PSEが新しいターゲットボウラインを発表! かなりよさそうです。

PSE2016発表昨日、アメリカでPSEの2016年ラインの発表会があり、PSEの2016年ラインナップが発表されました。かなりよさそうです!

Xpression2フラッグシップモデルはXpression(エックスプレション)。7075ジュラルミン合金を使用したスリムなフォージドシュートスルーハンドルのデザインがかなりユニークです。
2016_PSE_Expression_BKアクセル間は40インチ、ブレースハイト7-1/8インチ、ドローレングスは26-31.5インチ。重さは4.9ポンドと若干重め。標準のレットオフは75%で、オプションとして65%を選択できます(モジュール交換が必要です)。リムポケットが再設計されより幅広のリムになっているようです。カムも新しいDMカムが搭載されています。

弦は452Xで、バックストップも新しくなっています。基本色は黒、赤、青、白、チタンの5色です。

2016_PSE_Expression_SDまた、ショートモデルのXpression 3Dも用意されており、こちらはアクセル間36.5インチ、ブレースハイト7インチで、ドローレングスは25-30.5インチまでの対応です。

Supra実績のあるスープラシリーズにも新しいモデル、Supra EXTが追加されました。

2016_PSE_Supra_EXT_Blu主な変更点はハンドルのデザインと新しいリムポケットシステム、新しいカム(DMカム)を搭載していることですが、スペックはSupra MAXをほぼ踏襲していて、アクセル間は37.25から37インチに、重さ、ブレースハイトは同じ。対応ドローレングスは25.5-30から、25-30.5と0.5インチずつ対応幅が広がりました。

注意すべき点は、Supra EXT搭載のDMカムはよりスムーズな引き心地を追求したカムとのことで、矢速はMAXに比べ、4fpsおています。

Beast1新登場の最後のモデルはBeast(ビースト) EXT。こちらはロングドローアーチャー専用のターゲット向けのハイスピードモデルです。

pse_beastextアクセル間38インチ、ブレースハイト7.25とスペックはターゲットボウですが、矢速は350fps(33インチ測定)を達成しています。すごく魅力的な弓ですが、ロングドローアーチャー専用で、対応するドローレングスは28インチから(33インチまで)。合う人はかなり限られてしまいますね。

もうすぐ価格を決めるので、注文は本日から可能です。メーカーによれば、10月末の出荷を目指して製造に入るとのことで、11月初めごろの入荷になるかと思います。

個人的にはXpressionにはかなり期待しています…自分用の買っちゃおうかな。。。


G5 PRIMEがONE STX/MXの36インチモデルを発表

プライムアーチェリー2016先日のPSEに続き、G5 PRIMEからONE STX/MXの36インチモデルが発表されました。

STX36_2016_target_bow_プライム基本的には既存のONE STX/ONE MXと同じ設計で、ATA(アクセル間)が3インチ短くなっています。それに伴い、矢速が2fps向上し、弓が0.2ポンド(約100g)軽くなっています。また、新色も発表されました。

新しい設計の弓ではなくちょっと残念です。来週中には納期・価格の詳細が届く予定です。


8/21 PSEより新しいターゲットモデルが発表されます!

PSEターゲット2016PSEより連絡がありました。8月21日(日本時間では22日)にPSEより新しいターゲットモデルが発表されます!

また、ドミネーターMAXが生産終了になるためだと予想していますが、卸価格が大幅に値下げされました。弊社の販売価格も併せて値下げしています。ほしい方はお早目に。


イーストンがX23/X27シリーズに限定のゴールドアルマイトデザインを発表

イーストン_X23シャフトゴールドアルマイトシャフトイーストンがX23/X27シリーズに限定のゴールドアルマイトデザインを発表しました。1965年に販売が始まったX7シリーズの50周年記念モデルとしての限定販売です。

X27_イメージ
写真の通り、昔のような完全なゴールドアルマイトではなく、前方がシルバーで、後方がゴールドのデュアルアルマイトデザインです。

今年のインドアシーズン限定とのこと。興味がある方は予約をお勧めします。


本日より営業、Xs-wingsの銀が入荷しました。

DSC_1204夏季休暇終了。本日より営業開始です。そして、新色3色の中で唯一入荷が遅れていた、Xs-wingsの銀が入荷しました。また、そのほかの色も補充されました。

