Bear Archery Empire(エンパイア)

アクセル間32インチ、ワンカム、そして24インチから31.5インチと言う幅広いドローレングス調整幅を持つ、ベアー社の2013年Newフラッグシップモデル。
メーカー紹介動画はコチラ(英語です)

「EMPIRE(エンパイア)」

新たにこれから取り扱い始めるかどうか試験的に手配を行った、このBaer 2013年のフラッグシップモデル「エンパイア」ですが、「意外と」と言えばチョッとアレですが、多くの皆さまからお問合わせやご質問を沢山頂きまして、再び仕入れを行いました。

今回入荷した色はシャドウ(ブラック)。

50ポンドモデルです。
ただ、ホイットみたいに50ポンド表記の場合はは40ポンドから50ポンドで調整可能・・・、と言うものとは違い、このベアの場合は、約43~52ポンド、と言う風に強さが出ます。
*リムボルトの回転範囲は4回転までです。

特長はなんといっても、引き尺調整が可能なシングルカム(ワンカム)と言う事。
さらにその幅が、24.0インチから31インチ。
メーカーのうたい文句は、「市場に出回る弓(カム)の中で最も速く、最も滑らかな引き心地の新設計のS13カムはあなたに満足いく結果をもたらせてくれるでしょう」とのこと。

ワンカムらしくない、わりとしっかりとしたウォールでリリーサーコントロールの感覚がつかみやすい印象を受けました。
引き尺調整は、モジュールの位置移動&ドローストップピン位置変更方式。

モジュール(グレーのパーツ)をベースカムの刻みマークに数字を合わせます。
写真では引き尺設定「29インチ」を指しています。


ドローストップピンも同じ数字に合わせます。写真は29インチの位置。
30インチから先は“上の段”に行きます。

引き尺変更はボウプレス不要。
7/64インチの六角レンチ1本で簡単に引き尺変更が出来ます。

このカム、直径が大きいんです。

約16センチもあります。
HoytのRKTカム(2番カム)で約10センチですからかなり大きな印象を受けます。

ちなみに、上側に付く、アイドラ―ホイールですが、こちらも大きいです。

約12センチあります。
HoytのRKTカム(2番カム)より…(略

ケーブルガイドは、「4x4ローラーガード」。

4個のローラーにそれぞれ2個づつ、合計8個のボールベアリングが搭載されて、ケーブルをストレスなく滑らかに運んでくれます。

バックストップにはベアアーチェリー独特のデザイン「オフセットストリングサプレッサー」が搭載されます。

けっこう先端はぐにょぐにょしていて柔らかいです。
もちろんブレースハイトに合わせて長さも調整可能です。

シェル周りですが、こちらは必要最低限の強度、と言った印象。

グリップは、モールド素材のカバーが付いていて、付けたままでも、外してもどちらでも使えるデザインになっています。

*写真はメーカーHPより。

カムタイミングの調整など、神経質にならなくても良い、シングル(ワン)カムならではの手軽さ。
軸間32インチと言う、身軽さ。
引き尺調整が、0.5インチ刻みで24インチから31インチと言う幅広い対応性。
ピープの回転やクリープを防ぐプレストレッチを既に施してあるHP弦を用いたストリング類。
リムポケットとリムブーツには“アソビ”の無い精密なハンドルとリムのジョイント。*このジョイントは余計な振動を極力抑えてくれます。
7インチのブレースハイトは他のハンティングモデルに比べ、安定感で上回ります。

ハンティングボウとして世界的には超有名なメーカーですが、日本国内に置いてはイマイチの認知度は正直否めません。
純粋なターゲットモデルが存在しないのが原因かもしれませんが、それでもいい弓は沢山作っています。
この機会にぜひ注目してみてください。


雑誌アーチェリー…1995年という節目…メーカーさんごめんない。

2010年の1月から、3年かけて、雑誌アーチェリーのバックナンバーをすべて読み返しています。本日、1997年まで読み、2001年からはリアルタイムで読んでいるので、もう少しです。
本日は図書館で5時間かけて、1989年から1997年まで読みました。以前にこんな記事を書いた時に、コメント欄に1995年を節目に、雑誌アーチェリーが変わったというコメントありました。
いつから雑誌アーチェリーは沈黙したのか(70号~91号)
http://jparchery.blog62.fc2.com/blog-entry-498.html

