ブローネルの2013年の新作RHINO(ライノー)弦をテストしてみました。硬く伸びない弦の愛用者、そういった弦をご希望のお客様に紹介できるのかなと思い発注してみました。
開発の経緯は以前の記事に書きましたが、150ポンド~160ポンドが一般的なクロスボウ向けの原糸です。
火曜日に16本弦を手作りし、一晩弓にはった状態で伸ばしました。ハイトの変化は1/16でした。まぁ、この部分は原糸が伸びたのではなく、手作りした分がストレッチしたものと思われます。
完成した弦(164-16)の重さは重さは94gr(グレイン)でした。ちなみに、Spectraの黒ワックス(163-18)が101.4gr、8190 ユニバーサル (163-18)が 87.8gr ですので、その中間にあたる重さです。
ワックスはほぼついていません。若干感じられるワックスもペタッとする感じではなく、さらさらしたワックスになっています。16本弦と細めのセンターサービングか14本弦で、イーストンのSサイズノックにフィットします。
うった感じはやはり硬いです。さすがという感じがします。8190弦との比較でも硬いので、現在市場に出ているものの中で、最強という事前情報はほぼ正しかったと思います。柔らかさが全くなく、厚めのタブがほしいくらいの感覚ですので、すべてのお客様にお勧めできるような弦ではないと思います。
入荷した分で余った材料で何本か作れますので、硬い弦に興味がある方向けに在庫にあげました。数量限定というよりは、期間限定にしようと思います。まだ、10本くらい作る量はあるそうです。
注文はライノー弦を注文した頂いたのち、こちらのスタッフがお客様にサイズの確認をさせていただきます。色は黒だけとなりますが、サイズはご自由に指定してください。14本弦からお作りました。お勧めは14本か16本です。
ライノーの原糸がほしい方は取り寄せとなります。連絡いただければ、手配させていただきます。納期は色次第ですが、価格は4800円です。
The following two tabs change content below.
山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
最新記事 by 山口 諒 (全て見る)
- HOYT コンパウンド工場見学 - 2024年10月8日
- 日身ア連、さらなる内紛へ - 2024年10月7日
- 連盟主催の大会中止へ - 2024年10月3日