ここから何本かシャフトについての記事が続きます。ステージ2で、スカイロンが新しく発表したシャフトの最上位モデルのPREMINENS(プレミネン)がついにワールドカップでメダルを獲得です。これで世界戦で十分に戦える性能があることが証明できたと思います。2018年に販売を開始してから3年、ついに結果を残してくれました!!
オランダチーム以外にも、フランスチームなどで何名かの選手が使用しています。今後もっと結果を残していくでしょう。弊社で販売しているパラゴンの精度が.0015″ですが、トップアーチャーに使用してもらうために、更に選びぬいたセット(シャフト自体は同じものです)が.0010″のPREMINENSです。
主にコンパウンド向けで、対象となるスパインも650番までです。パラゴンより3000円ほど高いだけですが、リカーブ向けのスパインが少ないので、取り寄せとして対応したいと思います。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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この記事とは関係無い質問です。サイトに付けるクリッカーを現在使用していて、本来のクリッカープレートの位置よりも長い矢を使っています。それで矢をカットした場合、ノックからプランジャーの距離は変わりませんが、どの程度スパインが変化するのでしょうか。具体的に言うと、1インチカットした時にスパインチャートにおける1インチ分のスパイン差は出るのか、ということです。
想定する矢はアルミ矢、オールカーボン矢の両方でお願いします。
>具体的に言うと、1インチカットした時にスパインチャートにおける1インチ分のスパイン差は出るのか、ということです。
そこまで大きな差は出ないです。
>ノックからプランジャーの距離は変わりませんが、どの程度スパインが変化するのでしょうか。
引き尺が変わらなければ、矢に与えられるエネルギーはほぼ変わりません(実際は矢が軽くなる分効率性が多少悪化します)。
違いはプランジャーからポイントの距離になると思いますが、その部分が短くなることでスパインに影響する反応はポイントの挙動で、
それがどれほどの違いになるかは、ポイントの重さによります。
アルミ矢に使用されるような50gr程度のポイントだとスパインはあまり硬くなりませんが、120grといった重めのポイントではそれなりに違いは出ますが、前の回答通り、引き尺が1インチ変わるときほどの違いは出ません。シャフトの素材の違いは…ないと思います。