GMXのリムポケットで使うとただのリムセーバー

お客様のコメントの返信のための記事です。
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タイトルなし
このリムセーバーはハンドルセーバーとして
GMXのリムポケットにある窪みの部分に貼り付けて使用することは可能ですか??
お時間あるときに回答お願いしますm(__)m


リムポケットの裏側には貼り付けることはできますが、FIVICSのハンドルの様にリムポケットの中に入れることはできません。GMXのリムポケットは最大でも41mm程度の幅しかないため、狭すぎて物理的にはめ込めません。ブロードバンドリングはかなり硬いので、無理やり入れることも不可能です。
どうしても使用する場合は写真の様にブロードバングリングなしで使用することになります…ただのリムセーバーですね。。。

3月はじめての新商品は ブロードバンド・リムセーバー

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2月はあっという間に終わってしまいましたね…整理すると遅れているのはKAYAのタブです。最終工程(確か塗装)で修正があり、入荷は3月の中旬にリスケジュールされました。
さて、3月になって最初の入荷品はSVL(シムス)のブロードバンドリムセーバーです。特徴を一言でいえば、柔らかいダンパーと硬いダンパーをしっかりと接合させて、大きくゆっくりとした振動と小さく速い振動の両方(カタログ値では20-20,000Hz)を吸収してしまおうというものです。
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SVLの久しぶりの新商品ですが、今回の商品はいいです。個人的に一番感心したのは、この部分です。以前に同じようなコンセプトの商品がありましたが、全く振動吸収性能に優れていませんでした。原因は違う振動を吸収するために、2つのダンパーがバラバラに動いてしまうことです。
この商品の優れているところは、2つの素材をかなりしっかりと接合させているところです。2つの素材をサンドイッチするだけではなく、柔らかいゴム(黒・これまでのリムセーバーと同じ素材)に穴が開いており、その部分にブロードバンドリング(赤・手触りはシリコンのようなゴム)の突起を差し込むだけではなく、差し込む部分の先端が太くなっていて、差し込み穴にしっかりと固定されます。
ブロードバンドとは周波数(振動)の帯域幅(幅)が広いことを意味しますが、硬いダンパーと柔らかいダンパーをしっかりと結合させることで、発射時の振動を受けても、2つの硬さのダンパーがバラバラにならずに、交互に作用しながら、異なる幅の振動(ハンドル・リムの振動とそれ以外のパーツの振動)を吸収する構造です。
*これについては、3月にハイスピードカメラで、実際の映像を撮る予定です。
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包み込むだけではなく、さらに差し込んで固定する独特な構造が一番のポイントです。単一素材のダンパーと比較すると、一番の違いは振動吸収のスピードだそうです。
上の資料は同じSVLのUltramaxリムセーバーとの比較ですが、ノックが弦からリリースされた後、弦が5~7回振動している間の振動はほぼ変わりませんが、その後の振動のおさまりが断然違うことが分かるかと思います。
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取り付けはこれまでのリムセーバーと同じく、3Mの両面テープ。貼り付け部分をアルコールできれいにしてから少し乾燥させ、両面テープに触らないようにして貼り付けて、5分ほど時間を置けば完了です。
貼り付け位置もこれまでのリムセーバー同様にお客様のドローレングスまで引いた時にギリギリしなっていない場所に貼り付けるのが、一番効果的です。友人などに見てもらって、テープでマーキングするとやりやすいと思います。その位置よりもリムボルト側に貼ることには何の問題もありませんが、その位置よりもチップ側に貼ると、リムが重くなり、サイトが落ちるので気を付けてください(振動吸収性能は向上しますが)。
また、上下必ず、リムチップからの距離が同じ位置に貼ってください。本日入荷、8色、1ペア1,480円、1つの重さは13g、直径は42mmです。
あ、この記事を書いている間に一つ売れました!! 緑のリムセーバーをお買い上げのお客様、さっそくありがとうございます。