あと、以前の記事で大幅に製造が遅れていると言っていたEXパワー/プライムの出荷が再開されたようです。在庫切れのサイズは1週間程度で再入荷します。

2015年後半もよろしくお願いします。

ワールドカップステープ3_xswings混色コメントで色を混ぜて使用してよいかという質問がありましたが、先週のワールドカップ・ステージ3を見ていたら、男子リカーブ予選1位の Collin Klimitchek選手が実際に色を混ぜて使用していました。新色の方でも硬さは変わらないので、問題ないです。


Xs-Wingsの新色、金と白が入荷しました。

wa世界選手権リカーブ団体優勝世界選手権ではいくつかのチームが先行して使用していましたが(写真はリカーブ女子団体優勝のロシアチーム)Xs-Wingsの新色、金と白が入荷しました。どちらも見本としてのテスト入荷で1パックずつですが、夏季休暇明けには、もう一つの銀色含め、3色とも十分な数在庫できる予定です。

DSC_1202DSC_1203アメリカチームが行ったテストでは、風の中でもっともグルーピングをしたのがこのベインだそうです。

これでXs-Wingsは9色での展開となります。去年の9月に4色(実際4色しかなかった)で取扱いを始め、1年経たない間に多くのアーチャーに愛用され、ラインナップも増えてきました。今後のますますの成長に期待です。


グリッパー(Gripper)のAAE向けシングルバーが入荷しました。

11823041_1052729084738345_5252187480429578630_o2015年世界選手権で優勝したハンセン選手(コンパウンド男子)はじめ、ここ1年で一気にシェアを広めたGripperのバー(彼が使用しているのはオリジナル)。

DSC_1199多くのブランドに対応するため、グリッパーから新しくAAEバージョンが発売されました。

グリッパーAAEその1番の違いは、サイドロッド側に接続するコーンの直径で、オリジナルでは約20mmでビースティンガーやドインカーなどとの接続に合うようになっていますが、AAE版では約25mmと直径が大きく設計され、直径の大きいロッドに合うようになっています。また、調整用の目盛りがつけられていて、そのため若干(現状200円ほど)オリジナルよりも高いです。

本日より販売開始、シングルバーだけではなく、Vバーもありますが、こちらは現在生産中ということで、販売開始は9月を予定しています。


TruBall HBX

受注開始から1週間たらずでLサイズをわずかに残してその他サイズは完売という勢いをみせていますTruBAll/レオ・ワイルドシグネチャーモデル「HBX」

もうすでに手にされている方も多いと思いますが、これから購入検討されている方もぜひ知っておいてもらいたい事を説明します。

まずこのリリーサーはトリガータイプのようでそうではなく、トリガーレス(バックテンション)タイプのようでそうでもない全く新しいタイプのリリーサーです。
販売する便宜上「トリガータイプ」に分類していますが、別物と捉えてください。

このHBXは「ハイブリット5テクノロジー」と銘打ち、5通りのシューティングメソッド(撃ち方)を提唱しています。
これについてはコチラの記事をご参照ください。

このハイブリット5は細かく分けて5通りとなっていますが、よーく見ると(理解すると)1番目と3番目、4番目と5番目の方法がほぼ同じ手順である事がお分かり頂けるかと思います。
要は3通りに集約できるかと思います。

・親指をサムバーに乗せずにハンドル全体をガッツリ引く1番目と3番目。
・親指をサムバーにしっかり(力も)乗せて内向きの力方向に寄せてハンドルを引く4番目と5番目。
・親指をサムバーに乗せずに薬指をメインに力を掛けて引く2番目。

となります。後は図柄の矢印の本数で力加減のイメージを掴んで下さい。

ではシューティングメソッドが3通りであるとして、それ以上にとても大事な点についてです。

それは、ドローイング時についてです。
このリリーサーはハンドル上下がパックリ分かれる事で先端部分が開き、フックが倒れてリリースする仕組みになっています。
そのため、もしドローイング中にパックリ分かれてしまう様な事があればたちまち簡単に暴発を起こしてしまいます。
これはとても危険です。
このリリーサーにはいわゆる暴発防止安全装置なるモノがありません。(ついていません)