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現在の雑誌アーチェリーは試合の写真集とアーチェリーショップで商売している人間が書いた記事ばかりですが、昔の雑誌アーチェリーはなかなか、キレのある雑誌で、ものを言う雑誌でした。
上の写真は91年の7月号です。当時の学連を知らないので記事の内容についてはコメントできませんが、特定の大学に対する意見申し立てで、今の雑誌アーチェリーでは絶対載せないような内容です。
雑誌アーチェリーが口を閉ざすきっかけとなった記事はどうなものだったのか、いろいろと予想を立てて、本日、初めて読みました。

>1995年の3・5月号ですね。
>僕もこの記事を見て、スタビライザーをイーストンに変えて正解だったと思っています。
>スキーに関しても、いろいろなメーカーの板やブーツを、でもスキーヤーなどが評価しているのをみると、
>アーチェリーメーカーの商品をアーチャーが評価するのは何も問題ないと思います。
>ただ、世界が小さいせいか、どうしてもお互いが気になって正しいことが書けるかどうか…
>ただ、技術的にしっかりしている人間が評価をするのであれば、とても面白い特集ができるだろうし、
>別冊として出しても売れそうではあると思います。
上のようなコメントをいただいていましたので、道具を評価したら、悪い評価がついたメーカーから、クレームがついたのか(つまり、メーカーがクレーマーだった)のかと思っていましたが、読んでみると全く違っていました。

流れを整理します。
(1995年3月号) 
感性の科学という弓具研究の記事がスタート。執筆者不明(監修は弓具科学研究班…誰?)。趣旨は弓具の進化は、行き着くところに行きついた、今後はもうスペックではない、感性が求められる時代だから、感性について語るというものすごい野心的なもの。
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しかし、記事の中身は…間違っていないけど、完全にずれている。記事の中身は「スタビライザーの理想形とは」について書いているのに、最後にいきなり、上の図が掲載されている。でたらめな記事なので、比較された商品名は省きますが、イーストン、エンゼル、ヤマハ、K、Kプロ、シブヤ、ハスコという7社9モデルでした。
本当に載っているのはこの図だけ…何ポンドでテストしたのか、だれがテストしたのか、長さはそろえたのか、重さを、それとも、みんなトップウェイト1つだと、ウェイトの数をそろえたのか…何一つ根拠が乗っていません。さらに次号で訂正のデータが出るのですが、重さ157gでテストしたイーストンのロッドの軽さが二重丸で、105gでテストしたエンゼルのロッドの重さを丸、150gのヤマハのロッドは三角印…いったい何を基準に評価したのか、軽さ…重さという意味以外にどういう評価基準があるのかわかりませんが…謎すぎます。
これは完全にクレームをつけたメーカーの問題ではなく、記事を書いた人間の問題です。
このグラフ以外の記事は「理想のスタビライザー」についてです。例えば、その結論が「振動吸収」だったとすると、次のステップは、何を持って振動とするかです。以前に書いた比較記事では、センサーはグリップに付けました。結論は振動が30%減ったというものですが、つまり、グリップ(=体に伝わる振動)と定義して計測しています。発射音の一つの発生源はリムポケットです。おそらくですが、ここにセンサーをつければ、振動は30%減っているか疑問です。
振動吸収を比較するのであれば、まずは何を持って振動とするかを定義しなければなりません。その次は、どのように測定したかを記録します。第三者機関に依頼した場合は、必要ないかもしれませんが、自分でやるなら、他人が追試できるようにする責任があります。
そうしてようやく、点数付して、上のような表を作るものです。
しかし、この記事では、スタビライザーの理想形をたかった後は、用語の定義(何を持って振動吸収とするか)と試験のやり方(どのようにすれば記事が正しいと確認できるか)を全部すっ飛ばして、自分の結果だけを載せています。
(1995年5月号)
冒頭、謝罪から始まります。
「前回、掲載した「各社カーボンセンターロッド比較表」にいくつかの誤りがあった。硬さ、軽さ、振動吸収、経済性の4項目に分け、それぞれに「◎」「○」「△」の3段階評価をしたが、その評価基準があいまいで、中には事実と完全に異なる評価もいくつかあった。」
(雑誌アーチェリー 1995年5月号)
その後謝罪だけではなく、けじめとして、長野県工業試験場にテストを依頼…しかし、ここがまた素人でダメなのだが…高価な機械を使ってスタビライザーのテストをします。また、日本バイメタルさんは辞退したので、テストしないとのこと(商品提供を受けているから?)。
長野県の試験場の風間さん(アーチェリーの素人)はかなり努力したと思うが…なんの実験をしているのかわからない。ハイスピードカメラで商品のテストをするとき大事なのは、どこに絵に収めるか、どのシャッタースピードで収録するか、どこにピントを合わせるかである。プロのカメラマンはカメラについては、プロでもアーチェリーを知らなければ、正しいテストができない。レンズ合わせのテストで撮ってもらうとき…たいていのカメラマンはなぜか、弓を射つ僕にピントを合わせる…弓具テストなので…レストに合わせてください…。。。
さて、長野県工業試験場のテストが意味をなさないのは、振動モードごとにテストをするという不思議な設定をしたいるためです。
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(小野測器さんのホームページより引用)
振動モードというのは、スタビライザーがどのように振動するかということです。見ればわかるように一次モードのように振動するようなスタビライザーは何の役にも立たないでしょう。自由端(ウェイトがついている側)が上下に振られ、そのカウンターとなる振動がないので、その揺れはそのままハンドルに戻ります。
5月号の試験では、なぜかそれぞれのモードでの振動吸収能力を測定しています。
この測定に何の意味があるのか全くの不明です。なぜなら、(少なくとも自分の知識の範囲内で)アーチャーが振動モードをコントロールことは不可能です。
「このスタビ2次で振動してるけど、チューニングして、3次に変えて、うってみよう」
といったチューニングができるとは思いません。


