マーキュリー(Mercury)についてのメーカーの反応

マーキュリー(Mercury)の原糸についてはすでに入荷しましたが、各メーカーの対応についても確認しました。

多くのメーカーでは、現在2018年モデルの開発が行われている状態で、2017年中の対応はなく、2018年ラインから移行するイメージで開発を行っているそうです。2017年年中にSK99を使用されたい方は原糸から自作したていただくことになります。SK90と比べ強じんとになり、かつ、細くなっているので、少数だとは思いますが、リカーブでLサイズのノック(0.98″)を使用されている方は、同じ程度のスペックをSサイズノック(0.88″)の太さで自づ現できると思われるので、同じ安定性で矢速を向上させることができます。

原材料段階のSK99は比強度でSK90(8190U)より7%、SK75(8125)より20%強く、弾性率はSK90より10%、SK75より35%高いです。ただ、SK99を100%使用しているとはいっても、製造工程やワックス入れなどでSK99とマーキュリーは同一のものではないことは理解してください。

BCY マーキュリー 1/4ポンド


BCYファイバーが8190(SK90)を生産終了し、新しいマーキュリー(SK99)素材に移行へ。

BCYファイバーより、2011年に発表され、数多くの実績を残した8190U(ユニバーサル)の生産を終了し、DSMよりSK90の次世代素材として発表されたSK99素材を使用したマーキュリー(Mercury)原糸へ移行することが発表されました。

上記が原糸のもととなるファイバーの性能表ですが、SK75(8125G)や、SK90(8190U)に比べて、おおよそすべての項目で性能が向上されています。SK75はより柔らかい素材を好むアーチャーのためにラインナップに残ります(日本市場ではこの部分はおおよそスベクトラ=ファーストフライトが担っています)。

より強靭な原糸として、8190Uがマーキュリーに生まれ変わります。

8190原糸は値下げし、特価品として追加しました。4月の終わりごろにマーキュリーが入荷する予定です。

また、現在、弊社で完成弦の製作を依頼しているFLEX(リカーブ)社、WINNERS(コンパウンド)社が、この以降に対して、どのように対応するかについては、これまでの経験からして、発表後1-2か月程度でコメントが届くのと思うので、それを待つ予定です。新しい素材での完成弦の販売は考えていますが、開始は夏ごろになると思われますので、8190完成弦に関しては当分の間特価にとしては取り扱わないこととします。

SK99素材楽しみです!