【追記】2022年は波乱の年になりそうです。

【追記】2022年5月の価格改定から弊社と同じ価格で販売するという方針を撤回したようです。

先日、ホロホロ鳥を頂きました。昔、神奈川の動物園でホロホロ鳥を見たときに「うまそうだな」とつぶやいたところ、めっちゃ彼女に引かれたのを思い出し…食べたことのない方には、食材に見えないんでしょうね。今までに頂いたことのない大きなポーションでびっくりしました。

さて、渋谷アーチェリーさんが商品全体の値上げをするというお知らせがあり、今まで、概ね弊社と同じ価格で販売をする方針を撤回するのかなと思って、注目していましたが、蓋を開けてみると、そうではなく競合プロショップに対する一斉値上げが行われたようです。

説明すると販売価格が値上げされた分ポイント還元が更に拡大し、実質の販売価格は固定されています。販売価格1500円(ポイント400円で実質1100円)が値上げされて、1700円(ポイント600円で実質1100円)となってもお客様にはそこまで影響はないと思います。しかし、競合プロショップに販売するための卸価格は定価の60%といったように、定価からパーセンテージで計算されるので、定価が高くなった分、そのまま卸価格は高くなります。

ですので、今回の値上げは実質的には国内卸価格の10%の値上げとなり、卸価格は高くなったのに、渋谷アーチェリーの販売価格は(実質)値上げしていないので、他のプロショップはそれなりにきつくなります。一部の商品に関しては、ポイント還元を引いた実質価格よりも、卸価格のほうが高いのではないかと思います。

ここ何年かアーチェリー商品の価格は安定していたので、他のプロショップの動きや価格に注目することはありませんでしたが、2022年は他のプロショップさんの動向に久々に注目してみたいと思います。きつくなるところが出るんじゃないのかなと心配です。

ただ渋谷のやり方はもう限界に近いのではないかという思いもあり、例えば、セーカータブは10560円ですが、販売価格の半分以上(51%)にもなる5360円のポイント還元があり…販売価格の50%以上をポイント還元するような業界は思いつきません(あれば教えて下さい)。せいぜい20%くらいまでが適切ではないでしょうか。まぁ、お客様が疑問に思わず受け入れている限りは問題ないとは思いますが。

さて、弊社でいうと商品の仕入れ価格の変化はほぼありません。ただし、国際便の送料が20%程度値上げされています。このコストは販売価格に転換したいと思ってはいますが、送料ですので、どの商品に乗せるか迷っているところです。なので、タブとかノックとかの価格は変わらないと思いますが、アーチェリーケースとかの低価格の大型商品、ウェイトなどの重さがある商品については近いうちに10%程度値上げするかもしれないと言う状況です。ご理解いただければ幸いです。

EMS特別追加料金の導入のお知らせ


【追記】私たちのお客様”以外”のアーチャーに対する責任。

【追記】2022年5月の価格改定から弊社と同じ価格で販売するという方針を撤回したようです。

先日、インテグラの販売開始の時に書きましたが、大手さんが新商品販売開始して、2週間で1万円以上も値下げしてきましたね。思い切った作戦です。ただ、すぐに買った人はちょっとかわいそうですね。

ホイット(HOYT) 2020年の新しいリムはGPが大幅な値上げ。

さて、10月に消費税の増税が予定されていますが、正直大した影響はありません。2%の増税ですが、2%の円安なんて、3日もあれば変動するので。しかし、今年に入ってから、送料の値上げ、段ボール代、梱包代の値上げが続いています。また、弊社では創業時から優秀な人材を集めるため、10年前からバイトスタッフの時給は1000円以上からでしたが、まさか、最低賃金が追いついてくる時代が来るとは思いませんでした(現在は1050円なのでセーフ)。

消費税以外の以上の理由により、価格を、特にサイズが大きい商品(送料と梱包代が高い)の価格を上げなければいけないかなと思っています。私が計算して商品の値段をつけているのですが、特に競合を意識したことはなく、商品で勝負していると思っているのですが、値上げのシミュレーションにあたり、大手さんの価格を見てみてびっくりしました。ほぼ、弊社の価格と一緒なのです。

