この記事は2016年6月1日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

低価格帯商品をいかにして日本で売ればよいか

安いリムとにかく安いリム、コアのイグナイトであれば、海外では46.50ユーロ=5,800円から買える(送料込みの価格ではないので、弊社で売るなら7,000円くらい)。

昨日の記事の続きです。

世界中のアーチェリー用品には幅広い価格帯がありますが、1から10まであるとすると、日本で販売されているのは4-9あたりとなっています。1-3あたりの低価格帯と10の高価格帯は基本的に日本では売られていません。10の商品が売られていない理由はそこまで高い商品(例えば18万円のハンドル)に対しての需要は多くないし、そこまでこだわる人は海外から直で入れるくらいの手間を惜しまないので国内のプロショップで購入する方がいないからだと理解しています。

では、低価格帯が日本で販売されていない理由はというと品質です。単純に商品としての品質が日本人、特に低価格の商品を購入するメインのターゲットである初心者の方に受け入れられず、トラブルとなるので日本のアーチェリーショップは積極的に低価格商品を取扱いしてきませんでした。

*以下、ある程度一般論として書いています。特定の商品をイメージしてはいないので、あれはどうなのといった質問をされても困っちゃいます。

例えば、日本ではVバーは安くても2000円台でしょうか。しかし、もっと安い1000円前半のVバーも存在します。そして、その間に顕著な性能差があるのかと言えば、ほぼないです。値段の差はケースが付属つくかどうかくらいです。では、なぜそれが日本では販売されないのかと言えば、ずばりケースがつかないからです。Vバーはある程度重量があります。ハードケースではなく、ただのビニールのパッケージで海外から日本まで運送されれば、かなりの確率で細かい傷がつきます(あとは製造時の仕上げ加工の差もあります)。

Vバー(↑新品ですがこんな感じ、お蔵入り商品ボックスから見つけてきました)

Vバーの細かい傷、それが性能の差にはつながらないこと、または、Vバーであれば、5000円くらいが中間価格帯なのだから、その1/5の値段であれば、仕方ないということは経験者のユーザー・お客様にとっては理解していただけることだと思いますが、初心者の方にとっては傷が付いたものを売っている店だというクレームにつながります。低価格帯の商品であっても、日本人のお客様にとっては傷がなく、仕上げがきれいで、塗装がきれいで、きれいな状態であることが求められます。

そうすると自然に価格帯として1-3のものは日本人の審美眼には合うない確率が高くなってきますし、Gripperに傷があれば交換してくれると思いますが、1000円台前半のVバーを作っているメーカーにそんなこと言っても「マジックを塗っとけば目立たない」程度の返信です。

日本で低価格帯の商品を扱うとき、ここが一番の問題となってきます。今月に取扱商品を増やしていく予定ですが、この部分で、どのように事前にお客様に理解していただけるのか。成功させるためには、この部分をしっかりと設計していくことが一番の課題です。

*日本にあまり入ってこない1-3のうち、これから扱うのは3、2はどうするか迷い中です。1については品質だけではなく性能にも問題があるものがあるので見送ります。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

9 thoughts on “低価格帯商品をいかにして日本で売ればよいか

  1. リムの話からVバーに移行したのは論理の飛躍です。。
    同じメーカーのバンブーリム同様に取り扱いすれば、大勢の支持を得られるでしょう。

  2. >リムの話からVバーに移行したのは論理の飛躍です。。

    基本的には 海外ではもっと安いアーチェリー商品もある(事実) → 日本ではその価格帯は扱われていない(おおよそ公開情報から正しいと証明できる事象) → その理由は性能や価格ではなくそれ以外にある(私の認識・論理) → その所が今後の課題(頑張ります) という構成です。

    ご指摘を受けて読み返しましたが、リムの話はただの情報提供(海外ではこの値段で販売されている)であって事実が書かれているだけで論理ではありません。
    後半、Vバーの話の方は確かに論理的な話ですが、この2つのパーツにはそもそもつながりはありませんので、どのように飛躍したと考えているのか、もう少し詳しく教えてください。