新しいテーパーロッド CX-350 HMカーボン

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入荷しテスト終了しましたので本日から取り扱いします。現在、市販されているスタビライザーはほとんどがストレートロッドを使用していますが、以前には、テーパーロッドが流行った時期がありました。ロッドの太さ(直径)が一定ではなく、先端に行くほど細くなっているスタビライザーです。
*正確には「直径」だけではなくHMC Plusのような先端に行くほど「厚み」が薄くなるものもテーパーロッドに入るようです。
テーパーロッドの中でも、極端なもの、例えば根元が20mmで先端は10mmしかないようなスタビライザーは、現在の軽いリム・軽い矢・軽く伸びない弦でセッティングされた弓では、まったくといっていいほど振動を吸収してくれません。部室などに転がっている場合には、試していただくと、弓具の進化が体感できるかと思います。あくまでも重いリム・重さ矢・重く伸びる弦でセッティングされた弓が活躍していた時代の設計です。
そのために、現在ではほとんどのメーカーはテーパーロッドを作ることを止めてしまいましたが、2000年頃に発表されたテーパーロッドのトリプルスタビライザーを、最新の素材(ハイモジュラスカーボン)で再設計し、かつ、テーパーをかなり抑え(30%程度)、根元を太くすることで、テーパーロッドを最先端の弓でも使用できるようにしたのが、このスタビライザーです。
ハイモジュラス(高弾性)というのは一般的にいうと強い(変形し難い)素材なのですが、それをたわみやすい(変形しやすい)テーパーロッドに採用したのは正解かどうかはともかく、面白い選択だと思います。
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43ポンドのINNO CXTハンドルにX10シャフトでテストしましたが、全く問題がありませんでした。ただ、価格は4,800円で、価格からもわかるとおり、けっして、最上位のモデルではありません。
今回、あちぇ屋でこのスタビライザーの取り扱いを開始したのは、テーパーロッドの独特なシューティング感(太く剛性が高い根元までは接続されたハンドルとの一体感があり、柔らかい先端部は別のロッドかの様に振動します)が好きなお客様のためです。トップアーチャーの選択を見てもわかるように(初心者でもトップでもCXTの43ポンドをうった時に発生する吸収すべき振動は大きくは変わりません)、現在の弓との調和を考えると、やはり一般的に優れているのはストレートロッドだと思います。
ただし、セッティングによってはテーパーロッドの感覚の方がいい場合も確実にあるのです。
ですので、このロッドはエントリー向けにお勧めするものでもなく、競技用としてお勧めするわけではなく、取り扱いの意図としては、シューティング時の感覚を変えて気分転換したり、新しい可能性に挑戦したいときにお勧めする一本になると思います。