ただ、被害妄想ではいけないので、それが、上のインテグラの記事につながるのですが、大手さんが先に値段を発表した商品で、弊社が値段を付けた後にどうなるのかを観察していました。別に、嫌な気持ちになっているわけではありません。私たちより安い値段なら、大手なのに価格で勝負するのか…となりますが、同じ値段なら、それは、値段は同じ=値段以外のところで戦いましょうという、正々堂々とした戦略でしょう。いいと思います。

ただ、これによってもたらされるものが私の現在の一番の悩みですが、私たちのお客様は日本のアーチャー全体からすれば多くありませんが、私たちが値上げをすることで、大手の価格も値上げとなれば、私たちのお客様だけではなく、そうではないアーチャーの方には負担を強いることになってしまうのではないか(*)、そうなると私たちの値上げは、日本のマーケット全体影響を与えるのだとしたら、ものすごく慎重に価格を変えなければならないと思っています。そのために、ずるずる値上げしないでここまで来ているのですが(-_-;)お客様”以外”のアーチャーにも責任がある立場になるとは不思議な気持ちです。

むぅ…。近日中にはやります。そうなると、大手さんも値上げすると思うので、大手好きの方も買うなら今が買い時ですよ。

*先日予行として8年ほど価格を固定していたスピンを1040円から1100円にしましたが、大手も1100円に値上げしてきました。値下げだけではなく、値上げも付き合うようです。

コンパウンドもかな??ホイット、コンパウンド2020についてはこれから書きます。


銀行振込先(取引銀行)変更のお知らせ。

銀行振込先の変更を行います。三菱UFJ銀行より、住信SBIネット銀行に変更させていただきます。

三菱UFJ銀行(東京銀行)は外国為替銀行として非常に長い実績があり、その信頼性から設立以来ずっと取引銀行としましたが、コストを重視し、この度、ネット銀行の住信SBIに変更します。

今後の銀行振込先は、

金融機関名:住信SBIネット銀行
支店名:法人第一支店(支店番号106)
口座種別:普通口座
口座番号:1828958
口座名義:カ)ジェーピーアーチェリー

となります。

今後も当分の間は三菱UFJ銀行にも振り込みいただけますが、告知が進んだのち、7月末を予定に完全に住信SBIに変更する予定です。

よろしくお願いします。


MK アーチェリー 旧モデルを特価品に追加しました。

新モデルが発表され、販売を開始しました。

新モデルの入荷に伴い、本日、在庫の検品を行い、旧ラインVERA(ベラ)と、マッハを値下げして特価品に追加しました。在庫限りとなります。保証期間は半年、対応は返金のみとなりますのでご了承ください。

MK 旧モデルリム


直近まで在庫があった商品の入荷について。

シャフトがX-Impactに変わってる!

特に写真もなかったので、アクセルからのPR画像を。

最近多いの問い合わせをいただくのが在庫なのですが、直近の急激な円安により、私がアーチェリービジネスを始めて15年で、今日20年ぶりの円安ということで、文字通り未知の世界に入ってますが、今後の入荷分より、順次値上げを予定しています。

というお知らせを前にも載せていると思いますが、それにともなって、団体のお客様から多くのまとまった量の注文をいただいています。普段であれば、1-2個のところを、5-10個といった量で消耗品を中心に多くの注文があります。

在庫切れの商品に関しては、コロナの影響で製造に支障が出ている商品(ほぼ=ずっと在庫がない商品)はべつですが、直近まで在庫があり、現在在庫がない商品は、このまとめ買いの影響で一気に弊社在庫がはなくなってしまったものです。メーカーには在庫があるので、5月前半には再入荷しますのでご安心ください。ただ、販売価格が値上げされている可能性はありますのでご了承ください。


