゲットケーブルガードもまじめに作ってほしかったですね。2016年に期待です。


トライアンフ(Triumph)シャフト自体のFOCは6.8%

easton_triumph_001イーストンの新しいシャフトのトライアンフ(Triumph)シャフト。CXは独自技術で一つのシャフト上に2つのスパイン(硬さ)を持っていますが、それと同様の機能をイーストンも自身の得意のアルミコアを張り付ける技術で実現したシャフトです。

easton_triumph_002写真のように先端4インチにのみアルミコアが入っています。

easton_triumph_003
easton_triumph_004もう購入した方はご存知かと思いますが、シャフトの”切ってよい”方に金色のシールが貼ってあり、必ずシールがある方のみを切ってください。好きに切っても良いですが、保証対象外になることは理解ください。

また、片方にのみアルミが入っているのでシャフト自体の重心が先端側に寄っています。400番シャフトでテストした結果、シャフト自体のFOCが6.8%でした。参考になれば幸いです。


ボーニングのアローラップの取り扱いを開始しました。

ボーニングのアローラップコンパウンド店にてボーニングのアローラップの取り扱いを開始しました。上記の8デザインを仕入れました。

Arrow_warp_list
在庫しているものは、カーボン、スモールカーボン、XSカーボンの3種類です。対応するシャフトの一覧表は下記のリングで確認してください。

対応シャフト一覧表(jpg)
対応シャフト一覧表(pdf)


CXのマキシマ(Maxima) Blue Streak Select

Blue_Streak_arrowもう八月半ばになったので、カーボンエキスプレスの担当者とインドアシャフトの話をしているのですが、ちょっと最近ゴールドチップのシャフトが話題なので、他社の話ですが、話を振ってみたところ、CXでもいろいろと考えているようです。

dave_Maxima Blue Streak_2013

前回の世界フィールド大会(2012)はゴールドチップが制し、次回は今年の8月後半ですが、昨年行われた世界3Dターゲット選手権では、現在フィールド用として販売されているCXのマキシマ・ブルー・ストリーク・セレクト(Maxima Blue Streak Select)シャフトを使用したデイブ・カズンズ選手が優勝(個人コンパウンド)し、3Dフィールド用としてかなり売れているそうです。

シャフトの設計はウルトラライトに非常に近く、かつ、CX独自の複合スパイン技術で、短距離でも良いグルーピングが得られるのが特徴だそうです。詳しく聞いてみると、精度は十分ですが、ポイントの重さを細かく調整することが困難で、ゴールドチップのように200grまで10grずつ、微調整することが難しいです。100-60grの軽いブレークオフポイントか、19/64のRPSであうものを見つけるしかないようです。価格の方もウルトラライトとあまり変わらないくらいで…。今後、細かく重さを調整できるシステムが搭載されれば、このシャフトでセッティングを考えてみるのも面白いかもしれません。

扱う予定はないですが、一応話に上ったので紹介してみました。


FFP225が入荷!!

FFP(Flex-Fletch Products)から225サイズのべインが新たに入荷しました。

CM140805-165004010

形はシールド(盾の意)カット。色は全部で14色。
CP競技が50mになり、アローもそれ用に特化したセッティングが多くなってきました。

アメリカのプロアーチャー、レオ・ワイルドも今シーズン採用しています。
reo写真2 reo 写真
*写真はレオ・ワイルド選手のツイッターより(2点とも)

耐久性、コシの強さには定評のあるFFPべインはこれまで多くのアーチャーに使用されています。
「225」と言うサイズは。2.25インチ(57ミリ)を意味しています。

大きさはご覧のとおり。
CM140805-165412013
色は14色。

写真で色味を再現するのにだいぶ色々と頑張ってみたのですが、残念ながら下の写真が精いっぱいです・・・スミマセン。
CM140805-165004010色名付き

 

この中で色味の補足をさせて頂きますと、まずは新登場:パール系色。

グリーン、ブルー、ピンクと3つあるパール系のこの色は、遠目だと分かりにくいですが、よ~く見るとなんとなくキラキラした小さな小さなツブツブが特長です。

全体的にマイルドな色身になっています。

上の写真ではパールグリーンと黄緑の区別がほとんどつきませんが、言葉で説明すると、黄緑は黄緑。パールグリーンは「エメラルドグリーン」のような感じです。

あと紫ですが、写真では赤味が強いですが、実際はもう少しちゃんとした紫になっています。

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このあたりのサイズのべインでは他にイーストン/ダイアモンドべイン235、AAE/EP23などが有り、さらに来月にはボーニングより3インチサイズの新製品「ICE」が入荷予定です。

各トップ選手の採用~結果を見てどのべインを採用するかとても迷う部分ではありますが、どんなに弓本体にお金をかけていたとしても、最終的に飛んで行って的に刺さるのはアローですから、ここは慎重に選びたいところです。

FFP225は本日から販売ですヽ(^o^)丿

 


ゴールドチップのウルトラライト使ってみた

IMG_20140713_125256水曜日の練習の調子が良く、使っているナノプロを残り7本にしてしまい…週末に試合があるので、7本で出るのもどうかと思い…アメリカで話題のゴールドチップのウルトラライトを作ってみることにしました(…作ったのは店舗の坂本ですが…)。

ウルトラライトは高精度・軽量・大口径が売りのシャフトですが、ターゲットではジェシー・ブロードウォーター選手はそこに170grのポイント(400番シャフト)を装着し、現アメリカ代表のディートン選手は150grのポイント(340番シャフト)で使用しているということだったので、ちょっとビビりながら、初めて140grのポイントを入れて作ってみました。

シャフトが軽い分140grのポイントを入れても、110grのポイントが入ったナノプロと同じ重さでした。FOCは15%になりました。

ちなみに、このポイントはエポキシ接着がお勧めですが、接着面が広いので、実験にホットメルトで接着しましたが、今のところ問題なしです。

2日しか調整する日がありませんでしたが、本日の試合で(50mダブル)339点/348点=687点の試合新が出ました。X10やナノプロのような細く重みのあるシャフトに比べて、リリーサー側のミスに対して寛容な気がします。悪い点はまだ見つけていないです。

矢の太さで4点くらいは得した感じです…4時方向の9点ラインとか。。

もう、少し使ってみたいと思います。夏の間に690点台を出したいです。