ボウテック(Bowtech)が昨日新しいターゲットモデルFanatic(ファナティック-狂信者)を発表しました。シュートスルーハンドルで4色、黒、トパーズ、グリーン、紫となります。
ボウテックの前作のターゲットモデル、スペシャリストと比べると、ハンドルがシュートスルーに変更され、重さが230gほど重くなっています。
より安定性を得るためにブレースハイトは7.75インチと高めに設定されており、その分矢速はスペシャリストと比べて5fps低下しています。まぁ、それでも十分なスピードがあり、325fpsです。ホイットのポディウム・スパイラルプロカムが322fpsなので矢速の低下は心配するほどではありません。
アクセル間は36.5インチはスペシャリストと比べて3%短くなっていますが、リムのデザインを大きく変更して、パラレルに近づけたことで、ハンドルは逆に約20%長くなっています。ですので、使用感としてはより大きな弓を使っている感じになると思います。
ドローレングスは26インチから選択でき、ポンドは40ポンドから用意されており、レットオフは新しいドローストップによって、60%、70%、75%以上の3つで調整できます。
ブッシングは3カ所に用意されています。入荷は12月中旬を予定しています。予約受け付けます。ちなみに自分用に一本購入する予定です。
また、同時にハイスピードモデルのプロディジー(ホイットのリカーブと同じ名前です…)と、ロングドローモデルのボスも発表されました。
2014年モデルで「ピュアパワー」という名の元、ボウテック初360fpsを達成したRPM360を発表してから、ボウテックは扱いやすさにフォーカスしており、この2つの弓にはパワーシフトテクノロジーが搭載されており、1つのカムで3つの異なる引き心地を得ることができます。
この写真の金色のモジュールの位置を変更させることで、最速のパフォーマンスモード、(伝統的と言われているがどのカムの様なカーブを言っているのか不明)クラシックモード、そして、スムーズにドローイングを得ることができるコンフォートモードの3つの異なる感覚を1つのカムから得ることができます。
スペックは2015年水準ではどれも平均的な値に設定されており、優等生と言った感じでしょうか。何かに特化していませんが、カムをいじることを楽しみたい人にはおすすめできます。長く楽しめる一本ではないでしょうか。スペックは上記の通り、上がプロディジー、下がボスです。プロディジーは来週出荷開始(在庫するか決めていません)、ボスは11月中旬の出荷開始です。