Huawei Mate30 Proの性能がやばい(笑)

朝ニュースを見ていたら…えっ?? iPhoneも新型が発表されましたが、ここ何年か、新しいスマホのスペックに驚いたことはありません。まぁ、そんなもんだよねといった感じでしたが…7680fpsのカメラ搭載??

Google(アメリカ)の制裁によって、日本での発売がどうなるかわかりませんが、新しいHuawei Mate30 Proでは、960fpsで1080P(アーチェリーは基本これで十分です)、さらには7680fpsを720Pで撮影できるという驚くべき性能です。ただし、メモリサイズの関係で7680fpsでの撮影は0.12秒ですので、もやはすごすぎて、矢のクリアランスが平均0.15秒といわれるアーチェリーに使えません(笑)すげぇーな。

現)RX-100M5 960fps(1,244×420)
予)Mate30 Pro 960fps(1920×1080) 画素数で約4倍

基本、自分はファインチューニングの最終段階一歩手前(最終的にはもう感覚なので)までは、ハイスピードカメラでチューニングしています。現在使用しているソニーのものは明るさ以外では、何にも問題はないですが、ぜひ試してみたいですね。

低価格ハイスピードの最高スペックがソニーのRX-100M5で更新


【最終版】コンパウンドチューニングマニュアル

最終版のコンパウンドチューニングマニュアルが入荷しました。最終版としたのは、在庫限りで販売終了とする予定だからです。

2011年に私たちで最初にこのマニュアルを翻訳した時、いろいろと話し合いましたが、需要が読めず、100部印刷しました。対して、翻訳時にラリーとの契約で、100部ではディナー代程度の金額にしかならないので、100部ではなく、ある程度まとまった部数の印税を前払いで支払いしました。今回の3度目の印刷で、その部数に達します。

さらに再販するためには再度印税の支払いが必要ですが、山田と話し合い、これで終了予定です。現在在庫は、これまでの販売状況から計算すると2-3年程度は問題ないと思います。今よりはるかにチューニングに関しての情報が少なかった2011年から、ある程度の役割は果たせたのかなと思っています。

そして、500万アクセスありがとうございます!

【改訂版】コンパウンドチューニングマニュアル


ホイット2020、ストリングテンション調整はいつ使われるのか?


昨日の記事の続きです。昨日はフォーミュラーXiを紹介しましたが、もう一つの競技用グランプリタイプのハンドル・エクシード(Xceed)ハンドルにも同様のストリングテンション調整システムが搭載されています。こちらも週末から販売を始める予定です。

ホイットの新しいシステムは面白いですね!


この新しいシステムは端的に言えば、リムの長さを変更することでリムの性質を変えるというものですが、問題はリムのどこを長くするかという点です。このシステムではリムの根元の最も厚みがある部分の長さを延長します。つまり、プレドロー段階ではほぼ曲がらず、テンションがかからない部分です。フルドロー(クリッカーゾーン)の近くなったときにのみテンションがかかり、その時には初めて大きくドローフォースに作用するので、クリッカーゾーンでの感覚のみ(厳密には多分違いますが)違いを生み出すというものです。

このシステムの登場によって、チューニングは3つ可能になります。一つは全体のエネルギーを調整し、ホールディングウェイトを変化させるリムボルトでの調整。グラフでいえば、グレーの面積に影響を与えます。つぎに、ブレースハイトの調整は主にグラフの長さ(パワーストローク)と、リムの初期状態を変更させるのでドローイング全体の感覚に変化を与えます。最後に、ストリングテンションの調整によって、赤で囲んだ部分のみ、ポンドやブレースハイトに大きな影響を与えることなく、クリッカーゾーンの引き心地を調整できます。

続く。


【アマゾン読み放題で無料】基本から応用まで アーチェリー 上達のポイント50 コツがわかる本

知っている人には常識なのかもしれませんが、会員だったのに、全然別の検索で知りました。山本博さんが2014年に書き、2019年に再出版されたアーチェリーのシューティング技術について書かれた(チューニングに関してはほぼ触れられていません)本が、アマゾンアルティメット(読み放題)で読めるようになっています。

登録していない方は1か月無料で登録できるようです(宣伝っぽいw)

基本から応用まで アーチェリー 上達のポイント50 (コツがわかる本!)


