昔の記事なので、もう削除してしまったようですが、メールの記録を確認したら、2011年の7月にラリー・ワイズ氏と契約して、「コンパウンド・チューニングマニュアル」の翻訳と出版を手掛けました。
この本の在庫量がかなり少なくなっているとの連絡がありました。当然売れるのは良いことなのですが、前回の再販で契約した出版数上限まで印刷したので、今ある在庫を持って販売を終了することとしました。
理由としてはやはりコンパウンドについて情報が、2011年と比べ、圧倒的に増えたこと。また、日本に蓄積されたノウハウも増えている事、海外から発信されている情報に対しても、AI翻訳などの精度が高くなったことで、接しやすくなった事、海外のマニュアルを日本語の翻訳するだけの情報発信の価値が減っているのかなと思っています。
今後は、こちらのサイトで最新の情報発信をするとともに、リカーブチューニングマニュアルに相当するような、コンパウンドチューニングの基本についてまとめた、オリジナルのマニュアルを無料配布予定です。年内を目処に執筆していこうと思います。
この記事を書く中で、多くの有名コーチが寄稿していたアメリカの「アーチェリー・フォーカス(Archery Focus)」が発行を2021年で停止したことを知りました。「Archery Focus」誌に関するものです。この雑誌は、1996 年のオリンピック後に、トップアーチャーの、リック・マッキーニとデニス・パーカーが日本の雑誌アーチェリーの協力を得て、創刊された日本にも多少は関わりがある雑誌でしたが、編集者によると、最終的には収益の問題で発行を停止したとのことです。時代ですね。残念です。