グローバル化の恩恵? ですます、であるの混在。

アーチェリーの仕事をはじめて15年になりますが、その前はシステムエンジニアの仕事をしていました。ベアボウに転向して、新しい種目・競技人口がまだ少なめであるために、いろいろと商品としてなく、自分で作るしかない状況で、再度手を出していますが、「Java+SQL」「マイコン」から大きく時代が進んだようで、何でもパイソンンできちゃうのでちょっと戸惑っていると同時に、10-20年アーチェリーから離れていた人が復帰する時の気持ちもこんなのだろうと思うと、なにかに活かせるかもしれません。

グルーバル化が経済に与える影響はわかりませんが、少なくとも、個人としては恩恵を受けています。いろいろなものが規格化され、国際流通が高速化し、昔(2005年頃)では、2-3回は秋葉原に通わないといけなかったことが、翌日には揃うのはありがたいです。

2011年、(旧)大久保店をオープンさせた時に購入したノートパソコンですが、流石に限界がきて、川崎移転時に引退させました。それでも10年近く稼働してくれたので、本当にありがとうございました。10年落ちだと、移植できるパーツがほとんど無いのですが、液晶だけもう少し頑張ってもらうことにしました。

まずは分解。液晶交換ではないので、戻す必要がない分、気が楽です(笑)まるで囲んだところとかにネジがあります。

パネルとパソコンを繋げているケーブルを外してパネルを取り外し、メーカーと型番を確認。

Model B133XW01 V.0というバネルのようです(説明書などにはパネルの型番が書かれていないので、分解するまではわかりません)。このパネルの仕様は、下記の「パネルック」という変な名前ですが、ちゃんとしたサイトで調べられます。

Panelook: Global Panel Exchange Center

LVDS / 40ピン で信号を入力するようです。解像度は1366(RGB)×768 WXGAです。なので、出力のHDMIをLVDS/40ピン/1366×768に変換してくれる機械があればよいわけです。検索ワード入れてアマゾンで検索するとありました。3000円くらいです。検索対策で商品名情報が全部入っています(VSDISPLAY HDMI DVI VGA Audio LCDコントローラ基盤 対応10.1インチ 14インチ 15.6インチ 解像度1366×768 WLEDバックライト LVDS 40ピンインターフェース 液晶パネル)

翌日には到着。レビューが100以上あるので、結構人気の商品のようです。こいつが12V/2Aで電力が必要なので、USB(5V)を12Vに変換する電源ケーブルを。もう少しスマートなケーブルもありますが、電圧が変わる時に熱を持つので、変換部が逆に大きいほうが熱対策となり、安定すると思います。水冷を導入しない限り、熱対策だけはまだ大きさが正義です。

あとは刺すだけで使えます。外でも使えるように全部モバイルバッテリーで動くようにしました。3Dプリンタでケースを作ってあげれば、完成です。いやー、便利な世の中になったものです。

もう少ししっかりとした密封したケースに入れてあげれば、お風呂で動画を見るためにも使えたりなので、古くなったノートパソコンは捨てずに改造してみてはいかがでしょうか。

文書の学校オンラインより https://chikara.in/online/write/361/

コメントで頂いた文書の書き方の指摘なのですが、ずっと考えてはいます。しかし、コードバン並みに違いがわからない人間で、文書の書き方のサイトの気持ちが悪い例を読んでも、リズムが悪い→書いた人結構硬いう○こ出すくらいの感じで頑張って書いたんだなとは思いますが、気持ち悪さは全くありません。逆にスッキリ?、よく頑張った、よくキバッたとしか思わないです。

久しぶりに教科書の1ページ目でつまずくというやつをくらいました。

久しぶりに国語に触れましたが、数学の対角線論法のエレガントさが理解できたから数学が得意で、正しい文書を書くための、正しくない文書の気持ち悪さを理解できなかったから国語ができなかったのかなと思います。しかし…どうしましょう。