ちなみに、僕はテーパーロッド(FB S3 30インチ)を使用しています。

新規代理店契約 Bee Stinger アーチェリー

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本題の前に小ネタを二つ。今月の雑誌アーチェリーにWIN&WINの新しいHMC22スタビライザーについて、5色のカラーが存在すると書かれていますが、確認したところ、12月に発表されたカタログ通り、カーボンブラックの1色しかないです。ゴールドなどのカラーが出る予定はありません。
次に、SCOTT(スコット)アーチェリーから「侍」という名のリリーサーが出るようです…確認しましたが、どこら辺が侍なのかはわかりませんでした…でも、せっかくその名を付けていただいたのですから、日本のプロショップとしては、少量発注しないといけないような気に。販売価格5,000円前後のエントリー向けのリリーサーです。3月~4月の入荷予定です。
さて、これから書く記事は今年の初めには考えていたことで、それに向けて準備をして、今週の月曜日にはすべての用意が整ったのですが…昨日の夜に驚きの発表があり、書く内容の価値が半減し、ちょっとショックですが、読んでいただけたら幸いです。
以前にこんな記事を書きましたが、今年のドインカーの新作はさらに剛性を高めているとはいうものの、販売するとしたら、センター一本で3万円を超えてしまう価格です(Doinker Elite Estremo Platinum Hi-Mod 30インチの場合)。定価をつけて、そこから25%引きで販売する大手の慣習から考えると、国内での定価は4万円になります。センター一本の価格です。
そのドインカーの2013年の発表を年始に聞いたときには、びっくりしました。ロッドのスペックは業界をリードする会社ですが、ひたすらに高価な材料から高価なスタビライザーを製造する近年のドインカーの方針には少し失望しました。
例えば、WIN&WINはカーボンハンドルにフィットするようにHMC Plusを開発し、売れ行きは好調ですし、HOYTはプロコンプエリートという弓を特定のスタビライザーセッティングを想定して開発し、発売以来、すごい勢いで実績を上げています。
近年の、商品単体のスペックではなく、その商品をシステム全体(弓全体)に組み込んだ時の性能を見ながら開発していく方向性の方が正しいと思いますが、ドインカーの方向性はちょっとずれていると考えています。
おまけに今年ドインカーではAボムというダンパーがカタログに加わりましたが、ほぼ以前のAボム(2007年ごろにカタログ落ちした商品)を復刻しただけのものです。まぁ、それでも十分にいいダンパーだったので、こちらは販売を考えていますが(4月ごろに入荷予定)、この間、5年以上の時間があったのですから、進化した商品を提示して欲しかったです。
NIMESでもドインカーの人と少し話ししましたが、ドインカーの商品単体でのスペック強化と、それによるラインナップ全体の価格のインフレには、もうついていけないと思い、これから書くのですが、アメリカで現在急成長しているB-Stinger(Bスティンガー)と1月に代理店契約をして、今週の初めに初めての荷物が届いたのですが、なんと、昨日のドインカー社のフェイスブックで驚きの発表がありました。
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Doinker’s NEW sister company line of products Precision Balance, to be launched next month. It will be a completely separate line of Target and Hunting stabilizers. It will have a Non-Doinker dampener on it, and include two 1oz weights on a nice looking glossy finished carbon rod with machined Aluminum and anodized flat black ends, at a retail for about $140.00 on a 33″. The Hunting products will be similar in configuration… just shorter and Dipped in full camo.
All the rest of the details to follow next month 😉


簡単に意訳すると「2013年の3月に小売価格で1万円前半の新しい商品ラインを発表します。」ということです…早く言ってくれよ…と。。。
この想定外の展開にどう対応するかは、詳細の発表を待って、今後考えます…どういった商品を出してくるのか、140ドルの新しいラインナップと、330ドルの現行の上位ラインとをどう共存させるのか見守りたいと思います。まだ、コメントできる段階にはないのでしょう。
さて、戦略が迷走し(*)ている様に感じるドインカーですが、リカーブではFIVICSやWIN&WINにシェアを奪われていますが、コンパウンドの世界でのシェアを急激な勢いで奪っているのが、1月に代理店契約をしたB-Stinger社(とFUSE)です。
*昨日の低価格の新ラインナップの発表でドインカーはより良い方向に向かうと思いますが、ここからの部分はそのニュースを知る前に書いたものです。


本当に世の中便利になったもので…上の動画は2007年の世界選手権のコンパウンド決勝です。団体を選んだので6人の選手が出てきますが、多くの選手がドインカーのスタビライザーやダンパーを使用しているのが確認できるかと思います。この頃がドインカーの最盛期でした。
下の動画は、最新の世界戦(ベガスシュート)の様子ですが、使用している選手が激減しているのがわかるかと思います。別に意図的に選んだわけではありません。リンクは張っていませんが、検索していただければ、2012年後半の世界戦の映像がいくつもあると思いますが、どの試合でも同じ傾向です。
B-Stingerという会社の特徴はドインカーと違い、ゴムダンパーを使用しないことです。ロッドの性能だけで振動を取り除きます。下にカタログのリンクを張っておきますが、カタログにもウェイトとロッドの間に装着するタイプのゴムダンパーはのっていません(ウェイトの先端につけるタイプのエンハンサーはラインナップにあります)。あくまでも、ロッド単体で振動を吸収するという設計をしています。
B-Stinger(Bスティンガー)アーチェリー カタログ 2013
https://archery.co.jp/catalog_CP/BeeStinger2013.pdf

