この記事は2014年7月28日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

2014年の全米選手権終了しました。

10418870_319384894886798_4090415131428556630_n(ジェシーのフェイスブックより)

全米選手権が終了しました。昨日の記事はジュニア部門の選手で、ハウザー選手は見事に優勝しました。

シニアのコンパウンド男子部門では、優勝がジェシー選手、2位がハンマーを開発したティム選手、三位がレオ・ワイルド選手でした。

US_open_2014_compoundルールが改定されてから、アメリカで試行錯誤されているオールラウンドタイプのX10やNono Proに変わって、フィールド用のヘビーポイント+大口径軽量シャフトという選択肢の成果を試す、初めての全米大会でしたが、8位までに入った選手の使用シャフトを調べてみました。

US_open_2014_compound_shaft調べた結果、8人中3人という結果になりました。この結果をどう判断するかはお任せしますが、X10やナノプロという1ダースの値段が4万円前後の非常に高価なオールラウンドシャフトに対して、1ダース2万円で製作できるゴールドチップのシャフトで、ここまでの結果が出たということは、メーカー技術の優位性というよりも、ゴールドチップの持つコンセプト(高精度・大口径・軽量シャフト・ヘビーポイント)の勝利と言ってもいいのかなと思います。

Wroclaw_14次は8月5日から行われるワールドカップの第4戦です。

リカーブでは、昨年ちょうどこの時期からホイットが新作のリムのテストに入りました。今年はどうでしようか。現在、F7リムの在庫が急激に減少しています。確定した(*)ことではありませんが、2015年のラインナップにF7リムは残らないと思われます。在庫状況からフォーミュラーRXハンドルもなくなると思われます。ハンドルで新しいものが出るとは限りませんが、リムの方ではF7がなくなると、残るラインナップが3種類だけになってしまうので…かわりのリムが出るのではないかと予想しています。

*2015年ラインナップのホイットでの決定自体が8月です。代理店への説明は9月に始まります。

コンパウンドでは、アメリカ勢のシャフトセッティング、フランス勢のベインのセッティング、あとは先日のヨーロッパ選手権も制した絶好調のエルジンガー選手などが注目されるか思います。

この時期にナショナル選手権(日本なら、全日本選手権)をやってお国の一番を決めて、10月に世界選手権・ワールドカップファイナルをして、世界一を決めるという流れが多い中、スケジュール的に日本では、世界一が決まってから、日本一を決めるという流れになっています。

…何でですかね。。。

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山口 諒

熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。

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