水曜日の練習の調子が良く、使っているナノプロを残り7本にしてしまい…週末に試合があるので、7本で出るのもどうかと思い…アメリカで話題のゴールドチップのウルトラライトを作ってみることにしました(…作ったのは店舗の坂本ですが…)。
ウルトラライトは高精度・軽量・大口径が売りのシャフトですが、ターゲットではジェシー・ブロードウォーター選手はそこに170grのポイント(400番シャフト)を装着し、現アメリカ代表のディートン選手は150grのポイント(340番シャフト)で使用しているということだったので、ちょっとビビりながら、初めて140grのポイントを入れて作ってみました。
シャフトが軽い分140grのポイントを入れても、110grのポイントが入ったナノプロと同じ重さでした。FOCは15%になりました。
ちなみに、このポイントはエポキシ接着がお勧めですが、接着面が広いので、実験にホットメルトで接着しましたが、今のところ問題なしです。
2日しか調整する日がありませんでしたが、本日の試合で(50mダブル)339点/348点=687点の試合新が出ました。X10やナノプロのような細く重みのあるシャフトに比べて、リリーサー側のミスに対して寛容な気がします。悪い点はまだ見つけていないです。
矢の太さで4点くらいは得した感じです…4時方向の9点ラインとか。。
もう、少し使ってみたいと思います。夏の間に690点台を出したいです。
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Ryo
(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

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ceoがcpに転向されてしまってrcの話題が心細く感じています・・・
rcネタも宜しくお願いします。
話は変わってポンド秤に関してなのですがeastonがデジタルポンドスケールの販売を終了してからしばらく経ちますが他メーカーからのアーチェリー用デジタルポンドスケールの発売予定はないのでしょうか?
そもそもeaston=シャフトの販売メーカーが使用矢を作る上でドロウレングスによる実質ポンドの把握が必須なことを承知の上で自社提供のデジタルポンドスケールの販売を終了したことに違和感を覚えます。
eastonのデジタルポンドスケールの精度に問題があったとの噂も聞きますが実際はどのような裏の事情があったのでしょうか?
eastonのデジタルポンドスケールが販売されていた頃はバネ式のポンドスケールとは2ポンドほどの測定差が出る、バネ式では2ポンド+でスパインを設定するなどと耳にしました。
ハバネ式のポンドスケールを購入し2Lのペットボトルx10=20kg=44lbの重さを実質測定し誤差を把握した上で使うことを勧めているのでしょうか?
なんとなく腑に落ちない一点です。
jpアーチェリーさんの働きかけによってcxが自社販売シャフトの為にと称して発売して戴けると有り難いのですが如何でしょうか?
>ceoがcpに転向されてしまってrcの話題が心細く感じています・・・
>rcネタも宜しくお願いします。
すみません…ご指摘の通りですね。頑張ります。
>話は変わってポンド秤に関してなのですがeastonがデジタルポンドスケールの販売を終了してからしばらく経ちますが他メーカーからのアーチェリー用デジタルポンドスケールの発売予定はないのでしょうか?
今のところないようです。
>eastonのデジタルポンドスケールの精度に問題があったとの噂も聞きますが実際はどのような裏の事情があったのでしょうか?
精度に問題があるとは聞いていませんが、
サポートができなかったこと、その結果商売としてうまく行かなったのではないかと思っています。
普通のアーチェリー用品はお客様から不良品の申し出があれば、
プロショップが検品し、修理、修理できないものメーカー返送修理となりますが、
プロショップも、イーストンもこのデジタルツールを修理する技術がなかったことが一つの要因かと思っています。
その為に、通常は故障があっても、8-9割はプロショップで修理して、メーカーには返送しませんが、
その商品に関しては、すべてメーカー返送で交換となっていました(弊社の場合)。
メーカーにとっても非常に痛手だったと思います。
>eastonのデジタルポンドスケールが販売されていた頃はバネ式のポンドスケールとは2ポンドほどの測定差が出る、バネ式では2ポンド+でスパインを設定するなどと耳にしました。
こちらでは承知していないノウハウです。
一番簡単なのは、X-Spotのようなデジタル式のスケールでバネはかりを校正し、
バネ式のスケールではかりことです。
リカーブであれば、X-Spotのスケールだけでも測定は可能です。
>jpアーチェリーさんの働きかけによってcxが自社販売シャフトの為にと称して発売して戴けると有り難いのですが如何でしょうか?
上記のように、X-spot + バネ式スケールの両方を購入しても、1万円もしません。
ですので、イーストンのような高性能のはかりでも価格が2万円に近づくようであれば、
メーカーとして商売が成り立つのかという点で難しい判断になります。
自分としても、同様の考えで、メーカーに対して、”商売になる”と働きかけることは難しいです。
ご理解ください。
バネばかりとデジタルスケールを持っているのですが、校正の仕方を教えて頂けませんか?
