6 thoughts on “【即納モデル】W&W　ARION-X37　”

1. ここで質問することが適切かどうかわからないのですが、
   ボウテック（またはダイアモンド）のバイナリー・カムの弓の購入を検討しています。
   一点心配なのはカムの傾きの調整が難しいとされていることです。新しいオーバー・ドライブ・カム・システムならスプリット・ケーブルをねじることで調整可能でしょうが、ダイアモンド・メダリストのようなバイナリー・カムですとそれは不可能ですね。ワッシャーの入れ替えとなると難しすぎて私の手には手に負えない感じです。
   そもそもカムの傾きというのがどういうときにどの程度の頻度で起きるのでしょうか？
   調整のむつかしさ、というマイナス面を超えるようなプラス面はあるのでしょうか？

2. >そもそもカムの傾きというのがどういうときにどの程度の頻度で起きるのでしょうか？

   私の経験上のお話をさせていただきます。「頻度」という言葉で端的に示すことはできませんが、カムの傾きが起きる傾向が強いのはスプリットリムが採用されたモデルに多い気がします。
   もう一方のソリッドリム採用のモデルはリムフォーク部分が短いために、あまりカムの傾きが起きにくいとされています。
   ご指摘のとおりバイナリカムは傾き調整(修正)がほぼできません。できない代わりに傾きが起きにくいとされるリム方式が採用されている、と考えればなんとなくお分かりいただけるかと思います。
   ただし最近は例外が多く見受けられ、特にElite社のモデルがその代表例です。Elite製品はほとんどのモデルにバイナリカムが採用されていますが、高速モデルに関してはスプリットリムが採用されています。理由は、リム重量を軽量化できるため重さによる“返りスピード”のロスを極力抑えることが出来、ひいては温存されたエネルギーを矢速に還元する、というメリットを採用しいる場合もあります。

   ＞調整のむつかしさ、というマイナス面を超えるようなプラス面はあるのでしょうか？

   上下カムが対称デザインなのでケーブルアレンジメント(配置)も同じとなります。ということは理論上カムタイミングのズレは起きないとされています。ただし誤解してはならないのは、常に強力なテンションで引っ張られているので経年による伸びです。伸びは必ず起きます。なので工場出荷状態から比べるとカム回転開始位置は必ずズレてきます。ただ上下とも同じアレンジメントでありそれぞれのケーブルは同じ割合で伸びてくる為、上下の回転開始位置はズレてくるものの同じようにズレる為、カムシンクロ自体には影響が出ないと言えます。
   しかし厳密には個々のケーブルにもわずかな誤差もあるのでこの理屈はゴッソリ信用せずに、適宜確認はした方がより安心ですね。

3. ご丁寧な説明ありがとうございました。よくわかりました。参考にさせていただきます。

4. ご丁寧な説明ありがとうございました。よくわかりました。参考にさせていただきます。

5. コメント失礼します。
   このArionXも他のWINのCPと同じように、調整ボルトを緩めることでボウプレス無しでも弦を緩めることが出来る機種でしょうか？

6. ＞このArionXも他のWINのCPと同じように、調整ボルトを緩めることでボウプレス無しでも弦を緩めることが出来る機種でしょうか？

   はい、できる機種です。