この記事は2013年11月25日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

PSE用競技用ドローストップ

 

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PSE用の競技ドローストップが入荷しました。目立つ色なので試合の動画を注意深く見ていればわかると思いますが、現在、2011年世界選手権をコンパウンド男子個人を制したクリストファ・パーキンスや、その2回前、2007年の世界選手権を制したトリラス選手、さらに2回前の世界選手権を制したフリーマン選手など、PSEをターゲット競技で使用しているトップアーチャーの多くが使用しています。

その特徴をリストアップすると、

・ソリッドなウォール
・ホールディングポンドの上昇(9mm)
・耐久性の向上

(それに関連して起こるのは)

・ドローレングスが0.125インチ短くなる(9mm)
・矢速が0.3%遅くなる(9mm)

です。

まず、このドローストップに変えると、引き込み時にドローストップに当たった時の感覚が明らかに違います。それ以上無理に引いていこうとした時の感覚は変わりませんが、ウォールの入り口の感覚は確実によりしっかりとしたソリッドなものに変化します。

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次に耐久性ですが、わかりやすいようにオリジナルで搭載されていてある程度使いこまれたドローストップの写真を、かなり明るくしましたが、ゴムに多少の摩耗が発生していることがわかるかと思います。どのメーカーもドローストップにゴムが使用されている以上、どうしようもない現象です。

では、ドローストップにゴムを使用しなければいいのかというと、前の記事で書いたとおり、ドローストップはターゲット用とハンティング用を兼ねています。ハンティングでは静かであること、特に、発射前に音がしないことは絶対的に必要なことですので、ドローストップに当たった時に音がしてはいけません。そのため、メーカーはゴムの採用をやめることが困難なのです。

だからこそ、このドローストップは「ターゲット競技用」として販売されているのですが、当たった時に発生する音は多少オリジナルのものより大きいです。ただ、それはあくまでもゴムに当たったか、アルミに当たったかの違いによるものであり、発射後の振動・音は変わりません。

 

シングルカム用/ハイブリッドカム用があり、サイズは8mmと9mmです。オリジナルのドローストップは7.6mmで、8mmのものに交換した場合、ウォールの感覚と耐久性の向上だけが特徴になります。

9mmのものに交換した場合には、ドローストップが大きくなる分、引き込みが少し短くなります。それに伴い、ドローレングスは1/8インチ(0.125インチ)短くなります。ドローレングスが短くなることは、ホールディングポンドの上昇と矢速の減少を意味します。

メーカー説明では2ポンドほどホールディングポンドが上昇します。こちらで、50ポンドモデルでテストしましたが、ホールディングポンドは13.4ポンドから、15.2ポンドに上昇しました。レットオフは73%から69%に、1.8ポンドの上昇、レットオフは4%ほど変化しました。この変化はポンドが高いほど変化が大きくなります。

矢速は262.8fpsから262.1fpsへ、わずかに(0.3%)減少しました。ドローストップの重さがオリジナルのものの倍(33.6gr)あることも影響しているかと思いますが、0.3%程度ですので、再チューニングが必要なほどの変化ではありません。

テストの結果は非常に良いものでしたが、値段が高いのが唯一の欠点でしょうか。シングルカムモデルは1つだけなので、まだ安いのですが、ハイブリッドカムではストップが2つ必要ですので、値段も倍になってしまいます。こういう時にApex7を愛用していてよかったと思うのですが…マシューズは関係なかったんだった。

少数入荷していますが、本日再度発注し、週末か来週の初めには、まとまった量が入るかと思います。PSEのターゲットアーチャーの皆さんにおすすめです。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

5 thoughts on “PSE用競技用ドローストップ

  1. PSE用競技用ドローストップ 9mm に純正品の劣化があり交換したいのですが入荷が久しくありません。

    その対応として純正品のゴム(実測8mm)を外すと直径5mmの軸があります。
    ProStops 9mm 
    ・ドローレングスが0.125インチ短くなる(9mm)から

    概算ですがゴムを外した純正ドローストップ 5mmでは 0.375インチ長くなると考えられます。

    ドローレングスが27.5インチでの考察ではProStops 9mm使用時は 27.375インチ。

    純正品ドローストップのゴムを外したのを27.0インチのストッパー位置にセットすると 0.375インチ長くなり27.375インチと概算上同じになります。

    実際は当たる位置の関係で若干違うと思いますが?
    この仕様による悪影響ありますか。PSEの取説には禁止とうたってありますが。
    検証頂けたら幸いです。

  2. >この仕様による悪影響ありますか。PSEの取説には禁止とうたってありますが。

    ドローストップのラバーを外して使用しないでくださいという意味ですか?
    その文言については知りませんでした。何ページの部分に書かれていますか?
    まず読んでみたいと思います。

  3. 文章力が無く 申し訳ございません。簡単にいえば 9mmのPSE用競技用ドローストップを使用しなくても ほぼ同じ仕様が得られる?のでは??ということです。

    純正品のドローストップのラバーを外し ドローストップの位置だけ短い位置に一つ移動させる。
    27.5インチ仕様では モジュールは「F」 ドローストップは「G」にする事により ほぼ同じ結果がえられるのではないか?と思えるのですが。
    「ドローストップの重さがオリジナルのものの倍・・・」の影響も無くなるのでは。

  4. >文章力が無く 申し訳ございません。簡単にいえば 9mmのPSE用競技用ドローストップを使用しなくても ほぼ同じ仕様が得られる?のでは??ということです。

    はい、おっしゃっていることは可能です。

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