G5 PRIME  INLINE 5

PRIMEから弓が届き、即納用のInline 5も一緒に届きました。

早速、噂のインラインカムシステムに注目です。概要は以下の記事をご覧いただくとして、

カムを眺めてみます。

なんでしょう。。。。一見よくあるカムシステムと代わり映えしないような。でもなんとなくモヤっとする違和感。これは実際に手に取って見てみてくださいとしか言いようがないです。カムの傾き、カムトラックの捻じれた感じ、さらにケーブル類の取り回しの奥行感。これらが平面でしか表現できない写真では全く伝わりません。さらに語彙力も無く。。。( ;∀;)

ただ、カムを見ながらドローイングするとPRIMEがやりたいことが一発で理解できました。ブレース状態では左右に離れているストリングとケーブル類のトラックがフルドロー状態で限りなく一直線上に並ぶと言う事です。

並ぶことで全体の力が軸の真ん中に寄せる事が出来る、と言うことなんですね。

これで2枚カムのデメリットだった重さ(私の主観です)から解放されて軽快な弓に仕上がったんだなと期待が持てます。

工場出荷引き尺は29インチです。聞くところによると29インチが最も軸力が真ん中に来るように設計されているとか。

調整範囲は26インチ~30.5インチ。アンカーはリムストップ方式です。ガッチリとウォールが止まるやつです。(4番が29インチ、1番が30.5インチで10番が26インチと言う事になります)

モジュール番号とリムストップペグは必ず同じ番号にとめましょう

その他を見てみましょう

グリップです。

うーん、、、モロに好みが分かれるグリップデザインですね。

下リムポケットにはウエイト入りダンパーが両サイドに設置されています。

このダンパーウエイトは下側のみです。重心を下げる狙いもあるのでしょう。

G5 PRIME INLINE 5 は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ

BOHNING CAULDRON フレッチングジグ

BOHNING(ボーニング)から新しいフレッチングジグ「CAULDRON(コールドゥロン)」が入荷しました。

一度に3枚のベインを貼りつけることができるボーニングの「タワー」の発売から10年。満を持しての後継モデル登場となりました。

ちなみに、CAULDRON(コールドゥロン)・・・直訳すると「大釜」

どう言う経緯からこのネーミングになったのか・・・分かる方がいれば教えてください(^^;

さて、このコールドゥロンではタワーには付属しなかった左ピッチのベインアタッチメントが初めから付属することになりました。これはとてもありがたいです。

しかも組立不要!箱から出してすぐに使えます。ありがたい変更点ですね。

付属するアタッチメントは5種類。

◆ストレートピッチ 長さ5インチのベインまで対応可:グレーのパーツ

◆3度/右 3インチ:黒

◆1度/右 5インチ:赤

◆3度/左 3インチ:紫

◆1度/左 5インチ:オレンジ

対応するベインはプラスチックベイン(ゴムベイン)のみです。フィルムベインは対応していません。ご注意下さい。

タワーでは羽根を貼りつける際にはシャフトにノックが装着済であれば外す必要がありました。

コールドゥロンはノック装着状態でベイン接着をします。随分楽になりました。シャフトの太さに応じたサーバーの変更も不要になりましたし。

そして貼り付け位置の調整もタワーでは2段階の高さしか選択できず、しかもその変更の為には部品を交換する手間がかかっていました。

その作業もなくなりまして、しかも4段階の貼り付け位置の選択ができるようにもなりました。

★ノックの溝から貼り付け位置までの距離は以下の4段階

27.3mm/32.4mm/37.5mm/42.5mm

一般的な2インチ前後のベイン(高さ10mm未満)で27mm、インドア用などの4インチ前後のベイン(高さが10mm以上の物)で32mmか37mmの距離になると思います。

調整はアームに挟まれたティール色をした部品(ストップクリップ)を止め直したうえでアタッチメントを取り付けるだけです。

次にベインを固定するためのコンプレッションリングですが、タワーではシャフトの太さに応じて蛍光ピンクのリングと蛍光グリーンのリングを使い分けていましたが、今回からは「アジャスタブル」設計になり、太さに応じてリングを“ひねる”事で対応する太さを変えられるようになりました。

