コンパウンドではアメリカ選手を中心にゴールドチップのシャフトを使う流行ができていますが、今度はアメリカのボーニングとフランスのプロアーチャーたちが協力して開発した羽です。
まずはフランスの(写真上)Pierre-Julien Deloche選手で、現在世界ランキング1位の選手です。去年の世界選手権は個人で2位。今年はワールドカップステージ1で個人で2位、ステージ2で男女混合のMixで優勝と、最近絶好調の選手です。次にフランスのDominique GENET選手。現在、世界ランキング14位。代表歴10年以上のベテラン選手です。
もう一人のSebastien Peineau選手は、Pierre-Julien Deloche選手と今年のワールドカップ・ステージ1で闕所ン戦を戦う、見事に勝利し、現在世界ランキング12位。上記の試合はコンパウンド個人の決勝戦。両方ともこのタイプの羽根を使用しています(見た目は既存のインパルスにそっくりで気が付きませんでした)。
実はフランス人アーチャーの友人があまりいない(理由はヨーロッパの中でも飛び抜けて英語しゃべれる人がいないため…)もので、情報が遅れました。
長さは3インチ、高さは1/10の0.3インチ。長さと高さの比がこれほど極端なベインは多くはありません。リカーブでのガスプロの2.5インチのターゲットエフィシェントと同じような形状です。
これはベースモデルのインパルスが発表されたときの資料ですが、ガスプロのベインと同じ発想で、羽根を長くし、かつ、低くすることで、同等の修正力を保ちながら、風から受ける影響を低減させ、かつ、矢のクリアランスを良くします。
ボーニング インパルス 技術資料
https://archery.co.jp/manual/ICE_VANES_DATA.pdf
発表されたばかりで…入荷は1か月後くらいを予定しています。ご期待ください。
山口 諒
最新記事 by 山口 諒 (全て見る)
- 【第5回】訳あり品をヤフオクにて放出します - 2024年12月25日
- GASボウストリングから新作ライン「SystmX」を発表 - 2024年12月15日
- SCOTT アーチェリー 2025年リリーサー - 2024年12月15日