デジタルスケールの値が40ポンドになるところまで引き、その時のバネスケールの値を読み取っていただければ、
その値がそのバネはかりの癖になります。その時、バネはかりで39ポンドと表示されていれば、そのはかりは1ポンドマイナスの値が出るスケールという状態です。
ありがとうございましたm(__)m
同じ矢と言うことで、質問させていただきます。
ただいま、大学生でACEを主に使っていて、だいたいショートで650以上、70wで630平均で射っています。
リカーブのポンドは40前半で週に1000本くらいの練習量です。
高校から上がって、大学生の方々は主に男子はX10が主流なのを見かけます。
点数が高いようには思えない選手も使っていて、x10にするメリットはなんなのでしょうか。
そろそろスパインが合わなくなって来たので、丸ごと変えるのですが、変えたときのメリットを教えて欲しいです。
よろしくお願いします。
>点数が高いようには思えない選手も使っていて、
すべてのアーチャーが競技でトップを目指しているわけではありません。単純に楽しんでいる人も多いと思います。
そのような場合は、自分が好きなものを使っていればよいと思います。リムを色で選ぶ人もいますので。
>x10にするメリットはなんなのでしょうか。
今お使いのACEはどの程度使用されていますか?
まず、純粋にコストの面から考えると、ACEはお客様の練習量では長くても1年半程度で性能が悪くなってくると思います。
対して、X10は経験上Aceの1.5倍以上は長持ちします。
なので、矢尺とポンドがすでに定まっている人の場合、ACEの方が安いとは限りません。
X10のメリットはやはり70mでの競技に合わせて設計されていることでしょう。
矢速だけではなく、シャフトに重みを持たせることで、高いエネルギーを蓄えることができ、
長い距離を安定して飛んでいくのが特徴です。
>そろそろスパインが合わなくなって来たので、丸ごと変えるのですが、変えたときのメリットを教えて欲しいです。
大学生とのことですので、ショートハーフの方を重点的に競技されているのであれば、
ACEでもよいかと思います。70mwの形式で点数を出したいのであれば、X10は良い選択肢になると思います。
いつも興味深く拝読させて頂いております。
もう少し詳しく教えて頂ければと思い書き込みました。
>対して、X10は経験上Aceの1.5倍以上は長持ちします。
構造や材質に大きな差は無いと認識しておりましたが、
50%以上も耐久性に違いがあるのはどのような理由によるものでしょうか。
アロー選択で悩む両者ですが、
最後は“コスパ”が決め手になる場合が多いですので、
詳しい説明があるとありがたいです。
よろしくお願いします。
>構造や材質に大きな差は無いと認識しておりましたが、
>50%以上も耐久性に違いがあるのはどのような理由によるものでしょうか。
X10は現在でもAシリーズのものが販売されており、発売当初の24K+7075という素材の組み合わせですが、
ACEは何度も素材の変更が行われて、現在はH-Jシリーズ(第9-10世代)が販売されていて、この構造は公表されていません。
ACEとX10の素材に大きな違いがないという話は初めて聞きましたので何ともコメントできません。
*こちらのコメントを読んでいるほかの皆様。シリーズ番号についてはこちらの記事が参考になるかと思います。
イーストンシャフトのシリーズ番号について
https://archerreports.org/?p=5205
ご説明頂きありがとうございました。
素材も製法も微妙に違うとの事ですね。
今後のアロー選択の際に参考にしようと思います。
>素材も製法も微妙に違うとの事ですね。
>今後のアロー選択の際に参考にしようと思います。
ACEに関しては自分がアーチェリーを始めた時には既に第4世代(Dシリーズ)だったと記憶しているので、お客様がいつの話をしているのかわからないと返答しかねます。
自分はDシリーズくらいからのACEしか知らないということです。
同じアルミカーボンシャフトでも、10000円のものと、30000円のものがあるのは、その素材(原価)と製法(歩留まり)によるものです。
イーストンの場合、精度のコントロールが難しいカーボンシャフトでは、同じ素材・製法で価格が違うものは、ターゲット用ではライトスピードとライトスピード3Dくらいしかないと思います。
コメント失礼します。
現在矢の買い替えを検討している者です。
現在は半年程前にCPに転向し矢はRCで使用していた矢のスパインが合っていたのでX10を使っていました。しかし、だんだんと痛みや破損で数が少なくなってきたのでこちらのシャフトに興味があるのですが、いくつか質問させてください。
私はX10は細く比重がある為風に強いと考えているのですが、こちらのシャフトは真逆の設計のように感じます。こちらのシャフトは風に流されやすいのでしょうか?それとも記事にもあるようにX10ではあまり考えられないような重量のポイントを入れることによって風に流されにくくなるのでしょうか?
もし買い替えて良かったらずっと使っていきたいと考えているのですが、近いうちにシャフトのみならず、ポイント、ピンなど製造終了になってしまう可能性は高いですか?
ゴールドチップが行った耐久性の実験のようなパフォーマンスで折れに対しては強いということは分かったのですが、シャフトが割れやすかったり、ヒビが入りやすいということはありますか?