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写真はカタログに掲載されている主な使用選手ですが、見ての通り、ほぼコンパウンドです。ロッド単体だけで振動吸収する設計はもしかしたらリカーブには向いていないのかもしれませんが、コンパウンドの世界では多くのトップ選手がドインカーからB-Stingerに変えました。
振動をしっかりと吸収するために、剛性の高いロッドを使用していますが、それでも価格はある程度に抑えられています(それでも2万円を少し切るくらいなので安いとは言いませんが…)。B-Stingerの関連会社はGold Tipという大口径シャフトでは有名なカーボンシャフトメーカーです。カーボンシャフトメーカーと一緒に原材料の仕入れを行うために、高性能のカーボンを安く仕入れることができ、それによりスタビライザーの価格を抑えています…というわけで、カーボンスタビライザーは他社の同クラスのものに比べて安いのですが、金属製品(Vバーやウェイト)は特に安くなく、競合他社と同じか逆に少し高いくらいになっています…。。。
Gold Tip
http://www.goldtip.com/

ドインカーがここ近年失っていたもの、新しい設計方針(ダンパーなしのロッド)、ラインナップのこまめな更新、価格を抑えた高剛性ロッド…これらを、今一番アメリカで持っているのがB-Stingerです。
*↑ただし、昨日突然発表された新しいラインナップはまさにこの3つを満たしています…1月から準備してきたのに…
と、まぁ、B-Stingerの商品の宣伝というよりは、メーカーの宣伝です。B-Stingerのスタビライザーはコンパウンドの通販を始めた時から販売していましたが、知る人ぞ知るメーカーで、弊社としても、あくまでも代理店の在庫を仕入れて販売するだけでしたが、今後はドインカーにかわるトップメーカーとして成長するのではないかという期待も込めて、今年から直接取引する代理店として新しく契約をしました。
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今週、第一便が入荷したばかりですが、いろいろとテストをして、よりいい形でメーカーとともに成長していけたらと思っています。現在はまだコンパウンドの方にしかお勧めしていませんが、リカーブの方も新しいモデルを開発するようですので、リカーブ・アーチャーの方もこの黄色の蜂がトレードマークのB-Stinger(ビー・スティンガー)、覚えていただけたら幸いです。

INNO CXTとINNO MAXの外見比較

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前回は性能・設計について書きましたが、今回は外見の比較です。本日、実射テスト用のハンドルが入荷しました。まだ、セッティングはしていませんが、今週中にはいろいろと実射データを取れればと思います。
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HOYTのION-XとHPXのように大きな設計変更はありませんが、いくつか設定が変わっています。
まず、1の距離(ハンドルのフェイス側~プランジャーホール)ですが、CXTハンドルに比べて、MAXハンドルでは2.5mm長くなっています。2の距離(プランジャーホール~センターブッシング)は5mm短くなっています。同じ長さのセンターを装着しても、CXTハンドルに比べると若干重心がハンドル寄りになりますが…5mmなので大きな差ではないです。
また、ハンドルのウィンドウサイドの幅が1.8mm太くなっています。CXTハンドルではバイターの17-23mmでも使用できますが、MAXハンドルだとハンドルの幅だけで17.6mmもあるので、21-27mmプランジャーでないと厳しいと思います。WIN&WINのWK500プランジャーだと29mmが対応サイズになります。
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ハンドル全体で一番変わったところはこの部分の太さです。CXTハンドルでは細く曲線的なデザインだったものが、MAXハンドルでは直線的で骨太なデザインになっています。
また、2012年モデルで一番問題だったリムポケットのモジュールの問題が、Tブロックシステムになったことで解決されました。
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わかりやすく写真が撮れなかったので、スペアパーツに矢印を付けましたが、新しいMAXハンドルでは矢印の方向にスペースが大きくとられています。わずかに0.2mm程度ですが、矢印方向に0.2mm長くなったので、HOYTとSAMICKのリムがまた取り付けられるようになりました。
ということで、MAXハンドルではHOYTとSAMICKのリムが使用できます。それ以外では、特に大きくCXTから変更になったところはないです。次は実射テストです。