  3. 話の結論は、「同じメーカーのバンブーリム同様に取り扱いすれば、大勢の支持を得られる」ということです。こちらについてのコメントを期待しておりました。。

  4. 追伸
    Vバー:数千円、購入頻度少ない
    リム:数万円、購入頻度多い

    国産車(数百万円、購入頻度少ない)とLCCチケット(数万円、購入頻度多い)を安全性(品質)で比較しても場違いです。
    (品質という観点で、国産車と外国産比較は意味があります。)

    大手航空会社よりもLCCを望んでいる訳です!
    (著しく品質担保できないバスツアーは論外ですが、、)

  5. >「同じメーカーのバンブーリム同様に取り扱いすれば、大勢の支持を得られる」ということです。こちらについてのコメントを期待しておりました。。

    *以下、ある程度一般論として書いています。特定の商品をイメージしてはいないので、あれはどうなのといった質問をされても困っちゃいます。

    記事にある通りなのでご理解いただけませんか?

    この記事は一般論として書いています。特定の商品をイメージしてはいません。なので、この記事には何らかの商品を取扱いするかどうかという内容は含みません。安いリム、安いVバーは販売しないという内容でもなければ、販売するという内容でもありません。これらの問題があるので、一つずつ課題をかみ砕きながら進まないといけないという内容です。

  6. >追伸
    >Vバー:数千円、購入頻度少ない
    >リム:数万円、購入頻度多い
    >国産車(数百万円、購入頻度少ない)とLCCチケット(数万円、購入頻度多い)を安全性(品質)で比較しても場違いです。

    この記事でリムとVバーを比較しているとは思いませんが…どのような繋がりですか?

    >大手航空会社よりもLCCを望んでいる訳です!
    >(著しく品質担保できないバスツアーは論外ですが、、)

    この点でいえば、初心者には大手か、LCCかわからないのが問題です。事前に分かったうえで飛行機に乗れば問題はないでしょう。

    しかし、まったく飛行機にのらない人にジャーマンウイングス(ドイツ)と、長榮航空(台湾)のどちらかLCCなんでわからないと思います。ホームページに行ってもLCCですとは書かれていませんし。

    *長榮航空は2016年まで死者や航空機の全損を出す事故は1件も起こしていない。
    **ジャーマンウイングスは去年に全員死亡事故を起こしたばかり(ジャーマンウイングス9525便墜落事故)

    この記事でもそうですが、一番の問題は初心者の方で、経験豊富なアーチャー(値段を書けば品質をある程度想像できる方)に低価格の商品を提供する事には全く困難を感じていません。

    韓国のWIN INNO CXTは大手か、イギリスのMybo RIOがLCCなのか、ある程度のアーチャーであれば、それは分かります。しかし、初心者の方にその理解をしてもらうのは困難です。

    もちろん、努力をして、その認識を持ってもらったうえで購入していただけるよう、設計を見直しているところです。

  7. 結論に対しての回答が無いようです。。

    また、一般論で、「安かろう悪かろう」は当然!! なので議論の無駄ですよね・・・

    特定の商品といいながら、最初リム、そしてなぜか比較がVバーにされている点は違和感が、、、

    「安かろう悪かろう」、それならなぜコア社のバンブーを販売して、イグナイトリムを取り扱わないのでしょうか・・?

    ちなみにリムとVバーを比較できない=繋がりがないのに、「例えば・・」と表現されており、指摘しているのは当方です。。

    初心者は経験者にアドバイスを求めます。そこで安くて良いリムがあれば、推進したがるでしょう。

    保証ナシで販売されてはどうですか?当初の結論どおり、大勢の支持が集まる可能性がありますよ?

    ※第三者も読みやすいように、結論に対しての回答だけあると非常に助かります!高頻度更新かつ高価格のリムに対して改善期待度が高いのです!(不毛な屁理屈のこねくりは双方にとってこれ以上無駄です)

  8. >結論に対しての回答が無いようです。。

    結論というのは何でしょうか? 最初のイグナイトリムであれば、取引先ですので取り扱いはできます。ただ、個人的な経験で低価格モデルではウッドコアのほうが信頼性が高い(私たちだけではないと思います。各社最低グレード=レンタルリムではウッドコアモデルを採用しています)と考えていますので、在庫して大きく売り出す予定はありません。