以前知人からゴールドチップのシャフトはヒビが入りやすいからイーストンにした方がいいと言われたことがあるので…
(イーストンのシャフトでもヒビは入ることはありますが…)
>私はX10は細く比重がある為風に強いと考えているのですが、こちらのシャフトは真逆の設計のように感じます。こちらのシャフトは風に流されやすいのでしょうか?それとも記事にもあるようにX10ではあまり考えられないような重量のポイントを入れることによって風に流されにくくなるのでしょうか?
自分は全日本でもこのシャフトでしたが、実感としては、あ、風があるなという程度の風では全く流されませんでした(150gr 60lbs 27.5″ エナジー35)。しかし、風強いな(赤の真ん中くらいのエイムオフが必要)という場面では、コンパウンドでX10は使ったことありませんが、同じような径のCX Nano proに比べると流されているなという感じはあります。
>もし買い替えて良かったらずっと使っていきたいと考えているのですが、近いうちにシャフトのみならず、ポイント、ピンなど製造終了になってしまう可能性は高いですか?
10年近い続くロングセラーモデルなので、削除はないです。今後マイナーチェンジなどの可能性はありますが、0.246″はGノック径(0.166)同様一つの規格なので、対応する部品がなくなる可能性は5-10年単位ではないです。
>ゴールドチップが行った耐久性の実験のようなパフォーマンスで折れに対しては強いということは分かったのですが、シャフトが割れやすかったり、ヒビが入りやすいということはありますか?
シャフトの問題ではありません。しかし、物理的に径が大きいので、例えば、全部10点に入った時、径の小さいシャフトよりもぶつかり合う可能性は高いです。自分の場合はひびが入るときはほぼなかったですが、1回の練習で、ノック・ピンが破損しなかったことはないです。ただ、シャフトまではあまり行かないので、1ダースで1.5年くらい(残り8本)の感覚です。
>以前知人からゴールドチップのシャフトはヒビが入りやすいからイーストンにした方がいいと言われたことがあるので…
>(イーストンのシャフトでもヒビは入ることはありますが…)
イーストンの問題ではないです。例えば、アルミシャフトでひびが入るのはほぼ見ません、その代わりに曲がります。アルミ/カーボンはその中間の性質で、カーボンはほぼ曲がらないかわりに限界が来た時にはひびが入り割れます。
回答ありがとうございます。
それではこのシャフトのデメリットとしては太いためシャフトがぶつかる可能性が高くなり、ノック、ピンの消耗が早いということでしょうか?
はい、グルーピングしたときにはそうなります。
それではこのシャフトにしたいと思います!
何度も質問して申し訳ないのですが、最後にこのシャフトにはノックブッシングというものがありますが、これはgノックを取付けるためのものでしょうか?
また、耐久性で考えたらピンのタイプとどちらがいいでしょうか?
>これはgノックを取付けるためのものでしょうか?
はい、弊社取扱いではイーストンG/Deep Sixが使用できます。
>また、耐久性で考えたらピンのタイプとどちらがいいでしょうか?
ピンノックが良いかと思います。ゴールドチップのものが硬めです。イーストンは中間程度で、バイターが最も柔らかいです。
私も現在こちらのシャフトを検討している者です。
記事を読むと結構な重さのポイントを入れていますが、ゴールドチップにもイーストンのように推奨グレイン数や推奨のFOCバランスはあるのでしょうか?
また、カット限界はありますか?
もう一つ質問ですが、ポイントにACCUというものとワンピースポイントというものがありますが、これらの違いは値段、見た目以外に違いはありますか?
>記事を読むと結構な重さのポイントを入れていますが、ゴールドチップにもイーストンのように推奨グレイン数や推奨のFOCバランスはあるのでしょうか?
ウェイトを後付けできるので、ポイントのグレイン数に推薦はなく、FOCが7-15%になることが推奨されています。記事では15%に設定しています。
>また、カット限界はありますか?
ストレートシャフトなのでないです。
>もう一つ質問ですが、ポイントにACCUというものとワンピースポイントというものがありますが、これらの違いは値段、見た目以外に違いはありますか?
ACCU 尖っているシェイプの方がグルーピングした時に、すでに刺さっているシャフトを「壊さない」でくれます。これが一番だと思いますが、メーカー側ではよりまっすぐ矢が刺さることをアピールしています。これは、矢の刺さり方を見るチューニング時などには大きなメリットです。
また、この形状の方が抜きやすいです(私が使用している畳の射場では)。
回答ありがとうございます。
現在fps(ata)312の弓を使用し、シャフトはノックの溝からカット面まで27.5インチ程のシャフトを使用しています。
チャート表を見ると400番で良さそうですが、ポイントを100グレインのものにするか、130グレインのものにするか迷っています。
どちらが良いでしょうか?
また、オーバードローレストを使用しているので、少しカットも考えています。(チャート表の範囲内で)
>ポイントを100グレインのものにするか、130グレインのものにするか迷っています。
100grが良いかと思います。GTのウェイトはイーストンのものと違います。イーストンのポイントはブレークオフなので、130grから減らしていく方でのチューニングになりますが、GTはポイントにウェイトを追加していくので、迷ったらまずは軽いものから始めるのが良いかと思います。
回答ありがとうございました!