新しく取り扱いを開始したINFITEC(インフィテック)が入荷しました。

1月のNIMESの展示会で見つけて発注をかけたINFITECの荷物がやっとどきました。簡単に紹介しますとエントリー向けのプランジャーと、競技向けのVバーとアッパーとサイトピンです。
どんどん新商品が届いているのですが、時間がなく紹介しきれません…当分紹介記事が続く予定です。また、現状の弊社のキャパシティの問題で、あまりに商品が増えると商品を管理しきれなくなるので、新商品が増えた分、いくつかの商品を販売終了にします。ご理解ください。対象商品は特価品のコーナーに追加しました。LEGENDのバックパック、WINのクイーバー、WINのプランジャー、カーテルのプランジャーなどです。今後、状況を見て、もう少し商品絞る予定です。
さて、INFITEC(インフィテック)の取り扱いを開始したのは、他社が作っていない面白い商品に興味があったためです。簡単にいうと、Vバー6段階調節、アッパーは組み合わせ自由、サイトピンは大きく、プランジャーはしめやすいです。アイデアはいいと思います。また、品質はとても良いという事はありませんが、悪くはないと思います。

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まずは、Vバーですが、カーテルのパーフェクトVバーが無段階で自由に調節できるのに対して、このVバーは0~90度の間で6段階、18度ずつ調整できます。開き角とダウン角を0度→18度→36度→54度→72度→90度と調整可能です。自由度はカーテルのものよりも劣りますが、写真の様に2つのパーツが噛み合って固定される仕様ですので、ネジを締めてしまえば、緩むことはまずないです。また、チューニングを変更したときに無段階調整では、Tゲージなどを使って元のセッティングを再現するしかないですが、このVバーであれば、再現性もばっちりです。自由に調整したい方はカーテルのもの、再現性やしっかりとした固定を求める方にはこちらのチャレンジャーVバーをお勧めします。
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次にアッパーですが、ゴムのダンパー部分は普通のダンパーですが、特徴的なのはサイズと組み合わせが自由であること。まず、長さは3インチと一般的ですが、直径は23.5mmもあります。3月に登場する太いHMCでも、22mmですので、かなり太いです(重さは124gなのでそこまで重くはないです)。5つのパーツからなるのですが、自由に組み合わせることができます。写真上がパーツすべてを使用した状態、その次がロッドとウェイトのみの状態(50g)です。ロッド・ゴムダンパー・ウェイト3つがついて、1,800円ですので、かなりお買い得ではないかと思います。
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次にサイトピンですが、展示会で見た時にはファイバーは付属していませんでしたが、ファイバー付きのようです。しかし、このファイバーは明らかに長すぎて、公式競技ルールの2cmに抵触します。もともとは、ファイバーなしの普通のサイトピンで、既存の他社商品は丸型だと小さいものしかなく、12mmというのがなかったので、取り扱おうと思ったのですが、ファイバーサイトピンなら、12mmの渋谷のものがあります…ファイバーはおまけくらいに考えて、ファイバーなしでの使用がいいかと思います。ファイバーサイトピンとして使用するなら、渋谷のものの方がお勧めです。また、こちらのファイバーを実際に使用するのであれば、2cmにカットする必要があります。ご注意ください。
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最後はエントリー向けの低価格のプランジャーです。どこの会社からも出ていますが、このプランジャーはボディが六角形になっており、工具がなくても、しっかりとプランジャーを占めることができるので、カーテルのものの販売を終了し、今後低価格のプランジャーはこのプランジャーを取り扱うことにします。
今回の荷物には入っていませんが、今後、クリッカーとスタンドも仕入れる予定です。
こちら、2013年のカタログです。INFITEC、よろしくお願いします。
INFITEC ARCHERY 2013 カタログ
https://archery.co.jp/catalog/INFITEC2013.pdf