リングセッティングは3段階。6mm未満のシャフト径ならスモールで。6mm~8mmならスタンダード。それ以上はラージポジションで、となります。

アタッチメントの数は含まないとして、部品全体の部品点数が少なくなったのでとても手軽になりました。

その他にも細かい変更点はありますが、個人的に最もありがたい変更点としてはアルミテープが不要になった事です。アタッチメントのベインを挟む箇所に改良が加えられたおかげで、使用を重ねるにつれて接着剤がこびりついてやがてテープの交換が必要になってきますがこれが無くなったのは大きいですね。

使用する接着剤のお薦めは特にありませんが、以下のボーニング公式動画で使用されているシアノアクリレート系接着剤が作業が早くて便利かと思います。(いわゆる瞬間系です)

もちろんフレッチタイトプラチナムやフレックスボンドといった接着剤も使用できます。いずれの接着剤にしても「アジャスタブルコンプレッションリング」を使って圧着するので一般的なフレッチャーよりは圧倒的短時間で作業が出来るのは嬉しいですね。

ボーニング CAULDRON(コールドゥロン)は店舗およびオンラインショップで販売開始です(^◇^)

HOYT 2022 ALTUS FX

HOYT2022年、唯一のターゲット新モデル「ALTUS FX」が届きました。色は「ピッチブラック」。

入荷したのはSVXカムモデル。もちろんDCXカムモデルも存在します。

色は全部で4色

・ピッチブラック

・ラーバレッド

・エレクトリックブルー

・スモークグレー

*全てマットフィニッシュ(つや消し)です。

ドローウエイトは5サイズ。30-40lb/40-50lb/45-55lb/50-60lb/(60-70lb)

軸間距離はどちらも35.75インチ。重量は実測で4.5ポンド(約2041g)。ALTUS38インチモデルより約150グラム軽いです。そして価格はFXの方がややお高くなっています。

双方の引き尺範囲は以下の通りです。

◆SVXカムの引き尺

#1 22.5~24.5インチ

#2 25~26インチ

#3 26.5~27.5インチ

#4 28~29インチ

#5 29.5~30インチ

◆DCXカムの引き尺

#1 23.5~25インチ

#2 25.5~27インチ

#3 27.5~29インチ

それぞれカムスピードに違いがあり引き味も若干異なりますが、それよりもご自身の引き尺が何インチかをしっかり把握しておかないと、購入後引き尺調整幅を超えてセッティングしたくなったときに厄介です。購入前にしっかり確認しましょう。

HOYT ALTUS FX は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ

Doinkerスタビライザー「PODIUM(ポディウム)」

Doinker(ドインカー)の新しいスタビライザーPODIUM(ポディウム)です。

ポディウムとは「表彰台」の意味

少し前のHOYTのハイエンドCPボウがこの名前でした。Specialty Archeryにも同じ名前のピープが販売されていますね。なのでもうちょっとひねって欲しかったな、と。

さて、ハイモジュラスカーボンを採用したポディウムは外径0.475インチ(実測約12ミリ)と最も細い部類に入るスタビライザーです。

昨年末登場した「AVALON TEC-X MAXX 13mm」が実測約12.6ミリで「だいぶ細いな!」と思ったぐらいですから、さらにその上をいく感じです。

ちなみに7年前に登場した同じくドインカーの「HERO」で約14.5ミリでしたから時代は変わりましたね。随分細くなりました。

付属ウエイトは「421ウエイトシステム」を採用。4オンス1個、2オンス1個、1オンス1個の合計7オンス。

右下がウエイトエンドキャップ(重さ:約10グラム/ゴム製)とその他1/4ネジや421ウエイト

そして「EXOダンパー」も付属します。

この写っている部分だけで270グラム(約9.5オンス)あります。

ドインカー製はウエイト周りのネジが全て1/4インチ径です。一般的なCP用スタビで採用されている5/16インチ径ではありませんのでご注意を。

ラインナップは30インチと27インチと24インチ。

*24インチについてはお問い合せ下さい。

ちなみに30インチが最長です。現時点では31インチ以上は存在しませんのでご容赦ください。

DOINKER Podiumスタビライザーはオンラインショップで発売中です。

Carter2022 販売終了と特価品

Carterのリリーサーで以下の製品が生産終了となります。

・Sensation (センセーション)

・Attraction(アトラクション)