正しい筋トレにご注意を。

書き直しの記事です。一度、正確性を重視して書いたらものすごく長文でわかりにくい記事になったので、正確性を無視した、わかりやすいバージョンに書き直しました。ご理解ください。

先日「ダンベル何キロ持てる」というアニメを見ました。筋トレコメディアニメなので、本気にする人は多くないと思いますが、やたらと「正しいフォーム」を前面に出してくるのが気になりました。

ボディビルダーの筋肉は使えないという話を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、筋肉は筋肉です。「使える筋肉」と「使えない筋肉」があるわけではありません。誰でも筋トレして身につく筋肉は同じです。「使える筋肉」と「使えない筋肉」の違いは、正しいフォームを身につけているかです。

では、筋トレにおける正しいフォームとはなにか。筋トレとは筋肉を鍛えること=筋肉に負荷をかけることです。そのために、筋トレにおける正しいフォームとは、筋肉に負荷がよりかかる動作ということになります。そのフォームが身についてしまうことが、いわゆる「使えない筋肉」が身につくということです。

アーチェリーでいえば、同じ50回の素引きでも、次の日に筋肉痛になるフォームが正しいフォームです。筋肉に正しい負荷がかかり、筋肥大が期待できます。しかし、筋トレが目的ではなく、アーチェリーをやっている側からすれば、いかに筋肉に負担をかけずに効率よく弓を引くか、50回素引きしたならば、筋肉痛にならないほうが正しいフォームに決まっています。

すべてのスポーツに言えるかはわかりませんが、少なくとも、アーチェリーにおいては、できるだけ筋肉を使わない動作が正しいフォームになります。しかし、筋トレにおいては、できるだけ筋肉を使う動作が正しいフォームになり、目指す方向性は逆です。この点にはご注意ください。

ボディビルダーの偉い人の言葉を引用すれば、

ベンチプレスを例にお話ししましょう。ビルダーがベンチプレスを行う目的は胸の筋肉を盛ることです。(中略)アスリートがベンチプレスを行う目的は、主に相手に競り負けない体作りや競技上必要な押す力の強化。この場合、とにかくパワーを追求するのが目的なので、どの筋肉を使おうが、できるだけ重いウエイトを上げることが最優先です。関節を痛めつけるような不合理な動きではなければ、自分が最も力を発揮しやすいフォームで鍛えれば良いし、私もケガの危険性がなければ、フォームに関してそれほど細かく指導しません。

“ウエイトの筋肉”と“スポーツの筋肉”は違うってホント? 「筋肉論争」の是非 - 岡田 隆

です。


Kinoveaのバージョンを0.8.27にアップデートしました。

Kinoveaの0.8.23を使用してきましたが、アーチェリー測定モデルがアップデートしたというので、0.8.27に更新しました。いくつかの新しい機能が追加されていますが、追跡のデータをグラフ化してくれる機能は結構便利です。

また、基本的な機能について日本語のマニュアルを作ってくれた方がいるようです。下記のアドレスで公開されています。

Kinovea (Motion capture software): Japanese version tutorial

Kinovea Download

直リンク
https://www.kinovea.org/setup/kinovea.0.8.27/Kinovea-0.8.27-x64.exe


Carbon Paragon 40トンカーボンシャフトの販売について。

昨日発表された低価格の40トンカーボンシャフトをどう販売するか一晩悩んでいました。現在市場ではCX社が販売している40トンカーボンモデルがあり、その性能と耐久性については、高い評価を得ていると思っています。

ただ、慣れていないグレードのカーボンが使用されているため、個人的にはスパイン選択が難しかったと記憶しています。多くの世界大会で実績を残していますが、高価格でスパイン選択が難しい(スパイン間違えると高い買い替えになる)ことが、トップ選手の評価が高くても、一般競技者であまり普及しない原因ではないかと考えています。

対して、今回発表されたシャフトはACCと同価格帯で、かつ、振る舞いが素直なストレートシャフトで、慣れ親しみやすい商品となるのではないかと思いますが、それでも、この価格帯では使用されない高性能なカーボンですので、メーカー提供のスパイン選択についての情報だけではなく、一般の意見も考慮にいれて、大きく販売すべきだと思っています。

そのため、スタートは仕入れをある程度に制限し、お客様のフィードバックで、この商品の個性が理解できた時点で、大きく売り出すことを予定しています。よろしくお願いします。


【提言】下町ボブスレーの敵討ちだ。

フェイスブックで「純国産アーチェリー開発 下町ボブスレーの敵討ちだ(日刊スポーツ)」という記事を目にしました。写真は引用せず、記録のため文面は最後に引用します。リンクが生きている間はリンクで読んでください。

さて、国産アーチェリー(ハンドル)の問題点に関してはこれまで何度も書いてきました。また、下町ボブスレーに関しても記事を書きました

問題ばかりを書いて、批判だけしていても仕方ないので、「下町ボブスレーの敵討ち」をするため、今回は提言をいくつかしたいと思っています。いずれにしても、「使うか」「使わない」で2020年には結果が出る話ですので、この記事に関しては、このまま内容修正せず、2020年の東京オリンピックで答え合わせしたいと思います。