以前ハイスピードカメラでFUSEのカーボンブレードの24インチ~33インチまでを撮影しましたが、すべて2次モードで振動していました。長さを変えることでコントロールできるかもという自分の淡い期待は見事に打ち砕かれました。。。
つまり、大事なのは「そのスタビライザーがどのように振動するか」(=何次モードで振動するか)であり、振動モードはある程度固有なものなのに、1次モードではA社が、2次モードではB社が、3次モードではC社が優勝とやっても…で、だれが総合優勝になるのでしょうか。。。。
風間さん、本当にご苦労様でした。
(1995年7月号)
2号続けてピントはずれの弓具評価記事(しかも、辞退したい会社は辞退できるシステムはちょっと違う気がします)で、3回目…そして、これが大きな野望を持った「感性の科学」の最終後になるのですが、構成は弓具科学研究班から、本誌編集部にかわります。
そして、記事の中身はホイットのテクミチョフさんの資料を参考にしているというもの。さすがにこの記事は何の問題もなく、いい記事ですが、今度は具体的な商品名には一度も触れられることなく、全体を通して、理想的なスタビライザーの一般論で終わります。
考えてみると、独自で資料を集めないで、メーカー・プロショップが書いた記事を使うのはこのあたりからが始まりかもしれません。それより前はアメリカ、韓国、フランス、スウェーデンなどのトップアーチャー・コーチが書いた記事が中心ですが、だんだんとトップメーカー、大手プロショップの人間が各記事がほとんどになっていきます…実業団の減少で、ショップで働いていないトップアーチャーの減少という問題もかかわっているのは思いますが。
ということで、1997年まで読み進めました。95年のこの事件以降、キレている記事はほとんどなくなります。道具についての記事は、それぞれの良い点とスペックの紹介だけになり、ハンドルやリムについての語るのは、メーカーの人間だけになっていきます。
1998~2001年はまだ読んでいません。それと、サラリーマンとして海外赴任していた2004~2005年の雑誌アーチェリーも読んでいませんが、70年代から通して読んできて、やはり、95年のこの事が”何も語らない”きっかけになったのかと思います。
(追記)
…昔に雑誌アーチェリーさんに記事を投稿したら、レベルが低い(誰でも知ってる)といわれ、却下されましたが…まぁ、いいです。


