アークシステムから新しいリリーサー「L’ATTENDU」(レトンデュ)が入荷しました。
このタイプはアルミモデルとブラスモデルの2種類のラインナップですが、今回はブラスモデルの入荷です。
先に謝っておきたいと思うのですが、今回MサイズとLサイズの入荷だったのですが、私が休みの間に入荷し、すぐさまMサイズが販売されてしまったので、レビューはLサイズでのご紹介です。
付属品として、調整用六角レンチ2本(ミリです!)、太さの違うサムバー1個、ポーチ、そしてキーホルダーです。
Lサイズを示す刻印。Mサイズの場合はここに「M」が刻まれています。
まずこのLサイズを手に持って、「おや?!小さい?!」が第一印象です。
Lサイズの・・・・
・重さ:134グラム
・全長:86ミリ
・人差し指部の厚さ:14.6ミリ
・中指部の厚さ:14.5ミリ
・薬指部の厚さ:約11.5ミリ*先細りデザインです。
試しにTruBallのHBC3本掛けのMサイズとLサイズでレトンデュを挟んで並べてみました。
左がMサイズ、右がLサイズ、真ん中がレトンデュ。
どうです?左のMサイズとほぼ同じ、むしろ若干小さいぐらいです。
目をつむって持ってみるとどっちがどっちかわからない感じがします。
ちなみにHBC(3本掛けMサイズ)の指部分のサイズです。
・人差し指部の厚さ:15.7ミリ
・中指部の厚さ:14.6ミリ
・薬指部の厚さ:約10ミリ*こちらも先細りデザインです
ほぼ同じかもしくはややスリムです。
そして私がまだ見ぬMサイズですが、情報によると約2ミリほど全長が短い、との事です。
さらに現時点では取り扱う予定はありませんが、Sサイズも存在するとの事です。
では、機構を見ていきましょう。
このレトンデュは「クリッカー」がありません。つまり発射前の「パチッ」という音はしないということです。
クリッカー音が必要な方にとっては困った話ですね。
調整の際はまずヒンジ横のイモねじを緩め・・・・
背面からレンチを差し込み、中のネジを回します。
一般的なリリーサーで背面から入れるレンチで回すイモねじは、ムーンの固定/解除といった目的ですが、レトンデュは、固定/解除はヒンジ横のイモねじで行い、背面からのアクセスは、締めこむとムーンが出っぱってきてタイミングを遅くし、緩めていくと引っ込むのでタイミングが早くなる仕組みになっています。なので、締め緩めの回転数を覚えておけば正確にムーンの出し入れの調整を行えます。
そして調整が終わればヒンジ横のイモねじを締めてムーンを固定して完了・・・となります。
ヒンジの裏にはマグネットが仕込んであります。(ヒンジ裏の丸い箇所)
このおかげでヒンジが開きっぱなしになることはなく、カチっと閉じてくれますが、それならいっそ、フックの方にもマグネットを仕込んで自動的に立ち上がってくれればいいのに、そのような機構は採用しなかった様です。なんでかな。
次にサムバーです。(装着されているのは8ミリ径です)
このサムバー、よく見るとバーの中心にネジが通らずに本体とつながっています。つまり、緩めて回転させるとバーの親指に対する当たり具合が調整できると言う事になります。
付属の太い方(10ミリ径)を見てもらうと、ややオフセットになっているのがわかりやすいかと思います。
またこのサムバーは取り付け箇所に約1センチの幅を持たせてあるので、好みの位置にバーを固定できます。いろんな位置で試してみてください。
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アークシステムのレトンデュ、いかがでしょうか(^o^)丿
Yamada
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