1.開発方針を改める

まず、記事によれば、”外国製に関しては愛好者からは「作りが粗い。細やかさがない」などの不満が耳に入る。”とありますが、その通りです。それを日本企業が作れば、作りが繊細で細かいものができるかもしれません。しかし、そもそもアーチャーはそれを求めているのか考えていただきたい。バリがあっても、タップが切られていなくとも、グリップの裏など見えないところの塗装が適当でも、「愛好家」はともかく、トップアーチャーはそんなところを気にはしていません。

ハンドルに限って言えば、ジオメトリ、アライメント、重量配置、ダンピング設計、グリップの形状・その加工可能性、全体での安定性などが評価のポイントとなるところであり、もし、国産ハンドルを作るのであれば、その部分でのアイデアが必要であり、特に一番重要なジオメトリに関しては、シンポジウムで一切言及されていなかったのですが、そのまま、ホイットのものをパクることにならないことを願っています。

「かつてアーチェリーを製造したメーカーに勤めていた技術者」がプロジェクトに関わっているということなので、かなり安心しましたが、例えば、実績あるGMXのホイットのジオメトリと重量配置をそのままに、リム接合部分だけを改良して、プランジーホール上下できるというのでは…期待しています。

もう一点、中小企業としてアーチェリーのマーケットなら挑戦できるという発言がありましたが、プロジャクトメンバーのスケール観には大きな疑問を抱いています。たとえば、今年のATA(主にアメリカのプロショップと大手代理店が集まるイベント)には、10000人近くの関係者が集まりました。

>国内の競技人口は約6万人も、海外は約600万人。

この調査が何をベースとしてたものかはわかりませんが、アメリカ合衆国魚類野生生物局の2016年の調査によれば、ターゲットアーチェリー(非オリンピックスタイルのコンパウンドボウとベアボウを含む)はアメリカだけでも1240万人です。もちろん、全員がオリンピックスタイルではありませんが、道具を製造している会社はほぼ共通しています。

ほかのATAの調査を合わせると、少なくとも、アメリカだけでも、アーチェリーのマーケットは2,000億以上にはなると考えています。この数値は国内だけで3,000億近いゴルフのマーケットには及ばないものの、恐らく、国産アーチェリーの開発している方々の想像よりもアーチェリーマーケットは巨大です。開発からマーケティングまで多くの資金が投入されているのです。

The Survey estimates that 12.4 million people 6 years old and older used archery equipment recreationally in 2015. Most of them, 9.8 million, or 79% were 16 years old and older. The remaining 2.6 million, or 21% were 6 to 15-years-old.
(The preliminary report of the 2016 National Survey of Fishing, Hunting, and Wildlife-Associated Recreation より)

2.行動する

ボブスレーの例からわかりように、彼らの最大の問題点は「ジャマイカ」でしょう。メイド・イン・ジャパンなのに、なぜ、国内チームに使ってもらえないのか、なぜ、日本の連盟と協力できないのか。国内選手に使ってもらえるかは、現状完成していないので、何とも言えなくとも、今からでも、全日本アーチェリー連盟や選手とのパイプ作りを開始するべきです。

担当者と連絡を取り、例えば、試作品とパンプレットだけでも持って、今年の全日本ターゲット選手権に、国体に、全日室内にブースを出店して、全ア連と現役のトップ選手と関係を持つ。完成してから、それを2019年の全日本ターゲットでやっても遅すぎるのは自明です。同時進行ですぐにでも、連盟との関係づくりを始めるべきでしょう。

また、マスコミという点でも、行動がずれていると感じます。今回は日刊スポーツさん、確か、会場では日本工業新聞さん、そして、NHKさん。どれも立派ですが、アーチェリーをやるのであれば、まずは、雑誌アーチェリーさんを招待して(*)、取材してもらうのが先決ではないでしょうか。だって、アーチェリーなのですから。

その他、シンポジウム・イベントには、経済産業省や東京都中小企業振興公社、江戸川区生活振興部の方を招待するより、現役のアーチャー、有名なチームでコーチ・指導にかかわっている方、競技団体の監督さんなどを招待するほうがよっぽど今後にとって大事だと思います。

*自分が知る限りではシンポジウムには招待されていなかった

3.自腹を切る

参加している補助事業を見る限り、おおよそ、税金は1000万円弱投入されているように見えます。その是非はともかく、正直言って本気でトップ選手に使ってもらおうと思うのであれば、全然足りません。後発なのですから、今のホイット(および販売店)の営業や、ウィンジャパンの営業の方のかけている費用を考える、本気で使って思おうと思うなら、全国各地を飛び回り、関係作り等々、相当な出費、自腹を切ることとなります。

開発して、展示して終わりが「ものづくり」であればともかく、営業して、使ってもらい、選手に帯同してメンテナンス・サポートするまでが「ものづくり」なら、かなりの出費になります。その覚悟が最終的には問われるのではないでしょうか。