・Mini Evolution(ミニエヴォリューション) 3本掛け

・Honey Sサイズ 3本掛け  (4Lと4Lは在庫あり。なくなり次第終了)

・Only Sサイズ 3本掛け 

・2 Moons Sサイズ 3本掛け

このうち当店に在庫がある「Sensation (センセーション) 」と「2 Moons Sサイズ 3本掛け」を値下げして特価品へ追加しました。この機会にぜひどうぞヽ(^。^)ノ

Carter Evolution 20

Carter(カーター)からトゥルーバックテンションリリーサーの「エボリューション」が新しくなって帰ってきました。

テンションアジャストメントの調整方法がとても簡単になりました。

これまでは解放値の調整で強さに応じたスプリングの交換が必要でしたがNewバージョン「20」は調整ネジを回すだけで完結するようになりました。

調整前にボディーサイドにある.050Hex(付属)のイモネジを少し緩めてから・・・・

1/16Hex(付属)で底側から差し込んで調整します。

調整幅は10ポンドから40ポンドです。調整後は必ずリリーステストをしてから実射を行うようにしてください。

カーター・Carter Evolution 20(3本掛け)はオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ

PSE 2022 Supra RTX 37-EM

PSEの2022年ターゲットモデル「スープラRTX 37 EM」の紹介です。

2022年のスープラにはアクセル間が37インチと40インチの2モデルがラインナップされました。

去年までのノーマルと「XL」のような感じです。そしてカムは2種類から選択します。

違いは引き尺の範囲とレットオフパーセントです。(EM=75%固定、SE=65~75%可変)

ドローウエイトは50ポンドと60ポンドの用意。ただし、37のEMカムモデルのみ40ポンドも用意されています。

どちらのサイズでどちらのカムを選択するかはアクセル間の違いや弓の重量、また、矢速や取り回しの感覚など判断材料はたくさんあります。慎重に検討しましょう。

弓本体を見ていきましょう。

だいぶリム幅が広がりました。

キックスタンドを使用する時はリムの外幅を加味してお選びください。

ケーブルには前作までのヨークセパレートのケーブルから、PBTS(プレシジョンバスチューニングシステム)方式にスープラも変更されました。このおかげで左右のカムリ―ン調整が出来るようになり、またケーブル交換時のコストも抑えられるので一石二鳥と言った感じです。

同じ37インチアクセルのLAZER(左・ブラックチェリー)と並べてみました。

LAZER(レーザー)は直線的なデザインどおりのどストレートなハンドル。

一方のスープラRTX(右)は曲線的なデザインながら、ピボットポイントが1/4インチ(約6ミリ)前方(的側)に出ているデフレックスハンドルになっています。

どちらのハンドルも左右のトルクが出にくく、またバーティカルリム角度の為に飛び出し感のある挙動を示してくれます。

リフレックスハンドルやパラレルリム角度とはまた違った打ち感の為に、これらに乗り換えた当初はやや違和感を覚えるかもしれませんね。

センターブッシングが2段なのは同じですが、その間隔が違います。

レーザーはその間隔は約10センチ。そしてRTXは約6.3センチとなっています。

アクセル間が同じでもRTXはレーザーに比べ、よりリムが立っているためにハンドル長さがやや短いのでこれほどの間隔を取ることが出来なかったのかもしれません。

一見、左のレーザーの方がリムポケットが広いように見えますが、これはデザイン上の錯覚で、実際は右のRTXの方が82ミリ、左のレーザーは79.5ミリとなっています。どちらにしてもこれまでのPSEからするとだいぶ広がりましたね。(ちなみにスープラMAXで69ミリです)

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レーザーもさることながらこのスープラRTXも発売開始となるやいなやとても多くの引き合いがあり、いっときのマシューズ・TRXシリーズさながらのちょっとしたフィーバーになっています。

