久々、ファイバーボウ(Fiberbow)が新モデルを追加し、2017年ラインナップを発表しました。最近新モデルを発表していませんでしたが、素材と内部構造の見直しを行い、久々の新モデルを発表しました。
今回発表されたのは2モデルで、使用されている素材の違いによって、FB6.9とFB6.9 TEXTREME(テキストリーム)と名付けられており、外側の形状はFB6.3と同じデザインです。前モデル(販売継続)との違いは内部構造とリムポケットの設計。内部の素材は位置を再設計し、より剛性を高めたうえで、10gの軽量化を達成しました。10gというと大したことないですが、ポラリスなどのウッドハンドルよりも軽い660gしかないハンドルを10g軽く(1.5%)するのは大変なことだと思います。
これまでのFBハンドルでは偏芯リムボルトを使用してのセンター調整でしたが、新しいモデルでは今どきの、差し込み部分で調整するためタイプ設計に変更されました。
そして、もう一つのTEXTREME(テキストリーム)モデルはスウェーデンのOxeon社製のTeXtreamカーボンファイバーを使用したモデルで、違いは素材だけです。その特徴的なカーボンファイバーはカーボン繊維ではなく、カーボンシートを編み込むことで、製造時に必要なエポキシの量を減らして、軽量化するとともに、剛性を高めたもので、上の写真のように実際にシート(というよりテープ??)を編み込まれた形状で納品されます。
自転車競技、テストラケット、ホッケースティックなどの軽量であるとともに剛性の高さが求められる商品に採用されています。過去には2013年シーズンにF1のボディ(モノコック)にも採用された実績があるようです。調べてみると現在ではどうも採用されていないようですが、現役でF1に採用されているような素材はとてもアーチェリーで出せる値段ではないので、4年経って素材の価格が落ち着いてやっと採用できるようになったということでしょうか。
FB6.9 TXはさらに30g軽量になり、現状25インチモデルでは最軽量の620gです。ノーマルモデルとの価格差は約1万円です。
すでに発注済みでともに11月の入荷を予定しています。
Fiber Bow シリーズ 2017年 ラインナップ (4モデル)
Ryo
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いつも楽しみに拝見させていただいております。
質問なのですが、私は適正アローレングス25と4/1インチで、25インチmkx10ハンドルとvera2 サイズs表示44ポンドをつかっており、かなりリムボルトを締め込んでも実質40ポンドに届かないのですが、表示46ポンドからとなると特注になってしまうので、ハンドルをショートにして64の弓にするか考えています。
どちらの方が良い選択なのでしょうか?
>質問なのですが、私は適正アローレングス25と4/1インチで、25インチmkx10ハンドルとvera2 サイズs表示44ポンドをつかっており、かなりリムボルトを締め込んでも実質40ポンドに届かないのですが、表示46ポンドからとなると特注になってしまうので、ハンドルをショートにして64の弓にするか考えています。
まず、誤解されているかもしれませんがSサイズは48ポンドまで用意されています。50ポンド以上が特注です。
さて、25.25インチであれば、44 – 2.75 x 2 = 38.5ポンドがベースとなりますので、締めこんで 42ポンド程度は出るかと思います。
リムの誤差は下限1ポンドなので、ポンドの弱いリムだったとしても41ポンドまでは出るはずです。40ポンドにも届かない(理論値と2ポンド以上離れている)のであれば、リムに問題があるか、引き尺の測定方法がATA基準になっていないかのどちらかです。まず、この部分の確認をお勧めします。
>どちらの方が良い選択なのでしょうか?
単純にポンドアップをしたいのであれば、上記のリムが正しいポンドになっているかの確認と、あたらしいリムの購入をお勧めします。
ハンドルを変えるデメリットは多く、まず、MKX10には23インチがないので、ハンドル(グリップ)が変わってしまうこと、また、実質40ポンド以上で23インチハンドルでは、ケースによってはウィンドアが狭いためにインドアのサイトがとれないケースが考えられます。弓が小さくなることで、弦があっちする感覚・位置も変わります。
今の現状、銚子がよくなく、まるっと環境を変えてみたい場合でない限りは、お勧めできることではないと思います。
何度もすいません。
やはり測り間違えていました。
正しくはアローレングス24と4/1インチでした。
もしサイズ66で38〜39ポンドベースにしたい時は、表示何ポンドのリムを買うべきでしょうか?
おおよそ 38.5 = x – (28 – 24.25) * 2 で計算できます。
46ポンドのリムで38-39をベースとし(MKX10装着時)、41-42ポンド程度までポンドアップが可能です。