この記事は2014年2月6日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

【予告】ビギナーボウにもデザインを

company2アーチェリー業界で働くのも9年目になり、今まで計画だけで終わっていたものができるようになってきました。実績がないとできないこともあるので、継続は力なりというものを実感しています。

現状、国内で流通しているビギナーボウ(リムとハンド合わせて1万円前後のもの)は、フランス製のカラフルなローランのプラスチック樹脂のものと、中国製のウッドのもの(SFのオプティモ+とサミックのポラリス)しかないのが現状です。もちろん、この中でもローランのリムを除けば、性能的にはどれもよいもので、トラブルも非常に少ないので、商品としては十分によいのですが、1万円台でももう少しデザインが良いものがないかずっと探してきました。

探し回って、また、弊社の販売規模との兼ね合いも考えた結果、イタリアの老舗アーチェリーメーカーである、Ragimの取り扱いをすることとしました。メイド・イン・イタリアのビギナーボウです。

matrixずっと、ずっと探してきましたので、初回入荷ロッドを見てがっかりということにならなければ、同一価格帯では世界中で最もきれいなデザインと仕上げをされている弓ではないかと思っています。

1(Rick Rappe著 Vintage Bowより)

厳密には同一の会社ではないのですが、Ragimは、かつてアメリカにあったブローニング(Browning)という会社の弓を製造していたメーカーです。この辺りはもう歴史の小咄ですがブローニングは19世紀に設立された銃器の会社で、20世紀に入ってから、OEMでそのディーラーネットワークを使って、弓の販売もしていました。その製造を担っていたのが、イタリアのRagim社です。

その関係はブローニングが1963年、Gordon Compositeというアメリカのサンディエゴにある会社のアーチェリー部門(工場)を買収し、67年に工場の設備を自社工場に移設するまで続きました。

ちなみに、ブローニングは現在ではアーチェリーから撤退しています。1970年代の後半にリカーブボウの製造を終了して、コンパウンドの製造を開始。2001年からPSEのライセンス生産に切り替え、2008-2009年に完全に生産を終了しています。

Ragim社はあまり日本では知られていないかもしれませんが、かなりの長い歴史がある会社です。歴史がありながら、まったりと拡大せずに生産をしているのがイタリアという国らしいと思うのですが、ご期待ください。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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