この記事は2021年7月28日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

ベアボウの目標にする射形を決める。

先程、日本選手の試合が全て終わりましたが、現在のスケジュールによると、明日には日本選手の試合は1つも組まれていないようです。

海外選手は負けたらすぐ帰るよう(48時間以内)求められてるので基本明日までに負けた選手は全員最終日(31日)までいられませんが、日本チームの選手は、応援に回れるのでしょうか?

さて、前回の記事より、3回ほど、ベアボウターゲット競技で練習してきました。的がないので点取はできていませんが、感覚としては、50m220点程度です。また、適した的があるという情報もコメント・FBを通していただきましたので、手に入れたいと思います。

1961年 イーストン広告

前の記事でも書きましたが、現状個人的には、フィールドベアボウとクリッカーが使用される前のターゲットリカーブをミックスさせたところにターゲットベアボウシューティングの解が見えてくるのではないかと思っています。上記の写真はイーストンの1961年の広告ですが、このフォームは非常に参考になります(1961 NNAチャンピオン)。

ここをスタートにします(再度書きますが、私の思索についての記事で、全く正解でない可能性ありです)。かれは1816を使用していたそうです。当時のトップはこのレベルの弓を使っていたわけですね。フォームに関して言えば、Clayton Sherman選手(1961年世界選手権準優勝)の射形が個人的には参考になると思っていて、彼のフォームをベースに自分の射形を作っていこうと思います。

クレイトン選手の世界選手権での30mの記録が335-326の661点です。30mで80cm的と50mで122cm的は、無風なら、同じ程度出るはずですので、理論上彼のフォームを極めたら、そのくらいは出るはずです。ちなみに現在のターゲットベアボウの世界記録もその数値に近く665点です。

まぁ、世界2位くらいにうまくなれるとは思っていませんが、残りは使用する道具の1961年からの60年間の進化を信じるとして…。

ずっとアーチェリーには触っていたので、体力はそれほど問題ないですが、練習をしていなかった分、指が弱くなっていて、100本ちょっとで、指が痛くなってきます。2ヶ月程度で調整して、9月くらいに試合デビューできればと思っています。

女子ロードレースで優勝したキーセンホーファーさんのインタビューを今朝読みました。励みとして頑張ろうと思います。

権威あるものを過度に信じるべきではなく、自分で全てを管理していた。私はペダルを踏むだけの選手ではなく、自分を支える参謀でもある。それが結果に現れて誇りに思う。

若くて何も知らない選手には “これをすれば上手くいく” とコーチや周りの人間に言われる危険がつきまとう。私も一時それを信じ、そして被害者の1人だった。だがいま30歳になり、何かを知っている人なんていないことを学んだ。なぜなら本当に何かを知っている人は「知らない」と言うからだ。(シクロワイアードより)

教わるのもたくさん得るものがありますが、自分で考えてみるのも楽しいものです。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

2 thoughts on “ベアボウの目標にする射形を決める。

  1.  アンナ・キーゼンホファーさん、本当に凄かったですね! また、「知ることは知らないことを知ること」という論語とか老子!?のような、インタビュー内容も刺激的でした。
     自分で考えるアーチェリー!という台詞も刺激的です。
     そこで、僕が個人的に考えたのは、スキーや陸上、体操競技のように「複合競技」のカテゴリーがあったも楽しめるんじゃないかと。
     50m80センチ的を基本にして、一人でCP、RC、BBを全部射つんです!
     CP325、RC300、BB275で合計900が申告点の目安で、900オーバーの得点を出したら、マスターバッジがもらえる(笑)とか!
     これからも、いろんなことを感じながらアーチェリーを楽しんでいきたいと思いますので、刺激的な記事をよろしくお願いいたします。

  2. 競技を初めて間もない頃に少し結果を出すと、親切な人が寄ってくるものです。自分も高校時代は「あなたのためよ」と言いながら、OGに嫌がらせに近い指導を受けたものです。全日本に出られるようになったのは、その環境を離れて、自分で自由に練習するようになってからです。彼女と同じような環境だったと思います。

    全競技のスターバッジを持ったら、もらえるマスターバッジは面白いですね!そういうものがあったら、自分がやっている競技以外にも興味を持つきっかけにもなりますね。

    ただ、複合競技は…体一つの体操ならともかく、試合に持っていく道具の量、リカーブボウ2つにコンパウンド1つ…車じゃないと到着するまでに力尽きそうです(^_^;)

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