Bowtech エクスペリエンス

以前の記事で紹介しました、Bowtechの2013年モデル「エクスぺリエンス」
今日、即納モデルとして右ハンドル・60ポンド、色はブラックオプスが入荷しました。

まずは基本的なデータのおさらいです
≪データ≫
-アクセル間        32インチ
-重量             4.2lb(1,900g)
-レットオフ         80%
-ドローレングス   26.5~31インチ
-ブレースハイト   7インチ
-IBOスピード      335fps
-ドローウエイト   50/60/70
-色     ブラックオプス、モッシーオーク・インフィニティ

構成は、センターピボットハンドルデザインに、オーバードライブバイナリーカム&FLXガード搭載、そして新しくデザインされた新型のダンパーが装着されます。
グリップの形状は昨年発売された「インサニティーCPX」と同じく丸みを帯びた接地面のハンドルとなっています。

・ハンドルのフェイス面に搭載されている「リボルバーダンパー」。
 
周りのウエイトがグニュグニュ動きます。

クラッチストリングストップ(バックストップ)の付け根にも付いています。

・新形状のバックストップ「クラッチストリングストップ」。
 
戻ってくるストリングを“クラッチ”するんですね。ゴムがヘタって来た時の為に取り替えが出来るようになっています。

・色が赤くなった「Dura-FLXストリングダンパー」

昨年発表のインサニティーCPXと同じ「オーバードライブバイナリーカム」を搭載していますが、ブレースハイトが7インチと高くなったためにカタログ数値から見ればIBOスピードが落ちた形にはなっていますが(335fps)、実用スピードとしては全く問題の無いレベルです。
挙動がおとなしく、静かになった仕上がりになっています。
データ上、アクセル間が32インチとなっていますが「オーバードライブバイナリーカム」の直径がとても大きい為に、他の32インチアクセル間のモデルと比べると、持った感じ、とても大きな印象を受けます。

より攻撃的でじゃじゃ馬的な要素を持つインサニティーCPXに対し、静粛性に長け、許容性の広さが持ち味の弓になった「エクスペリエンス」。
とはいえ、デザイン設計はゴリゴリのハンティングですから、どちらかと言うと短距離ターゲットやフィールドでの用途に適してると言えるでしょうね。
反対にロングでの安定性には一抹の不安が残ります。

使用目的を明確に持ってお使いいただく、2台目・3台目の弓として最適ではないでしょうか。

Bowtechエクスペリエンスは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中です。
*即納モデルはコチラ

2014年のワールドカップ第二戦はイングランドのテルフォードで

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以前に記事を書きましたが、世界選手権との兼ね合いで、来年のワールドカップの第二戦がイギリスに変更になりました。いろいろなメーカーに話を聞いた感じでは、みんなイギリスだと陸路で行くの難しくなるけど、何とか行くという感じでしたので、来年の今頃はアメリカのATAとイギリスのテルフォードという町に行くことになりました。
自分が忘れないためにも、ちょっとメモでした。

Telford to take over World Cup duties from Nimes!
http://www.archerygb.org/news/3187.php#.USIFC2eWOGg

WIN&WIN INNO MAX入荷しました。

予定よりも早く、本日、INNO MAXハンドルが入荷しました。予約を頂いたお客様への発送が終了し、”ブラックカーボン”の在庫数が残り少ないです。それ以外の色は代理店にはまだたくさんあるのですが、青は木曜日に次の1本が入荷したら当分は入ってこないので、ご注意ください。

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さて、INNO MAXですが、INNO CXTと比べると圧倒的に違うところは重さです。CXTは重りを追加することで1,300gにすることも可能ですが、ハンドル単体の重さは1,150gしかありません。カーボンはアルミに比べると圧倒的に軽いので、同じデザインで製造するとハンドルはどうしても軽くなってしまいます。イタリアのファイバー・ボウ社のハンドルはフルカーボン(純粋にカーボン繊維だけ)で、重さはわずか600gです。これは、ウッドハンドルよりも軽いです。
それに対して、MAXハンドルはハンドル単体で1,300gの重さがあります。現在、CXTを使用している方で重りなしの1,150gで使用している方がMAXを検討される場合、150gの違いというのは重り付きのサイドロッド1本分にもなるので、MAXハンドルにした場合には、スタビライザーのセッティングの再検討をお勧めします。GMXなどの1,250gあたりのハンドルからの乗り換えの場合は、同じセッティングでいいと思います。
これは具体的にメーカーから製造方法のレクチャーを受けたわけではないので、WIN&WINの人の話を聞いての個人的な推測ですが、フルカーボンで作ると軽すぎるハンドルになります。この対策は主に二つあり、WIN&WINではハンドルの3~4割にフォームを入れて重さ・重心の調整をしていて、UUKHAでは多重カーボンレイヤー構造で使用する接着剤(エポキシなど)の重さでハンドルの重さを作っていますが、MAXではその両方のやり方を併用して、1,300gという重さを作っているようです。


