PSEから2017年モデルが発表されました。マイナーチェンジがメインです。

pse_2017_topPSEから2017年モデルが発表されました。基本的にはマイナーチェンジがメインです。そのため、後述しますが、2017年のパーツを購入することで、アップグレード可能となっています。

pse_evolve_campse_evolve_cam2ターゲット向けではないですが、まずはPSEがイチオシしている2017年の新設計カムECSについて書くと、90%のスーパーハイレットオフを搭載したハイスピードカムです。システムとしてはマシューズのハイスピードモデルで採用されているハーネスタイプの4トラックカムになっています。PSEユーザーにとっては選択肢が増えますので良いことですが、同様のモデルがエリートやマシューズから出ているので、多くのメーカーを取り扱うプロショップとしては大きく押すような新設計カムではないと感じます。

pse_new_cable_gurde%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%9c%e3%83%b3%e3%82%a8%e3%82%a2hd-air-glideさて、ターゲットモデルですが、フェノム(PHENOM)のハンドルが全くの新設計になったこと以外はマイナーチェンジです。まずはケーブルガードですが、直感的に調整可能フレックスバーとローラーガーが搭載されます。フルドロー時のトルクの低減とスピードアップの効果がありますが、メーカーによると0.5fps-1fps程度の矢速アップ程度とのことです。

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新しいアジャスタブルバー(TRSケーブルガード)はDominator / Supra / Beast / Xpressionに搭載可能で、購入していただければ、2017年モデルに近い性能になります。ローラーガードはPSEのすべてのケーブルガードにフィットしますので、PSE使用ユーザーはアップグレード可能です。カーボンエア(Carbon Air)についてはAir Glideのみが対応します。

liewire_tring_pse_2017また、2017年よりPSEの競技用ターゲットモデルにはLive-Wireストリングが搭載されます。この新しいストリングの特徴を簡単に説明すれば、

Unfortunately, humans are only so strong, and they get fatigued. Was your string made the first thing in the morning, or at the end of the day when the operator is tired?

直訳すると手作りの弦は人間のオペレーターによって製作されますが、一日の始まりと終わりでは疲労し、一日ずっと同じクオリティで製作することは困難です。というPSEの考えより、Live-Wireストリングは全行程クローズドされた機械の中で製作されます。そのため同一のクオリティをキープできるというのが特徴です。ちなみに素材は452Xで、サーピングはHALOが採用されています。

この弦の違いも2016年モデルと2017年モデルの違いですが、アップグレードを希望する方はこの部分は交換しなくてもよいと思います。Live-Wireの特徴は品質の高さ(性能の高さではない)ですので、現在のストリングの品質に問題がないのであれば、わざわざ交換の必要はないでしょう。

pse_phenom_sd_2017pse_phenom_xt_2017また、ミドルラインモデルのPhenomが全く新しく再設計されました。新規のフェノムXTは前モデルのDCをベースとしており、アクセル間がより短く、ブレースハイトも高く、弓は0.3ポンド軽くなりました。

全く同じ名前のフェノムSDもハイトが高く、アクセル間が短くなりましたが、こちらの方は重さに変化はないです。また、60ポンドモデルが廃止されました。

在庫しているフェノムSDの60ポンドは10000円引きで特価品に追加しましたので、希望と合う方にとってはお買い得だと思います。

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以上がPSE2017となります。また、PSEの価格改正と、為替の変化を考慮し、すべてモデルを値下げしました。1万円もかからないので、既存のユーザーはフェノムの方以外はアップグレードを検討されてはいかがでしょうか。

PSE 2017ラインナップ

PSE 2016 → 2017 アップグレードパーツ