この記事は2014年11月18日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

トゥルーフライトフェザーの構造と仕組み

Trueflight_feathers先日のワールドカップインドア・ステージ1で優勝したBraden選手がインドア用のシャフトにフェザーを使用していたので、取り扱ったことがないので、代理店に依頼して、資料と、明日サンプルが到着します。週末に試合があるので、すぐに試せるかは不明ですが…。
Trueflight_Feathers_4_Parabolic_日本語
なので、まずは資料の方に取り掛かっています。ただし、資料はフェザー全体ではなく、取り扱い予定のトゥルーフライト(Trueflight)というメーカーのものです。もしかしたら、メーカーによっては構造に違いがあるかもしれません。今回テスト予定の4インチパラボリックタイプで2.3グレインです。同じ4インチのEP-40は8.0グレインで、プラスチックベインの約30%の重さしかありません。その理由はプラスチックペインが1つの連続した物体であるのに対して、フェザーは土台となるマイクロフォームという羽軸とそこから延びる無数のウェブ(Web)から構成されていて、その中には多くの空洞が含まれていて、90%以上が空気(空洞)で構成されているとのことです。
Trueflight_feathers_17倍に拡大したイラストイメージ。フェザーの根っこの部分(シャフトは取り合わせるときに接着する部分)ですね。もともとフェザーは動物からとれるものを使用していましたが、現在では、マイクロフォームという樹脂から作られており、樹脂製のベースに対して、Cの形をしたウェブが重なっているという構造です。
Trueflight_feathers_2こちらは15倍に拡大したイラストイメージです。ウェブの先端を拡大したものです。ベースから1本ずつ伸びているので、レストなどヒットしても、その衝撃を吸収してシャフトに伝えません。そして、もう一つのフェザーの特徴であるフェザーの復元力の源である「フック・アンド・ファイバー」システムの「マイクロフック」を見つけることができます。これは片面のみにつけられていて、上のイラストではフェザーの右側(上側)にだけつけられています。
Trueflight_Feathers_復元力この構造がフェザーの復元力を生み、一つ一つのウェブに対して、マジックテープのように働き、ウェブ全体が1つの”羽根”として働くようにします。
Trueflight_feathers_350倍に拡大するとこんな感じです。手元に昔手に入れたフェザーがあり、見てみましたが、見えませんでした。もともと目も悪いので見える人には見えるかもしれません、0.013mmだそうです。左側と右側にそれぞれ1列ずつあり、右側の列が次のウェブの左側の列にホックすることで、全体をつなげています。簡単に言えば、細いマジックテープの集合体でその間に空気が入っているので、羽根として働きながらも軽量です。

この列はフェザーの空気を受けない側にだけあるので、プラスチックベインとは違い、フェザーには左右があります。写真は右用(RW)タイプの拡大図になります。

ちょっと面白そうな構造じゃないっすか:)
ただ、こう言った複雑な構造なので、値段はFFPやEP(エリートプラスティフレッチ)ベインの2-3倍の値段です。

入荷が楽しみです。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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