お客様からのとある質問で、「サムバー(ポスト)部分は可動するのですか?安全レバー的なモノですか?」
とありましたが、この箇所は親指をしっかり乗せて安全にドローイングする為の部分で、ガッチリ固定されています。
せめて、サムバーのレイアウトを好みのポジションに変更できるようになっているだけです。

このHBXを安全に引く為にはリリーサーハンドルに掛ける指の力の入れ具合が全てを決定します。
これを正しく理解していないと暴発となってしまいます。
下の写真、オレンジ丸で囲んだ部分に力が加わるとパックリ割れて作動します。
20150803_150807-1
ましてサムバーにも親指荷重がしっかり乗っているとさらに作動しやすくなります。

安全に引く為には親指・人差し指にしっかり力をのせ、そして中指は上の写真赤矢印で示した方向に寄せるような力加減でドローイングをおこないます。
薬指には絶対に荷重してはいけません。

そして購入後手にされたらいきなりの実射を行っては絶対ダメです。
まず初めはヒモ(引き尺程度の長さに作ったヒモの輪)を使ってドローイング練習を必ず行って下さい。
その練習過程で中指~薬指のテンションの掛け具合、そして親指荷重の関与や人差し指の荷重、抜重を体得してください。
「ここまで荷重すれば発射(暴発)する」「ここまでなら大丈夫」をしっかり理解してください。

ただ、ひとたびこのハードルを越えると、このHBXが本当によくできたリリーサーだと感じてもらえるはずです。

次にリリースタイミングの調整です。
まず下の写真をご覧ください。
20150803_150746

そして以下の表もご覧ください。
20150805_124715
青色で示された「チャート1」
黄色で示された「チャート2」
赤色で示された「チャート3」

HBXはリリースするときにハンドル上下がパックリと分かれて作動しますが、このパックリと分かれる時の硬さ(抵抗感)を3段階で選べます。
工場出荷状態では15ポンドの硬さのバネが内蔵されています。
そしてもう一つ、4ポンドの硬さのバネが付属しています。
このバネのある・なしで3通りの硬さにセットできます。

15ポンドのバネ内蔵状態がチャート1(最も遅い)
4ポンドのバネ内臓状態がチャート2(中くらい)
そしてバネを内蔵しない状態がチャート3(最も早い)
となります。

バネの交換は「B」のネジを取って中のバネを交換、もしくは「無し」にしてください。
注意点は締めこみすぎない事。そして一方でネジをゆるんだ状態でそのままにしない事。
ネジを中途半端なところでとめてもバネのテンションに変化はありません。
締めすぎない程度に最後まで締めてください。

工場出荷時は「ファクトリーセッティング」と書かれた(一番締めこんだところから)2と1/2回転緩めた位置に「A」のイモネジがセットされています。
*「A」のイモネジを回す前に「C」のネジを緩めておいてください。調整後は締めてくださいね。

このイモネジ「A」はクリッカー音のありなし、また、そのそれぞれのエリアの中での発射タイミングの早い・遅いを制御します。

そしてこのイモネジ「A」は一番締めこむとハンドルがパックリと分かれなくなり、リリースできない状態になります。
上の表には「0」の所に英語で「リリース ウィル ノット ファイヤー」と縦に書かれています。
これはいわゆるキャントファイヤー的な感じになるのですが「一番締めこむとリリースしないでしょう」となっているのであって、「リリースしません」とは言っていません。
つまり、ここでお願いしたいのは、この状態を利用して素引き等は行わないでください、と言う事です。

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このリリーサーは本当によくできたリリーサーです。
それだけにとてもとてもとても精密に作られています。それぞれの部品はミリ単位以下の精度で作られています。
なるべく水気や砂やゴミなどの侵入、ホコリを呼び込む原因となる油の注し過ぎなどないように扱って下さい。