PSE スープラRTX(37/40)は店舗およびオンラインショップで好評発売中ですヽ(^。^)ノ

AXCEL CarboFlax 550 Acclaim スタビライザー

来ました来ました、やっとのことで入荷しました。「AXCEL CarboFlax 550 Acclaim スタビライザー」

0.55インチの直径で、0.65インチなみの剛性をもつスリム・スタビライザーです。

AXCELでは0.55インチ径スタビ市場の中で最も剛性の高いバーであることを謳っています。

0.55インチは約13.9mmですが、実測値は13.7mmでした。

入荷したのは30インチ。

30インチのロッド自体の重量は190g。

そこにダンパー、ウエイト、アジャスタブルウエイトダンパーが乗っかります。

付属は、「KRYPTOS ARC ダンパー」が1個、ウエイトは1オンスと2オンスで合計3オンス。

さらにX-VIBE ADJUSTABLE WEIGHT DAMPENERがロッド上に1つ設置されます。(センターのみ、サイドには付属せず)

重さは約3.1オンス(約87.9グラム)。

設置位置をスライドさせてバランス調整が可能となっています。

移動するには中のゴムを締め付けている3か所のねじを外してからずらします。

丸まる取り外すこともできます。

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このロッド、高剛性をうたっていますが実射感覚ではその硬さを感じません。

ロッド上に設置されたアジャスタブルウエイトダンパーのおかげかもしれませんね。

AXCEL CarboFlax 550 Acclaim スタビライザーはオンラインショップ・CP店にて発売中です(^^)/

Tru Ball HBC FLEX

レオ・ワイルド シグネチャーモデル HBC(Honey Badger Claw)がFlexタイプになって戻って来ました。

これでTruBallの主要(ターゲット向け)なリリーサーがだいたい「Flex」タイプになりました。

◆可変パーツ◆

Flex=3本掛け⇔4本掛け変更可、角度変更可

カラバリは黒(ブラックタングステン)と銀(クイックシルバー)の2色です。

タングステンやシルバーと言った派手なネーミングですが、どちらも素材はBrass(真鍮)製です。重さは変わりません。

Mサイズは135g、Lサイズが147g(いずれも実測値)です。

LサイズとMサイズでは全長で約5mmほどの違いです。

新しくなったHBC-Flexリリーサー、ぜひどうぞヽ(^。^)ノ

コスパ良し!PSE LAZER(レーザー)

ワクワクするハイエンドモデル・キラーの登場です。

非常に真っすぐです。

正真正銘のストレートハンドル。ターゲット競技の為だけに作り込まれた1台です。

非常に真っすぐなハンドルはアクセル間37インチ。数値以上に大きな印象を受けます。

新しいカム「NFカム」は24インチから30.5インチの調整幅を持ち、40LB、50LB、60LBの用意があります。

40lbリムが用意されているのはありがたいですね。

ATA/IBOスピードレーティングは323-315 fps。レットオフは75%のみ。ケーブルストップ方式。ブレースハイトは7.5インチ。

引き感はポンドよりもやや強めの印象。ピーク後のバレーへは75%のためにストンと落ちる感じが心地よいです。

もし自分にゴリゴリの体力があれば65%の方が本当は矢速も失いにくく、体幹を意識した射を心がけることが出来るのですが、歳を取り体力も落ち、練習量も減った今ではこの75%がとてもありがたく感じます。

2段構えのセンターブッシング(写真左) リアブッシング(写真右)も上下2段あり、ともに低い重心のセッティングが選択できます。

グリップは樹脂製のグリップが装着済みですが、外しても使用できます。たぶん憶測ですが殆どの人が外すでしょうねきっと。

今回のカムシステムで一番感心したのがバスケーブルです。


パッと見ではその仕組みが分からないヨークスプリッタ―。

通常この手のバスケーブルはヨークとケーブルはそれぞれがスプリッターによって分離・独立しており、カムにつながるヨークだけではリーン調整(ヨークチューニング)が不可能でした。

ところが1本のスプリットバスケールをこのユニークなスプリッタ―を介してカムに繋げるので、リーン調整(ヨークチューニング)ができるようになりました。

またケーブルやヨークで一式5本を必要としていましたが、これだったら一式3本で済むので交換コストが余りかからずに済むのはとても助かります。

ストレートハンドルゆえに発射時の弓の飛び出しはひときわ感じます。これを良しと取るか取らないかで好みは分かれますが、恐らくそんなのはスグに慣れると思います。

ローコストながらハイエンドモデルに真っ向勝負が挑める弓がまたここに誕生しました。

PSE LAZERはオンラインショップで販売中です、ぜひどうぞヽ(^。^)ノ