今回のMAXの一番の目標はハンドルの剛性です。高級な高速カメラではなくても、1000fps程度のカメラ(3万円くらいで買えます)で見ても、シューティング時にハンドルが変形していることを見ることができます。それだけ大きくハンドルは変形します。上の動画はGMX/44ポンドですが、ハンドルで5mm程度変形しているのが確認できるかと思います。このハンドルの変形を最小限になることを目的にMAXが設計されています。
そのためには剛性を高めることですが…注意してほしいのは剛性を高めることが振動の減少につながるわけではありません。高ポンドではイコールと言えますが、30ポンド前半や、セッティング次第では、剛性が高くない、ハンドルも一緒になって同調して振動するハンドルの方が振動がないこともあります。今回、INNO CXTもラインナップに残りましたが、ポンドが低いのであれば、MAXの方がよいとは言えません。低ポンドではCXT、高ポンドではMAXをお勧めします。
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ハンドル自体の重さ・バランスと剛性を高めるための多重カーボン構造の次の特徴としては、Tブロック・センターショット・システムです。現状の技術では、カーボンハンドルはリムポケットをあまり高い精度を作ることができないので、このパーツの精度がハンドル全体の精度を決めることになります。
CXTの2012年モデルではここの部分の精度をぎりぎりまで自社のリムに合わせたため、HOYTのリムを装着ではなくなりましたが、2013年モデルではさらに進化し、リムポケットのパーツが1つになりました。CXTでは金属プレートをハンドルの両サイドに張り付けて精度を高めていました。結果、精度を高めるためにパーツを3つ使用し、かつ、それぞれの精度のすり合わせが必要になったため、例えば、金属プレートを1個だけ落としてなくしてしまった場合の修理はちょっと大変な作業でした。
今回のMAXハンドルではこの部分のパーツを1つに統合したので、プロショップの都合と言われるかもしれませんが、メンテナンス・保守は大幅に楽になりました。次に、Tブロックの部分に丸みを持たせました。丸みを持っていないハンドルとの違いは、スムーズにチューニングできることです。
リムのリムボルトではなく、ハンドルに当たる側の接触点はリムボルトの位置を変えると多少変わるのですが、場合によっては、一気に変わる場合があります。チューニングでいうと、ある点までにリムボルトを1/8変えるとティラーが1mm変わっていたのが、特定の場所を過ぎると、1/8回転で2mmもティラーが変わるようになってしまうことがあります。この部分に丸みを持たせることで、チューニングがスムーズになり、チューニングしやすくなります。
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次に、1月にメーカーサンプルを見た時の1番の心配だった点について。グリップのフィッティングです。上の写真は赤が英語版カタログのグリップ、下が日本語リリースでの写真ですが、どちらもピボットがリフレックスしています。この点を確認したところ、良く写真を見るとピボットの問題ではなく、グリップがハンドルにフィットしていないのが原因でした。特に、青のグリップはハンドルの縁から2mmほども隙間が空いている事が確認できるかと思います。
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WIN&WINでは2012年の前半にCXTのウッドグリップを発売しましたが、HOYTのウッドグリップが2,500円程度なのに対して、5,000円以上という価格で登場しました。問題はかなり手間がかかる作り方で作っていたことなのですが、MAXハンドルではHOYTのウッドグリップと作り方になりました。別売りでこの後、MAXのウッドグリップも入荷してきますが、価格は2,000円台後半で出せると思います。写真の左がMAXのウッドグリップで右がCXTのウッドグリップです。作り方が違うため、木目が全然違うのがわかるかと思います。作り方が違っても、高い作り方の方が性能がよくなるという話はないので(耐久性は少し高い方がいいです)、それなら安い方がいいと思います。
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このようにグリップの作り方が変わったのが原因かなと思っていますが、ともかく、グリップの位置はハンドル全体に影響を与える最重要ポイントの一つで、この部分が不安定では、とうてい良いハンドルにはなりえないという話をメーカーに伝えましたが、納品された完成品(上の写真が本日納品された現物)ではしっかりと修正されてきました。本当に良かったです…安心しました。
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写真の左がMAXハンドルのグリップ、右がCXTハンドルのグリップになります。ちなみに互換性はありません。ネジ穴の位置も違いますが、まず、CXTグリップの方が狭いので、MAXハンドルに取り付けることもできません。ご注意ください。
グリップの形はCXTに比べてスリムになっています。さらにグリップの丸みもあまりなく、直線的なデザインで、でコンパウンドのグリップに似ているデザインです。高さはCXTグリップと大きく違いません。
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これまでのINNOシリーズとの大きな違いだと以上の重さ、剛性、Tブロック・センターショット・システム、グリップです。残ったところでは、光沢があるモデルでも、シューティング時に目に入るサイド(フェイス側)はトーンを変え、光沢を抑えたデザインになっています。
また、INNO AL1と同様にグリップの下にダンパーを取り付けできるようになりました。リムボルトは黒・白・青・赤ではCXTと同じ銀、マットブラック・カーボンブラックは黒になっています。後は、メーカー推薦ハイトが2012年の比較すると、5mm低くなっています。
まずはこんな感じです。全体的な印象としてはかなり出来がいいハンドルです。想定ターゲット(販売するときにこういう人におすすめ)もしっかりと高ポンドで剛性が高いハンドルを求めている方と、しっかり決まっていて、ハンドルの設計もぶれていないので、かなりおすすめできるハンドルであると思います。GMXや、CXTでウェイトをいっぱいつけている方はぜひ検討してみてください。後は、少し数を販売してから、再度評価してみたいと思います。

