この記事は2014年9月24日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

アクセル / TRU Ball セミナー 2013の要約

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本日は忙しく、一日中パソコンとの戦いでした。その中で、以前の未処理資料、アクセル社がアチーブサイトを発表した時に開いたセミナーの内容を起して翻訳したものを見つけました。

1年前のもので、いつかのネタにしようとしていましたが、すっかり忘れて、本日の公開となりました。アチーブサイトを使用しているみなさんの参考になれば幸いです。

また、来週の月曜日にアクセル/TRUから入荷があります。HBCのラージサイズなどが新規で入っている予定です。

アチーブサイトについて

ジェーク・カミンスキー(Jake):リカーブは2ndアクシスまで調節し、バランス、サイトの見え方を基準にする。エクステンダーバーの11番目に常にセットしている。近射で上からおもりを垂らす。シューティングの前にサイトを一番上に動かし、ストリングを狙って射つ。次にサイトをクリアランスが確保できる一番下まで動かして射つ。このとき上の状態だとストリングに当たり、下だとストリングからずれて当たるなら、エクステンションを前後に動かして調節。これを15mから100ヤードぐらいまでおこなう。

ブレディ・エリソン(Brady Ellison):自分のサイトのクリック数を覚えることが重要。各クリックがどれだけサイトの的中を動かすのか知る必要がある。これはフィールドでも役立つ。サイトピンのサイズは自分の一番射ちたい距離に合わせる。私は70mでリングに集中したい。

ジェーク:私は右にちょっと傾くのでそのときはサイトの3rdアクシスで調節するが、基本的にはまっすぐな状態が一番いい。

トーナメントの準備方法は?

ジェーク:道具に対して自信を持つ(チューニング、矢のセッティングなど)ことが重要。あとは、プレッシャーのシミュレーション(シューティングの時間を制限するなど)、メンタルトレーニング(温度や天候のイメトレ)、これで体の順応能力を高める。練習はいつも同じようにやる(起きてからシューティングに入るまでのルーチンや、ウォームアップの方法、服装など)。毎回同じでないと落ち着かない。

ブレディ:道具も重要だが、メンタルが一番重要(ショットルーチン、コンディションのイメージ)。自分のシューティングをビジュアライズすることが重要(イメージすることでそれが可能であると思うことができる)、自分たちの練習の90%は4年に1回おこなわれるオリンピックに向けてのものと言っても過言ではない。長期的な目標を持つことは非常に大切。

アンカーポイントのストリングの位置は?

ブレディ:鼻の先、あごの中心。これがリカーブのウォールである。また、人差し指から親指の付け根までのラインが、ぴったり隙間なくっつくようにする。それ以上後ろだとあごにストリングがすれてしまう。重さのあるタブの方がミスが少ない。

ジェーク:鼻の先、あごのかど(横ではないが、あごの中心から少しずれたところ)。

スタビライザーのセッティングは?

ジェーク:ホールディング中に上下に動いてしまうのは重心が前にいきすぎているから。例えば前に4オンス、後ろに6オンスという配分で安定するなら、その比率を守るべき。上下左右に揺れるのはウェイト多すぎorスタビ長過ぎ。とにかくフルドローのときの安定性を重視すること。

練習方法は?

ジェーク;移動時間を考慮しなければならないから練習時間の確保は重要。練習時間は貴重である。periodization!(周期化する) 例えば、月に中・高強度の練習、火曜にちょっと高強度、水曜日はさらに高強度、木曜は一気に楽にする、そして金曜にまた高強度にすることで超回復を感じることができる。曜日だけでなく、1ヶ月間の週ごとの周期化が必要。

インドア・アウトドアでセッティングを変えるか?

ブレディ:(X10しか使っていない)自分が射っていて気持ちがいいセッティングが一番良い

風ではクリックを移動させるか、エイムオフするか?

ジェーク:エイムオフ

ブレディ:エイムオフ。基本的にサイトを動かすのが嫌い。またエイミングで風がやんだときにすぐ戻すことができないのも理由。

オリンピックとは?

ジェーク:夢の舞台。国家が流れるとゾクゾクする。観衆の声援が心地よい。

ブレディ:特別な大会。すべてのチームに平等にメダルの可能性がある。国を代表して競技ができることは素晴らしいこと。

オリンピックまでどれだけ苦労したか?

ブレディ:常に国で1番の点数を射ち続ける必要がある。何千という矢が選考となるたった3回のトーナメントのためにある。最初に代表になったとき、1日500本、週6日で練習していた。
勝ち続けるためには、プレッシャーのコントロールも必要。

ジェーク:代表になるまで5年間で470,000本射った。レンジを出る時間でもあと5分、あと5分と言っているうちに3時間経ってしまったこともある。

アチーブサイトの使用に際して、スタビのウェイト調節は必要か?