    >また、一般論で、「安かろう悪かろう」は当然!! なので議論の無駄ですよね・・・

    一般論では「安かろう悪かろう」は当然とは全く思いません。「安かろう悪かろう」と赤い牛さんが考えているのであれば、この部分は議論が必要です。そうではないと思います。

    >特定の商品といいながら、最初リム、そしてなぜか比較がVバーにされている点は違和感が、、、

    「特定の商品と言いながら」というのは…本当にわかりません。
    さっき引用した本文でも「特定の商品をイメージしてはいません」と書いており、これは「特定の商品ではない」と言っているのであって、特定の商品と言ってはいません。逆です。

    記事の流れは、

    赤い牛さんの理解の  /  特定の商品と言い → 最初リム → そして比較にVバー

    ではなく

    最初にリムの値段 → 特定の商品とは言わない → 昔販売をしないと決めたVバーの話

    だというのは明らかだと思うのですが、どの部分で赤い牛さんとの話がかみ合わないのか…わからないところがあれば再度説明させていただきます。

    >「安かろう悪かろう」、それならなぜコア社のバンブーを販売して、イグナイトリムを取り扱わないのでしょうか・・?

    この部分はすべてにおいて大きく間違っています。

    安かろう悪かろうと言っている部分はないです。再度ご確認ください。

    イグナイトを扱わないと言っている部分はないです。再度ご確認ください。

    >ちなみにリムとVバーを比較できない=繋がりがないのに、「例えば・・」と表現されており、指摘しているのは当方です。。

    というのは、

    >>この記事でリムとVバーを比較しているとは思いませんが…どのような繋がりですか?

    私のこの部分の文書に対してでしょうか?
    これはもうどちらが正しい日本語か自信が持てませんが、「リムとVバーを比較しているとは思いません」という文書は「記事中で比較していない」という意味で書きました。

    リムとVバーはともにアーチェリー用品なので、赤い牛さんの指摘する「比較できない」という理解は全くありません。特定の軸を立ててやれば比較することは可能と考えます。

    >初心者は経験者にアドバイスを求めます。そこで安くて良いリムがあれば、推進したがるでしょう。

    はい。おっしゃる通りです。

    >保証ナシで販売されてはどうですか?当初の結論どおり、大勢の支持が集まる可能性がありますよ?

    イグナイトリムでしょうか?
    保証をつけない理由はありません。私としてイグナイトを悪いリムとは考えていません。在庫できる量というのは顧客数と資本力で基本的には決まります。私たちの場合、これ以上在庫を増やすのは難しいので、すべての種類のリムを在庫できないという話であって、在庫していないアーチェリー商品を私がよくないと考えているわけではありません。

    問い合わせに対しても価格と納期をつけて返信しており、実際、取り寄せ品で販売しています。普通に1年の保証が付きます。また、大勢の注文があれば、カートへの追加も考えています。

    >※第三者も読みやすいように、結論に対しての回答だけあると非常に助かります!高頻度更新かつ高価格のリムに対して改善期待度が高いのです!(不毛な屁理屈のこねくりは双方にとってこれ以上無駄です)

    全くそうは考えません。コメントへの返信は「誤字脱字」や「私の誤認識」に対するもの以外、第三者の閲覧を目的としていません。このことは過去何度か「見ている第三者」などのように書いている方に何度申し上げています。コメント欄は掲示板ではありません。みんなで議論する、第三者に自分のコメントを見てほしいのであれば、そのような場所を探してください。

    ここはそのような場ではありません。また、過去に何度かありましたが、コメントをつけてくれている方同士(互いに匿名)で言い争いや議論が始まった場合には、対応できませんので、すべて削除するという措置もとってきました。ここは匿名の掲示板ではありません。

    コメント欄での質問はすべて、質問された方だけへの返信です。広く読んでいただくことを目的に書いてはいません。たまにある、広く読んでいただきたいときには、別途記事にするという形でのこめんとの返信を行っております。

    そして、ここでの議論を屁理屈と考えているのであれば誠に残念です。私の読解力が不足していると感じられているのかもしれませんが、私としては、一所懸命赤い牛さんの言いたいことを理解しようと努力しています。

  9. 「イグナイトリムであれば、取引先ですので取り扱いはできます。在庫して大きく売り出す予定はありません。」

    了解です!

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