【メモ】Ender3x+Octoprint接続。

アーチェリー用品の出力に3Dプリンタを使用していますが、その改造に関するほぼ自分用のメモです。直接アーチェリーには関係のない記事となります。

ベアボウで色々なアイデアを試作するにあたり、現在のパソコンで設計→SDカードにコピー→3Dプリンタに差し込み、プリンタの画面で設定、印刷中は画面を眺めるという前時代的なワークフロー(運動にはなる)を改善するために、全てPCからコントロールできるように小型PCを導入して、OctoPrintでネットワークから3Dプリンタを操作できるよう改造。

・ソフトの要求(最低限)により、ラズベリーパイ3モデルBを選択 アマゾンで4500円 /Ender 3Xに付属するSD(8MB) / 電源はアンドロイドタイプB

ラズベリーパイにOctoPrintをインストール、下記の記事を参照に。SDカードを入れところは裏にある

(メモ)ラズベリーパイは電源を接続することで起動するが、シャットダウンは必要。直で電源を抜かない。緑のLED点滅時はシャットダウンとしていない。

(メモ)パスワード変更する。マルチ充電用電源では、電力不足。

Cura マーケットプレイスより OctoPrint Connection をインストール。OctoPiよりAPI取得接続。

カメラの設定を有効化(raspi-config)

IPを固定。PC側設定を完了し、3Dプリンタの方に持っていき再配線。電力の供給(要1.2A)を向上。あ、miniUSBケーブルが無い。本日ここまで。発見して接続。ここまで来たらあとは特にすることもなく、接続するだけで完了。

カメラを設置するためのスタンドもいつか設計しますが、とりあえず、フィディックの空き瓶が最適。

デスクから作業が順調か確認できます(作動音があるので3Dプリンタは2DプリンタのようにPCの近くに設置するものではない)。

ちなみに最初の作品は自分を入れるためのケース。


初配布データ ベアボウゲージです。

タブをいじっている間に作ってみました。122mmのベアボウ検査ゲージです。公式モデルがあるのかなと思って調べてみましたが、定義は+-0.5mmの誤差と結構精度が悪くても良いみたいです。

この設定で出力し、52分。3つ出力して、計測した結果は誤差+-0.2mm程度でしたので十分に実用に耐えると思います(お客様で出力される場合はお客様の環境によります)。

樹脂ですので環境によっては変形する可能性もあるので、中央に校正・確認用のドットを入れてあります。円が121.5mm – 122.5mm内であることを確認してください。

ベアボウゲージ 122mm (STLファイル)

ご自身で印刷するか、DMM.makeのような出力サービスを利用されるか、お店で、ほぼ原価で販売させていただきます。

ベアボウゲージ - JPアーチェリー


自分のタブを作る その2

タブづくり、三日目。設計はほぼ完了しましたので、最終的な完成品を出力しようとしましたが、まさかのここで1日つまづくとは。。

国内で製造されている手作り・少量生産のタブの多くは使い捨てなのはもったいないと思っていました。プレートにねじ穴を入れるだけで、使い捨てではなく、交換して長く使ってもらえるのにな…と思ってはいましたが、このねじ穴が難しいのです。軽く考えててすみません。

使用している素材はPLAという樹脂ですが、この素材は印刷して(200度)、冷めると少し縮みます。熱収縮性というらしいのですが、65mmのタブ全体で0.2mmほど縮みます。0.3%ほどなので問題ありません。

今回、一般的なサイズの2mmのねじを選択したのですが、タップを入れるための下穴は1.6mmですので、0.2mm単位での誤差は致命的です。さらに印刷の精度も0.2mm単位ですので素直に1.6mmで設計した下穴は見事に失敗しました(失敗してから考えて初めて理由が分かった…)。

そこで自分の環境を確認する意味で、全部違うサイズの下穴を設計して印刷。サイズとしては2.0mm-2.2mmで出力すると、1.6mm程度の穴になることが確認でき、この問題は解決しました。

個人で使うようとしては他のメーカーに似てても問題はないと思いますが、一応、YOSTっぽいカーブを修正し、1.6mmの下穴の出力に成功。

しかし、ここで新しい問題が。まず、仕事上タップにはかなり慣れていると思ったのですが、5/16″(7.8mm)のタップと、直径2mmのタップを厚み2.5mmの樹脂に入れていくのとでは難易度が全く違います。スタビライザーなどと違い、性能上真っすぐ切れている必要はないのですが、しかし、それにしてもまっすぐ入りません( ;∀;)

もう一点はプリンタの設定の怪。左がお試しで速く印刷したもの。右は本番用にゆっくり丁寧に印刷したもの。普通の2Dのプリンタでは常識である、ゆっくり印刷したほうがきれいに仕上がるわけではないことに絶句。。なんで…続く。


自分だけのオリジナルタブを作る。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!

