この記事は2018年12月25日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

中国コンパウンド市場はドイツOKアーチェリーが席巻していた。

いろいろと調べてみたところ、中国のコンパウンド界では、多くのトップ選手がドイツのOKアーチェリーのAbsoluteを使用していることがわかり、ちょっとびっくりです。これだけのトップ選手(女子男子とも国家記録を持っている選手など)がAbsoluteを使用しているのは現地のドイツでもあまりないです。代理店の北京尚群体育科技という会社が結構大手なのかもしれないですね。これで、中国メーカー初の競技モデルにシュートスルーハンドルが採用された理由も何となく、理解できました(笑)。

(中国アーチェリー連盟のHPより)
先日行われた(中国の)ナショナルインドア選手権の決勝では、ベスト4の3人がOKのAbsolute、残りの1名がSANLIDAのグランドマスターHREOでした。また、男子コンパウンド団体の決勝では全員がシュートスルーハンドル、中国系のコンパウンドアーチャーはめっちゃシュートスルーが好きなようです。

OKアーチェリーでは、中国向けにプロ選手の登録・報奨も行っていて、2018年は52,090人民元(約83万円)の支払いをしたようです。 データを遡ってみると、OK人気は結構以前からのもののようです。アーチェリーメーカー/OEM製造も昔から、ヨーロッパと中国は太いパイプがありますし、そのあたりの歴史はこれから勉強しないとです。来年から国産(中国産)のコンパウンドボウが発売されることで、マーケットにどんな影響が起こるでしょうか。

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山口 諒

熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。

4 thoughts on “中国コンパウンド市場はドイツOKアーチェリーが席巻していた。

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