為替ヘッジに伴う支払いタイミングの変更について。

支払いのタイミングはプロショップによって異なると思います。これまで弊社では支払い納品後7日以内を支払期限としていました。アーチェリー用品はスピンベインなどの消耗品を除き、大量生産品ではないので、コロナによる遅延がなくとも、納品に3-4ヶ月かかることもあります。

そのために、1月の注文(為替レート114円)で見積もりした商品を、5月に納品後、お客様から支払い頂いた代金(円)をメーカーにドルで支払いために両替する(為替レート130円)と14%ほど多くの支払いをする必要があります。

そのため、今後為替ヘッジを採用します。仕組みとしては、お客様に販売した時点で代金をいただき、その時点のレート(114円)で直ちにドルを購入し、納品後のメーカーには、1月の時点で両替済みのドルで支払いをします。よって為替レートの影響を受けずにアーチェリービジネスに専念できます(0.05%の手数料はかかりますが)。

為替ヘッジのためには支払いタイミングの変更が必要ですので、支払いタイミングを注文後1週間以内に変更します。入金確認後商品を発送させていただきます(*)。また、商品到着時に支払いをする代引も引き続きご利用いただけます。支払いがない場合にはキャンセルとします。

以上、よろしくお願いします。

*ゆうちょと住信SBIの口座はオンラインに対応していますが、過去に使用していた三菱UFJ(7月まで有効)に入金された場合のみ確認に時間をいただく場合がございます。


円安に伴う店舗での割引について。

最近続く、値上げに伴う「大変心苦しいのですが」というフレーズ。もちろん、自分たちの問題であれば、そのとおりなのでしょうが、正直、治外法権の円安日銀とどう戦えばよいのかすら全くわかりません。政府の手すら及ばないのなら、選挙に行ったところで??

ということで、この1ヶ月でドル建てで支払いしているため、支払い=仕入れ値が誰でも分かる形で、10%上昇しました。そのために臨時的に、ドル円が119円(弊社支払い時に1円銀行手数料が加わるので実質の120円)になるまで、店舗割引を最大1000円までとさせていただきます。

30日の店舗営業後より実施します。30日の20時までのすでに受けていて、引き取りに来られていない方の注文には適応しません。以上、ご理解いただければ幸いです。

円安で儲かる方もいるので、円安を否定しているわけではないことも合わせて理解していただければ幸いです。これほどの、年1-3%くらいなら、営業努力します。今月も電気代削減のために蛍光灯をLEDに入れ替えました。年36,000円ほどのコスト削減予定です。ただ、月に10%もの急激な円安には、仕入れが10万ドルなら、月当たり1,000,000円のコスト増です。これは営業努力では戦えないのです。


長年取り扱いしてきたBeiter(バイター) のレンチセット販売終了しました。

仕事を始めたのが2004年頃なのですが、そこから、一度も猛烈なインフレを経験せずにここまで来ました。なので自分の判断が常識的なのかは、なんとも言えませんが、直近のインフレと円安によって、仕入れ価格が高騰しています。

仕方ない分、合理的なものは価格に転換しようと考えていますが、長年販売を続けてきたバイターのボウレンチセット、2200円で販売してきました。この卸価格が値上げされたのですが、米大手では、4800円、日本大手では、4400円(ポイントは1%)という価格で販売されています。私達はこれまで通り2200円では販売できません。

大手と同じように値上げするという選択肢もありますが、この商品はアーチェリー用品というよりも、あくまでもレンチセットであり、ミリなら一般的なホームセンターで1000円弱で、入手が困難なインチも弊社では別のメーカーのものを1000円台で販売しています。この商品はミリとインチのハイブリッドなので、2000円の価値はあると考えて販売してきましたが、この商品に4000円の価値があるとは思えません。もちろん、同じ価値でも値段が上がっていくのがインフレだという意見もあるとは思いますが、弊社で販売しているインチのレンチセットが現状の価格で提供できる限りにおいては、バイターのレンチセットの販売を停止しようと思います。