ブローネルのRHINO(ライノー)はやっぱり硬かった。

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ブローネルの2013年の新作RHINO(ライノー)弦をテストしてみました。硬く伸びない弦の愛用者、そういった弦をご希望のお客様に紹介できるのかなと思い発注してみました。
開発の経緯は以前の記事に書きましたが、150ポンド~160ポンドが一般的なクロスボウ向けの原糸です。
火曜日に16本弦を手作りし、一晩弓にはった状態で伸ばしました。ハイトの変化は1/16でした。まぁ、この部分は原糸が伸びたのではなく、手作りした分がストレッチしたものと思われます。
完成した弦(164-16)の重さは重さは94gr(グレイン)でした。ちなみに、Spectraの黒ワックス(163-18)が101.4gr、8190 ユニバーサル (163-18)が 87.8gr ですので、その中間にあたる重さです。
ワックスはほぼついていません。若干感じられるワックスもペタッとする感じではなく、さらさらしたワックスになっています。16本弦と細めのセンターサービングか14本弦で、イーストンのSサイズノックにフィットします。
うった感じはやはり硬いです。さすがという感じがします。8190弦との比較でも硬いので、現在市場に出ているものの中で、最強という事前情報はほぼ正しかったと思います。柔らかさが全くなく、厚めのタブがほしいくらいの感覚ですので、すべてのお客様にお勧めできるような弦ではないと思います。
入荷した分で余った材料で何本か作れますので、硬い弦に興味がある方向けに在庫にあげました。数量限定というよりは、期間限定にしようと思います。まだ、10本くらい作る量はあるそうです。
注文はライノー弦を注文した頂いたのち、こちらのスタッフがお客様にサイズの確認をさせていただきます。色は黒だけとなりますが、サイズはご自由に指定してください。14本弦からお作りました。お勧めは14本か16本です。
ライノーの原糸がほしい方は取り寄せとなります。連絡いただければ、手配させていただきます。納期は色次第ですが、価格は4800円です。


Carter 2013年モデル Honey -Do 入荷です。

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本日、コンパウンドの大久保店が休みのため、こちらで簡単に紹介記事を。
カーターのホームページがまだ更新されていませんが、2013年の新モデルとして、Honey – Doというモデルが先週発表され、本日入荷しました。
2012年に発表されて大好評(大久保店で20数個は販売しています)だった、Honey(ハニー)の兄弟モデルです。
Lサイズのみの発表でしたが、Honeyとの違いは安全装置の解除方法だけ、解除方法が逆です。
Honeyがレバーを”押して”安全装置を解除するのに対して、このモデルでは”離して”安全装置を解除します。
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この銀色のレバーを押し込んでいる状態で安全装置が働き、離すと安全装置が解除され、リリースできます。
解除方法以外はすべて同じです。あちぇ屋本店ではなく、CP店の方で取り扱っています。
また、今日・明日は休みですので、問い合わせいただいても、返信は土曜日になります。ご理解ください。


新規取り扱い LeBrunet(ルブルネ) アームガード

最近読んだ漫画に面白い一文(三文か??)がありました。
いつの時代も新たな潮流は古きを押し流し、算盤に合わない物は、ドライに切り捨てられてきました。しかし、人間の本質が変わらない以上、生み出されるものには限界があります。時代はどこかで過去を必要とします。
アーチェリーの道具屋で仕入れを担当していますが、古き良きなんてものが存在したためしはないし、逆に、新しければいいというものでもないことを、日々実感しています。その中で、良い商品を見つけて、皆様にお届けできるよう努力しています。ちょっと、心に響いた文書でした。
さて、本日の新入荷はフランスのLeBrunet(ルブルネ)社です。長い付き合いというわけではないですが、4年前から注目し、いろいろとコンタクトをとっていたメーカーです。下が、2009年3月、ちょうど4年前の記事です。
プロの職人が作ったアームガード(2009-03-27)
http://jparchery.blog62.fc2.com/blog-entry-54.html