超剛性ロッド(Ultra Hi-Mod) ドインカー HEROが入荷しました。

doinker_hero_スタビライザードインカーが昨年に発表したHERO(ヒーロー)スタビライザーの生産がついに始まり、先日届きました。

DSC_1193先日の世界選手権ではスコアミスで予選落ちしてしまいましたが、レオ・ワイルド選手が昨年から使用していて、このスタビライザーで世界記録も更新しました。上の写真はビースティンガーのものとの比較です。

DSC_1195先月入荷したFUSEのカーボンXスリムと同じ細いロッドに非常の剛性のある素材を使用する事で、風の影響を減らしつつ、振動を短時間で吸収することを目指しています。

FUSEのカーボンXスリムは16.0mmでしたが、HEROではより細い14.5mmになっています。現在の販売されている競技用のロッドの中では最も細いと思います。最大の売り、ドインカーによればいまだかつてアーチェリーでは使われたことのないレベルのウルトラハイモジュラスカーボンを使用して組だてられているそうです。

そのために

すごい値段になっています。弊社では在庫しての販売はしないことにしました(テスト用に少し入荷はしています)。予約販売とさせていただきます。

センターロッド 61,800円 - 27/30/33インチ
サイドロッド 31,800円 – 10/12/15インチ

卸価格があまりにも高く、上記の価格になってしまいました。スタビライザー一本でハンドル・リムが買えてしまいます。

DSC_1197ウェイトとダンパー、別途Aボムが1つ付属します。ダンパーに接続されているロッド側のウェイトは取り外しができません。なので、ロッド単体の重さをはかることはできませんが、ウェイトの重さは4オンスだと思われるので、ロッドの重さは154g(30インチ)ほどになります。

テストした感じですが、間違いなくほかのロッドでは感じることのできない感覚です。性能は非常に高く、細く、ストレートで、剛性が高いので、このロッドが合わないという人はいないのではないかと思います。多くのアーチャーが納得いくスタビライザーです。ただ、通常のスタビライザーが高性能のものでも2万円前後という中、その3倍の値段を出しても手に入れるべきかと言われたら、難しいところです。コストパフォーマンスには欠けるが、値段に目をつぶれば非常に完成度の高い商品だというのが自分の評価です。

去年の記事では、今までにない素材を使うとなると3万円は超えるなんて書きましたが、6万円を超える値段になるとは想像もできませんでした…すごい世界になってきましたね。


TRUの新型HBXリリーサー入荷しました。

DSC_1192HBXリリーサーが入荷しました。少しテストした感じでは、リリースのテンションを調整できるバックテンションリリーサー(通常はトラベル=スピードしか調節できない)という感じでした。

メーカー側では5つのやり方でリリースできるというアピールをしています。

HBX_TRU_method_1
1.Steadily increase pressure(バックテンションをかけていく) = レオ・ワイルド選手が使用している方法で、親指をハンドルから離した状態で、ハンドルにテンションをかけながらもっともテンションをかけている指を人差し指から中指・薬指側に移動させてリリースする方法。

HBX_TRU_method_22.Transfer tension(回転させる) = 中指・薬指でテンションをかけ、人差し指のテンションを緩める。リリーサーを回転させてリリースするやり方。

HBX_TRU_method_33.Tension Only(引っ張る) = リリーサーをただ後ろに引っ張るだけ。ただし、このリリースのやり方をするためには、トゥルー・テンションリリー­サーのように細かいテンションの調整が必要ではないかと思われます。

*STANのElementの紹介

HBX_TRU_method_44.Thumb Activation(トリガーリリース) = トリガーポストに親指をかけ(ただしこのパーツ自体はトリガーとしては機能しない)、中指と薬指にしっかりとテンションをかけながら、人差し指のテンションを緩めていく。一般的にトリガーリリーサーでバックテンションを使いやすくするためのやり方といわれている方法。

HBX_TRU_method_55.Ring finger Trigger(2点から絞る) = 親指と薬指を2点として意識しながら、絞っていく(引きながら近づけていく)感じでリリースする方法。

以上の5つの方法です。

本日より出荷を開始します。お試しください。チューニング方法のマニュアルは作成中です。週末の公開予定です。