ガスプロ100万枚記念!! 新色入荷しました。来週はMAX

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“Thank for your trust”といただきました。クリスタルの中にレーザーでガスプロのベインが刻まれています。100万枚の記念品だそうです。UUKHAもリムの製造で4,000ペアまで成長しましたが、私たちが最初に紹介したメーカーたちが、どんどん成長していくのを見ていると本当にうれしい気持ちになります。
過去の記事を見てみると、11年の7月に初めてテストし11年の8月に取り扱いを開始し、競合メーカーとの間での変な噂を流されたりして大変だった時もありましたが、今では、弊社だけではなく、他の代理店でも取り扱いを開始するほどのポピュラーな商品になりました。商品のラインナップも拡大し、いつには100万枚です!!
取引はじめてから、まだ1年半しかたっていないのにもびっくりしますが、急成長しています。
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ということで、本日入荷したのは2.5インチの方のターゲット・エフィシェントの4つの新色です。上から、Cピンク、Cグリーン、Cライム、Cオレンジです。これで、全部で7色になりました(ガスプロのスピンのオリジナルの方は8色)。
あまり見たことはないですが、ROMのスピンと違って、色によって硬さが異なることはないので、色を混ぜて使用することも可能です。オレンジとか、グリーンはかなりスコープで見やすい色に仕上がっていると思います。
今後のガスプロにもご期待ください(現在はタブを開発中)。
それと、現在大急ぎで準備を進めていますが、3月を予定していたINNO MAXが来週の中旬くらいには届きそうです。INNO MAXだけ、HMC22やINNO EX シリーズの新色は入っていないですが、ハンドルだけ予定よりも早く紹介できそうです。ご期待ください。


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お客様から連絡があり、Cライム(写真上)とCイエロー(写真下)の比較写真を追加しました。