この記事は2014年5月2日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

コンパウンドのもう一つの選択肢、ハイスピードフィールドシャフト

20140502 155312現在、コンパウンド店をコンパウンド用の商品がなんでもそろうお店になるよう鋭意改良中です。商品調達業務が自分の本業なので、頑張ります!

先日、世界ターゲット選手権を何度も制したCXの代理店となりましたが、コンパウンドでは50mw標準の競技フォーマットになったのに従い、もう一つの選択肢として、短距離セッティングという選択をする選手が増えています。2014年のコンパウンドボウの売れ筋も、PSEの Dominator 3D MAXや、ホイットのプロエッジエリートなどのハイスピードモデルです。

そして、弓だけではなく、シャフトもハイスピードのフィールドシャフト(軽くて太いシャフト)を選択するという選手が増えています。

この話はインドアでのリカーブは太いシャフトを使うべきか、修正力の高いシャフトを使うべきかという話同様、結論がまだ出ていない話です。現在進行中の話です。コンパウンドの50mwでは、X10/Nano Proのように細く修正力(パラドックスからの復元力)に優れ、細く重いシャフトを選択する選手がいる一方で、新しい選択肢として、軽く太いシャフトを使う選手が出てきています。

じつは、CXの入荷とのタイミングでまずはコンパウンド予選最高点の選手として、ハンセン選手にスポットをあてて書いてきましたが、コンパウンド予選2位、最終順位個人3位のアメリカのディートン選手(Bridger Deaton)が、まさにそのセッティングで、この試合に挑みました。ちなみに、1位のハンセン選手が18歳、2位のディートン選手は19歳です。

431431_400989779967027_577976797_n2320015_angle1_4(↑2012世界フィールド選手権でのジェシー選手…APPtituneもよろしく★)

ディートン選手の予選での点数は355-356点の711点。そして、ハイスピードセッティング用のシャフトとしては、フィールド用として数多くの実績があり、ターゲットの世界選手権で結果を残したことはまだないものの、直近の2012年の世界フィールド選手権でも優勝した選手(ジェシー)が使用した、GOTDTIPのシャフトでした。

コンパウンド選手として、2014年の最初のワールドカップから学ぶべきことは本当に多いと思います。予選で1位、713点を射った選手が極細で重みのある、まさに王道を行くロングレンジ向けターゲットシャフトを使い、次点711点で続いた選手は全く逆のセッティングをしていたというのは、本当に珍しい事です。たいてい、上位選手は同じようなセッティングですので…特に選択肢が限られている「矢」では。

つまり、50mを長距離としてとらえるか、短距離として捉えるかの違いです。ルール上の分類とかと言った次元での話ではなく…。

X10を基準にすると、ハンセン選手のシャフトはそれより、3%細く7%重いもので、ディートン選手のシャフトは、11%軽く38%も太いものです。メンタルゲームとしての要素の加わる決勝ラウンドは別とすれば、1位、2位の選手が真逆のセッティングで、それぞれに結果を残しているという事実は、50mwではどのようなシャフトが最適かという答えが、トップレベルの選手の間でも、まだ共通の意見が出ていないということです。

細く重量があり安定するシャフトか、軽量で太くがあり、ハイスピードで飛んでいくシャフトが有利なのか。ワールドカップ第二戦が楽しみで仕方ないです。5月13-18日です。

sha_da1_7032Gold TipはBee-stingerの親会社なので、特に新規に代理店契約をする必要はなく、とりあえず自分でテストするために1ダース発注してみました。現在、Nano Proをテストしているので、新しいシャフトは6月くらいからテストしてみようと思っています。なので、レビューはちょっと先に。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

5 thoughts on “コンパウンドのもう一つの選択肢、ハイスピードフィールドシャフト

  1. ゴールドチップは35grからポイントがありますが3Dやフィールドでプロアーチャー達は何grぐらいが普通なのでしょうか?

  2. まだメーカーのエンジニアにいろいろと聞いているところなので結論ではありませんが。

    ターゲット用 ウルトラライトの500番で75~100グレインです。上記チャートを参考にしてください。

    >35grからポイントがありますが

    ゴールドチップのポイントはイーストンのものと違いブレークオフタイプ(重さを減らす)ではなく、重さを追加していくタイプです。35グレインのベースに重さを追加していくことになります。

  3. たびたびすいません。
    ウルトラライトシリーズ以外にもシリーズ22、xカッター、トリプルx、30xなどのシャフトがありますがそれぞれ矢としてのグレードの位置付けはどのようになってるのでしょうか?
    よろしくお願いします。

  4. 矢のグレードはシャフトの名前ではなく、シリーズ名で表記されます。

    pro が真直度 0.001
    XT が真直度 0.003
    Hunter が真直度 0.006

    です。

    >シリーズ22、xカッター、トリプルx、30x

    シリーズ22 3D向け 軽量シャフト
    Xカッター 3D向け ラインカッター - 太いシャフトでラインタッチを狙う目的
    トリプルX 特殊シャフト スパイン200 – おおよそですが 引き尺31インチで90ポンドの弓の人とか
    30x 特殊シャフト スパイン150 - おおよそですが 引き尺32インチで100ポンドの弓の人とか

    だいたいこんな感じです。

    WA競技向けはベロシティとウルトラライトだけです。話しているのはこの二つだけで、それ以外のシャフトはこれ以上の情報はないです。

  5. 追記、シャフトの実績の連絡がありました。

    昨年のワールドカップ インドア テルフォードで3位のモーガン選手が使用していたのが、シリーズ22 proです。

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