覚えてくれている読者の方がいたらすごいと思いますが、当時は価格が20ユーロ以上で日本で販売すると3,200円以上、利益をとろうとしたら4,000円近くになってしまう商品で、とても、アームガードとして販売できる価格ではありませんでした。
それからの4年間、このメーカー少しずつ成長をし、コストも毎年下がり、自分としては現在の価格であれば、日本のお客様にも受け入れられるようになったのではないかと思い、本日より取り扱いを開始しました。アームガードとしては、まだ高い部類だと思いますが、職人が木からハンドメードで作った作品として考えれば、この価格なら十分価値ある商品だと思います。

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サイズは2種類、大きめのクラシックと小さなスモールです。素材は9種類あり、7種類の木材と、レッド・ブルーという集成材を使ったものがあります。ほかにはカーボン製のものも取り扱いします。耐久性については、カーボン、プラスチック、ウッドの順になります。木目の美しさと実用性(=薄い)を重視した設計で、厚みがあまりないので、アームガードを一度買ったら買い替えたくない耐久性重視の方にはお勧めできません。では、素材を紹介します。紹介文の一部はウィキペディアと木材図鑑を参考にしました。
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マホガニー – 辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄色っぽく、心材は淡紅褐色から淡橙褐色を呈し、金色の光沢がある。 長い間、光にさらすと色合いが濃くなる。また、柾目面にはリボン杢が現れることがある。(木材図鑑)
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メイプル – 辺材は淡い灰白色、心材は灰色を帯びた黄褐色。(木材図鑑)

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バリオーク – 北アメリカ中部と東部の中型から大型の落葉性のオーク。高級車の内装などに使用されている。

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クルミ – 辺心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色、心材は褐色を呈す。年輪はやや不明瞭。 (木材図鑑)

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ワイルド・チェリー – 辺心材の区別は明瞭で、辺材は黄白色から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色を呈する。使い込むほどに飴色に変色し、高級感がある。 (木材図鑑)

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チーク – 辺材は黄白色で比較的狭い。心材は濃い黄金色で、しばしば暗色の縞をもつ。材面にロウ状の感触がある。 (木材図鑑)

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エルム – 辺心材の境界は明瞭で、辺材は黄白色、心材は灰色を帯びた淡褐色。木目は明瞭で美しい。 (木材図鑑)

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以上の7種の素材に2つの集成材(写真上がレッド・下がブルー)を加えた9種類からお選びいただけます。


新しく取り扱いを開始したINFITEC(インフィテック)が入荷しました。

1月のNIMESの展示会で見つけて発注をかけたINFITECの荷物がやっとどきました。簡単に紹介しますとエントリー向けのプランジャーと、競技向けのVバーとアッパーとサイトピンです。
どんどん新商品が届いているのですが、時間がなく紹介しきれません…当分紹介記事が続く予定です。また、現状の弊社のキャパシティの問題で、あまりに商品が増えると商品を管理しきれなくなるので、新商品が増えた分、いくつかの商品を販売終了にします。ご理解ください。対象商品は特価品のコーナーに追加しました。LEGENDのバックパック、WINのクイーバー、WINのプランジャー、カーテルのプランジャーなどです。今後、状況を見て、もう少し商品絞る予定です。
さて、INFITEC(インフィテック)の取り扱いを開始したのは、他社が作っていない面白い商品に興味があったためです。簡単にいうと、Vバー6段階調節、アッパーは組み合わせ自由、サイトピンは大きく、プランジャーはしめやすいです。アイデアはいいと思います。また、品質はとても良いという事はありませんが、悪くはないと思います。

