少し前にコメント欄でアシストアーチェリーさんについて書かれていて、気になったので、再度覗いてみました。
創業当時は中古屋として始まったと記憶しています。本屋と中古本屋や別になっているようにアーチェリーの世界でも同じです。私達がメーカーにワランティ(保証)請求する時には、当然最初に買われたユーザーでないといけないわけで、それは信頼の問題です。
しかし、中古品も扱うと、立場が違ってくるので、新品と中古品を両方売るプロショップを運営することは事実上不可能です。ですので、アシストさんは同じ業界ではあるものの、あまり関わりがなかったのですが、講習生がすごく結果を残しているみたいで、見てみました。
内容に細かくは突っ込みませなんが、こういうプロショップが増えてくるといいですね。非常に良心的です。以前に、あまり高くない弓具でも全日本で戦えますかと聞かれたことがありましたが、全日本で戦ってきた経験として、高い弓具は必要ないですが、お金は必要ですとお答えしました。
X10を買う必要はありません、パラゴンでも十分です。でも、差額はたったの3万円です。私が現在1度の練習に使う費用が交通費780円(往復)、射場代300円(4時間)、機能性飲料代180円(500ml)で、約1300円です。週3練習するなら、1-2ヶ月で3万円の差額など消えます。
本当に全日本に出ている人の多くは、道具代よりも、遠征費・練習・試合出場費のほうがかかっているのが現実です。記録を見ると自分が全日本で準優勝した年でも、道具代は15万円でしたが、練習代と遠征代は40万を超えています。そこにしっかりとお金をかけて、いい環境を整えるためにも、道具に無駄に高いお金を払う必要はないというのは、まさにそのとおりで、お金が必要な状況はいくらでもありますから。
山口 諒
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