もともとガンシューティング用に開発され、昨年からアーチェリーにも対応したマンティス(Mantis)シューティング解析システム、本日より使用を開始しました。まず、最初に気をつけていただきたいのは、このシステムはアーチャーのパフォーマンスを解析し、フィードバックして、技術の向上を助けるシステムです。使っていて、まずはっきりしたのは、体力不足・体力に問題がある方は使うべきではありません。解析システムからのフィードバックでは、それが体力によるものか、技術によるものかの切り分けはできません。
このあとの記事はすべて技術の向上の面から書いていきますが、体力が不足していて、点数が出ていない場合、このシステムを使用することで、かえって混乱する恐れがあると考えます。体力が不足している方はまずトレーニングをシて、弓を引ける体力をつけてください。
多くのトップアーチャーが使用していて、おすすめしていますが、トップに限らず有用なシステムです。ただし、技術を向上させるもので、体力が不足している場合には、逆効果のなる恐れがあるので使用することをおすすめしません。
では、まずは全体像の説明です。上の写真がパッケージに含まれているものですが、センサー・マウント・マウントネジ・親切にも接着する前のための使い捨てアルコールシートが含まれています。マウントを使って、センサーを弓にマウントしてください。矢と平行な面が望ましいです。ベアボウならサイトマウントで問題ありません。
この解析システムは3層(or4層)からなります。
センサー - 弓にX8システムを装着。加速度センサーとタイミング(時間軸)を送信。
⇅ ブルートゥース接続
スマホ - アプリでデータを収録、サーバーに送信(見ることも可能)
⇅ ネット
データサイト - データの分析/出力 https://train.mantisx.com/archery/
⇅ 解析
(任意)CSV – データサイトよりCSVで詳細のデータを出力可能。好きな統計ソフトで解析可能。
自分用であれば、CSVによる統計的解析をする必要はないと思いますが、ご自由に。チーム\団体で使用するのであれば有用だと思います。私は3層目までしか使用しないです。
データサイトは英語にしか対応していません。アプリは日本語に8割程度対応していますが、というか、私の方で翻訳しているのですが(昨年末)、今年アップデートがあったようで、それの翻訳をしていないので、一部翻訳されていません。申し訳ございません。これからやります。
続く。
*10月より商品に対するサポートを開始します。あわせて、販売価格を引き上げさせていただきます。ご理解ください。
山口 諒
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