イブと浮かれている人もいると聞きますが、私の夕飯は麻婆豆腐の予定です。
さて、MKコリアの2015年カタログも出ましたが、この間のSFにしてもそうでしたが、いよいよFシリーズリム(F-Serise)という言葉を韓国勢が本格的に使ってきたという印象を受けます。何かといえば、フォーミュラータイプのリムです。日本では、これまでのタイプのリムはホイットタイプのリムとか、HDS(Hoyt Dovetail System)リム、グランプリリムなどと呼ばれてきましたが、海外(英語)ではILFという言葉で統一されています。その理由は簡単で、他のメーカーがホイットが商標を持つ言葉をカタログに載せられなかったからです。
それと同じことが、現在のフォーミュラーリムでも起きており、MKやSF(W&W)は「Formula」というホイットが商標を持つ言葉をカタログなどで使用できないので(メーカーのフェイスブックでは何度か普通に使っています)、かわりに、これらのタイプのリムをFシリーズ(タイプ)リムという名前で定義し、Fシリーズという名称でカタログに掲載しています。
まだ、日本でも馴染みが薄い言葉だと思いますが、Fシリーズ=Fタイプ=フォーミュラーで、3つの呼び方をされるのは商標の関係とだけ覚えていただければよいかと思います。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。

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FリムとILFリムの両方を付けられるハンドルは今のところアルファのみですが、今後増えるかもしれませんね。
こんな観点から両者を比べる人はあまりいないかもしれませんが、アッパー、ロアーブッシングの位置が当然ながら違います。
弓の外側、リムに付けるFと内側、ハンドルに付けるILFですと、それぞれどの様な利点、欠点が予想されるでしょうか。
>こんな観点から両者を比べる人はあまりいないかもしれませんが、アッパー、ロアーブッシングの位置が当然ながら違います。
>弓の外側、リムに付けるFと内側、ハンドルに付けるILFですと、それぞれどの様な利点、欠点が予想されるでしょうか。
もし趣旨とずれていたらすみません。全く同じアッパー・ダンパーを装着するとしたら、重量配置の問題になります。Vバーの開き角度と同等の問題ととらえてもよいかと思います。重量をグリップから離すことは弓の動きを安定性を向上させ、グリップに近づけることは弓の一体感を向上させます。
http://archery.cart.fc2.com/ca35/1036/p-r-s/
こういったオフセットするものを使用することで、アッパーの向きを変化させてウェイトの位置を調整することで、一つのブッシングの位置で異なる重量配置を作り出すことも可能です。
お返事ありがとうございます!
なるほど、ブイバーに例えていただけて分かりやすかったです。
オフセットをリカーブで使ってる方はカミンスキー選手以外知りませんが、アッパー調整にも有効でしたね。
ところでこの記事のFとILFの比較として使われてる写真が意味するのは、27インチハンドルの登場でしょうか?
単なる拡大コピーでした、というオチならすみません。
>ところでこの記事のFとILFの比較として使われてる写真が意味するのは、27インチハンドルの登場でしょうか?
記事の写真はMKの2015年カタログの表紙です。クリックしていただければ、カタログをダウンロードできます。
クリッカープレートのサイズで調べてみましたが、12%拡大しただけです。