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まずは、Vバーですが、カーテルのパーフェクトVバーが無段階で自由に調節できるのに対して、このVバーは0~90度の間で6段階、18度ずつ調整できます。開き角とダウン角を0度→18度→36度→54度→72度→90度と調整可能です。自由度はカーテルのものよりも劣りますが、写真の様に2つのパーツが噛み合って固定される仕様ですので、ネジを締めてしまえば、緩むことはまずないです。また、チューニングを変更したときに無段階調整では、Tゲージなどを使って元のセッティングを再現するしかないですが、このVバーであれば、再現性もばっちりです。自由に調整したい方はカーテルのもの、再現性やしっかりとした固定を求める方にはこちらのチャレンジャーVバーをお勧めします。
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次にアッパーですが、ゴムのダンパー部分は普通のダンパーですが、特徴的なのはサイズと組み合わせが自由であること。まず、長さは3インチと一般的ですが、直径は23.5mmもあります。3月に登場する太いHMCでも、22mmですので、かなり太いです(重さは124gなのでそこまで重くはないです)。5つのパーツからなるのですが、自由に組み合わせることができます。写真上がパーツすべてを使用した状態、その次がロッドとウェイトのみの状態(50g)です。ロッド・ゴムダンパー・ウェイト3つがついて、1,800円ですので、かなりお買い得ではないかと思います。
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次にサイトピンですが、展示会で見た時にはファイバーは付属していませんでしたが、ファイバー付きのようです。しかし、このファイバーは明らかに長すぎて、公式競技ルールの2cmに抵触します。もともとは、ファイバーなしの普通のサイトピンで、既存の他社商品は丸型だと小さいものしかなく、12mmというのがなかったので、取り扱おうと思ったのですが、ファイバーサイトピンなら、12mmの渋谷のものがあります…ファイバーはおまけくらいに考えて、ファイバーなしでの使用がいいかと思います。ファイバーサイトピンとして使用するなら、渋谷のものの方がお勧めです。また、こちらのファイバーを実際に使用するのであれば、2cmにカットする必要があります。ご注意ください。
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最後はエントリー向けの低価格のプランジャーです。どこの会社からも出ていますが、このプランジャーはボディが六角形になっており、工具がなくても、しっかりとプランジャーを占めることができるので、カーテルのものの販売を終了し、今後低価格のプランジャーはこのプランジャーを取り扱うことにします。
今回の荷物には入っていませんが、今後、クリッカーとスタンドも仕入れる予定です。
こちら、2013年のカタログです。INFITEC、よろしくお願いします。
INFITEC ARCHERY 2013 カタログ
https://archery.co.jp/catalog/INFITEC2013.pdf


Bowtech エクスペリエンス

以前の記事で紹介しました、Bowtechの2013年モデル「エクスぺリエンス」
今日、即納モデルとして右ハンドル・60ポンド、色はブラックオプスが入荷しました。

まずは基本的なデータのおさらいです
≪データ≫
-アクセル間        32インチ
-重量             4.2lb(1,900g)
-レットオフ         80%
-ドローレングス   26.5~31インチ
-ブレースハイト   7インチ
-IBOスピード      335fps
-ドローウエイト   50/60/70
-色     ブラックオプス、モッシーオーク・インフィニティ

構成は、センターピボットハンドルデザインに、オーバードライブバイナリーカム&FLXガード搭載、そして新しくデザインされた新型のダンパーが装着されます。
グリップの形状は昨年発売された「インサニティーCPX」と同じく丸みを帯びた接地面のハンドルとなっています。

・ハンドルのフェイス面に搭載されている「リボルバーダンパー」。
 
周りのウエイトがグニュグニュ動きます。

クラッチストリングストップ(バックストップ)の付け根にも付いています。

・新形状のバックストップ「クラッチストリングストップ」。
 
戻ってくるストリングを“クラッチ”するんですね。ゴムがヘタって来た時の為に取り替えが出来るようになっています。

・色が赤くなった「Dura-FLXストリングダンパー」

昨年発表のインサニティーCPXと同じ「オーバードライブバイナリーカム」を搭載していますが、ブレースハイトが7インチと高くなったためにカタログ数値から見ればIBOスピードが落ちた形にはなっていますが(335fps)、実用スピードとしては全く問題の無いレベルです。
挙動がおとなしく、静かになった仕上がりになっています。
データ上、アクセル間が32インチとなっていますが「オーバードライブバイナリーカム」の直径がとても大きい為に、他の32インチアクセル間のモデルと比べると、持った感じ、とても大きな印象を受けます。