頑張って下さい。

(ここから)
下町ボブスレーのリベンジを図る。東京の下町、江戸川区の町工場の社長たちが純国産アーチェリー弓具の開発に取り組む。プロジェクトリーダーで金属加工を手掛ける西川精機製作所の西川喜久社長(52)は20年東京五輪での採用、その後の一般販売、事業化を目指す。2月の平昌五輪で、下町ボブスレーは2大会連続の不採用に終わった。自国開催の五輪では、今度こそ、日本のものづくりの質の高さをアピールする。【田口潤】

きっかけは江戸川区の広報紙だった。10年前、西川精機製作所の西川社長は紙面の片隅に「アーチェリー初心者講習会」の文字を目にする。子供時代から弓矢に興味があり、いつかアーチェリーをやってみたいとの思いがあった。すぐに申し込んで体験すると、魅力にはまった。休日は区内の競技場に通うようになった。

すると、そこはものづくりの職人。「アーチェリーを見れば見るほど、自分で作ってみたい」との衝動に駆られ出す。現在製造するメーカーは米国と韓国の2社が占めている。かつてはヤマハなども製造していたが、10年以上前に日本企業は完全撤退。外国製に関しては愛好者からは「作りが粗い。細やかさがない」などの不満が耳に入る。「うちは機械屋。作ってみよう」と決断した。

5年前、まずは12分の1のミニチュアサイズのものを作製してみた。仕事の後、図面を書き、レーザーを使いながら約1カ月で完成。熱意に共鳴した愛好家からは、かつてアーチェリーを製造したメーカーに勤めていた技術者を紹介された。今は違う仕事に従事しているものの、アーチェリー作りの情熱を持続している人物。部位の寸法、位置など、設計技術を学び、研究した。ちょうど、その頃、東京五輪招致が決まった。

当初、アーチェリー製造はライフワークだったが、20年東京五輪の夢も加わった。自然と熱が入る。昨年からは同区内の中小企業とプロジェクトを結成。ネジ1本のミリ単位の調整を進め、同年9月には試作品第1号を完成させた。今後も改良を進め、東京五輪前年の来年には、最終形を完成させる計画だ。

夢は広がる。国内の競技人口は約6万人も、海外は約600万人。東京五輪で採用され、その後は大量生産し、事業化していくことが最終目標になる。「アーチェリーを製造する唯一の地域が江戸川区。アーチェリー村となれば、地域創成にもつながる。東京五輪で、日本代表選手に使っていただき、事業化となることが理想になる」。

今年からは東京都の経営革新計画承認支援事業としても認められ、アーチェリー製造は本業になった。「毎日のように壁にぶつかり、試行錯誤の連続だが、とにかく日本製の本物の一品をつくりたい」。下町ボブスレーは2度の五輪に挑戦も失敗した。道程は簡単ではないが、日本のものづくりの強みを世界に発信するためにも、東京五輪という大舞台のチャンスを射止める。

(以下省略)


ハンティングアローメーカーの独特なシャフトデザイン。

日本ではボウハンティングは許可されていないので、私たちとしてはハンティング用のシャフトは販売したことがないのですが、たまたま、ハンティング用のシャフトの広告を見ていたら、ターゲットシャフトとは全く違う設計がされていることがわかり面白かったので、記事にしてみました。

この設計はBLOODSPORTという会社(競技用のシャフトは製造していないメーカー)のシャフトですが、シャフトのポイント側に特殊にシート*が巻き付けられています。

*特許によると特殊なテクスチュア

ボウハンティングの前提として、まず、アーチャーはバイタルエリアというもの(内臓など)を狙います(スモールゲームなどを除く)。その結果、矢は体を貫通するものの、即死することはほぼありません。獲物は完全に動きを停止するまで逃げるので、ハンターは獲物を追跡する必要があります。このあたりが日本ではボウハンティングが禁止されている理由の一つだと思うのですが、(イメージとして)銃器が獲物を殴ってその場で倒すのと違い、矢は貫通させて失血や窒息で倒すため、獲物はより長距離を移動するケースが多く、日本の平地が少ない環境では、獲物の回収の難易度が非常に高いのです(*)。

*「ボウハンティングは成功率が低い」という俗説はあまり正しくないと感じています。それは、日本国土地形を前提とした局地的なロジックでしかなく地球全体で同じことが言えるとは思いません。

さて、話を戻すと、このシャフトの前方のシートは貫通後に付着している血液・体液によって、状態が異なり、上から心臓・肺(そのあたにいる)、肝臓(3時間程度は生きている可能性がある)、胃や腸(6時間程度)、なにも付着していないとミスしたと分かるので、矢を回収した後に自分がどのように獲物を回収するかの判断ができるというユニークなものです。まぁ、加工がされていないシャフトでもある程度は付着しますし、熟練のハンターなら状況だけで判断できると思いますが、面白いアイデアです。