ご理解いただければ幸いです。とうしても必要な方は他社よりご購入ください。

BONDHUS ゴリラグリップ 六角レンチセット


ホイット(HOYT)の2022年セラコートモデルの出荷始まる。

左がセラコートスレート、右がセラコート黒

2月中頃にホイットの2022年セラコートモデルの出荷が始まり、弊社にも入荷しました。フォーミュラーXiハンドルは入荷したものすべて売り切れ、Xceedの方は黒とスレート1台ずつ在庫であります。Xiについてはいくつか問い合わせがありましたが、次回入荷は3月末予定の第2回分の出荷になるかと思います。また、ホイットの2022年モデルのアルタスFXも週末に届く予定です。

以前の記事に書いた近年アメリカのトップ選手に人気が出ているQ2iベインが入荷しました。良いベインだと思いますので、近日販売を始めたいと思います。取り扱いモデルはZEON FUSION X-Ⅱ2.1です。一番の特徴は赤いラインを引いたベインのトップにファイバーのような蛍光加工( fiber optic edge glow)がされていて、暗い場所でも矢の確認がしやすくなっているところです。


評価の難しいキネティック(Kinetic)のリムたち。

昨日の記事で次期のコスパモデルとしてWNSのトリニティC6を検討すると書きましたが、実は、競合モデルとしてのキネティックのATHLOS 3Kカーボン/メープルウッドリムもかなり良いリムでした。写真は自分のリムで、現在、アウトドアに向けてテスト中です。

その前身であるPALMARISも良いリムでしたが、最後まで取り寄せでの対応でした。ちなみに写真も自分の私物です(ベアボウ用)。取り扱わなかった理由は2020年に発表された当初の記事にあるとおりですので、気になる方は読んでみてください。

キネティック(Kinetic)の2022年モデルのATHLOSと2020年モデルのPALMARISとポンドが書かれているステッカーを見てみてください。違いがわかりますか?

キネティックは自社では製造をしておらず、委託しているのですが、そのOEMの製造ラインが変更されています。

中国工場

この点が長く弊社で取り扱いしてきたWNS/KAP(WIN&WIN)との違いで、ラインを変更することで、リムの製造拠点を自由に選択肢、性能では最適化することができるのかもしれませんが、リムの品質の一貫性に関しては、私としては不安を感じます。

I:困難や苦難はありましたか?またどんなものでしたか?

P:中略 … 次には、販売する商品に関して苦労しました。この点に関しては、2004年のアテネオリンピックの際、自社製品が様々な問題を抱えており(***)、オリンピック後の半年間は商品の生産を止めざるを得ない状況にまでなり、本気で事業をやめるかどうか考えました。今思い返してみてもとても難しい時代でした。

https://archerreports.org/2021/09/winwin%E3%81%AE%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%80%82/

WIN&WINの社長が以前のインタビューで語っているように、WINは自社設計・自社生産ですので、今までのトラブルもすべて自社のノウハウとして確実で社内で引き継がれるので、着実に毎年品質は向上しています。

対して、工場・ラインを頻繁に変更していると、知識としてはメーカー(キネティック)にも確実にフィードバックされますが、違うラインで活かされるのか、なんとも言えない部分があると思っています。

WIN&WIN工場

弊社で販売しているメーカーのリムはほぼすべてが自社生産品です。ハンドルについて言えば、ほぼCN機械が削っていくだけなので、設計さえちゃんとしていれば、OEMでも設計通りに作れますが、リムはまだ人の手が入る部分が多く、OEM製品を取り扱うことには不安があります。

写真上は、自分が最初にテストしたキネティックのFINITYリム(2019年モデル)。FINITY L34→2020 PALMARISはL38→2022 ATHLOSはL40と自分の中で順調にポンドアップが進んでいますね(笑)

自分で試している限りにおいて、キネティックのリムで外れはないのですが、少なくともOEM先のラインが安定しない限り、以上の理由から、WNSのように大きく在庫しての販売は難しいです。いいリムなんですけどねー。ATHLOSも取り寄せでの販売となる予定です(28,000円)。