ブレディ:軽いサイトを使うことは弓の飛び出しに影響しない。軽いサイトがいい。サイトが軽ければ調節は必要ない。

ジェーク:弓がもっと自由になった感じがする。自分も1オンス程度は変えたかもしれないが、大きな変更はおこなっていない。

リカーブユーザーとしてサイトのロック機構についてどう思うか?

ジェーク:ロック式ははじめてだけど、アイデアは良いと思う。しかし、微調整を必要とするリカーブではあまりロックの必要性はないと思う。

ブレディ:ロック式は好き。サイトが動かないことは心強いから。安心のための保険みたいなもの。

ウェイトトレーニングとカーディオ(心肺)トレーニングのどちらを重視するか?

ジェーク:フレクサーシステムを使う。心拍数の維持は重要(競技のみでなく、移動などの要因も含む)、健康であることが回復力の増加にもつながる、ウェイトトレーニングも必要だが、終わったあとのストレッチを忘れずに。

ブレディ:カーディオが好きだが、やはり弓を使ったトレーニングが一番。

FUSEスタビの形状、ウェイトの利点は?

ブレディ:風の抵抗が少ない。移動が直線的になった(飛び出しもまっすぐ)、硬いので上下にしか振動しない(リムの振動と同期する)。

レオ・ワイルド(Reo Wilde):いままでのスタビは上下左右どの方向にも動く。しかしFUSEは動作がまっすぐに限られるので制御しやすい。

ブーツで射つこととシューズで射つことの違いは?

ブレディ:ブーツで射つ方が好き。安定感があるから。

試合のときの移動や食べ物の問題は?

ジェーク:基本的にサプリはとらないが、大会で禁止されていないものはたまに摂取する。食事は問題ないが、いつも同じ行動をとるようにしている。

目標は?それを達成するまでの過程をどのようにマネジメントするか?

ジェーク:常に目標(ゴール)を持ち続ける。ゴールを目指さなくなったら引退する。

ブレディ:マインドセットとしての目標。○○大会にいきたい、○本の完璧なショットが射ちたいなど。例えば、べガスで300点を射つにはフォームを固めることから始め、完璧なショットを30本、すなわち300点を射つ「可能性」を高めることが大切。目標を設定し、それをどのようにしてたどるかを考える。技術をベースにして点数をあげられるようにする。

ジョージ・ライアルズ(George Ryals):目標設定のさいは、自分の平均点を知っておくべき(自分の現在のレベルを認識する)。

アーチェリーで好きなことは?
ジョージ:人生をかけられる(ショップ、競技、友人など)。古い家に帰ってくるような感覚がするから

レオ:アーチェリーはたくさんのことを与えてくれるから(たくさんの人と会ったり、いろんなところへ行けたり)。アメリカは良いコンパウンドシューターがたくさんいるから楽しいし、良い刺激になる。

ジェーク:自分自身のことを知れるスポーツだから。あとは1日中競技できるから(陸上とかだと1日中は無理)。

ブレディ:完全なBody&Soulのスポーツだから。まるで魔法のよう。すべてのコントロールを握らなければならないスポーツであり、すべては自分次第である。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

2 thoughts on “アクセル / TRU Ball セミナー 2013の要約

  1. いつも記事を拝見させていただいています。
    ジェーク・カミンスキー(Jake):リカーブは2ndアクシスまで調節し、バランス、サイトの見え方を基準にする。エクステンダーバーの11番目に常にセットしている。近射で上からおもりを垂らす。シューティングの前にサイトを一番上に動かし、ストリングを狙って射つ。次にサイトをクリアランスが確保できる一番下まで動かして射つ。このとき上の状態だとストリングに当たり、下だとストリングからずれて当たるなら、エクステンションを前後に動かして調節。これを15mから100ヤードぐらいまでおこなう。
    とありますがどういうチューニングなのでしょうか?

  2. http://archery.cart.fc2.com/ca42/1133/p-r-s/

    このような的を水平にはります。その垂直線を使い。サイトピンを隠れないぎりぎりまで上に置いて射ち、その後、サイトピンをぎりぎり矢に触れない位置まで下げて射つ。この時に2本の矢がまっすぐなら、サイトのアライメントに狂いはないということです。上の矢が左、下の矢が右ら、何かがずれています(多分エレベーションバー)。

    さらにそれを近射から長距離(この場合は的のギリギリ上とぎりぎり下になると思います)まで行えば完璧な保証を得ることができるのでしょう。

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