この記事は2016年4月3日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

ボーニングより、ノックの変形”V-ing”にご注意を

ノックV字変形アメリカのボーニング社が毎年発行しているテクニカルガイドという資料があるのですが、本日、最新版のものが届きました。毎年少しずつ更新されているのですが、最新のものでは、ノックのイアーの変形についての注意喚起がありました。

ノック部位の名称上記がそれぞれの場所の名称で、イアー(Ear)は発射時に弦が押し付ける場所の呼び名です。近年弓が高速化、ハイパワーになるにつれ、一部のノックでは「V-ing」と呼ばれる現象が発生しているそうです。

最初ノックは正常の「U」の形状のなっていますが(写真1の左)、柔らかいノックをハイスピードの弓で使うと(*)、イアーが摩耗し、使用していくにつれて「U」が「V」(写真1の右)に変わっていくという問題が発生することがあるそうです。

*Gold Tipなどではハイスピードボウ(285fps以上)用にはHDノックと呼ばれる特別に耐久性のあるノックを用意しています。

これをボーニングでは「V-ing」(ブイイングと呼べばよいでしょうか?)と名付け、ノックのチェック時にはイアーの形状が「V」になっていないか確認するよう注意喚起しています。確かにイアーの丸みまではあまり気にしたことはなかったです(チェックできないトラブルの可能性もあるので、個人的には大きな試合前にはノックを全部新品に取り換えてはいます)。

皆さんも一度ご確認ください。

Bohning Tech Guide 2016 (PDF 4.5MB)
https://archery.co.jp/manual/Bohning_Tech_Guide_2016_Final.pdf


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

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