残念なことに低価格ハンドルの中で最も評価していたSFのアクシウムの生産が遅れていて、納品がかなり遅れるという連絡がありました。現在、アクシウムをお待ちのお客様のために、以前に取り扱いをしていたKAP(SFと同じくWIN生産ブランド)ウィンストームと、ほかにも扱っているエントリーハンドルがあるという理由で在庫をためらっていたエア(Air)の取り扱いを再開することとしました。
ウィンストームはすでに発送されていて来週入荷予定です。エア(Air)は現在メーカーと取扱いに向けて価格の最終調整中です。長い付き合いなので、少しは安くしてくれそうな予感です。
これにあたり、低価格商品の取り扱いでミーティングしていたら、スタッフから面白い売り方をしている方を教えていただきました。実はその方が来週入荷のウィンストームの値段を載せていたのですが、ものすごい値段でした。安く売っていたら価格競争になるの嫌だなと思ったりもしましたがコンセプトが違うようです。
商品を販売するときには、利益額(金額にしていくら儲かるのか)と利益率(何パーセント儲けるのか)の二つを考えて価格を決めます。そのバランスの中で値段をつけていくのですが、どうやら、新しいビジネスモデルとして、アーチェリー用品の中でも低価格の商品に特化しながら、業界では考えられないような利益率を載せることで、低価格の商品であっても十分に利益額を稼ぐというイメージで売っているようです。ちょっと、意外な発想でした。どうなっていくのか気にしてみようと思います。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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ちょうどニュースで子供の貧困が拡大している問題を取り上げていました。「もうちょっと安ければ」と思っている人達は常に一定数いる筈です。たとえ個人購入でなく学校やクラブの備品としてでも、廉価でそれなりな性能を持った製品が普及し、競技人口が広がり取扱店も経営が安定するのなら万々歳です。
おっしゃる通りですね。2016年高価格帯で新商品の発表がなかったので、最近では低価格でもユニークな特徴のある商品が人気なので、個人的には一番の悩みは安定供給です。頑張ります。