と、正月からタブを作っています(笑) ずっとやりたかったのですが、まとまった休みがなく着手できていなかったので、年末年始の休みを利用して、大みそかに設計して、本日・元旦に出力しています。

最近、新型のタブでは価格の高騰が続いています。選択肢が広がるのはいいことだとは思いますが、こんなに高いんならもう自分で作ろうと思ったのがきっかけでした。スタビライザーには性能が存在しますが、タブには(タブ革を除き)存在しません。自分のフォーム・手に合うかだけです。高いタブは基本拡張性が高い(自分の手に合わせやすい)か、コンツアータブのような立体的なデザインになっていて加工にコストがかかるかです。

1万円を超えるタブがある中、実は、2万円くらいで自分のタブを作ることができるます。CADの知識は必要なので、お手軽とは言いませんが、パソコンに詳しいのであれば、2-3時間の勉強で作ることができます。

以下、参考になればと思い記事にしました。アーチェリーは詳しいですが、立体物の製造に関しては素人です。実際完成しているので、間違った情報はないと思いますが、もっといい方法、いいやり方がある場合はあると思います。

製造中・30-60分で完成します。

必要なもので購入が必要なのはタブを印刷するプリンタと材料だけです。プリンタは1万円から購入できますが、情報量の多さとメンテナンスを考えて、Ender3プロという機種にしました。材料と合わせ25000円でした。

自分のタブですから、タブは自分で設計する必要があります。人にもよりますが、いきなり設計するのは難しいと思うので、まずは自分の使っているタブをまねて、その寸法を測って、一回作ったほうが簡単だと思います。設計には趣味なら無料で使えるfusion 360を使用しました。

Fusion 360

fusion 360

自分はYOSTを使っているので、それっぽいものを作ってみました。下の方にタブの製造番号などをくりぬいて設計したのですが、小さすぎて、印刷時につぶれてしまいました。

届いたプリンタの説明書を読んで初めて分かったのですが、3Dのプリンタも2Dのプリンタと一緒で基本は印刷しかしてくれません。どのように印刷するかは事前にPC側で設定する必要があります。3D印刷の場合、スライサーソフトと呼ばれるものを使用します。

このソフトで印刷の質・スピード・密度(内部が空洞かぎっしり詰め込むか)などを設定していきます。この設定が一番難しく、丁寧にやれば、ほぼ成功するものの印刷に3時間もかかってしまうことも。スピード重視だと30分で終わるが失敗することもあります。知識ではなく、経験を積んでいくしかない部分だと思います。

cura

スライサ―も無料で使用できる高性能のものがあり、自分はCuraというソフトは選択しました。インストール時には英語になっているので、日本語で使用したい方は設定から言語を日本語に変更して再起動が必要です。

Ultimaker Cura

二つの無料ソフトと1台のプリンタがあれば、後は、失敗しながら、トライしていくだけです。

二つ目に設計したタブです。あくまでも自分に合わせているので、レビューなどをしませんがいい感じです。文字も、凹ではなく、凸で作ったことではっきりと出ています。ここまでで勉強・プリンタの組み立てなど全部入れても10時間くらいです。あと二日、もう少しいじっていきたいと思います。

openTabとあるのは、今後自分で設計したタブでいい感じのものに関しては、設計図(stl)は公開します。3Dプリンタがあり、無料のスライサーで自分の印刷環境に合わせて設定していただければ、作ることが可能です。仲間からの投稿も受け付けます。今年もアーチェリーを楽しみましょう!