より攻撃的でじゃじゃ馬的な要素を持つインサニティーCPXに対し、静粛性に長け、許容性の広さが持ち味の弓になった「エクスペリエンス」。
とはいえ、デザイン設計はゴリゴリのハンティングですから、どちらかと言うと短距離ターゲットやフィールドでの用途に適してると言えるでしょうね。
反対にロングでの安定性には一抹の不安が残ります。

使用目的を明確に持ってお使いいただく、2台目・3台目の弓として最適ではないでしょうか。

Bowtechエクスペリエンスは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中です。
*即納モデルはコチラ


ガスプロ100万枚記念!! 新色入荷しました。来週はMAX

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“Thank for your trust”といただきました。クリスタルの中にレーザーでガスプロのベインが刻まれています。100万枚の記念品だそうです。UUKHAもリムの製造で4,000ペアまで成長しましたが、私たちが最初に紹介したメーカーたちが、どんどん成長していくのを見ていると本当にうれしい気持ちになります。
過去の記事を見てみると、11年の7月に初めてテストし11年の8月に取り扱いを開始し、競合メーカーとの間での変な噂を流されたりして大変だった時もありましたが、今では、弊社だけではなく、他の代理店でも取り扱いを開始するほどのポピュラーな商品になりました。商品のラインナップも拡大し、いつには100万枚です!!
取引はじめてから、まだ1年半しかたっていないのにもびっくりしますが、急成長しています。
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ということで、本日入荷したのは2.5インチの方のターゲット・エフィシェントの4つの新色です。上から、Cピンク、Cグリーン、Cライム、Cオレンジです。これで、全部で7色になりました(ガスプロのスピンのオリジナルの方は8色)。
あまり見たことはないですが、ROMのスピンと違って、色によって硬さが異なることはないので、色を混ぜて使用することも可能です。オレンジとか、グリーンはかなりスコープで見やすい色に仕上がっていると思います。
今後のガスプロにもご期待ください(現在はタブを開発中)。
それと、現在大急ぎで準備を進めていますが、3月を予定していたINNO MAXが来週の中旬くらいには届きそうです。INNO MAXだけ、HMC22やINNO EX シリーズの新色は入っていないですが、ハンドルだけ予定よりも早く紹介できそうです。ご期待ください。


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お客様から連絡があり、Cライム(写真上)とCイエロー(写真下)の比較写真を追加しました。


TRU Ballの新しいリリーサー インクレディブル


ぞくぞくと新しい商品が届いています!!
昨日はTRU BALLのインサイド・アウトXと上のインクレディブルが入荷しました。コンパウンドだと後は、カーターの荷物が昨日メーカーから出荷されています。
リカーブでは、早ければ今週…だけど、旧正月で中国の物流が遅れているので(イタリアからの荷物も中国のハブ空港にいったん届いてから日本に入ってきます)、たぶんの来週の初めに、ガスプロの新色が届きます。後は、昨日の記事で紹介した新型のブロードバンドリムセーバーは昨日メーカーから発送されました。なので、来週の後半に届く予定です。在庫補充のみですが、今日の午後UUKHAが届きます。
ベガスシュートも終わり、旧正月の影響も今週いっぱいなので、1月から続いてきたメーカー担当者の出張による遅れは来週からはなくなると思います…よかった!
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ということで、メーカーからもらっていたサンプルのガスプロの新色ピンクを先着1名の方に差し上げます。テストに使ったので、50枚は入っていませんが、40枚以上は入っています。

注文時に備考欄にガスプロのピンク希望とお書きください。先着1名です。(終了しました、昨日21時55分に注文していただいたお客様に発送しました)

先日同業の方とも話しましたが、メーカーから新商品が発表されて、その新商品を一番最初に受け取った代理店が偉いわけではないんですけどね(発注のタイミングの問題なので)…困ったもんですが…と言いながら、ガスプロからは、新色のガスプロを世界中で最初に受け取るのはあなたですと言っていただきました…うん、やっぱりうれしいものですね。。。。すみません。